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売上高1兆円以上へ…SCREENHD、滋賀に半導体装置の新工場

SCREENホールディングスは主力の半導体製造装置や新規事業の拡大、競争力強化を狙い、国内外に新拠点を設ける。滋賀県野洲市で約13万平方メートルの工場用地を取得し、第1期工事分を含めて47億円投資する。海外では110億円を投じ、新研究開発拠点を設置する方針。目標とする2033年3月期の売上高1兆円以上(25年3月期予想は6160億円)、営業利益率20%以上の実現に向けた成長投資の一環。

滋賀県は同社工場が集積し、4カ所目となる。新用地は26年取得予定で、半導体製造装置や新規事業などで活用する。一方、海外で半導体製造装置事業の研究開発拠点設置は初めて。詳細は今後詰めるが、26年3月期から投資を始め、国内拠点とのシナジーを最大化しつつ、要素技術や製品開発力を強化する。

2月中に滋賀県彦根市の拠点で110億円を投じた新棟(写真)を稼働するなど、新たな成長を支える経営基盤の構築に向けて投資を加速している。


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日刊工業新聞 2025年02月17日

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