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新築マンション、今は買い損 !? 設備のグレードを下げた“ステルス値上げ”物件が増えている

 あらゆるものが値上げラッシュで市井の人々の悲鳴がこだまする一方で、価格はそのままにこっそり内容量を減らすステルス値上げも加速中だ。業界の内情を知る人々に直撃し、“上げ底弁当”もびっくりの話を聞いた。

新築マンションはステルス値上げで“買い損”!?

[ステルス値上げ]の内幕

不動産コンサルタント・澤井慎二氏

 価格高騰が止まらない新築マンション。そんな住宅にもステルス値上げが存在する。 「デベロッパーからしたら“工夫”ですが、ユーザー目線で見たらステルス値上げでしかない」と話すのは、不動産コンサルタントの澤井慎二氏だ。 「新築マンションは昔よりも小さくなっている物件が多いんです。例えば一昔前は3LDKなら70㎡はありましたが、今は60㎡台も珍しくない。さらにマンションの階数を増やすために天井高を下げたりするので、その影響もあって窓枠のサッシが小さくなり、眺望が悪くなってしまうんです」