元「P-MODEL」「ヤプーズ」などの福間創さん、51歳で死去 平沢進が言葉を贈る「福間よ、そちらでも良い創作をしてくれ。じゃ」(1/2 ページ)
1月1日に亡くなったとのこと。
音楽家・作曲家の福間創さんが1月1日に亡くなりました。51歳でした。公式サイトでは、「以前より患っておりました脳内にできた未破裂血栓化大動脈瘤を要因とし、2022年1月1日、永眠いたしました」と伝えています。
福間さんは、1994年に平沢進さん率いるテクノポップバンド「P-MODEL」に参加。2000年12月のP-MODEL解体後は、戸川純さん率いる「ヤプーズ」に在籍。2001年に「soyuz project」を結成し、2006年からはソロユニットとして活動(2014年11月に解散)。2020年には平沢さん、同じく元P-MODELメンバーの小西健司さんが参加したフルアルバム「this is our music」をリリースするなど、精力的に音楽活動を続けていました。
公式サイトのお知らせによると、病が判明したのは2014年。「根治は難しいという状態を拒絶するのではなく、病を自身を形成する一部として受け入れ共存していくために、2021年は音楽活動を一旦休止し、身体のメンテナンス期間とさせていただきました」としており、2022年に創作を再開するため「ゆるやかに助走も始めていました」と伝えています。
またお知らせには、「いつか突然訪れるかもしれないお別れの時」に備えて、福間さんが書き記していたという言葉も掲載されています。
僕に関わってくれた人々、責任取れてないことばかりで申し訳ない。
以降、知り合いや音楽仲間から連絡があるなら、「知り合ってくれてありがとう」とお伝えください。
ありがとうございました。
福間創
平沢さんの公式サイトでは、「福間創氏の訃報に接して」として「ケイオスユニオン」スタッフと平沢さんの言葉を掲載。平沢さんは、「病と共存しながらその境遇を糧とする音楽家の鏡とも言える福間とは、今後連携を深めるシーンを作って行こうと構想を練っていた矢先だった」(原文ママ)と説明。「本来なら『福間は隣接次元に漏れた』と表現するところだが、彼が抱く彼なりの宇宙観と彼なりの生命観による然るべき領域へと移行したのだと信じる。それならばこれを悲劇の文脈で語るべきではない。福間よ、そちらでも良い創作をしてくれ。じゃ」と送り出しています。
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