自作本棚ビルドログ
フィードフォースでデザイナーをやっているkysnです。
この記事はfeedforce Advent Calendar 2018の19日目の記事です。
前日は弊社の名物人事、なべはるさんによる『OKR 運用の秘訣はカントリーマアムにあった』でした。
毎回楽しそうにWinセッションやっているのを横目に見ていましたが、なるほどお菓子に秘密があったとは……!
19日目は『自作本棚ビルドログ』と題して、私が自宅の壁面本棚を自作した話をお届けします。
フィードフォース関係なくね?と思うかもしれませんが、ちょっとだけ関係あります。ちょっとだけ。
転職、そして引っ越し
フィードフォースには今年の8月に入社しました。
当時は荻窪に住んでいたのですが、前職と比べると通勤時間が15分ほど伸び、また混雑しやすい路線に変わったことで急激に通勤がストレスになり始めます。
そんな折にたまたま会社至近で、ほどほどに広く、家賃控えめな物件を見つけたことで予定外の引っ越しを決意しました。
引っ越しのネックといえば……
そう。本です。漫画です。
6畳間の壁を全面本棚にして3000冊の漫画を収納(しきれてなかった気もするけど)しており、これを収納できる本棚はどうしても必要になります。
旧居では業務用のスチールラックを使用していましたが、これがあまり使い勝手も見栄えもよろしくなく、「次の引っ越しでは捨てよう」と考えていました。
男の憧れ、壁面本棚
みなさん一度は憧れますよね?(断言)
私は10年以上憧れていました。
新居の間取りとにらめっこして図面を書いて、どうやら壁1つを壁面本棚にすれば蔵書が収納できそうという結論が出たので、これ幸いと壁面本棚に手を出しました。
設計図
棚板を片側から支える形では大量の本を収納した際に強度が不安なので、両側から支える形にしました。
壁際は天井高が一段低くなっているため、それに合わせて高さを変えています。
これを元に必要な材料を見積もり、以下の材料を発注しました。
材料
ツーバイフォー材(2008mm) * 7本
ツーバイフォー材(2358mm) * 7本
ディアウォール * 14個
棚柱 * 24本
棚受 * 200個
タッピングネジ * 240本
ラワンランバーコア合板(15*300*540mm) * 50枚
なんのこっちゃ、という話になりますね。
順を追って説明します。
ツーバイフォー材
建築用に使われる木材の規格です。
断面が38mm * 89mmで、長さは様々ですが今回は8フィート(約2440mm)のものを使用しました。
ホームセンター等で手に入りますが、本数が多く運搬手段もないことから通販で確保しました。
あらかじめ適切な長さにカットしてもらっています。
ディアウォール
こちらが今回の立役者です。写真を撮り忘れていたので組み立て後のものを。
どこにでもあるツーバイフォー材を天井に突っ張ることができるアイテムで、賃貸物件であっても壁や天井を傷つけずに壁面収納が作れるスグレモノです。
棚柱
後述する棚受を取り付けるためのレールです。
ツーバイフォー材に直接棚板や棚受をつけることも可能ですが、設置後に棚の高さを変えたかったため、こちらを使用しました。
棚受
棚板を支えるためのパーツです。
棚柱とは一致する規格のものが必要になるため、セットで手配しました。
タッピングネジ
先端が尖っており、木材にあらかじめ穴を開けることなしに使えるネジです。
棚柱をツーバイフォー材に取り付けるために使用します。
これだけ通販で買うのを忘れており、慌てて秋葉原のネジに強い部品屋に買いに行きました。
ラワンランバーコア合板
棚板にします。
コストと強度のバランスから選択しました。
こちらもあらかじめ適切なサイズにカットしてもらっています。
組み立て
まずはツーバイフォー材に棚柱を取り付けます。
ツーバイフォー定規できちんと中央を取り、また棚柱がズレないように床側を基準にして取り付けていきます。
1本程度ならドライバーでもネジ止めできるかもしれませんが、本数が本数なので電動ドライバーを使用しています。
これがまた非常によくできたプロダクトなんですが、それだけで記事1本書けそうなので中略。
序盤はあまり上手くできず、いくつかのネジ頭を潰しました。
棚柱を付けたツーバイフォー材の上下にディアウォールを取り付け、天井に突っ張っていき、4本突っ張ったら棚受と棚板を取り付けて……
ひとまず1/6が完成しました!
これを繰り返して……
というあたりで一箇所だけ天井高が低くなっているのに気づき焦りましたが、同僚のインフラエンジニア氏がノコギリを貸してくれて事なきを得ました。
改めて繰り返して……
完成!!!
えっ、本入ってないけど?
荷解きは間に合いませんでした。
おかげで部屋のど真ん中に段ボールの山が鎮座しています。
まとめ
量が量なので大掛かりになりましたが、ちょっとした設計と工具の用意さえあればそこそこの難易度で本棚が作れました。
労力まで含めると市販品とそう変わらないコストはかかっていますが、自分好みの家具を作れるという喜びは代えがたいものがあります。
その過程も楽しめるという人は是非チャレンジしてみてください!
新しい世界が開けます。
feedforce Advent Calendar 2018の19日目でした。
明日は登山女子Yu Miyazakiによる『登山を始めて3年で30の山に登った私がオススメしたい5つの山🏔』です。
高尾山に登ってヒィヒィ言っていた身としてはそのバイタリティに感服するばかりです。初心者にオススメの山もあるといいなぁ……