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ごく普通の会社員が365日noteを書き続けたらどうなったか

noteの毎日更新を始めてから、今日でとうとう365日です。シンプルに、うれしい!

でもね、厳密に言えば、始めのころは24時間以内に更新していたわけではありませんでした。最初の2か月くらいは、自分が起きてるあいだに1投稿できればOKというルールでやってました(今は24時間以内に書いてます。なぜならnoteからの〇日連続更新おめでとうメッセージが嬉しいから)。

1度だけですが、起きてるうちの投稿すら出来なかった日もありました(翌日に2記事アップしました)。

写真のみの投稿の日もありました。それでもタイトルやキャプションは自分の言葉でつけていたし、1つの投稿であることに変わりはないからOKかな、と思ってます。ルールを厳しくして続かなかったら本末転倒ですし。

こんな感じで、「楽しい」と感じられる範囲で毎日更新を続けてきました。

さてさて本題。毎日書き続けたことでどんな変化があったか。


①スキル面


・お仕事をもらえるようになった

一番わかりやすい変化はやっぱりこれかと。

noteを始めるまで、会社員としての会社の仕事以外に、お金をいただいて何かをすることなどまったくありませんでした。自分はいつだってオーディエンスであって、書いたり撮ったりする側にまわるなんてこととは無縁でした。

大きく変わったのは、ほんとにこの数か月くらいのこと。

note単体をきっかけに、というよりはTwitterも併せて見ていただいてることが多いけれど、もしTwitterしかなかったら途中で毎日更新もやめちゃってたと思います。

カップル写真、プロフィール写真、イベント写真、インタビュー記事用の写真、ストックフォト、トラベルライターなど、一年前の私にはとても予想もつかなかったお仕事をさせていただけるようになりました。

noteを通じてのお仕事は、私の好きなものや思考をふまえた上で依頼していただけるので、とてもありがたいです。ふだんはメーカーの人間なので、立場としては依頼「する」側なのですが、悲しいことに、とりあえずフォロワー数の多い人だけにモノをばらまくような依頼というのも未だに存在します。そうはならないのが、noteという場所の良さでありありがたさだなぁと。

ある程度「人となり」みたいなものを知ってもらったうえでお仕事をいただけるのは、幸せです。


・書くことのハードルがぐんと下がった

noteの下書きに文字カウント機能がついて以来、いつもそれとなくチェックしています。だいたい毎日1000字前後。1000字を目安に書いているのではなく、言いたいことをサクッと書ける範囲でまとめると1000字くらいになる、という感じです。

無意識のうちに、「導入200字→話の展開300字→突っ込み300字→まとめ200字」くらいで書くリズムがついてきた気がします。

そうなると、より長い文章を書くときも、1000字×〇枠分というカウントができるので気持ちのハードルが下がってきました。

毎朝近所を走り続けていたら、そのうち長い長いマラソンも完走できるようになる。そういう感覚に近いんじゃないかな。


・話すのがちょっとだけ上手になった

これは意外な発見でした。書くことは、自分の頭で思っていることを言葉に変換する行為。いったん言葉にすることで、頭の中もクリアになります。その後、一度書いた話題については、口頭で話をするときにもスムーズに意見を言えるようになりました。一度行った道は二度目すらすら行けるのと同じような感覚。もともと話すのに苦手意識がある私にとっては、うれしい発見です。

即興で話すのと原稿を読んだあとで話すのとでは、圧倒的に原稿があるほうが楽ですよね。自分専用のスピーチ原稿がnoteにいっぱい書き溜めてあるようなもんだから、しゃべるときにそこから引き出してくるとちょっと話しやすくなります。


・「毎日noteの人」と覚えてもらえるようになった

知り合いゼロの状態で飛び込んだSNSの世界。それこそ最初の頃なんて、見てくれる人もほとんどいませんでした。でも、毎日更新が半年をすぎたくらいから、「毎日書いてる人」と紹介していただける機会が増えました。

私にはなにか突出したスキルもないし、バズった経験もない。ほっとけば、目立つ要素なんて何もないんです。だからこそ、「続ける」というのは私にとってコスパがいい。お金もかからないし、体力的な無理もしなくていい。


・・・


②メンタル面


・友だちが出来た

一年前は会社と家との往復で手一杯で、会社の外の人に会いに行くことなんて稀でした。この一年、noteをきっかけにいろんな人と出会って、ぐんと居場所が広がりました。所属とか肩書きとか関係なく、「おもしろそう」という理由だけで人とつながれる。まるで旅の途中の出会いみたい。

もちろん、直接お会いしたことがなくても(勝手に)親しく思ってる方がnoteにはいます。noteってやっぱり、Twitterやインスタ以上に「人となり」がにじみ出る場所。顔を合わせたことがなくても、信頼できる人・尊敬する人。そんな存在ができたこと、ほんとうに嬉しくて心強い。


・自己肯定感がじわじわと上がった

ある日いきなり認識を変えるなんて無理だけど、365回繰り返すことでじわじわと自分を褒められるようになりました。

私は精算処理とか数字を扱う事務作業ができないし、営業が苦痛だし、長い会議は眠くなるし、LINEがアレルギーレベルで苦手だし、とにかくできないことだらけのポンコツ。だけど、「毎日書く」ことはなんとかできた。できることが1つもないのと、1つはあったと思えるのでは、自分の気持ちの芯の強さが全然違うなぁと。


・気持ちが安定しやすくなった

嫌なことがあっても、「いつかnoteのネタにしてやる!話題提供ありがとな!!!」と思うことでちょっと溜飲を下げられるようになりました。もちろん書かないことも多いし、書くときはなるべく純度100パーセントの怒りではなく希望という形に変換するようにしているけれど。


・自分の感情を出すことが、少しずつ恐くなくなってきた

私にとってnoteは、ほんとうに思ってることを書く場所。会社や組織の中では飲み込まざるを得ない言葉を、自分の中で腐らせてしまわないために書き留めています。そこで嘘をつき始めたら意味がない。だから、「こんなこと書いたら嫌われるかも」ということも言葉にしてきました。

友人に対してでさえ、面と向かっては絶対に言わないようなこと。家族にも、言えないようなこと(ちなみに途中までは、バレて嫌われるのがこわくて同居人にさえ秘密にしていました)。

ずっと口にするのが恐かった話も、noteだったら誰かが読んでくれる。ときに同意や共感をしてもらえ、ときにアドバイスや励ましがもらえる。

よく周囲からネガティブな温度感で「考えすぎだよ」と言われ、自分の感じ方・考え方に引け目を感じていた私には、「考えたこと」を言葉にすることを許されている場所がどれだけありがたかったか。

そのうちにリアルの友人にもアカウントがバレ始め、もうだいぶ恐くなくなってきたというか、開き直ってきました。

これがもしnoteじゃなかったら、もっと罵詈雑言にさらされていた気がする。心折れて、書くことをやめていたでしょう。現に、noteからTwitterにシェアされた際は心無い言葉が飛んできたこともありました。だけどnoteの中では攻撃的な反応を受けることが一度もなかったし、ほんの一時期あらわれたスパムコメントも、すぐにつかなくなった。noteの中の人たちが必死で動いてくれてるおかげに違いありません。

noteというサービスがあって、場所があって、本当によかった。

これからの365日は、もっと攻めたことも書いていきたいし、旅に出たら毎日旅行記をつづります。最所あさみさんのように「続けない理由」を見つけるまでは、毎日続けていくつもり。

どうです?いいことだらけの毎日note。
よかったらそこのあなたも、ぜひ、ご一緒に。


・・・


今日のnoteは「書くことで生まれた変化」についてでしたが、毎日更新に関して、ほかにもいくつかnoteを書いています。よかったら、こちらもどうぞ。

・毎日書くコツ

・書き始めたきっかけ

・書きたい気持ちの源

・なんでnoteだけ続いているんだろう


note、書きたいけどネタが浮かばないよー!ヘルプ!という方、よかったらこちらも使ってください~~!報告・連絡は不要です。自由にアレンジしていただいても構いませんので、お気軽に。



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片渕 ゆり(ぽんず)
サポートいただけたら、旅に出たときのごはん代にさせていただきます。旅のあいだの栄養状態が、ちょっと良くなります。