施設管理者は、石綿含有製品の使用状況を把握し、使用
石綿粉じんばく露防止対策の基本的な手順は以下の通りです。
- 石綿含有製品の使用状況の把握
- 石綿含有製品の劣化、破損状況の把握
- 石綿粉塵暴露防止対策の選定
- 石綿含有製品の除去、解体等の対策工事
- 廃石綿等・石綿含有廃棄物の産廃処理
産廃処理は、「分別→保管→収集→運搬→処分」の流れで実施されます。
今回、廃石綿等・石綿含有廃棄物の一時保管・仮置きについてまとめます。
目次
廃石綿等・石綿含有廃棄物の一時保管・仮置きについて
廃石綿等・石綿含有廃棄物が運搬されるまでの間、特別管理産業廃棄
廃石綿等・石綿含有廃棄物の一時保管・仮置きについて、気をつけなければならないことが3点あります。
【廃石綿等・石綿含有廃棄物の一時保管・仮置きの注意点】
- 保管場所
- 飛散防止対策
- 容器への表示
廃石綿等・石綿含有廃棄物の「保管場所」について
廃石綿等・石綿含有産業廃棄物の一時保管は、廃石綿等・石綿含有産業廃棄物が飛散・流出しないように必要な措置を講じなければなりません。
廃石綿等・石綿含有産業廃棄物の保管場所は、人・物が侵入して汚染される恐れがないように、トラロープ・矢板等で仕切り・囲いを設け、見やすい箇所に縦横60cm以上の特殊な掲示板を設置します。
掲示板の内容は以下のようになります
【廃石綿等・石綿含有産業廃棄物の一時保管に必要な掲示内容】
- 廃
石綿等・石綿含有産業廃棄物の保管場所であること - 積み上げ高
さ - 保管場所の責任者の氏名・名称・連絡先等
保管高さ
屋外において容器を用いずに保
【環
- 廃棄物が囲いに接しない場合は、囲いの下端から勾配50%以下
- 廃棄物が囲いに接する場合は、囲
いの内側2mは囲いの高さより50㎝の線以下、2m以上の内側は 勾配50%以下
廃石綿等・石綿含有廃棄物の「飛散防止対策」について
廃石綿等・石綿含有廃棄物が運搬されるまでの間、以下のような飛散防止対策が必要になります。
【廃石綿等・石綿含有廃棄物の飛散防止対策】
- 湿潤化対策:埋立処分の場合は固型化・安定化処理、中間処理の場合は水・発塵防止剤で湿潤化
- 梱包:耐水性の材料で二重梱包
飛散防止対策に使用した薬剤の種類・成分・使用量等については、廃石綿等の運搬・処分の委託者にあらかじめ文書で通知する必要があるので、材料・材質について注意を払いましょう。
湿潤化対策
石綿(アスベスト)は繊維状で飛散しやすい性質があり、体内に入り込むとによって、肺がんや悪性中皮腫などの肺の疾患が発生する可能性があります。
アスベストが飛散しないように、「アスベスト除去剤・粉じん飛散抑制剤」を水と混ぜて吹き付けてる必要があるのです。
この除去剤・抑制剤は水と混ざってゲル状になることでアスベストの繊維を結合させます。
そのため、湿潤状態を維持して、除去剤・抑制剤の効果を持続させなければなりません。
梱包
梱包には耐水性のある材質のもので覆う必要があり、暑さ0.15mm以上の十分な強度を有する「プラ
プラスチック袋で密封する際は、収集・運搬・処分時に袋が圧力を受けて破損
廃石綿等・石綿含有廃棄物の「容器等への表示」について
廃石綿等を収納するプラスチック袋・容器には、以下のこと表示する必要があります。
【廃石綿等の容器等への表示】
- 廃石綿等であること
- 取り扱いの注意事項
・廃石綿等は他の廃棄物と混ざらないよう留意すること。
・荷台での容器の転倒、移動を防ぐための措置を講じること。
・容器が破損した場合は、散水等で飛散防止措置を行うと共に、流出しないよう注意すること。
・容器の破損事故が起こった時は排出事業者に速やかに連絡すること。
これらの表示は、処理過程における不適正な
石綿含有産業廃棄物については容器等への表示の義務はありません。
ただ石綿含有産業廃棄物の混入や飛散を防止するために、廃石綿等
まとめ
廃石綿等・石綿含有廃棄物の「一時保管・仮置き」についてまとめました。
廃石綿等・石綿含有廃棄物の産廃処理の全容については、下記記事にてまとめていますのでご参照ください。
参考ページ:廃石綿等・石綿含有廃棄物の「産廃処理」について
石綿撤去作業のは、通常の土木作業よりも安全性が重視されるため、専門知識が必要になります。
その専門知識を習得するための参考書・専門書をまとめましたので、参考にしてみてください。