結婚「しない」や「できない」は言い訳？？

質問です。

「結婚したくない」や「結婚できない」は結婚から逃げるための単なる言い訳に過ぎないのですか？

私は自分の性格というか性質的に結婚に向いていないというのと、自分の両親の荒れた結婚生活を見せつけられて結婚に対するネガティブなイメージがどうしても拭えないというのもあって出来るだけ考えないようにしていると言いますか。

ある時、「結婚しないと早死にしてしまう」ということを知り、ちょっとムッとしてしまいました。

「何でそういう全く赤の他人が唱えた大衆的な理論如きに自分の生死を決められなきゃいけないのか」
「『結婚しないと早死にするぞ』とか、自分の当たり前だと思う常識を他人に押し付けているのと同じではないのか？」と。

別に結婚という概念自体を否定しているわけではなく、「私もしているのだからお前もしろ」的な発言が気に食わないと言いますか。

人間と言うのは、他にいる動物と違って本来とはだいぶかけ離れた進化の仕方をしてきた生き物なんだから、他の動物みたいに命懸けで餌を探したり、命懸けでメスを探したりする必要が無いわけで。だからわざわざ命を懸けなくても良いように、より長く人生を楽しんでいけるようにエンターテインメントやコンテンツがこの世に腐るほど生み出され、「自分の幸せは自分で決められる」ように世の中も変わっていったのでしょう。

あと、人間って、「真の意味で人と分かり合えない」と思うんですよね。結婚したところで分かり合えるわけでも無いし。
人と人が分かり合うとか、それってもう太陽と月の位置が逆転するのと同じぐらいあり得ないことなのではないかなと。私でさえ自分の親とも分かり合えずに疎遠になってしまったのですから。
「親とも分かり合えないのにどうして他の人と分かり合えるのだろうか？」
「どうして基本すらなっていない人間が、急に応用が利けるのか？」と考える日々。

それからもう一つ。「今の自分に満足している」「今の自分に十分幸せを感じられている」こと。
現在地球の裏側では、毎晩毎晩銃弾の飛び交う戦場で眠れない日々を送ったり、たった数日分の小汚い飲み水を確保するために毎日数時間かけて歩く人々が何億人もいる中、私は彼女を作ったり結婚しようと思うこと自体烏滸がましくて罪深いことなのではないか？　と。
五臓六腑及び四肢が無事で、何の病気や怪我、障害を抱えることなく、美味しいごはんや綺麗で美味しい水を食べたり飲んだりと、健康的で充実した毎日を当たり前のように生きている。
「これだけでも贅沢な筈なのにまだ欲張るのか？　どんだけ罪を重ねれば気が済むんだ？」ともう一人の自分に戒められる日々。

なので、そういう贅沢などせずお酒飲まない、たばこ吸わない、ギャンブルしない、ゲームしない、食事は基本自炊するという簡素で質素な日々を送っていく。
ちゃんと税金を払う。
会社に出勤し、自分の時間を売って会社ひいては世の中に貢献し、一杯お金を稼ぐ。
万が一何かあった時の為に防災グッズを用意し、実家や会社、病院や区役所といった公共機関の連絡先を常に把握しておく。
身と心が腐らないように、趣味に没頭したり、旅行に行ったり、日々健康的な食生活や筋トレ、10㎞のランニングを行うようにする。
感情がぐちゃぐちゃになったら、泣ける音楽やアニメを聴いたり見たりして家で一人で盛大に泣きじゃくれば良い。
親や兄弟、親族に何かあった時の為に使えるお金を用意しておく。
自分の結婚や恋愛への理想は、そういう恋愛動画や漫画・アニメに重ねればいい。
とにかく毎日健康に生きていることが奇跡なんだ、私は今幸せなんだと言い聞かせながら、今日も明日も明後日も精一杯生きて、天に与えられたこの限られた寿命を全うする。

んじゃ駄目？
これすらも言い訳と決めつけられるのですか？

もしそうなら、私、この「今の人生」という職業を辞めてさっさと「向こう側の世界」に転職したいんですけど。
「この会社では結婚することが条件」というノルマはさすがにしんどいです。達成できる気がしないです。何故ならば、達成しようと言う気すら起きないからです。