水平でなめらかな床の上に長さLの板が静止している。板の左の端に人が静止して、ゆっくりと板の上を歩き、

水平でなめらかな床の上に長さLの板が静止している。板の左の端に人が静止して、ゆっくりと板の上を歩き、板の端まで到達した。この時、板と人は床から見てどれだけ移動したか。板の質量をM、人の質量をmとする。という問題です。
　ここで、解説では床から見た板の変位をΔX、人の変位をΔxとして、ΔX+L=Δx という式を立てています。図から見れば確かそうなるのはわかります。しかし、実際は、板が反対向きに動くのにこの図がすっきり腑に落ちません。
　先日、相対変位の求め方についてお尋ねしたところ、「基準から見て」ということを教えていただきました。この場面の解説で、相対変位は写真のように、「相対変位はこよのうな図を書いて矢印を追うと簡単だね」と書いてありました。
　この場合の相対変位とは、何を基準にして、何の相対変位を求めようとしているのでしょうか。
　例えば、相対速度は、相対速度=物体の速度ー見た人の速度(基準ということでしょうか)ということで理解しています。すると、相対変位も相対変位=○ー△という形で理解したいのです。この問題の場面を例に、ΔX、Δx.、Lを使って、具体的に易しくわかりやすく教えてください。