兵庫県知事選候補者の斎藤さんは、元県民局が『公務員としての倫理上かなり問題のある文書を作成していた。

バレたら死を選ぶような内容・・不謹慎ですが、気になりますね。

小児ポルノとかだと嫌だなぁ・・・

公益通報の告発文は、保護法の性質上、一般に公開される可能性は、ほぼ無いでしょうけど。

しかし、初っ端の匿名告発文は、固有名詞は伏せたりしてますけど、既に百条委員会が公開してますよ。

匿名の方に限って言えば、たとえば「斎藤は人殺し！」的なことまで書いてるんだから。
「公務員としての倫理上かなり・・」どころか、「一般人でも名誉毀損などに該当し得る、かなり問題のある文書」で。
斎藤氏の演説は、妥当どころか、むしろ「オブラートに包んだ表現」と言えますな。

この段階では公益通報ではなく、「斎藤氏を誹謗中傷する怪文書の類い」と言えますので、斎藤氏は、警察に被害届を出しても良いし、あるいは笑殺しても良かったと思いますが。
県知事の立場で、副知事やら職員に、犯人捜しや調査を指示したのは、法的な問題は無いにせよ、ちょっとマズかったです。

匿名怪文書は、マスコミなどにも送られてたから、マスコミが騒ぎだし。
ある程度の調査結果や、県民局長の不正証拠などを得ていた斎藤氏は、自分の正当性を主張すると共に、県民局長に対しては、「公務員としては失格！」などと攻撃。
まあ、これも斎藤氏が言い過ぎとは思いますけど、その中で斎藤氏は「告発者に対し、法的手続きを検討」などとも発言してます。

一方の県民局長側はも、それで観念するどころか、対立姿勢をあらわにし、マスコミに反論文を送ったり、更に公益通報にも切り替えて対抗。

告発内容のほとんどは、しょうもないことでしたけど、阪神タイガースの優勝パレードに際しての、信金への補助金増額が事実であれば、知事側の違法性なども疑われるので、全国的にも騒がれはじめ。

両者一歩も譲らぬまま、百条員会が開かれることも決定し、いよいよ知事側と県民局長側の全面対決かと思いきや・・。
県民局長が突然、謎の自殺。
この自殺を受けて、マスコミや世論は一気に「斎藤が悪い！」に傾いた。

県側も、県民局長の不正証拠など、かなり挙げてるんですけどね。
たとえば県民局長が、人事課時代に得た職員の個人情報を、勝手に持ち出してたとか。

従い、県民局長にもかなり問題があることは確かなんだけど、斎藤氏らも、そう言うことは「身内の恥」だからか、余り強くは主張しなかったし。
百条委員会やマスコミは、そちらは余り取り上げない。

質問の告発文も・・。
匿名しか公開されてませんけど、一読すれば酷いものですが、そう言う方向の報道もほとんどありませんし。
そもそも告発文自体が、余り報じられていませんね。

ただ、時間の経過と共に、判ってきたこともあり、「斎藤氏は、そこまで悪いのか？」と言う視点で、情報の収集や分析をすれば、県議やマスコミなどでも、「方向性が間違ってたかも？」と気付いている人は、少なくないです。

実際、斎藤氏を全会一致で不信任決議した県議の中にも、斎藤氏を支持する動きもあります。
でも「間違ってたかも？」と言いにくい連中は、今さら軌道修正もしにくいみたいで、基本姿勢は「斎藤は悪い！」のままっぽく。

従い、質問の回答としては、大半は「斎藤が悪い！」で幕引きしたいものと思われますが。
真相を全て公にすれば、「あれ？」と言う事態にもなりかねないので、稲盛氏の当選をもって「一件落着」を図りたいのではないかな？

もしかして「だから何をしたっていいんだ！」という感じを出そうとしてるの？

『公務員としての倫理上かなり問題のある文書を作成していた。

』とかどうかは知りません。でも問題は告発された内容が事実なのかどうか、県知事の対応は公益通報者保護法に反していなかったのかどうか、それが本来の問題ではないでしょうか。

元県民局長のPC内の文書をもちだすのはあきらかに問題のすり替えですよ。告発された事実がどうだったのか、公益通報者保護法に反していなかった等について説明することが基本でしょう。

元々、知事選が行われた理由は県の職員がお亡くなりになられた事からですが、それが今となっては「暴露」され２２億円も使って知事選を行って意味があるのか？って、県議会に疑惑の目が向けられています。