親が知らぬ間に契約した保険

保険の掛け金は（積み立て部分+掛け捨て部分）の二つで構成されています。

解約金はこのうち積み立て部分の保険料から生み出しています
例えば、毎月の掛け金が10,000円だとすると
積み立て部分＝1,000円
掛け捨て部分＝9,000円
ですから、一年間掛けたら解約金はおよそ
1,000×12＝約12,000円と言う事になります。
（あくまでも一つの例ですから、全てが当てはまる訳ではありません。）
契約者としては
10,000円×12＝120,000円も掛けたのにこれだけしか
戻らないと不満を言われますが、加入後間もない保険はこの積み立て部分が殆んどないので、保険とはこういうものだと認識して下さい。

今回の相談は加入後数年経過しているようなので、
積み立て部分はいくらか溜まっている事と推測します。
上の例だと解約返戻可能額が12,000円ですから、
1か月分の掛け金に充当する事ができるので、
解約返戻可能額を食いつぶして、保険料に当ててしまったのです。しかも早く払わないと利息を取られます。
利息を取るのは、キチンと払っている他の契約者に対し、公平にする必要があるからです。

言い換えると、長い年数を掛けて蓄えた体力を、食いつぶすことで掛け金に充当し、骨と皮だけになってしまうようなものです。やがては失効（保険の効力を失う）してしまうかもしれません。


継続する意志がないなら、解約を急がないとドンドン返戻金が減少します。
時期が早ければ、立替がなかったものとする事も可能です。そうすると利息も何も発生しません。

解約はあくまでも、契約者の権利です。
いくら親が勝手にやったことでも、親は手出しができません。
契約者があなたなら、あなたがやるしかないので、早速保険会社に連絡して行ってください。

最後に、親が知らぬ間に契約したと言う事ですが、
ご両親は無理をしてもあなたの将来に良かれと思う気持ちからした事だと思います。
それを負担と解釈するのは大変淋しい気がします。
ご両親の思いやりと解釈してほしいです。
いつかあなたが保険に加入する事があったら、ゼロからスタートせねばなりませんが、今ならご両親の力で地盤を作ってくれた後をあなたが受け通継ぐだけでよいからなのです。
もし、どうしても経済的に無理なら仕方ありませんが・・・・
お節介のようですみませんでした。
参考になりましたでしょうか。

必要の無い保険であれば、解約するのが良いでしょう。

そもそも、親が勝手に契約すること自体違法ですので、それを取り扱った会社（担当者）との付き合いそのものを綺麗さっぱり無くすことが良いでしょう。
本来であれば、金融庁に報告をして、その募集人を厳重処分して貰うのが１番なのですが。

それって払込書ですよね？

積み立て配当金（要は解約したら戻るお金）の中から保険料に充填してるはずですから、ほっとけば解約扱いになるはずです。でも利息は取られますので解約で戻るお金がもったいないですね。

ご自分名義ならばご自身で電話して解約されたらどうですか？