スウィングの時代は、同時に多くのピアノ弾き語りによる小粋な唄、いわゆる「小唄」を多く産み落とした時代でもあった。日本での評価が不当に低いジュリア・リーやサミー・プライス、またブルース・ファンからもジャズ・ファンからもあまり認識されていないホーギー・カーマイケルも、ソングライターとしてのみでなくエンタテイナーとしての「粋」を聴かせる。しみるねぇ……。