【行かなきゃ ASP Episode9】新メンバーはなんと双子!──姉のマチルダー・ツインズ、初の単独インタヴュー
秋の全国ツアー〈MARCH of ROGUES〉の最終日に、WACK初となる双子の新メンバーをお披露目したASP。3周目となる個別インタヴュー企画の第1回は、ミステリアスな雰囲気を醸し出しているツインズの姉、マチルダー・ツインズが登場! 彼女はなぜ、BiSとASPの合同オーディションを受けたのか。また、いつも一緒にいる妹のウォンカー・ツインズがいないところで、妹への想いや今後の目標など話を訊きました。それでは、ツインズワールド全開のインタヴューをお楽しみください。
INTERVIEW : マチルダー・ツインズ
ツインズに取材させてもらって、そのキャラクターの濃さに腹を抱えて笑い、感心して、とても濃い時間を過ごした後に、このツインズの面白さを原稿でどう表現すればいいかわからず途方に暮れた(笑)。とにかく現場に会いに行ってみてください。コミニケーションも上手くないし、語彙も多くないけれど、なんか必死に喋ってくれる。これから彼女たちは、ASPだけじゃなく、WACKも、アイドル界もかき乱してくれると思う。いやぁ〜すごい双子が現れたぞ!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 東原春菜
写真 : 大橋祐希
受かる受かる受かる受かる!! と思っていました。
──マチルダーさんは、どういう経緯でWACKを知ったの?
マチルダー・ツインズ(以下、マチルダー) : YouTubeでBiSHさんのライヴ動画を見て、それからGANG PARADEさんとかEMPiREさんとか、いろいろ調べていくうちにWACK全体を見るようになりました。
──BiSHのどの曲が好きですか?
マチルダー : 特に“スパーク”が好きで、振り付けがかわいいなって思います。それとBiSHさんは、他のアイドルよりもあまりアイドルらしくないというか。曲もかっこよくて、言葉にできないぐらい刺激を受けました。
──BiSHのなかでは誰が好き?
マチルダー : モモコグミカンパニーさんです。モモコさんが書く歌詞が好きで、性格がすてきだなって思いました。
──モモコさんを、言葉でたとえるとしたらどんな感じ?
マチルダー : かわいい。かわいい! かわいい! かわいい゙! かわい゙い゙! っていう感じです。
──(笑)。なぜBiSとASPの合同オーディションを受けたのでしょうか?
マチルダー : 私、勉強もできないし運動もできないし、ニートだったので、なんの資格も持ってないんです。それで、進路を決めるときに、自分が使っていた実家の子ども部屋のなかで一生暮らして、親のすねをかじりまくる“子ども部屋おばさん”という言葉を知って、自分もそんな風になっちゃうんじゃないのかなと不安で。将来のことをウォンカーと一緒に話していた時期に、〈WACK合宿オーディション〉を見まして。私もWACKのメンバーになれたらなという感じでオーディションを受けました。
──応募したときはどんな気持ちでしたか?
マチルダー : 受かる受かる受かる受かる!! と思っていました。ウォンカーも受かるって思っていたのに、本当に受からなかったらめちゃくちゃダサいと思って、ふたりとも受かると思っていることを口に出さなかったです。
──面接はどんな感じだったの?
マチルダー : 4、5人の集団面接だったんですけど、私とウォンカーのグループは別々で。その日、髪型とかメイクとか頑張っていたのに雨でぐちゃぐちゃになって、最悪だって思っていたんですけど、渡辺(淳之介)さんから「びしょびしょじゃん」っていうツッコミをいただけたのと、面接後に「傘を持って帰っていいよ」って言っていただいて嬉しかったです。
──歌唱審査はありましたか?
マチルダー : はい。課題曲だったASPの“拝啓 ロックスター様”を歌いました。
──オーディションでは、うまく話せましたか?
マチルダー : 喋れなかったです。でも、集団面接が終わって帰るときに、呼び止められまして「もう一曲歌ってください」って言われたので、課題曲だったBiSの“STUPiD”を歌って面接が終わりました。
──それから、合格までの流れを教えてください。
マチルダー : 私の面接が終わったあとにウォンカーの面接があって。そのときに渡辺さんが双子だと気づいたらしくて、面接後にウォンカーが呼び止められて「合格だよ」って言われたらしいです。
──そのとき、渡辺さんからマチルダーさんも「合格だよ」と言われなかったんですか?
マチルダー : 私は直接「合格だよ」って言われていなくて、ウォンカーひとりだけ合格したんじゃないかと思って、「うわ、もう死ぬ」っていう気持ちで。でも、その日にウォンカーが渡辺さんに「マチルダーも合格ですか?」って確認してくれて、ありがたいことにふたりとも合格させていただきました。
──ご両親に合格したことを、どういう状況で報告したの?
マチルダー : お母さんが駅までふたりを迎えに来てくれたときに、ウォンカーが「合格した」って車の中で言ったら、合格すると思ってなかったらしくてびっくりしていたんですけど、「頑張れ」と言ってくれました。