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News

2023/12/20 19:00

 

COALTAR OF THE DEEPERS × Borisツアー追加公演決定 DJ掟ポルシェも出演

 

COALTAR OF THE DEEPERS× Borisによる特殊セルフ・カバー・コラボレーション・アルバム『hello there』のリリースを記念したツアーの追加公演が行われることが決定した。

11月に行なわれた東名阪ツアーは各地盛況のうちに終了。スペシャルゲストに明日の叙景を迎えたツアーでは現行音楽シーンの先鋭/異端といえる3バンドが集い、それぞれが持つHeavy Rock、Death/Black Metal、Hard Core、シューゲイズ、アニソン、J-Popなど様々な文脈を集束/乱反射させた、世界でも類を見ない内容となった。三者三様な音の佇まいや活動の時間軸は違えども、根底に流れる「血」は、エクストリーム・ミュージックの歴史と未来を鮮烈に提示した。

ツアーにおいてアルバムが先行発売され、既に手にしたオーディエンスからは絶賛の嵐が巻き起こっている。2024年1月24日の一般発売を待ち望むリスナーが多い中、発売後の2月15日に〈“hello there” tour -premium-〉と銘打った追加公演がU-desper recordsとの共同で開催されることが決定した。今回の公演はよりオーディエンスに近接する規模で行なわれ、COALTAR OF THE DEEPERS とBorisの生音を直接肌で体感するショウとなる。ツアー先行、スプリット・アルバム・リリースを経て、両バンドのまさに蜜月の只中で行われる“hello there” tour -premium- 。それぞれに趣向を凝らしたスペシャル・ロングセットが予定されており、彼らが見せつけるさらなる未来のカタチとその高まりを堪能して欲しい。更にDJとして両者に浅からぬ縁のある掟ポルシェの出演も決定。チケット即完必至、文字通り"プレミアム"になるであろう一夜をお見逃しなく。

ライヴ情報
〈“hello there” tour -premium-〉
2024年2月15日(木)東京・新代田FEVER
出演:COALTAR OF THE DEEPERS, Boris
DJ:掟ポルシェ
開場 18:30 / 開演 19:30
チケット:前売り ¥6,900 +1d ¥600
先行発売 日時:2023年12月23日(土)12:00~
ZAIKO https://borisheavyrocks.zaiko.io/
※チケットの購入には、Zaikoアカウントの登録(無料)が必要。
一般発売 日時:2024年1月6日(土)12:00~
ZAIKO https://borisheavyrocks.zaiko.io/
イープラス  https://eplus.jp/sf/detail/4016120001-P0030001
主催: U-desper Records & Fangsanalsatan

リリース情報
Coaltar Of the Deepers x Boris 
『hello there』
CD : 2,727円(税抜)
品番:UDECD-009 / FAS-060
発売元:U-DESPER RECORDS / FANGSANALSATAN
CD : 11月ツアー各会場にて先行販売
一般発売:2024年1月24日リリース (一般流通)
Vinyl : 2024年3月
〈収録曲〉
Coaltar Of the Deepers
1. Wipe out
2. Melody (Boris Cover)
3. Waterbird
4. Killing Another
Boris
5. Luna
6. Quicksilver
7. Serial Tear (COTD Cover)

レビュー
  それぞれの既発曲を新録・新提示したセルフカヴァースプリットアルバム

ひとまとまりの作品として非常に優れたアルバムだ。メジャーな部分とアンダーグラウンドな部分を併せ持つ選曲(ポストハードコア~ドリームポップ寄り)を、最新モードの演奏表現(Borisの場合はジャパニーズ・ハードコアに通ずるグルーヴ)と歴史文脈の再評価(COTD「KILLING ANOTHER」は北欧の初期デスメタル的なアレンジに変化)で彩る創意が素晴らしい。両バンドの個性と相性の良さ、異なる道を歩みつつヴィジョンを共有する様子がよく示された一枚。
必聴です。(和田信一郎)

Coaltar of the Deepers x Boris Split collaboration Album "hello there"
1990年代初頭、ほぼ同時期に始動したBorisとCoaltar of the deepers(以下COTD)。
それぞれに孤高と言える独自の活動を30年以上に亘って続けてきた彼ら。2019年にBorisがリリースした『tears e.p』にサウンドプロデュースとしてNARASAKIが参加し、ついに邂逅を果たす(この作品にはCOTDの"To the beach"のカヴァーを収録、以前からメンバーのTakeshiはNARASAKIからの影響を公言している)。2022年には初共演となる2マンライブを行い、以降急接近した両バンドによる様々なプランが水面下で進行していく。その具現化されたプランの一つが、今回リリースされるスプリット作『hello there』だ。この作品に収められているのは全てカヴァー曲。まず両バンドが自らの既発曲を新録・新提示したセルフカヴァーと、それぞれが自身のバンドの一曲をチョイス、相手側にそのカヴァーをリクエストするという試みによる楽曲で構成されている。互いが好きな曲をカバーし合うというのはよくあるが、本作の"予め曲を限定してカヴァーする/させる"という新たなコンセプトは、両者それぞれの立ち位置と、共通する美学やある種の手触りをも一層際立たせる内容となっている。長きに亘り強度の高い経験値を蓄積してきた両バンド。だからこそ持ち得る遊び心と企みが仕掛けられた楽曲群が、新しい息吹と共に現代のリスナーへ今一度届けられる。彼らが今までとそして新しい世界・世代に向けて気取らずに呼びかける「hello there」。ヘヴィミュージックの更新がまたひとつ始まろうとしている。

プロフィール
-COALTAR OF THE DEEPERS-
Narasaki: Vocal & Guitar
Negishi: Guitar
Takatori: Guitar
Nagsawa: Bass
Kanno: Drums

1991年、NARASAKI(Vocal, Guitar)、KANNO(Drum)を中心にCOALTAR OF THE DEEPERS結成、"Strange Records"よりデビューEP「WHITE EP」リリース。1994年、ビクターエンタテインメント内の"XEO Invitation"より「THE VISITORS FROM DEEPSPACE」でメジャーデビュー。1998年、2ndアルバム「SUBMERGE」リリース。2000年、ニューヨークで録音された3rdアルバム「COME OVER TO THE DEEPEND」リリース。2001年、4thアルバム「NO THANK YOU」リリース。2002年、エイベックス・エンタテインメント内の"cutting edge"より5thアルバム「Newave」をリリース。2007年、6thアルバム「Yukari Telepath」リリース。2011年、テレビアニメ "輪るピングドラム" エンディングテーマである「DEAR FUTURE」をキングレコードよりリリース。2018年、数年振りとなる音源「RABBIT EP」からの先行シングル「SUMMER GAZER '92」をiTunesのみで配信、iTunesオルタナティブチャートでは初登場2位を記録。11月「RABBIT EP」を新レーベル"U-desper Records"よりリリース。2019年、HOT TOASTERSとのコラボレーション曲「SUBLIMATION」をiTunesで配信リリース。4月には渋谷クアトロにてNARASAKI生誕祭を開催。チケットは2分でソールドアウト。同年6月から1stアルバム発売25周年記念ツアー『25th Anniversary "THE VISITORS FORM DEEPSPACE" Tour 2019"」を初期メンバー(NARASAKI、KANNO、NEGISHI、NAGASAWA、TAKATORI)にて全7ヵ所にて開催。7月には「SUMMER GAZER '92」を」アナログ盤でリリース。12月、配信のみのニューシングル「HARF LIFE」をリリース。2021年1月、1stアルバムを全曲再録音した「Revenge of the Visitors」を日本、USにてリリース。4月には渋谷O-EASTにてレコ発を開催。9月、結成30周年記念とした旧メンバー&現メンバーが集うアニバーサリーSPライヴを渋谷O-EASTにて開催。12月には追加エクストラ公演を開催。2022年は2マンシリーズとしてBoris、Astrobrite (US)、A Place To Bury Strangers (US)と共に公演を開催。2023年、2nd アルバム「SUBMERGE」発売25周年記念公演を開催。6月には久々となるフェスティバルに出演。
Official site: http://vinyl-junkie.com/label/cotd/
Twitter: https://twitter.com/u_desper
YouTube: https://www.youtube.com/@u-desperrecords8419

プロフィール
-Boris-
Takeshi: Vocal, Guitar & Bass
Wata: Guitar & Echo
Atsuo: Vocal, Electronics
Muchio: Drums
1992年結成、96年にTakeshi、Wata、Atsuoという現在のメンバー編成へ。活動当初から30年を経た現在も一貫して独自の方法論、自らの想い描く”Heavyさ”を追求。”重さ”は深度を深めつつ、固定化されたジャンルやスタイルに捉われない特異な音楽性は、総天然色のリアル"Heavy Music"と言えよう。世界の先端のロック・シーンにおいて「ゲーム・チェンジャー」とも呼ばれ、その影響力も計り知れない。トレードマークとなっている「轟音・爆音」はその形容だけでは語りきれぬ領域へ突入している。ペダルブランドEarthQuaker DevicesからWataシグネチャーFuzz "Hizumitas"がリリースされるなど、独自のスタンスとD.I.Y.スタイルで制作活動を活発化させている。2022年には活動30周年を迎え『W』『Heavy Rocks(2022)』『fade』と3枚の記念アルバムを発表。5月のオーストラリアフェスツアー(Boris with TOKIE)を皮切りに、8,9月に3年ぶりの全米ツアー、秋にBuffalo Daughterとの東名阪2マンツアーを行う。2023年4~6月、明日の叙景を帯同したヨーロッパツアー、8~10月には6週間に及ぶMelvinsとのUSダブルヘッドライナーツアーを行う。その創作の充実度、活動の先鋭化は更に高まりを見せるばかりだ。
Official site: https://borisheavyrocks.com/
IG: https://www.instagram.com/borisdronevil/
Twitter: https://twitter.com/Borisheavyrocks
YouTube: https://www.youtube.com/@borisheavyrocks

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[ニュース] Boris, COALTAR OF THE DEEPERS , 掟ポルシェ

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