3日目、太宰府天満宮に行っておきたかった・・・でも、私は悩んでいた
JRで行こうか、西鉄で行こうか、路線バスで行こうか・・・そこで、私が選んだのは・・・最も、楽なパターン、西鉄定期観光バスでした
一人でちょっと行くには一番手っ取り早い手段だった・・・移動も暑いし
しかし、予約は朝8時から、そして、博多駅集合が8時半・・・予約を取ったと同時に、ホテルはチェックアウト、そして、西鉄バスセンターへ
もちろん、私一人で贅沢な旅をしたくて、大型観光バスとバスガイドさん、運転手さんを予約した・・・・・・・わけではない・・・
乗り場でかわいらしいバスガイドさんが、笑顔で迎えてくれた・・・・そして、バスに乗り込み、バスガイドさんがマイクを手にしたが、なぜか、私のほうをみて、はにかんでいる・・・
「マイクを使わなくてもいいですか?」と・・・そう、乗客は、私一人だった
以前博多に住んでいた私は市内観光は断った・・・そうしたら、結局、ガイドさんと世間話に
ガイドさんは以前、静岡に見えたこともあったらしく、ハンバーグのさわやかが、一番おいしかった・・・なんて話も
でも、私が、市内のこと、お土産のことを「それ、知らんかったぁ~」って話すと、うれしそうにガイドする・・・
そして、最初の目的地、観世音寺・・・しかし、ここは、以前友人のだんなさんに、詳しくガイドしてもらっている・・・
だから、バスガイドさんと一緒にあるくことを楽しんでいたのかも・・・・だって、お寺の説明を受けたことは何も覚えていない
そのあと、いよいよ、大宰府天満宮・・・ここでは、定期観光バス恒例の、乗客みんなで記念撮影・・・もちろん、自家用車で来るお客さんは、いつもよりも多かった・・・
そんななか、プロのカメラマンに、バスガイドさんとツーショットで、記念写真撮影・・・
いつも、記念写真は買ったことはないが、今回は、買わざるを得ない・・・それにしても、あとから観たら、写真の中の私は照れている・・・
観光バスでバスガイドさんとツーショットで、プロのカメラマンに写真を撮ってもらうなんて、私の人生の後にも先にもありえないこと
天満宮の太鼓橋・・・3つの橋がかかっていて、それぞれ、自分の過去・現在・未来をあらわしていると・・・
「ここは、慎重に歩かなくちゃならないね」・・・なんて話をしながら一緒にわたって行った・・・
天満宮を参拝したあと、照星館までガイドさんの案内で歩いた・・・・一人で歩けなかったわけではない。
ここでは、定期観光バスツアー参加者には、焼きたての梅ヶ枝餅がついていた・・・天満宮でのバスガイドさんと歩くのはここまで、あとはバスまで解散だった・・・
以前、「梅ヶ枝餅は、焼き立てがおいしい」と友人から聞かされていた私は・・・もちろん、お土産で買おうとは考えていなかった
その場で、2つをペロンと平らげた・・・甘すぎない餡と焼きたてのパリッとした香ばしい皮がなんともいえない・・・
そして、お土産センターに寄りながら、博多駅に戻った・・・贅沢な一人貸切半日バスツアーは終わった・・・まだ、時間はある・・・そこで、ラーメンを食べながら柳橋の連合市場へ行ったが・・・お盆で市場はお休み
そのまま、九州一の繁華街、天神へと歩いた・・・さすがに暑い・・・ということで、地下街で、避暑・・・暑いとは言っても、静岡のほうがはるかに蒸し暑い
それに、すれ違う博多の子・・・かわいい子が多いなぁ~なんて思いながら・・・そう、それはいつも思っていた
完全にオヤジ目線で目の保養・・・っていうか、普段を生きるのに必死で、そんな余裕がなかったことに気づいた
天神でアイスコーヒーを飲みながら、しばらく涼んだ・・・そして、そのまま、博多駅まで歩こうと決心
バスや地下鉄で移動するのは簡単だが、昔、世話になった街を、歩きたかった・・・中央公園を抜けて、であい橋へ
この暑さ、ホークスが優勝を決めたら、勢いで飛び込んだかもしれない・・・でも、我慢・・・
しばらく、であい橋の上で、のんびり中洲を眺めていた・・・別に、出会いを求めていたわけではない
足が疲れていたのと、気温は高いが、風は涼しいから、涼んでいた・・・けど、汗は出る・・・
中洲を抜けて、古びた川端商店街・・・・ちょうど、清水駅前銀座のような感じのアーケードを楽しんだ・・・清水駅前銀座は、もう、10年以上も歩いていないのに、川端商店街は、10年の間に、何度も歩いている
さすがに、コーヒー腹に、川端ぜんざいは入らない・・・ということで、ぜんざいはあきらめた
そして、近所の氏神様には行かないくせに、櫛田神社には立ち寄る・・・でも、実際には博多祇園山笠の時期に訪れたい
キャナルシティを抜けながら、博多駅へ・・・そのころには、陽は傾き始めていた・・・なぜか、博多を歩いていると心地いい
この空気がちがう?音がちがう?人がちがう?確かに、歩いていて感じるのは、「とおりゃんせ」「だれかさんとだれかさん」が町中に流れている・・・そして、いつも、耳につく
博多駅で荷物を取り出し、そのまま、空港へ向かうときには寂しかった・・・
そして、福岡空港から、静岡空港へラウンディングの瞬間・・・現実に帰ってしまったことを感じた・・・
そう、飛行機が着陸態勢に入っても、また、高度を上げて、博多に戻ってくれないかなぁ~と期待していた私でした・・・現実に戻りたくなかった・・・
いつまでも、ずっと、このおとぎ話の中にいたかった・・・私にとって博多はいつでも、おとぎ話の中に連れて行ってくれる街
静岡空港からは・・・頭にあったのは・・・「家に帰るまでが遠足です・・・」その一言だった・・・
疲れて帰った翌日・・・宅配便が届いた・・・そう、20本以上のDVDだった・・・
博多旅行記(H22.08.12・15)・・・その2 8月15日 15時現在