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カテゴリ:コンピューター
先日、私のワークステーションが購入から23ヶ月で故障して、サービスマンが来訪し、私のワークステーションを分解して驚いていた。
内部が殆ど埃によって汚れていないことに驚いたわけだが、二匹の猫を飼っている我が家ではパソコンのファンによって起きる気流によって、猫の毛がパソコン内部の回路やヒートシンク、ファンブレードに付く事を防止せねばなら無いと考えていた。 なぜ猫の毛の侵入を防止する必要があるかと考えたかと言えば、私は多くのパソコンのメンテナンスをしてきた経験から、設置環境によってはヒートシンクやファンのブレードに大量の毛埃や粉塵が付着し、放熱を妨げ、或いは高速で回転するファンのダイナミックバランスを狂わせ、ファンの振動を招き結果的にファンの軸受けを磨耗させてファンノイズを増大させるだけでなく、回転数が落ちて冷却能力の低下からシステムをダウンさせることもあることを知っているからだ。 下の私のワークステーションの画像を見て欲しい。 此れは今日、新しいフィルター不織布に、ある加工を加えて、冷却空気を取り込むワークステーションのフロントエアダクトに詰め込んだ画像である。(今日新しいフィルターに取り替えたばかりだが、古いフィルターは茶色にかなり汚れていた。) あまりフィニッシュが美しく無いので後日もう少しきれいに始末する工夫をしようと考えているが、PC内部に埃を入れない効果はこれで充分ある。 次の画像は、このフィルターに使用した、レンジフード用の不織布で、¥500ほどでPCに使えば5年分以上の量が買える。 まあ、此れだけでもかなり効果があるのだが、レンジフード用の不織布フィルターは、目がかなり粗いので空気の透過率は高く、パソコンのフィルターに使用したとき、流入する空気の量は殆ど減らさないと言う良い点がある反面、極小さな埃は捕捉することが出来ないのだ。 そのため、土ぼこりのような細かい粉塵がヒートシンクやファンブレードに堆積してしまうことは完全には防ぎ得ない・・・。 そこで私はアイデアを凝らした工夫でその問題をほぼ解決していて、その結果DELLのサービスマンを驚かすほど、PC内部の埃りによる汚染が少なかったのだ。 アイデアと言うのは以下の画像を見れば解る人が居るかもしれません・・・。 3Mのスプレーのりを、広げた不織布のフィルターの片面にたっぷりと吹き付けてから小さくたたんで、丁度良い大きさにしてから、ワークステーションの空気流入部分にセットしたのです。 この3Mのスプレーのりというのは、べたべたするノリの成分がアクリルゴムというもので、乾いてしまわないのが特徴で、テープの粘着材のような効果で空中の小さな埃をくっつけてそこに保持し続けてくれる性能が有るのです。 つまり、レンジ用の不織布のフィルター繊維に吹き付けられたスプレーのりは、細い繊維表面に付着し、スキマを通り抜けようとする小さな埃を粘着力で捕捉しパソコンの中に侵入させない効果があるのです。 勿論完璧と言うわけには行きませんが、恐らく埃としては大型の猫の毛や衣類なの繊維に由来する毛埃は100%くい止め、小さな粉塵もこの粘着フィルターの効果でかなりの量の侵入を防いでいると考えられるのです。 私のワークステーションは、フロントマスク部から空気を吸い込み、リアエンドから排気するストリームになっていて、内部温度が上昇するとファンの回転数が上がってより多くの空気を吸い込んで冷やす仕組みがあるため、このようなフィルターを取り付けて、何も無い状態に比べ内部温度が上がったとしても、それに見合った空気を、ファンの回転数を上げることで吸い込んで一定以下の温度を維持することが出来ます。 ですからフィルターの増設で故障を誘発すると言う危険はほぼ無いと言えると思いますが、ファンを少しだけ多く回してしまう可能性は増えると言えるのです。 まあ、音を聞いている限り殆ど変化は無いのですが・・・・・・。 PCの埃対策をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。 住友スリーエム製 「はってはがせるスプレーのり55」は430CC入り、ホームセンターで¥1400でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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