メキシコでの聖週間 Feliz pascua en Mexico
丁度4年前2012年、親しいアルゼンチン国営放送のアナウンサー、ノルマさんに連れて行ってもらった、サンタクルス教会はカナリ特別な教会でした。軍事政権時代に蒸発した子供を探す「五月広場の母」が集会に使用していた場所、そこで自らもが連れ去られ蒸発してしまった母、そして修道女、、の写真が教会内に飾ってあり驚かされました。そんな社会的な背景を持つ場所ならでは、、訪れる方は学校の先生の比率が高く、奉仕活動をメインとして引き続き「闘う教会」として顕在。 カルロス神父はギターを弾きながら当時のプロテストソング、そして自身作詞・作曲に至るまで素晴らしい歌声を聞かせてくれます。 日曜のミサの始まりに「あなたはこの1週間、社会に対してどんな貢献をしましたか?」と聞かれ、、(ゴミを拾ったかな・・と頭をよぎりつつ、皆さんの素晴らしいお応えに絶句、、反省) この教会でのセマナサンタの日々は特別でした・・舞台を皆で創っていくような全員参加型。日曜のミサ同様、多くの人と共に考える機会を与えてくれます。 親しいエクアドル大使館の文化担当官ネリーさんに薦めると彼女も共感、機会があると一緒に教会へ行くようになりました。 ある日そんな彼女から「私が母になる」・・はい?? 「日本の母が顕在ですので」 丁重に御返事すると、、「洗礼をうけるためには産みの母でない母が必要」 9月1日、彼女が任期を終えエクアドルに帰国する直前に即、実施されました。 正直いって・・この教会のメンバーになることが趣旨だったので、宗教的な教養などがマダマダ後回しになっていますが、様々な事業に参加することができ、メキシコに移住する際は壮行会まで開いて頂き、バックボーンができるということの心強さと責任をヒシヒシ感じる今日この頃。3月26日は、父の誕生日でもありました。だから余計,初めて伺った日が忘れられない。今年はメキシコでの初めてのセマナサンタ(聖週間)、様々な教会の静かな祈りの日々をドミともの皆さんと訪問、分かち合ってきました。特にグアダルーペ寺院の夕暮れは忘れがたい。(Izumi さん撮影)追伸: メキシコで初めてのセマナサンタ最終日は、御馴染みグアダルーペ寺院にて。素晴らしい聖歌隊の合唱と特別な鐘の音色、全てがマルで映画の中のワンシーンのよう。 たまたま隣に座っていた若者の集団は、アメリカのミズーリから来ていて「こんなに素晴らしい機会に出会ったことがない」と繊細なアメリカ人の若者が涙を流しているのを横目に、あらためて洗練されたグアダルーペ寺院をシミジミ撮影。 最後は第九の合唱でハレルヤ! 高校の卒業式のための課題曲だったので未だに歌えるのですが、彼等に驚かれてしまいました。 今でも第九は卒業式で歌われているのだろうか・・ 佐野まりhttp://www.facebook.com/danzacharango