ポートフォリオ含み損ランキング 2024年12月編2 損益率バージョン。
さて私は、少しでも良い投資家になるために自らの「過ちの一覧表」ともいえるポートフォリオ含み損ランキングを定期的に公表しているのですが、2024年度も第4コーナーを回ってゴール寸前を迎えていますし、自らの頭の整理のために今日はその損益率バージョンを公開して、思う所を好き放題書いてみたいと思います。 ちなみに最初にお断りしておきますが、私はポートフォリオの資金管理≒損失管理に関しては、原則として「含み損額」をベースにして行っています。なので、損益率のマイナスがどれほど高くなっても、絶対的な損失額が小さなものであれば、ほとんどの場合はそのまま華麗にスルーしています。 それでは、2024年12月21日現在のポートフォリオ含み損ランキング 損益率バージョン を早速見てみましょう。 -40%オーバーで足切りをしましたがそれでもこれだけあります。「正視に耐えない」と言うか、なかなか見るのが苦しいランキングになっています。また-70%越えの三光MFとかライトオンとかデコルテとか、もうこの辺は正直助からないだろうなと覚悟しています。(滝汗) でもこれらの上位ランカー達も買ったときには、「よし、この株価位置なら大丈夫だろう。」と考えて、自分なりに納得して資金を投入したはずなのです。それが結果としてはこの悲惨な有様なわけですから、本当に株式投資は難しいなあ、未来は誰にも分からないものなんだなあ、と改めてしみじみと実感します。 それでは次にランキング内で目に付くところをピックアップして見ていきましょう。 損益率ー85%でぶっちぎり1位の 2762三光マーケティングフーズ は、かつて2007~2009年くらいだったでしょうか、超主力株 として戦ったこともある懐かしい銘柄です。 エクセレントな光り輝く銘柄だった時期が、確かに遠い昔にはあったんですね。その後、社運を賭けた東京チカラめし事業の大失敗もあり今は瀕死の状態になってしまっていますが、何とか復活して欲しいなとは願っています。 3位で、自社スタジオによるフォトウェディングが主力の 7372デコルテHD は、「なかなか良いビジネスモデルだな。」と思って、将来の主力化も念頭に置いて2022年の一時期ポートフォリオの上位に置いていたことがありました。 ただその後のデコルテは私が期待したような成長を遂げることが出来ず、私は世界的なマーケットウィザードである スティーブ・コーエン の 「迷ったら半分売り」理論 で持ち株を、2分の1、4分の1、8分の1と段階的に圧縮して、今は観察用の100株が残るのみとなりました。 もし意地を張ってそのまま持っていたら今頃はかなり巨額の含み損になっていたと思いますし、本当にコーエン先生には感謝しています。(汗) 5位で、BESSブランドで丸太組み工法の住宅(ログハウス)を販売している 7837アールシーコア ですが業績悪化で非常に厳しい状態に陥っています。 ここは「住宅展示場で一切営業をしない。価値を分かってくれる、共感してくれる、好きな人にだけ買って貰えればそれでいい。」という理想主義的なやり方をしている会社です。 実際私もここの展示場に以前ちょっとドキドキしながら偵察に訪れたのですが、他社では絶対に避けて通れない「うざい営業」が1秒もなく、「完全放置プレイ」で心行くまで自由に探検が出来ました。 実はこの時、お家の2階に上がったらベッドがあったのですが「寝心地が良さそうだな。」と思ってちょっと横たわってみると、日々の疲れが出たのかそのまま30分ほど熟睡してしまいました。でもその間も誰にも起こされなかったので、「ここの住宅展示場、マジで客を放置してくれるんだな。」と妙に感心しました。 そして私は、「こんなやり方で利益が出るのならばそれは本当に素晴らしいことだな。」と感動して、2016~17年頃にはポートフォリオ上位で戦っていたこともありました。 ただその後の業績推移を見ると非常に厳しいものがありますし、「やっぱり営業マンのケツを叩くだけ叩いて闘犬の如くに戦わせないと、お家なんてそうそう簡単に売れるもんじゃないんだな。」と改めて納得しています。 、、、ま、総合的に見ると、現時点ではポートフォリオの損失管理はまずまずうまく出来ていると自己分析しています。以上、「ポートフォリオ含み損ランキング 2024年12月編2 損益率バージョン」でした。