|
カテゴリ:カテゴリ未分類
4月から、茅ヶ崎で対面ですが「遊びの勉強会」という新しい講座を始めます。
子育てや遊びの仲間作りがしたい人、「子どもとの遊び方」や「なぜ、子どもには遊びが必要なのか」ということについて知りたい方はお問い合わせ下さい。実際に体験しながらお伝えします。 先日来からお知らせしている「こちら」のサイトに詳細が書いてあります。 ************** 日本語の「あそび」という言葉には「余裕」とか「ゆとり」という意味もあります。それはまた「非生産的な状態」でもあります。それは「遊んでばかりいないで勉強しろ」とか、「遊んでばかりいないで仕事をしろ」という表現の通りです。 でも、勉強でも仕事でも、ギチギチに詰め込んで「ゆとり」(あそび)を消してしまったら、やがて心とからだが壊れます。また、自由を失うため、変化に対応出来ません。 太極拳や武道などでよく言われる「ゆるめる」ということも、「心とからだの中にあそびを持たせる」ということです。 「あそび」があるから色々な状況に即座に対応出来て、自由に動くことが出来るのです。「ゆるめる」ということは、ただ単に「力を抜く」ということではなく、「心とからだを自由な状態に保つ」というなんです。 そのために無駄な力は抜きますが、必要な力までは抜かないのです。必要な力まで抜いてしまったら戦えませんから。そもそも立っていることすら出来なくなります。「あそび」は「心とからだの自由」と密接に関係しているのです。 そして「ゆるめる」ために必要なのは「楽しむ」とか「味わう」ということです。それは「意識」を「頭」ではなく「心」や「からだ」に戻すことでもあります。 ブルース・リーが「Don't Think, Feel!」と言った通りのことです。 からだのワークなどで「もっとからだをゆるめて」と言うと、意識の働きで力を抜こうとします。でも、それでは抜けないのです。抜こう抜こうと意識することで、その想いとは逆に力が入ってしまうのです。頭の働きにはからだを固める働きがあるからです。 子育てでも、「怒らないように、怒らないように」と我慢していると、そのうち大爆発を起こすか、我慢のしすぎで「心とからだを支えている様々な流れ」が阻害され、やがて、心とからだが壊れます。それも同じ原理によるものです。 でも、子育てを楽しもうとしたり、子育てから学ぼうとしていると、心に余裕(あそび)が生まれ、そもそものその「怒り」が生まれなくなるのです。 ですから、「遊ぶ」ということは、ただ単に「非生産的な活動をしている」と言うことではなく「それを楽しんでいる」ということでもあるのです。 「鬼ごっこで遊ぶ」という言葉は「鬼ごっこを楽しんでいる」と言い換えることが出来ます。「野山で遊ぶ」ということは「野山での活動を楽しんでいる」と言い換えることが出来ます。これは家事や勉強でも同じです。家事を楽しんでいる人は、家事で遊んでいるのです。勉強を楽しんでいる子は、勉強で遊んでいるのです。 そして、我慢して、頑張って勉強している子よりも、勉強を楽しんでいる子の方が伸びるのです。なぜなら、楽しみながら吸収したことは頭と心とからだ全体に染み渡るのに対して、頑張って勉強したことは頭の中だけにしか留まらないからです。頭の中に留まっているだけでも試験の時には有効ですが、自分の人生を自分のものとして生きて行くときの役には立ちません。 また、「遊ぶ」という日本語は英語では「Play」という言葉に訳されますが、でも、「Play」という言葉には「余裕」とか「ゆとり」とか「楽しむ」という意味はありません。「Play」は純粋に動詞だからです。 「Play」の語源を調べてみると AI による概要 英語の「play」は、古英語の「plegan」が語源で、「動く」という意味があります。 と書かれていました。「楽しむ」ではなく「動く」なんです。「PLAY TENNIS」は「テニスをする」という意味であって「テニスを楽しむ」とか「テニスで遊ぶ」という意味は含まれていないのです。テニスを楽しむ場合は、「enjoy」という言葉をつけて、 「enjoy playing tennis」 と言うしかないのです。でも日本語の「テニスを楽しむ」という言葉には「テニスをする」という動詞的意味も「遊びとしてのテニス」という意味も同時に含まれています。 でも、きまじめで見かけを重視する日本人は、「遊びながらでもちゃんと理解し吸収出来る学び方」よりも、吸収は出来なくても、眉間にしわを寄せて一生懸命に頑張っている姿の方を好むのです。そして実際、大人達は子どもにも「楽しむ勉強」や「遊びながら学ぶ学び方」よりも、「椅子に座ってひたすら頑張る勉強」を強いています。 楽しく勉強をする工夫をしたり、楽しく仕事をする工夫をしたりすると、「勉強は遊びじゃない」とか「仕事は遊びじゃない」と怒る大人も多いです。 まただから子ども達は勉強が嫌いになり、学校が嫌いになり、勉強したくなくなり、学校に行きたくなくなるのです。まただから、大学に入ってしまった途端に勉強しなくなるのです。日本の大学生と欧米の大学生の学力差はかなり大きいのではないかと思います。 またそういう学び方を強いているから、子どもに「何で勉強しなければいけないの」とか「何で学校に行かなければいけないの」と聞かれても、子どもが納得できるような形で答えることが出来ないのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.02.19 09:10:23
コメント(0) | コメントを書く 【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
|