THE RAMPAGE「蜘蛛の糸」バイラルヒット “和”と“HIPHOP”の融合で活かされる持ち味のダイナミズム
Viral Chart Focus
Spotifyの「Daily Viral Songs(Japan)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top Songs」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたランキング。同チャートの2月5日付のTOP10は以下の通り(※1)。
1位:やみの おねえさん「きょういくばんぐみのテーマ」
2位:THE RAMPAGE「蜘蛛の糸」
3位:ZEROBASEONE「NOW OR NEVER」
4位:the pillows「Funny Bunny」
5位:NOMELON NOLEMON「ミッドナイト・リフレクション」
6位:PURPLE BUBBLE「ナツメグ」
7位:ZEROBASEONE「Doctor! Doctor!」
8位:HY「恋をして」
9位:米津玄師「Plazma」
10位::Serani Poji「さよならいちごちゃん」
今回はTHE RAMPAGE「蜘蛛の糸」をピックアップする。今年1月20日にデジタルリリースされた本曲は、3月1日に静岡・エコパアリーナを皮切りにスタートする全10カ所20公演の全国ツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2025 “PRIMAL SPIDER”』のテーマ曲となっている。2月3日付のデイリーバイラルチャートに初登場で3位にランクイン。翌日には順位を上げ2位へ。以降、3位以内をキープしている。これは前述した全国ツアーへの期待値の高さが、そのままチャートアクションに直結した結果だ。この期待値の要因は、昨年シングル『24karats GOLD GENESIS』がBillboard JAPAN 総合ソング・チャート「JAPAN Hot 100」で自身初の1位を獲得した他、2度目の東京ドーム単独公演を大成功に収めるなど、確実にグループがスケールアップしているからこそ。加えて、2025年1月より放送中のTVアニメ『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』(日本テレビ系)のオープニング主題歌「Enter」をメンバーの1人である川村壱馬のソロ名義・零が担当するなど、これまでとは別軸の話題性であると考察する。解禁後1週間足らずで200万回視聴を突破したMV再生数からも、前述した期待値の高さが窺える。