吉柳咲良、『白雪姫』吹替版キャストを射止めた理由と実力 俳優/歌手で脚光集める表現力の凄み

吉柳咲良、『白雪姫』で脚光集める歌声

 実写映画『白雪姫』のプレミアム吹替版キャストに抜擢された俳優・アーティストの吉柳咲良(きりゅうさくら)。日本語版の劇中曲「夢に見る ~Waiting On A Wish~」を2月14日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で披露し、その歌声に注目が集まっている。

「白雪姫」劇中歌「夢に見る 〜Waiting On A Wish〜」performed by 吉柳咲良 60秒|3月20日(木・祝)日本劇場公開!

 『Mステ』では、劇中の白雪姫を彷彿とさせる鮮やかなブルーとイエローのドレス、髪を白いリボンで結んだ出で立ちで登場。『Mステ』初出演ということもあり最初は緊張した面持ちだった彼女だったが、役に入り込むやいなや空気は一変。ディズニープリンセスたるに相応しい、凜とした歌声と存在感を発揮した。透明感にあふれ、確固たる芯を感じさせるボーカル。表現力は飛び抜けており、優しさにあふれた世界を願っているが、変わりたいのに変われないという白雪姫の葛藤を見事に表現。スタジオはもちろん視聴者をも圧倒し、SNSでも話題を集めた。また出演後には自身のInstagramで、番組デザインのティッシュ箱を抱えて「念願のティッシュ~」とコメントするという、緊張から解放されたお茶目な姿も投稿された。

 吉柳は、2016年に開催された第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン PURE GIRL 2016で、歴代最年少タイとなる12歳でグランプリを受賞し芸能界へ。翌年、13歳から約6年間(2017年~2022年)ミュージカル『ピーター・パン』で10代目ピーター・パン役を務め、その後はNHK連続テレビ小説『ブギウギ』や『マル秘の密子さん』(日本テレビ系)など多くのTVドラマに出演したほか、『デスノート THE MUSICAL』や『ロミオ&ジュリエット』といったミュージカル、『天気の子』や『かがみの孤城』といった劇場アニメにも声優として出演。『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~』では、川口春奈らを擁する女子ーズのグリーン役を務め、スクリーンでも活躍している。

 現在放送中の日曜劇場『御上先生』(TBS系)の椎葉春乃役も話題だ。公式SNSに投稿された「#隣徳学院3年2組 生徒紹介」動画では、「3日に1回カラオケに行くほど歌うことが好き」と自己紹介し、『アラジン』の「ホール・ニュー・ワールド」を歌って多くのいいねを集めた。ドラマ放送前に開催されたイベント『日曜劇場「御上先生」隣徳学院始業式』では、生徒役の役者たちが数組に分かれて特技を披露し、吉柳は仲間5人と共にMrs. GREEN APPLEの「点描の唄」を歌唱。吉柳はセンター位置でひときわ美しいボーカルを披露し、副担任 是枝文香役の吉岡里帆が涙ぐむ場面もあった。

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