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【ウソだろ】店主自作の絶叫マシンがある沖縄そば屋に行ってきた → 「バンジーそば」は恐怖の味! 恩納村『山田水車屋』


「そば屋なのにカレーの方が有名」みたいな話は、一度くらいどこかで聞いたことがあるだろう。店主の独創的なアイデアと腕前によって、脇役だったメニューが店の売りになることはよくある。

そして今回ご紹介する沖縄そば屋は、店主の発想があまりにもフリーダムなので「沖縄そばよりも絶叫マシンの方が有名」になったお店だ。意味不明かもしれないが……実話である。とにかく想像以上にヤバい店だったので、さっそくご覧いただきたい。

・国道58号線で恩納村へ

那覇市内から車で約1時間、沖縄を南北に結ぶ国道58号線をグングン北上して恩納村へ。心ときめく美しい景色を眺めながらドライブを楽しんでいると、あり得ない物体がいきなり視界に飛び込んでくるだろう。天高くそびえ立つ謎の2本の柱……かなり不安を覚えるビジュアルだが、どうやら目的地に到着したようだ。

・山田水車屋

お店の名前は『山田水車屋』、沖縄そば屋である。圧倒的に人を寄せ付けないオーラを放っているので「てびちそば」と書かれた看板が無ければ見て見ぬふりをしてしまう人もいるに違いない。どうやら敷地内には、店主自作の遊具が数多く設置されているようだ。ちなみに2本の柱の正体は、1番人気の「バンジーブランコ」だという。

確かに「絶叫マシンが有名」とは聞いていたが、手作りとなると恐怖感が倍増である。店主の説明によれば、電動ウインチでかなりの高さまで巻き上げてからストッパーを外すと、ブランコが超スピードで振り子のように落下するとのこと……恐ろしい。ちなみに作った理由は「魔が差した。いや、神が差した」とのこと。

・バンジーそば1000円

かなり不安だが、話の流れで筆者もバンジーブランコに挑戦することに。料金はそばとセットで1000円である。そばとバンジーブランコの順番は選べるので、食事前にバンジーをしておくのが無難だと思われる。

意を決してシートに座ると、店主から「今日はサービスで回転バンジーをしてあげる」と言われた……待て待て待て、余計なことはしないでくれ。

さあ、心の準備は全然できていないが、ヘルメットを装着して安全ベルトを腰に巻いたらGOである。ワイヤーに吊られたブランコは、地上で横に2~3周させられてから上空へ……あ、怖い

そして間もなく、店主による3秒前からのカウントダウンが始まった。サン、ニ、イチ、ガガガコンッ……!

うおおおおおおおーーーーッ! 怖すぎィィィイイイイイイッ!!

一瞬すべてがブッ壊れたのかと思うほどの爆音で飛び出したブランコは、人が乗っているとはとても思えないほど激しく落下。そして徐々にスピードを緩め、忘れた頃にグルグルと回りだした……酔いそうだ、お願いだから止めてくれぇぇぇ。

・バンジーの後は沖縄そば

回転バンジーで軽い地獄を味わった後は、こちらのテンションに関係なく沖縄そばが運ばれてくる。気持ちを切り替えるのに多少時間は必要だが、そばの味は意外にもアリだった

もっちりした食感のちぢれ麺は、ダシの旨味をしっかりと味わうことができる。濃い目のスープも柔らかい肉もかなり美味しい。さらに、今になって気がついたが、沖縄らしさ全開のロケーションも最高に気持ちがいいじゃないか!

正直、かなりフリーダムな空間ではあったが、バンジーブランコからも沖縄そばからも店主の並々ならぬ情熱を感じることができた。敷地内には他にも様々なアトラクションや動物たちが待ち受けているので、最近刺激が足りていないという方は、今すぐ山田水車屋へ行ってみてくれ!

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 山田水車屋
住所 沖縄県国頭郡恩納村山田1309-1
時間 10:00~日没
休日 無休

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼国道から丸見えのバンジーブランコ

▼案内が怖すぎる

▼山田水車屋

▼バンジー営業中

▼「飛びおり」というメニューまである

▼バンジーブランコ


▼バンジーブランコはかなりの恐怖







▼沖縄そばは美味しかった


▼店主から様々な遊具の説明を受ける


▼ウサギもいる

▼バンジーブランコの様子

日本, 〒904-0416 沖縄県国頭郡恩納村山田1309−1