「キノクニヤ」といえば、書店(紀伊国屋)を思い浮かべる人もいると思うが、今回はスーパー(紀ノ国屋)のお話です。
高級スーパーとして知られる紀ノ国屋には、アウトレット商品を販売するお店が存在することをご存じだろうか? 東京・三鷹市に製造部を持つ同社は、工場の敷地外に「紀ノ国屋フードセンター直営売店」を持っている。
お店に行って買い物としてみたところ、パンをはじめとする定番商品をお得に買うことができた。控え目に言ってここは天国だ~!!
・紀ノ国屋のアウトレット
お店はJR三鷹駅から徒歩約20分、バスなら10分で着く場所にある。歩くのが好きな私(佐藤)は朝のウォーキングのつもりで、さくら通りからむらさき橋通りを歩いて現地に向かった。そして紀ノ国屋の三鷹工場に到着。ゲートの外に売店がある。
10時の開店時間から遅れること10分、店前にはすでに5~6人の行列ができていた。店内は狭いために、入店人数は5人に制限されている。中に入ることを待つ人たちが待っているのだ。
店の窓には熱中症の注意を喚起する貼り紙がある。きっと10時より前から人が並んでいるんだろうな。開店直前はもっと大勢並んでいるのかも。
ようやく次が私の番だ。扉の隙間から中の様子をうかがうと、店内は結構狭そう。5人のお客さんでいっぱいになっている。
そしてついに入店! 中に入ると、すぐのところに紀ノ国屋定番のカツサンドが待ち構えていた。販売価格はいずれも税込300円。店頭での通常販売価格は430~460円だったはずなので、100円もお得じゃないか! しかしながら今回はスルーした。
その隣には、クリームパンとチョココルネがどっさりと置かれている。いずれも税込120円だ。クリームパンの店頭価格は240円なので半額! これは買いだね。
壁際の棚には食パンがビッシリと並んでいる。イギリス食パンにホワイトサンドイッチブレッド・ライ麦サンドイッチブレッド、レーズン食パンに豆乳角食パンなど種類は豊富だ、販売価格120~180円でこちらも格安。
それからプリンも紀ノ国屋の看板商品の1つだ。1個税込180円、買っておくとしよう。スイーツの棚は隙間が目立ったので、早い時間に多くの商品が売り切れになっているのかも。この隙間に何が置いてあったのか、気になって仕方がない……。
そして冷凍コーナーには鶏肉と冷凍パンが並んでいる。
ストッカーにはお肉もあった! 豚小間切れに豚モモステーキ、牛小間切れなど。調理済み品だけを販売していると思っていたので、肉があるのは意外だった。
初訪問の私はパンを中心に12点を購入した。常連と思われる年配の女性は、マイバッグを2つ持参した上にお店の紙袋1つを購入して、50点も買って帰っていた。自宅のストック用と共に、お友達に配るために買っていったのかも。さすが、常連さんは気合いが違う……。
なお、お店には保冷剤の準備がないので、要冷蔵商品を購入するつもりなら、保冷剤を持参した方が良いだろう。
こちらが購入商品のすべて、パン8点とスイーツが4点である。本当はこんなに買うつもりはなかったのだが、商品を目の前にして、「買わなきゃ損」みたいな意識が働いて、気づけば次々とカゴの中に商品を入れていた。まさにアウトレットマジックである。
それで会計はというと、12点で1860円! 1点あたり155円で購入することができた。これはお得な買い物だったんじゃないかなあ。
クリームパン2点(1つ税込120円)、メロンパン(税込120円)、シナモンアップル(税込180円)。このほかにピタパンのプレーン(3個1袋税込120円)。
こちらは持ち帰る間に自然解凍しまった冷凍パンのくるみロール(税込120円)と、スコーンアソート(税込240円)。
それからプリン2点(1つ税込180円)とロールケーキ2点(1つ税込180円)。
そして最後にフィンランドパン(税込120円)である。コレ、本当は丸い形をしていたんだけど、カバンに入れている間にバキバキに割れてしまった。かなしい……。
割れていても味には影響ない。どうせ食べる時には割るから、その手間が省けた。で、食べてみると、ローズマリーの香りが大変強く、塩気がしっかり効いている。お酒との相性が良さそうだ。ワインのツマミにチーズと一緒に食べると美味いはず。
今回の1番の戦利品はプリン!
紀ノ国屋のプリンは生地がなめらかで、カラメルソースの苦味が強くて大人向けのスイーツなんですよねえ。通常の店頭販売価格は税込258円。それが180円で食えるって、ほんとに幸せ!
ちなみにお店の営業時間は13時まで。訪問する際はマイバッグ・保冷バッグ・保冷剤をお忘れなきように。近隣に駐車場はないので、徒歩かバスで訪問することをオススメする。
・今回訪問した店舗の情報
店名 紀ノ国屋フードセンター直営売店
住所 東京都三鷹市下連雀7-1-34
時間 10:00~13:00
定休日 年末年始
参考リンク:紀ノ国屋
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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