先日、飲み会解散後に立ち寄ったコンビニでシメにピッタリ過ぎるカップ麺を見つけてしまった。冬の定番「おでん」と「うどん」を組み合わせた『おでんにうどん おどん(292円)』である。寒い夜に完璧……買うしかねぇぇ!
調べたところ、エースコックの新商品らしい。関西風おでんのつゆに滑らかなうどんが入っているそうだ……ついに最強と最強がタッグを組んでしまったか。後世まで語り継がれる予感。少なくとも自分の中では。とにかく買って帰ることにした。
・おどん
年末年始は忘年会や新年会など飲み会が多い。帰りにコンビニでシメの1品を購入する方は、まず店内のカップ麺コーナーに「おどん」があるかどうか確認した方がいい。なければ他のコンビニに行けという話ではなく、あったらラッキーである。
その日の飲み会がアタリであれハズレであれ、家に帰って「おどん」を食べることで良い1日だったと思えるはずだ。「終わり良ければすべて良し」を実感できるだろう。それくらいの “癒し力” が「おどん」にはある。
・松江おどん
ちなみに島根県には「松江おどん」なるご当地グルメがあるそうだ。松江市民は、あご出汁の効いたおでんにうどんを入れて食べているという。そんなもん絶対にウマいだろ。
松江市出身の佐藤記者から「おどん」の話は聞いたことがないが……もしかして隠しているのだろうか。いや地元民からすれば、おでんにうどんを入れるという発想が当たり前すぎて「わざわざ口にしないだけ」という説が濃厚。まあどっちでもいい。
・シメの1品としての完成度
フタを開けて熱湯を注ぎ、5分待ったら完成。具材にはほどよく味付けした鶏団子、ふんわり食感のえび風味卵加工品、麩(ふ)を加えたという。
「ほどよく味付け」「ふんわり食感」「麩」という “癒しの御三家” もしくは “癒しの三羽烏(さんばがらす)” がシメの1品としての完成度を極限まで高めている。
しかし主役はやはり関西風のおでんつゆだろう。冷えた体に温かいつゆが染みる。叫びたくなるほど激ウマではない。ほどよく美味しいし、おでんらしい味わいにホッとできる。
やや甘めで、余ったおでんつゆにうどんを突っ込んだらこんな感じになりそうだ。見た目こそ地味だが、おでんにうどんを組み合わせたらこうなるだろう。これでいい。
・見つけたらラッキー
ほろ酔い状態でコンビニおでんを持ち帰るのは面倒だが、カップ麺1個なら翌日の朝食を買うついでにカゴに放り込める。コンビニやスーパーであらかじめ買っておくというより、飲み会の後に見つけたら買いたい。そんな商品なので皆さんも見つけたらぜひ!
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.