12月6日(金)発売のロッキング・オン1月号は、1年を締めくくる2024年洋楽アルバム特集です。アルバムだけでなく、リイシュー作品、来日公演、イベント、ニューカマー、洋楽ライター陣による座談会、そしてジャンルを細分化したシーン別の徹底考察で、今年の洋楽シーンを振り返ります。
今回は、選出作品の一部をご紹介！
【No.30】
シガレッツ・アフター・セックス『X's』
甘い甘いドリームポップで性愛を歌ってきたシガレッツ・アフター・セックスのあり方は本作でも何ひとつ変わっていない。ただ、ひとつの恋の終焉にフォーカスし、シャーデーのソウルの淡いダンスフィールに強く影響を受けることで、恋愛の痛みこそが中毒的な快感を生み出すことをさらに高い純度で浮かびあがらせてしまった1枚ではある。メロディアスで温かなギター、身体をゆっくり揺らす程度のグルーヴ、アンニュイだからこそ心地よい歌唱。この音楽を聴いて終わった恋に踏んぎりをつけることもなければ、もっと良い人間関係を築こうといった具体的な反省をすることもないだろう。（続きは、ロッキング・オン1月号にて）
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