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スティーヴ・ライヒがレディオヘッドに触発されて書いた『Radio Rewrite』がNYで披露されることに

スティーヴ・ライヒがレディオヘッドに触発されて書いた『Radio Rewrite』がNYで披露されることに

ミニマル・ミュージックの先駆者として知られるスティーヴ・ライヒが、レディオヘッドをインスピレーションとして書いたと言われる新作『Radio Rewrite』が11月16日にニューヨークでの初演を迎えるという。

演奏会はメトロポリタン美術館で行われ、演奏はニューヨークの室内楽団アラーム・ウィル・サウンドが行う。『Radio Rewrite』は『キッドA』の“エヴリシング・イン・イッツ・ライト・プレイス”と『イン・レインボウズ』の“ジグソー・フォーリング・イントゥ・プレイス”に触発された作品で、スティーヴ・ライヒは元々レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドとの出会いが作品のきっかけになっていると「グローブ・アンド・メール」紙に語ってきている。

スティーヴによれば、2011年にスティーヴとジョニーはポーランドで開催された音楽フェスティヴァルにそれぞれに出演し、この時ジョニーはスティーヴの1987年の作品『エレクトリック・カウンターポイント』をジョニーなりの解釈で演奏し、これにスティーヴは関心を持ったという。

「ジョニーのパフォーマンスは特に温かく、個人的なものになって、違うサウンドを鳴らしていた」とスティーヴはその時の演奏について説明していて、これをきっかけにレディオヘッドの作品を聴き漁ることになったという。その結果書いたのが『Radio Rewrite』で、フルート、クラリネット、ヴィブラフォン2台、ピアノ2台、弦楽4重奏団とエレクトリック・ベースという構成の作品になっている。これまで作品は3月にロンドンで初演が行われ、アメリカではカリフォルニアが初演となっている。

今回の演奏はメトロポリタン美術館で開催されるスティーヴの作品を取り上げたイヴェントの一環として行われるもので、『手拍子の音楽』、『Piano Counterpoint』(初演)、『シティ・ライフ』、『Four Genesis Settings』、『ニューヨーク・カウンターポイント』とスティーヴのほかの作品3作品とともに演奏される。なお、パフォーマンスはクラシック・ラジオ局のサイト「Q2ミュージック」でライヴ・ストリーミングされるという。

アラーム・ウィル・サウンドがカリフォルニアで行った『Radio Rewrite』の演奏の抜粋動画はこちらから。
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