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1月 062021
 

以前のエントリで、「Nginx + quiche パッチで HTTP/3 にチャレンジ。」と、いうのを書いています。このエントリの『続編』を書いてみたいと思います。

と、いうのも色々あったからです。

簡単に書くと、あっという間にこのエントリは終わってしまいますf(^^;;。
ネタ的なモノを箇条書きにしてみると

  • nginx + quiche パッチでは SSI は動作しません
  • nginx + quiche パッチを利用した場合 RTMP モジュールが利用できないです

の二つになります。これが解れば詳細はどうでもいー。と、いう人はここでおしまいです。
『なんで?』と思った方は読み進んでくださいf(^^;;。

 
まず、上の部分の SSI についてですが、perl による index.cgi で SSI で吐き出すことと同じ動作をするモノを作成すると、無事に動作します。

以下はサンプルです。これは index.cgi 。

#!/usr/local/bin/perl
use strict;
print "Content-type: text/html\n\n";
print "<html>\n<head>\n";
print "<META HTTP-EQUIV=\"Content-type\" CONTENT=\"text/html;charset=utf-8\">\n";
print "<TITLE>IPv6 HTTP/3 Access Web page.</TITLE>¥n";
print "</head>\n<body>\n";

print "<br><h2>Hello HTTP/3 World.</h2><hr>\n";

my $word = "";
if ($ENV{'REMOTE_ADDR'} =~ /:/) {
    $word  = "===> ";
    $word .= "$ENV{'REMOTE_ADDR'} から IPv6 パケットを受け取りました。";
} else {
    $word  = "===> ";
    $word .= "$ENV{'REMOTE_ADDR'} から IPv4 パケットを受け取りました。";
}
print "$word<br><hr>\n";;

print "===> Protocol: $ENV{'SERVER_PROTOCOL'}<br>\n<hr>";
print "===> Access Port: $ENV{'SERVER_PORT'}<br>\n<hr>";

exit;

 
似たようなのを index.shtml と access.cgi でやるとこんな感じ。

こちらは index.shtml。

<HTML>
<HEAD>
<META HTTP-EQUIV="Content-type" CONTENT="text/html;charset=utf-8">
<TITLE>IPv6 HTTP/3 Access Web page.</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
<ht>
Hello HTTP/3 World.<br>
<hr>
<!--# include file="./access.cgi"-->
<hr>
</BODY>
</HTML>

 
こちらは access.cgi。

#!/usr/local/bin/perl
use strict;
print "Content-type: text/html\n\n";
my $word = "";
if ($ENV{'REMOTE_ADDR'} =~ /:/) {
    $word  = "===> ";
    $word .= "$ENV{'REMOTE_ADDR'} から IPv6 パケットを受け取りました。";
} else {
    $word  = "---> ";
    $word .= "$ENV{'REMOTE_ADDR'} から IPv4 パケットを受け取りました。";
}
print "$word<br><hr>\n";;
print "===> プロトコル: $ENV{'SERVER_PROTOCOL'}<br>\n<hr>\n";
print "===> アクセスポート: $ENV{'SERVER_PORT'}<br>\n";
exit;

 
index.html (index.shtml) に include があると、 Nginx + quiche パッチではまともに動作しないようです。 quiche パッチを詳しく追ってはいないのですが、どうやら include 部分がそげ落ちているようです・・。 orz

まぁ、今の段階では SSI を利用しないコンテンツを用意する必要がありそうです。

 
二個目。

テレワークなどで、PC にカメラを接続する機会が多いのですが、せっかく購入したカメラ。もっと色々な用途で使ってみたい。などと思うわけです。 USB Video Class 、俗に USB な UVC カメラを FreeBSD に接続し、 webcamd や obs-studio をインストールして『ストリーミングなどしてみんべ。』などと思うわけです。
このブログでも以前に「NotePCに付いているカメラを FreeBSD で使う。」と、いうのを書いていたりしますが;-)。

更に一歩進んで obs-studio をイントールした場合、配信先に RTMP サーバが必要になります。
Nginx はモジュールとして RTMP モジュールや Stream・Stream SSL モジュールなどを利用可能ですが、HTTP/3 を有効にする quiche パッチを適用した Nginx ではこれらのもジュールは利用できません。

以下は nginx.conf の設定の抜粋です。

load_module /usr/local/libexec/nginx/ngx_stream_module.so;
load_module /usr/local/libexec/nginx/ngx_rtmp_module.so;

rtmp {
    server {
        listen 1935;
        chunk_size 4096;

        access_log /var/log/nginx/access_rtmp.log;

        application webcam {
            live on;
            record off;
            wait_video on;
        }
    }
}

 
load_module のところで早くもエラーが出ます。

# service nginx start
Performing sanity check on nginx configuration:
nginx: [emerg] dlopen() "/usr/local/libexec/nginx/ngx_stream_module.so" failed (/usr/local/libexec/nginx/ngx_stream_module.so: Undefined symbol "SSL_set_tlsext_host_name") in /usr/local/etc/nginx/nginx.conf:7
nginx: configuration file /usr/local/etc/nginx/nginx.conf test failed

 
もしくは

# service nginx start
Performing sanity check on nginx configuration:
nginx: [emerg] dlopen() "/usr/local/libexec/nginx/ngx_rtmp_module.so" failed (/usr/local/libexec/nginx/ngx_rtmp_module.so: Undefined symbol "HMAC_CTX_new") in /usr/local/etc/nginx/nginx.conf:7
nginx: configuration file /usr/local/etc/nginx/nginx.conf test failed

 
みたいな感じ。

最初、どうして、SSL 系でエラーが出るのか解らなかったのですが、ports の www/nginx/Makefile とかソースを眺めていたら解りました。以前のエントリで、Nginx + quiche パッチを適用する場合 configure オプションに –with-openssl=/usr/ports/www/nginx-http3/quiche/deps/boringssl を指定しているんですね。
RTMP や Stream モジュールを利用する場合、ベタな openssl のソースのパスを指定する必用があるのですが、 quiche パッチを適用した場合、quiche 独自の SSL のコードを参照する必用があるので、 RTMP や Steram モジュールのコンパイルが通ったとしても、いざ動作させようとすると色々とシンボル名がなかったりするのですな。

 
と、いうことで、 Nginx に quiche パッチを適用した場合は、 HTTP/3 でのアクセス可状態なサーバで、SSI を利用しないウェブサーバとして利用するみとになります。

あ。Nginx + quiche パッチを適用したウェブサーバでも HTTP/2 や HTTP/1.1 、そして HTTP/1.0 (今では w3m くらいか?) でアクセスがあった場合 (それは、つまりは TCP でアクセスがあった場合かぁ?) には SSI は動作します。あくまで HTTP/3 でアクセスがあった場合のみ SSI の記述がある index.html がまともに表示されない状態になります。

SSI 使ったり RTMP・Strerm モジュールを利用したい場合は別にコンパイルしたサラの Nginx を用意する必用があります。 quiche パッチを適用しない Nginx では SSI や RTMP のサーバとして利用できるので、仮想マシンやコンテナで別立てするのがよろしいかと思われます。

 
ちなみに、Firefox は 72 から、 macOS や iPhone は Safari 14 から HTTP/3 がサポートされるようになりました(詳細については gugu ってください;-)。 macOS や iOS から HTTP/3 でアクセスできるようになると、ウェブサーバ担当者としてもいよいよ HTTP/3 の設定をしてサーバを起動してみたくなりますなぁ;-)。 ファイアーウォールの UDP Port:443 を開けるときが、今っ!! 来ましたっ!! ;-)。

4月 032015
 

フツーに書くとタイトルがずいぶんと長いモノになってしまうのでタイトルは省きました。省かない場合のタイトルはどうなるだ? というと・・。

「au の フィーチャーフォンで送受信している ezweb.ne.jp のメールを SoftBank の iPhone6 で送受信できるようにする。」

ってのが今回のお題目です。

 
僕的な携帯電話の環境は SoftBank の iPhone6 と au の GRATINA を持ち歩いています。 au の GRATINA はプラン SS と EZWeb を契約しているので、 SoftBank 以外の人と通話や C メールをやる場合には au の GRATINA を利用しています。 SoftBank 以外の人との全ての通話は プラン SS でまかなっている状態ですかね。

IMG_2321_ezweb_mail_1

あと、今回は出番はありませんがぷらら SIM が入っている ZTE Blade VEC 4G も持っていたりしますが;-)。

 
さて。ひょんなことから ezweb.ne.jp は PC からメールを読み書きできる。ということを知りました。

IMAP Server: imap.ezweb.ne.jp
SMTP Server: smtp.ezweb.ne.jp

これらを PC 用のメールソフトである Thunderbird や mew に設定するだけで、メールの読み書きがフィーチャーフォン以外の機器からでも行える。
あげくの果てには SoftBank の iPhone6 に指定しても au の ezweb.ne.jp の読み書きができる。と、いうことになるので早速飛びついてみました。

SSL を有効にしたり各種設定を行い、いざアクセスするのであります。しかし・・。 ezweb.ne.jp のメールアドレスに対するパスワードが分からないんですね。何を指定したらえーねん?

 
と、いうことで今回の物語はここから始まるのであります。

まずは調べてみると、 au の iPhone を持っている人は au サポートからアクセスすると ezweb.ne.jp のメールのプロファイルがゲットできる。更にはパスワードをもゲットできる。と、いうことが解りました。
au の Android を持っている人はブラウザの User agent を mobile Safari に偽装することによってメールのパスワードをゲットできる。と、いうことが解りました。

すると、ここでまず第一の結論。 IMAP サーバ や SMTP サーバに PC からアクセスできるようになるためには、素直な道を進むとすると au の iPhone を持っている人しか恩恵が受けられない。と、いうことのようです。

 
実は PC から ezweb.ne.jp のメールの送受信ができると知ったその日のうちに近所の au ショップに行ってお店のお姉さんに確認してきました。

1.フィーチャーフォンから #5000 にメールを送って、そのあと 00090015 にメールしたら変なメールが返ってきてしまったんですけど・・。
→ 特に問題はありません。

2.フィーチャーフォンで ezweb.ne.jp なメールを利用しているんですが PC でも利用したいのでパスワードを発行してください。
→ できません。ウェブメールを利用してください。

らしいです。実は結構長いやり取りがあったのですが、対応してくださったお店のお姉さんは僕ほど IT リテラシーが高くないので、紙をもらってメールサーバと PC の絵を書いて「ここからここにアクセスするときのパスワードが欲しいのです。」と、説明しました。その辺りの仕掛けのことは解るみたいだったので、あとは au のサーポートバックヤード(複雑怪奇なお客様の質問に応える部署っぽいところ)と電話してなんとか問題が解決できました。

僕は「解りました。1. については特に何もしなくて良くて、2. のほうは iPhone でないとパスワードは発行できないんですね。」と、言い残し、なんとなくにこやかに納得してお店を後にしようとすると、そのお姉さんは「今回は勉強になりました。ありがとうございました。」と申しておりました。彼女のレベルが一個上がったんだな。と、思いました;-)。

まぁ、それはさておき、1. のほうは「契約情報の何かしらのステータスが変わってしまったんじゃね?」などとハラハラドキドキしていたのですが、契約情報かどこか変わった。と、いうことは無いとのことなので、そのまま継続して利用しても良いそうです。

そして 2. のほうは au の人でさえ、お客様の ezweb.ne.jp のパスワードにはアクセスできないんだそうで、その情報を教えることや窓口での変更はできないんだそうです。

au のお姉さんいわく「もし PC からアクセスする場合にはウェブメールを利用してください。」とのことでした。そして、ウェブメールの設定画面にもパスワードについての項目は無いです。

 
と、いうことで、実質的に素直にパスワードを取得できるのは iPhone のみということになりました。

 
僕の SoftBank の iPhone6 には全部で三つの au アプリがインストールされています。

IMG_1215_ezweb_mail_2

au サポートアプリは au 回線以外からでもアクセスできるので、どこのキャリアでも良いから iPhone と au のフィーチャーフォンを持っている人はこれらのアプリをインストールしておくと便利かもしれません。僕の場合 au ウォレットも持っているしねぇ;-)。

と、いうことで au の iPhone を持っている人は以下の URL を参考にすると ezweb.ne.jp のパスワードを取得することができます。

http://www.au.kddi.com/iphone/support/guide/mail-app-setup/

上の URL のキャプチャのところ『[8]「メールアプリ(Eメール)でEZwebメールを利用する」をタップします。』で「手動設定」をタップすると C メールでパスワードが送られてきます。
「メールアプリ(Eメール)でEZwebメールを利用する」をタップすると iPhone プロファイルが入手できます。今回は C メールで結果が欲しいんですよねぇ。

と、いうことでどうすんべか?

#あう。僕はフィーチャーフォンなので”C メール”って言ってます。iPhone 持っている人は多分 “SMS” というと思います;-)。

フィーチャーフォンしか持っていない人は上記 URL へのアクセスは厳しいです。コンテンツが携帯用ではないので文字化けなどするし・・。
SoftBank に au サポートアプリをインストールしている人は上記 URL のキャプチャの『 [6]「Eメール設定画面へ」をタップします。』まではたどり着けます。タップすると au 回線が必要になるのでそこでシューリョーになるのであります。

 
で、ハタと思った「最後の手段はテザリングだな。」と・・。

と、いうことで会社で au のスマートフォンを持っている人に「テザリング契約している?」と、聞いて、色々説明して、とある人がアクセスしてもいーよ。といってくれたので、早速トライ。

1. au な iPhone6+ を持っている同僚にテザリングオンにしてもらいます。
2. 僕の持っている SoftBank な iPhone6 をテザリング接続します。
3. これで au の回線に入った;-)。
4. 僕の SoftBank な iPhone6 から au サポートアプリで上記 URL にアクセスします。
5. おぉっ!! [6] のメニューを突破できた。わーいっ!!
6. [8] のメニューの「手動設定」をタップ。
7. GRATINA に C メールが届いた。
8. ezweb.ne.jp の情報ゲットっ!!
9. テザリンクを切断し、許可してくれた同僚にお礼を言って終了。
10. ズズズとお茶を飲み一段落。ふぅ。やっとだぁ。

と、いうことでなんとか ezweb.ne.jp の情報を取得したのであります。

あとは PC のメールソフトに設定したり SoftBank の iPhone6 にも ezweb.ne.jp のメール設定をしました。これで iPhone6 一個で SoftBank と au のメールの読み書きが可能になりました。一件落着。

 
最後にですが mew で ezweb.ne.jp にアクセスするときの mew-config-alist の設定を書いておきますね;-)。

; au KDDI
(setq mew-config-alist '(
    ("ezweb"
        ("mailbox-type"         . imap)
        ("proto"                . "%")
        ("user"                 . "takachan")
        ("name"                 . "TAKANO Yuji")
        ("cc"                   . nil)
        ("fcc"                  . nil)
        ("mail-domain"          . "ezweb.ne.jp")
        ("msgid-domain"         . "ezweb.ne.jp")
        ("smtp-helo-domain"     . "ezweb.ne.jp")
        ("smtp-user"            . "USERNAME")
        ("smtp-server"          . "smtp.ezweb.ne.jp")
        ("smtp-ssl"             . t)
        ("smtp-port"            . "587")
        ("smtp-auth-list"       . ("CRAM-MD5" "DIGEST-MD5" "PLAIN" "LOGIN"))
        ("use-smtp-auth"        . t)
        ("imap-user"            . "USERNAME")
        ("imap-server"          . "imap.ezweb.ne.jp")
        ("imap-ssl"             . t)
        ("imap-ssl-port"        . "993")
        ("imap-delete"          . nil)
        ("ssl-verify-level"     . 0)
    )
))

 
各項目の説明は一切無しにしておきます。解読してください;-)。

 
と、いうことでこれで mew からも ezweb.ne.jp なメールが送れるようになりました。複雑なメール本文をキーボードで打てるようになるのでだいぶらくちんになりますね。

あ。それにしても「テザリングさせてー。」って同僚に言ったとき「今時キャリアメール使っているんですか?」などと言われてしまいました。僕はどうやら前時代的な人のようですf(^^;;。

2月 172015
 

今回は emacs の設定の一行だけのエントリです。

実は emacs-24.4 になって、勝手にインデントしてくれて困っていたのであります。

例えば以下のような場合。

  • emacs-24.4+mew6.6 でメールの本文を打っていた場合、段落のために半角スペースを二つ入れたのに改行すると半角二つが消えてなくなってしまう。
  • emacs で開いた文書にマウスのペーストをすると右側にズズズズとずれていってしまう。
  • 他のモードでもとにかく勝手にインデントを付けてしまう。

などなど、文章を打つ時やマウスのペーストが非常に難儀していたのであります。

が、しかし、以下の設定を入れれば大丈夫。

; 勝手にインデントしないようにする設定
(electric-indent-mode 0)

 
この設定を ~/.emacs.d/init.el に書いてあげると emacs-24.3 の頃の文字入力に戻るかと思われます。

emacs-24.4 は他にも色々 default 設定が変わったのですが、この、インデントの動作が変わったのが一番の衝撃でした。フツーに文章を打っているときはそんなに問題はないのですが、 mew でメールを書いているときに発生しているので困った困った。

最近、 mew の ML が無くなって google-group に行ったので僕は入ってないんですけどもね。

と、いうことで上記設定は emacs-24.4+mew-6.6 の人にもとっても非常に有用な情報だと思われます;-)。

#誰か、たどり着く人いるんかな?f(^^;;。

8月 132013
 

僕は Firefox というのはドドドとバージョンが激しく上がっていくヤツではなく ESR 版を利用しているのですが FreeBSD の ports 的に言うと www/firefox-esr になるわけですけども。

現在の最新の ports-current では firefox-esr-17.0.8,1 と、いうバージョンが利用できます。しかし、確か 17.0.8 になったときだと記憶しているのですが、メニューなどの日本語表示ができなくなってしまいました。でもって、僕は firefox の起動時には bing.com を表示しているのですが、これがあーた。英語サイトを default で表示してくれるようになったりと、言語環境がぶっ壊れチックになってしまったんですね。

いつも Firefox をインストールするときは以下をインストールします。あ。 potrs 的情報ですけども。

・www/firefox-esr
・www/firefox-esr-i18n
・www/xpi-quick-locale-switcher

日本語言語パックとアドオンの Quick Locale Switcher も合わせてインストールしているのにどうして日本語で表示してくれないのだ?と悩むのであります。

そもそも以下の事象が現れています。

1.アドオンメニューのアドオン一覧に「言語パック」メニューが表示されない。
2.拡張機能の項目の中に ports からインストールしたはずの Quick Locale Switcher が表示されない。

どもう見てもこれはおかしい。ってんで色々調べたのですが「アドオンメニュー」の「アドオン入手」から Quick Locale Switcher 1.7.8.8 をインストールすると表示されるようにはなってメニューにも[言語を変更]ってのが現れるんだけど、しかし、日本語表示できない。

で、色々調べた結果「アドオン入手」から入手したアドオン(拡張機能)は

$HOME/.mozilla/firefox/乱数.default/extensions/

にインストールされるんですね。かたや ports からインストールしたヤツは

/usr/local/lib/xpi/

にインストールされます。 で更に調査を進め、色々な firefox のオプションとか指定して試すんですけども、あれー?! ってことは Firefox は /usr/local/lib/xpi/ を参照してないんではないの? という結論に達しました。

と、言うことで ports からインストールした言語パックと Quick Locale Switcher を symlink してあげることにしました。

$ cd ~/.mozilla/firefox/乱数.default/extensions/
$ ln -s /usr/local/lib/xpi/langpack-ja@firefox.mozilla.org ./
$ ln -s /usr/local/lib/xpi/\{25A1388B-6B18-46c3-BEBA-A81915D0DE8F\} ./

 
上の symlinkは 日本語言語パック、下の symlink は UUID ですが Quick Locale Switcher になります。そのまま symlink しました。

あとは Firefox を再起動して各種設定を見なおして完了です。アドオンマネージャにも「言語パック」とか、 ports からインストールした Quick Locale Switche が表示されるようになった(今のところはバージョンでどっちからインストールしたかの判断は付きます)ので一見落着。

20130813_firefox_01

と、いうことでこの作業を行なったおかげで無事に Firefox の日本語表示が復活しました。
しかし、 /usr/local/lib/xpi/ は信用したらアカン。と、いうことかな? 今後はこの symlink をずっと残すことになるかもしれませんが、それはこのエントリを読んだ方の好きにして頂ければと思います;-)。

12月 012011
 

以前のエントリに二回くらい書いているのでのすが、今回は三回目になるかな? mozc の ノラ ports を本日付の最新バージョンにしたものを以下の URL に置いておきます。

http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-mozcs-20111201.tgz

以前のバージョンは 1.1.773.102 ですが、今回のバージョンは 1.3.911.102 になります。だた、どこが変わったのか、いまいち解りません・・f(^^;;。

実は最近、ブラウザに opera を利用するようになったんですね。 ports からの make install も早しい、KDE ライクだし。みたいな感じなのですが。

で、 opera に対して日本語を入力しようとすると Ctrl キーを押した段階で確定してしまうので、それが何とかならないか? とか思い色々調べていたのでありますが・・。

uim-skk でも問題になっているようですね。以下の URL がその参考になるかと思いますが。

http://my.opera.com/japanese/forums/topic.dml?id=950112

この事象は、僕が現在利用している ibus-mozc でも起きていて、なんか回避策はないんかいな? と思い色々調べていたんですけども・・。

とある掲示板には「ubuntu では ibus-mosc で Ctrl キーの制約を受けずに opera に日本語入力ができる。」とあったので、むむむ。とか思い、最新版の mozc の ports を作ってみたんですけどもね。

しかし、結局ダメでした。 mozc の 1.3.911.10 でも opera に対して日本語を入力しようとするとやはり Ctrl キーで入力した内容が確定されてしまいます。残念。ただ、せっかく作った ports なのでここに公開しておきます。

send-pr はしないです。 send-pr してもメンテナが全然全くこれっぽっちも対応してくれないんだもの。

と、いうことで現在は opera で正しく日本語が入力できるように、ubuntu の mozc deb のソース取り寄せてパッチを眺めたりしているところです。まぁ、手元に ubuntu が無いので実際にどういう動作しているのか全くわからないの出ありますがね;-)。

ちなみに opera は www/opera と www/opera-devel の両方を試しましたが ibus-mozc では Ctrl が押された段階で日本語が確定してしまいますね。なので、実際問題として、opera っちゅーのは使えない状態になっている。と、言う感じでしょうか。

8月 242011
 

Firefox が 12 週間に一回バージョンアップするというとんでもない所業に出て、つい最近 Firefox6 が出たんですが、こいつがなんかむちゃくちゃ CPU を食いまくる。起動直後なんて一人で一個の CPU を使いやがる。ってんで Firefox の利用は最近断念しつつあります。

と、言うことで何か別のブラウザを捜すべ。とか思って色々調べてみたのですが、 QT ベースのブラウザってのは結構色々あるんですね。 arora だとか rekonq とか QtWeb (これは ports になってない) とか。

けど、結局 QT ベースブラウザってどうあがいても emacs キーバインドが利用できないみたい。

ちょっと話はそれますが KDE4 のアプリケーション群の中で emacs キーバインドが設定できるのは kwrite だけなんですよね。で、こいつの設定の「ショートカットを設定」を見ると 「Kateコンポーネント」ってのがあって、これが編集時のショートカットキーの変更を可能としている。

ちゅーこって KDE4 ではショートカットの設定のところで「Kateコンポーネント」を全てで編集できるようにすれば emacs キーバインドが可能になるのになぁ。と思うのでありました。どっかで呼びたせたりしないのかなぁ。

 
で、ここで話はブラウザ全般のネタに戻るのですが、以下ちょっと色々書いてみます。

 
・chromium
QT ベースのブラウザは emacs キーバインドが利用できないので www/chromium をインストールしてみました。 Chrome のオープンソース版と言えば良いのかな? こいつは Firefox6 よりも CPU 利用率が低いみたいなのでまぁ常用できるかもしれない。

それにしても chromium で emacs キーバインドはできないのかな?とか調べたら GTK2 側で emacs キーバインドの設定をすれば良いと言うことが解ったので早速やってみました。

% cd /usr/local/share/themes/Emacs/gtk-2.0-key/
% cp gtkrc ~/.gtkrc-2.0

 
これだけ。普段 KDE4 とか利用していると GTK2 のこととかほんとにわかんない。僕だけかもしれないけど。で、この設定を入れるとほぼ全ての GTK2 アプリは emacs キーバインドになるみたいです。Firefox の場合はアドオンで firemacs 入れているので気にならないのですが、 Thunderbird3 とかも emacs キーバインドになってくれたりします。すげー;-)。

 
・midori
GTK2 的なブラウザとしてはもう一個 www/midori を試してみました。インストールしてから起動すると・・。ふむー。随分と前時代的な雰囲気を醸し出していますf(^^;;。細かい設定は「設定」→[エクステンション]として全て項目にチェック付けてと・・。とかします。

ツールバーの設定などはブラウザではできなくて、~/.gtkrc-2.0 に項目を追加していくと言ういかにも UNIX ライクな設定方法ですf(^^;;。そして、見かけは本当に”GTK2 ベース”って感じです。多分常用はしないと思われますが pkg_delete もしていません;-)。

 
・arora
QT ベースのブラウザです。まぁ、非常に質素である意味 midori に通じるものがあるかもしれません。konqueror の不要な部分を全部削ぎ落して軽量化したって感じのブラウザです。けどもまぁ、QT ベースなので KDE4 上で利用する分には割としっくり来ますかね。

フツーに問題なく利用できます;-)。

 
・QtWeb
QT ベースのブラウザです。Windows 版もバイナリで配布されています。arora と一緒で本当に質素・軽量なブラウザです。 FreeBSD では ports になってないので自分で make して、チロッと起動して動作確認などをしただけです。

FreeBSD で make するには QT4 の CJK なプラグインが必要になります。 japanese/qt4-codecs-jp 相当の中国・韓国・台湾版をインストールします。まぁ、ソースを変えて libqjpcodecs.so しか呼ばない(リンクしない)ようにすれば良いだけなんですけどね。 一応 make は通って起動はできます。ただ、 ports する意味あるの?って感じがするので僕は ports を作ってませんが;-)。

 
・rekonq
僕的には本命のブラウザですなぁ www/rekonq 。名前的に「konqueror よ再び。」みたいな感じ、車輪の再開発とか。 konqueror の悪いところを削ぎ落して再度作り直しましょう。みたいな感じのブラウザらしいです。

とりあえずキャプチャなどを。下が konqueror 、上が rekonq です。

rekonq.png

見た感じ・使った感じは Safari と Chrome の良いところを取り込んで konqueror の悪いところがちょっと残った。と言うような感じでしょうか;-)。

機能も konqueror 程度にはあるし、何よりも konqueror よりも安定している感があります。 kubuntu では rekonq が default ブラウザになったんだっけか?

FreeBSD では ports からインストールしても日本語対応していません。 ja な mo ファイルが無いんですな。あいや・・。しょーがないので kubuntu のを持ってきてしまいましょう;-)。

以下の URL から language-pack-kde-ja-base_10.10+20110618_all.deb を拾ってきます。

http://pkgs.org/ubuntu-10.10/ubuntu-proposed-main-i386/language-pack-kde-ja-base_10.10+20110618_all.deb.html

そのあとは以下の要領でインストールすると rekonq の日本語化ができます。

% mkdir deb
% cd deb/
% mv ~/language-pack-kde-ja-base_10.10+20110618_all.deb ./
% ar -vx language-pack-kde-ja-base_10.10+20110618_all.deb
% tar xvzfp data.tar.bz2
% cd usr/share/locale-langpack/ja/LC_MESSAGES
# cp rekonq.mo /usr/local/kde4/share/locale/ja/LC_MESSAGES/

 
一部翻訳されていないところも有りますがほぼ問題ないほどに利用できるでしょう。

利用した感想ですが、konqueror よりは遙かに良いと僕は思います。これが default ブラウザでも問題無いと思います。「KDEシステム設定」の中の「デフォルトのアプリケーション」のブラウザとして設定しましたが、各アプリの URL をクリックするとスルスルっと konqueror よりも軽やかに起動するみたいな感じでしょうか。

ただ、本当に KDE4 のアプリと言うか QT ベースなのでやはり emacs キーバインドは利用できないですね。長文書く時、僕はダメです。

と、言うことで Firefox6 と言うか、 Firefox がこれからドンドン変な方向に進んで行きそうなのでそろそろ潮時かぁ? とか思いブラウザを試してみましたが、サイトを見るときは rekonq 、文章を書く時には chromium 。って感じになりそうです。

あ。最後にですが、筆者は Flash などいうのはまるで見ません。プラグインインストールしていません。ブラウザの設定で「プラグインはロードしない。」をわざわざ選択しています。iOS ユーザにとって Flash プラグインは必要無い。みたいな;-)。

6月 292011
 

僕はメールを読んだり書いたりするときに emacs 上の mew を利用しています。で、今回たまたま「マニュアル」というのを見ていたら “対話” というのがあったんですね。

この “対話” と言うのは mew のインストール時に合わせて /usr/local/bin/cmew と言うコマンドをインストールして、こいつが sqlite3 に Massage-ID を突っ込んで、一括して mew のバーチャルモードで表示してくれる。と言う機能です。

cmew 自体は ruby で書かれているので、実行。ばーんっ!! とかやるのですが、 require ‘sqlite3’ の行がエラーになります。どうやら ruby の sqlite3 モジュールが無いみたいなんですね。

それならば ports からインストールするべか。とか思って /usr/ports/ 辺りを捜すのですが、あれあれ? ports になって無いじゃん・・。orz。 となるのでありました。

ちゅーこって、ports 作って以下の URL に置いたので使ってみたい人はご利用くださいー。って感じなのであります;-)。

ダウンロードした後、/usr/ports/databases 辺りで展開して make;make install すればおしまいです。

http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-sqlite3-ruby-20110629.tgz

インストールが完了したら cmew を実行する(mew 上で “KI” と叩く)と ~/Mail/id.db とかいうのができて “V” で一覧表示してくれるようになります。この辺りについては mew のマニュアルを見てください。

それにしても FreeBSD の ports 的には databases/ruby-sqlite は sqlite2 対応、databases/rubygem-sqlite3 っちゅーのはなんかちょっと冗長気味ででかいぞ。でもって cmew が動かないぞ。的なので、ズバっと cmew が動作する sqlite3 モジュールは存在していないんですねぇ。

中々思い白い。それにしても ruby をおいかけるなんざ dtcpc 以来だぞぉ;-)。

あ。当然ながら “ノラ ports” です。コミットしてくださる方、絶賛募集中;-)。けど、利用者、少ないんだろうなぁ。だとするとコミットしてもあまり価値無いような気がしますねぇ・・f(^^;;。

6月 142011
 

emacs-23.3 になったら ibus.el 経由の mozc がインラインで日本語入力できなくなってしまいました。

以前のエントリで「ibus-mozc を使う。」というのを書いているので詳細についてはそっちを参考にしてください。

それにしても emacs 上でインラインで日本語入力ができないのはちょっと悲しいなぁ。と思い、ibus.el とか眺めたり、ウェブで調べてみたりしたのですが、 Vine のほうでは無事に吸収できたようですね。 FreeBSD ではそーは行かないみたい・・。

ちなみにインラインで日本語が入力できると何か嬉しいかと言うと、Ctrl や Esc キーなどがかな漢字変換システムに食われることなく emacs のキーバインドが利用できる点ですね。これは実際にやってみると結構重要です。

なので、他に何か別の emacs で利用できる日本語入力無いかなぁ?とか思い調べてみたら、mozc 自体が emacs lisp として mozc.el というのを提供しているのねぇ。

早速試してみました。が・・。
mozc 関連の FreeBSD の ports としては japanese/mozc-server 、 japanese/mozc-tool があるのですが、このどちらでも mozc.el をインストールしてくれない。きっと ports の作者さんは emacs との関連性をつけるのを嫌ったのでしょうなぁ;-P。

mozc のソースの中に unix/emacs/mozc.el があります。が、こいつは mozc_emacs_helper という、同じディレクトリにあるソースをコンパイルしたものをインストールしてあげないと動作しないんですな・・。orz。

ちゅーこって mozc-emacs とか言う ports を作りましたよー。そもそも、mozc のコンパイルは python を利用しているので非常にややこしい。試行錯誤した結果 mozc のソースツリーで以下のコマンドをたたけば mozc_emacs_helper の make ができます。

# setenv BUILD_COMMAND gmake
# ./build_mozc.py gyp
# ./build_mozc.py build -c Release --qtdir= /usr/local/lib/qt4 \
unix/emacs/emacs.gyp:mozc_emacs_helper
# cp out_linux/Release/mozc_emacs_helper /usr/local/bin/
# cp unix/emacs/mozc.el /usr/local/share/emacs/23.3/site-lisp/

 
これで mozc.el が動き出します。あ。当然 GTK_IM_MODULE 環境変数などの設定は必要ですよ。
僕の場合、emacs 以外は ibus-mozc を利用するようにして、 emacs からは ibus 経由ではなく、直接 mozc と通信できるように、あとで下のほうに出てきますが ~/.emacs に設定しました。

で、これらをやってくれる ports は以下に置きました。

http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-mozc-el-20110614.tgz

基本的には emacs に関連した部分のみを切り出したので mozc-el と言う ports にしました。ports/textproc 辺りに展開してください。 mozc_emacs_helper を make してインストールしてくれます。あと、 mozc.el と mozc.elc をインストールします。関連性で editor/emacs が必要がです。
また、当然ですが、 make deinstall にも対応しています。

で、~/.emacas への設定ですが、以下のような感じでしょうかね。

(require 'mozc)
(set-language-environment "Japanese")
(setq default-input-method "japanese-mozc")
(global-set-key (kbd "C-o") 'toggle-input-method)

 
早速入力してみると。おぉっ!! ちゃんとインライン入力ができますね。すげー。試しに emacs -nw な状態でも試してみましたがこちらでも日本語入力ができます。ibus-mozc よりもちょっと良い感じです。

 
さてとー。僕の場合、もう何回もここに書いていますが、かな入力の人なんですよ。で、その設定はあるのかなー?とか思って色々調べてみましたが、今の段階では mozc.el にはカナ入力の設定は無いみたいで、mozc.el には 「;; TODO(yuizumi): Supports Kana input.」などと書かれていました。orz。

通常、mozc の設定は mozc_tool_config で、行うのですが、ここではちゃんとかな入力になっているのですが、やはり ibus.el もそうですが emacs lisp の側でも何かしら対応しなければならないんでしょうなぁ。

 
と、言うことで、かな入力の僕にはいまいちご利益が無いのですが、ふつーにローマ字入力をする人にはベタに mozc が利用できるのと、あと tty 上の emacs でネーテェブというかインラインで日本語入力ができるというのは非常に嬉しいことではないでしょうか。

是非とも ports になってもしくは ports からインストールできるようになって頂きたいものだと、僕は思いました;-)。

8月 232010
 

ちょっと前のエントリーで「ibus-mozc を使う。」ってのを書きました。 「もづく」を使うよ。でもって emacs23 からでも使えるよ。ってやつですね。

で、ibus.el の作者さんの 「irie @ ウィキ」を眺めていたら「scim-bridge.elのぺえじ 」 ってのもあるのに気づきました。

この scim-bridge.el をインストールして emacs23 から利用すれば scim と通信して日本語入力ができるようになるんかな?とか思った次第であります。

でもって、scim と言えば scim-bridge はあるし、scim-canna もあるし scim-bridge-qt4 もあるしで、いろいろあるので scim-bridge.el を利用すれば canna.el なしで Canna の入力が可能になるのかな?とか思い早速試してみました。

まずは scim-bridge.el の ports を作ってみました。参考にしたのは同じ作者さんの ibus.el の ports です。textproc/ibus-el があるのでこれを参考にして作ってみました。以下の URL に置いてあります。

http://www.icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-scim-bridge-el-20100823.tgz

これをダウンロードしたあとに /usr/ports/textproc/ 辺りに展開してインストールしてください。一応関連性としては textproc/scim と textproc/scim-bridge は付けています。あとは自分の好みで japanese/scim-canna や textproc/scim-bridge-qt4 などをインストールしてください。

~/.emacs に記述するサンプルはこの辺りに置いておきます。

(setq jaime “???”) の文字列で mozc を利用するか scim-bridge を利用するか決定してください。

scim の 設定方法については以前書いた「kde4-4.4.5+qt-4.6.3 環境の scim-1.4.7。」を利用してください。これで多分 scim-bridge.el が動くようになったかと思います。

scim-bridge.el を利用してみてまず驚くのが、ターミナルへの文字入力と一緒でディスプレー上に SCIM のメニューバーが表示されることですね。本当に「ネーティブに動作しているの?」って思うんですが、Ctrl が入力される場面とか、日本語入力ができない時にはちゃんと SCIM がオフになるんですね。この辺りすごい。まぁ、ibus-mozc.el でもその動作は一緒なんですけどね。さすが同じ作者さんだけあって、動作が統一されていてなかなか嬉しいです;-)。また、感激します;-)。ありがとうございます。

あと、emacs 起動時には以下のように IME を none にして起動しているのでこれは多分文句無しにネーティブで動いているんだろう。という感じです;-)。

env XMODIFIERS=@im=none /usr/local/bin/emacs --no-splash

 
さてさて。僕がどうしてこの ports を作ったかと言うと・・。ちょっと前のエントリーで「emacs-23.2+Canna な emacs の ports。」と言うのを書いているのですが、この時に書いたパッチは今の emacs のメンテナの Ashish SHUKLA さん にメールを送っていて、しばらくやり取りしたあと、彼は 06/10 に改定した emacs の ports を Giorgos Keramidas さん 宛に奥っているんだけど、それは今でもちっとも反映されていないんですね。

なので、emacs23 の make config 時のオプションに WITH_CANNA=yes ってのがなかなか現れない・・。orz。 半分諦めの境地ですかね。

あと、実はもう一点あって、Ashish SHUKLA さん から emacs24 (ports 的には editors/emacs-devel なんですが) の WITH_CANNA の パッチも書いてねー。とか言われて、ちょっと書き直し始めたのですが、これがまたあーたっ!! emacs24 の configure の形式とか Makefile.in とかがずいぶんと様変わりしてしまって、ソースコード治すよりもそっちのほうが大変。みたいな感じになっているのであります・・。orz 僕、 C は解っても autoconf/automake はいまいちよくわからないのよねぇぇ・・f(^^;;。

ちゅーこって、ことえり キーバインドに対応した ibus-mozc に走るか scim-bridge に走ったほうがよっぽど早いのであります。 scim-bridge は Canna に対応しているしねぇ;-)。

と、言うことで、僕は多分今後 Emacs 用の WITH_CANNA なパッチは書く事はないと思います。是非とも scim-bridge.el のほうを利用していただけれると嬉しいのであります。

それにしても scim-bridge.el かぁ。これを利用すると Canna キーバインドでの文字入力もサクっとできるし嬉しいのであります。あ、筆者の場合、Canna のキーバインドをかな入力で利用しています。ローマ字入力は試していません。けど、~/.emacs の (scim-define-common-key ?\C-* t) の “*” の部分の文字を任意のものに変更するといろいろなキーバインドが利用できるようになると思います。

5月 222010
 

以前「emacs-canna の ports。」と言うエントリーで、emacs-23.1+Canna な ports を作りました。と書きましたが、FreeBSD のports-CURRENT の editor/emacs が 23.2 になったみたいなので、 emacs+Canna の ports も23.2 に追随してみました。

以下の URL からダウンロードできます。

http://icmpv6.org/Prog/FreeBSD_ports/ports-emacs232-canna-20100521.tgz

/usr/ports/japanese 辺りで展開して make してください。

ちょっと説明すると、editoe/emacs は make config に対応したみたいなので、config の画面で CANNA を選択できるようにしました。

後、Canna for GNU Emacs23 では emacs-23.1 にしか対応していないので、このパッチを参考にさせて頂いて emacs-23.2 に適用できるように改修しました。emacs-23.2 対応の パッチは以下の URL にあります。Linux 方面の人はこっちのほうが嬉しいですかね;-)。

http://icmpv6.org/Prog/emacs232canna-20100521.patch.gz

と、言うことで自分で書いたモノを、短い時間ですが使ってみても特に問題無くネーテブに Canna で日本語入力ができています。もし良かったら使ってみてください;-)。

さてと。この ports を今後どうするか。と言うのが大きな課題です。一応 make config で CANNA が選択できるようになったので editor/emacs に吸収してもらっても良いかなぁ。とか思っているのですが、そーすると send-pr したり、 ports のメンテナに連絡とったりするかなぁ。

emacs-23.1 の ediotr/emacs は config の画面が出なかったのであれだったんだけど 23.2 の ports は良くできているような気がしないでも無いのでねぇ。今回は連絡取ってみようかなぁ。

と、言うことで Canna での入力を必要としている皆さん。利用した結果のコメントなどいただければ嬉しいです。