崖に古墳、穏やかな水辺に驚く。市川~松戸の真間川・江戸川の景観【「水と歩く」を歩く】
子どもの頃、江戸川区小岩の江戸川土手で父とよくキャッチボールをした。友だちと柴又の江戸川土手で四つ葉のクローバーを探したこともある。子ども時代に江戸川土手で遊んだ思い出はあるのだが、江戸川を越えて千葉県側に行ったのは、柴又から矢切の渡しに子どもだけで乗り対岸でやることがなく途方にくれた一度だけだった。葛飾区に育った私にとって、江戸川の対岸は近いけれど川で隔てられた別のまちだった。荒川の向こうの墨田区にはよく遊びに行っていたので、荒川はそこまで境界と感じていなかったのだろう。都県境を越えるのは少し勇気がいることだったのかもしれない。今回はそんな近くて別のまち、市川・松戸を歩いた。