相撲と北斎、江戸文化を存分に味わえる街・両国20スポットの所在地マップ!

①両国駅

大相撲ゆかりの地の象徴

明治37年(1904)に開業。駅構内には、西口改札近くの壁面に、1枚の大きさが縦3.17m、横2.28mの巨大な大相撲の優勝額が掲げられている。優勝額は、三重ノ海、2代目若乃花、武蔵丸、白鵬、千代の富士の5枚。

住所:東京都墨田区横網1-3-20

②ー両国ー江戸NOREN

江戸空間で体感する味と文化

旧両国駅舎を利用した商業施設。ちゃんこや寿司、そばなどの和食が食べられる飲食店が並ぶ。1階には日本相撲協会監修の土俵を再現。

時間:10:00~23:00(店舗により異なる)
定休日:無
住所:東京都墨田区横網1-3-20
問い合わせ:03-6658-8033

③国技館

駅の北側にそびえる街のシンボル

緑の銅板葺きの大屋根が目を引く。現在の建物は1984年に完成。地上2階、地下3階、最大で約1万人を収容できる空間は、土俵も電動式で上下できる最新技術を駆使。年6回行われる本場所のうち1・5・9月の3回が開催される。

住所:東京都墨田区横網1-3-28
問い合わせ:03-3623-5111

④相撲博物館

往年の名力士や名勝負が蘇る

歴代横綱の写真や錦絵、化粧まわし、軍配など、相撲に関する資料約3万点を所蔵、展示する。年3回、展示替えを行う。

時間:10:30~16:00(東京本場所中は12:30~)
定休日:土・日・祝(東京本場所中は無休)
料金:無料(東京本場所中は大相撲の観覧券が必要)
住所:東京都墨田区横網1-3-28 国技館1F
問い合わせ:03-3622-0366

⑤旧安田庭園

老樹に囲まれた池畔の散策路

かつては隅田川の干満を利用した潮入り回遊式庭園で、現在はこれを人工的に再現。園内の駒止石は、葛飾北斎の浮世絵に描かれたといわれている。

時間:9:00~19:30(10~3月は~18:00)
定休日:無
料金:無料
住所:東京都墨田区横網1-12-1
問い合わせ:03-5608-6291(墨田区公園課)

⑥御竹蔵(おたけぐら)跡

かつての資材置き場

江戸時代に、幕府の資材置き場だった御竹蔵があった場所。船で運んだ木や竹材をこの辺りにあった堀から引き入れて御蔵地へと収納していたという。『本所七不思議』の一つ『置いてけ堀』の話も残る。

住所:東京都墨田区横網1-5-2

⑦葛飾北斎生誕の地

世界に誇る絵師はここで生まれた

稀代の絵師・葛飾北斎は、宝暦10年(1760)に、本所南割下水(現墨田区亀沢)で生まれたといわれる。90年にもおよぶ生涯のなかで90回以上も引っ越しを繰り返すが、多くを墨田区付近で過ごしたという。

住所:東京都墨田区亀沢2-7-7

⑧緑町公園

津軽家上屋敷があった地

『すみだ北斎美術館』をはじめとする公園周辺一帯は、弘前藩津軽家上屋敷があった場所で、その敷地面積は北斎通りから京葉道路までの約8000坪に及んだという。北斎は、藩の依頼で屏風に馬の絵を描いたと伝わる。

住所:東京都墨田区亀沢2-7-7

⑨野見宿禰(のみのすくね)神社

歴代横綱の石碑も残る

神社の東側に、かつて相撲部屋の高砂部屋があり、明治18年(1885)に親方の高砂浦五郎が相撲の神様として知られる野見宿禰を祀ったのが始まりという。石柱には、力士や相撲関係者の名前が刻まれており、現在でも本場所前には相撲協会の神事が行われる。

住所:東京都墨田区亀沢2-8-10

⑩すみだ北斎美術館

人生の大半を墨田区で過ごした北斎

葛飾北斎の作品を所蔵・展示する美術館。AURORA(常設展示室)では、北斎の生涯に沿って、代表作などを実物大高精細レプリカやタッチパネル式端末で展示する。

時間:9:30~17:00
定休日:月(祝の場合は翌平日)
料金:AURORA(常設展示室)400円
住所:東京都墨田区亀沢2-7-2
問い合わせ:03-6658-8936

⑪両国の相撲部屋

早朝から力士の熱気を感じられる

国技館もある両国にはさまざまな相撲部屋が存在する。朝早くから稽古している音が聞こえ、歩いているだけでも楽しい。各部屋の玄関にある看板の相撲字を見比べながら歩くのも一興。

⑫榛(はんのき)稲荷神社

北斎も住んでいた馬場跡地

本所に住む武士の弓馬の稽古のために設けられた榛馬場があった場所。神社は馬場の近くに祀られており、天保8年(1837)に亀沢町の若者が奉納した木造朱塗の奉紙立が保存されている。かつて北斎も娘と一緒に神社脇に住んでいたと伝わる。

住所:東京都墨田区両国4-34-11

⑬両国 髙はし

現役力士も使う鬢付け油も人気

大正元年(1912)に、オーダーメイドの布団専門店として創業。現在は力士用の日用品をはじめ、座布団やぬいぐるみ、箸置きなど力士をモチーフにしたグッズを販売する。

時間:9:30~18:30
定休日:日
住所:東京都墨田区両国4-31-15
問い合わせ:03-3631-2420

⑭相撲茶屋ちゃんこ江戸沢 両国総本店

鶏ガラと野菜の旨味が凝縮

力士のゲン担ぎ料理、鶏ソップ(スープ)で煮込んだちゃんこ鍋専門店。老鶏のガラからダシを取り、醬油や味噌、塩味などで提供。大関ちゃんこ鍋1人前2838円。

時間:11:30~15:00・17:00~23:00(日・祝は11:30~21:30)
定休日:無(臨時休業あり)
住所:東京都墨田区両国3-24-11
問い合わせ:03-5600-1011

⑮相撲写真資料館

両国と相撲の足跡を写真でたどる

昭和4年(1929)に開業した写真館。力士やその関係者の記念写真、大相撲の取組写真など、貴重な写真を展示する。

時間:10:00~17:00
定休日:火のみ開館(1・5・9月の東京本場所開催中は毎日開館)
料金:無料
住所:東京都墨田区両国3-13-2
問い合わせ:03-3631-2150

⑯吉良邸跡

なまこ壁に囲まれた歴史舞台

『忠臣蔵』で知られる吉良上野介(きらこうずけのすけ)の上屋敷跡。その一部は本所松坂町公園として整備され、みしるし洗いの井戸、吉良上野介義央公像などがある。毎年12月14日の討ち入りの日には、午前に義士祭、午後に吉良祭を開催。

時間:入園自由
住所:東京都墨田区両国3-13-9

⑰回向院(えこういん)

鼠小僧次郎吉の墓で合格祈願

明暦3年(1657)に起きた明暦の大火(振袖火事)の死者約10万人を弔うために建立された。江戸後期から明治末期まで勧進相撲の定場所になっており、門前脇に旧国技館があったが、戦後GHQの接収を受けた。

時間:参拝自由
住所:東京都墨田区両国2-8-10
問い合わせ:03-3634-7776

⑱国技館通りの力士像

名力士たちの手形が並ぶ

両国駅前から回向院付近まで、国技館通り沿いに全6体の力士像と手形碑が並ぶ。ミニサイズの力士像は、雲龍型や不知火型など横綱の土俵入りが再現されているのもユニークだ。台座には実物大の手形がある。

住所:東京都墨田区両国2

⑲両国國技堂

先代主人が考案した両国名物

国技館通り沿いにあり、3代目女将が守る老舗和菓子店。先代が生み出したあんこあられ1袋480円~は、塩味のあられと小倉餡の甘みのバランスが絶妙だ。人気の土俵サブレ200円。

時間:10:00~19:00
定休日:無
住所:東京都墨田区両国2-17-3
問い合わせ:03-3631-3856

⑳ちゃんこ 川﨑

関取だった初代が開業

力士たちが食べる「ちゃんこ」を料理店のメニューとして最初に取り入れた老舗。創業以来変わらぬソップ炊きの名代ちゃんこ3500円。

時間:17:00~21:30LO(土は~20:30LO)
定休日:水・日・祝(東京本場所初日の日は営業)
住所:東京都墨田区両国2-13-1
問い合わせ:03-3631-2529

現在「新たな一歩と伝統が織りなす東京の音色」が開催中!

2025年2月3日(月)から5月15日(木)まで、江戸時代から続く伝統と、最先端のカルチャーが共存する東京の魅力を体感する企画「新たな一歩と伝統が織りなす東京の音色」が開催中!
両国・浅草・原宿・池袋の各コースを音声ARアプリ「SARF」で楽しみながら観光しよう。
しかも各コース、豪華ナビゲーターがご案内! いつもとは違う観光体験に出かけてみませんか?

<両国コースのあらすじ>
「次の日本史のテストで赤点をとったら、留年だぞ!」
と先生に注意されてしまった増子敦貴(ましこあつき)くんとあなた……。
来年は同じクラスになれないなんて絶対にあり得ない! どうしよう!
ん……待てよ、確か先生は相撲と浮世絵が好きだったはず…? それなら両国しかない!
敦貴くんと一緒に両国を巡りながら、相撲や浮世絵の歴史を学ぶ旅へと出かけよう!

※ご利用は無料です。
※この企画は、令和6年度「東京の魅力発信プロジェクト」に採択されています。
「東京の魅力発信プロジェクト」では、江戸時代から続く伝統と最先端の文化が共存する、東京の魅力を表現した東京ブランドアイコン「Tokyo Tokyo Old meets New」を活用し、東京の魅力を発信しています。
伝統と革新が共存する東京をぜひ実感してください。

両国コースのナビゲーターは増子敦貴さん!

<プロフィール>
男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC」のメンバーとしてデビュー。2024年に舞台『千と千尋の神隠し』にハク役として出演し、日本だけでなくロンドンでも話題に。

音声ARアプリ「SARF」の使い方

① 「SARF」アプリを起動すると、現在地付近のコンテンツ一覧が表示。そこで「新たな一歩と伝統が織りなす東京の音色」両国コースを選択するとスタート画面が表示されます。
② 画面上のマップに表示されているスポットをめざして移動しましょう!
③ スポットに到着すると、その場所でしか聴けない音声コンテンツが再生されますよ!

SARF正方形
エイベックスの「SARF」アプリはこちらからダウンロード

「東京の魅力発信プロジェクト」とは?

「東京の魅力発信プロジェクト」は、江戸時代から続く伝統と最先端の文化が共存する、東京の魅力を表現した東京ブランドアイコン「Tokyo Tokyo Old meets New」を効果的に活用しながら、東京都と民間事業者が連携し、東京の魅力の発信等を行う事業。

今回の企画「新たな一歩と伝統が織りなす東京の音色」は令和6年度「東京の魅力発信プロジェクト」に採択されています。
東京都は、国内外へ東京の都市としての魅力を発信し、「東京ブランド」の確立に向けた取り組みを推進しています。その一環である「東京の魅力発信プロジェクト」に、「新たな一歩と伝統が織りなす東京の音色」が採択されました。
本企画では、「江戸時代から続く文化である歌舞伎や相撲・浮世絵」と「“Kawaii”カルチャーやアニメ・マンガ」など、都内に点在する新旧スポットの魅力を発信することにより、東京ブランドをPRします。

音声ARで巡る 東京カルチャー再発見の旅~新たな一歩と伝統が織りなす東京の音色~
開催期間:2025年2月3日(月)~5月15日(木)
開催場所:東京都渋谷区・台東区・墨田区・豊島区

●遊び方
「SARF」アプリをダウンロードして、「新たな一歩と伝統が織りなす東京の音色」のカードをタップ。
アプリ上に表示されているスポットを巡って、各コースごとにコンプリートすると、オリジナルメッセージやイラストをプレゼント!

※歩きスマホはやめましょう。アプリを操作する際は必ず立ち止まって行ってください。
※アプリは最新版にアップデートしてお楽しみください。
※イヤホンを付けてのご利用を推奨しております。
※コンテンツを再生するために、スマートフォンの位置情報と、Bluetooth機能をオンにしていただく必要がございます。
※一部の端末ではご利用いただけない場合がございます。
最新技術・音声ARの活用により、東京の街がいつもと違って見える、そんな新しい観光体験をあなたへ。あなたは物語の主人公になる!音声ARで東京の歌舞伎や浮世絵・相撲といった伝統芸能、そして世界に誇るKawaii文化やマンガ・アニメをより身近に・よりエキサイティングに感じられます。そんな伝統と革新の出会い、「Old meets New」な東京の魅力を再発見できるイベントが、「新たな一歩と伝統が織りなす東京の音色」です!本イベントでは、GPSを使った音声ARガイド「SARF」を活用。現地で楽しめる限定コンテンツをたくさんご用意しています。あなたは主人公で、超豪華なナビゲーターとともに物語の世界へ。ストーリーを追体験しながら街歩きすれば、東京だからこその魅力を感じられます。さらにエリア内のスポットをすべて巡った人へナビゲーターから特典が!今すぐ「SARF」アプリをダウンロードして、東京の街へ出かけましょう!※ご利用は無料です。
原宿駅竹下口から明治通りまで約350mにわたって延びる竹下通りは、“カワイイ”ファッションやグルメを求める人でにぎわい、休日はすれ違うのがやっとなほど。通り沿いのプリクラ専門店『プリクラランドNOA』や、かわいい虹色の綿飴店『TOTTI CANDY FACTORY』の前には行列ができている。「キャットストリート」の近くには“原宿Kawaii”の原点になった『6%DOKIDOKI』もある。また、表参道には『キデイランド原宿店』や、いつも行列ができているパンケーキ店『Eggs ‘n Things 原宿店』などもあり、写真映えや“カワイイ”を求める注目エリア原宿を散策してみよう!
椎名町が“マンガの聖地”といわれるのは、マンガの神様・手塚治虫が上京した際に住んだのがこの街にあるトキワ荘だったから。以後、藤子・F・不二雄や藤子不二雄A、石ノ森章太郎、赤塚不二夫といったマンガ家たちがここに住んでいた。トキワ荘は解体されたが、建物を再現した『豊島区立トキワ荘マンガミュージアム』で往時をしのぶことができる。そして池袋は世界最大のアニメショップといわれる『アニメイト池袋本店』のほか、アニメ好きの乙女たちが集う店舗も数多くあり、アニメ好きにはたまらないエリア。2023年10月にオープンした新旧のアニメを紹介する『アニメ東京ステーション』も注目。池袋駅東口のサンシャインシティ周辺にはコスプレイヤーの姿も多い。
天保年間(1830-1844)に行われた天保の改革。芝居小屋は廃座と決まったが、遠山金四郎景元(遠山の金さん)の上申によって歌舞伎は除外され、浅草に江戸三座と呼ばれていた中村座・森田座・市村座が浅草に集められた。浅草は歌舞伎の地として隆盛を極め、浅草寺や隅田川などは歌舞伎の舞台にもなった。現在、歌舞伎専用劇場はないが、平成中村座や浅草公会堂では不定期ながら公演が行われ、仲見世では襲名披露の「お練り」が見られる。また、座跡をはじめとしたゆかりの地の石碑などが点在し、歌舞伎役者をモチーフにした人形も飾られるなど、歌舞伎を身近に感じられる浅草エリアを観光してみよう!