Pareto/NBDモデル
顧客の購買行動から、購買確率をポアソン分布、離脱までの時間を指数分布とし、さらにこれらの確率分布のパラメタ(平均値)をガンマ分布に従う混合分布モデルとすることで、顧客の個別性をも表現可能としたPareto/NBDモデルが、顧客の生存確率を説明する方法としては決定的なモデルとなった こっちのがより正確な記述かな。
阿部(2004)によれば, 以下の 2 つの仮定を置くことで, RF(リセンシーとフリクエンシー)指標のみから, 顧客の生存期間を求めることができたのでした.
仮定 1:お客さんの購買行動はレート λ のポアソンプロセスに従う.
仮定 2:お客さんの生存時間 τ(購買が維持される期間)はパラメータ μ の指数分布に従う.
引用元の人のPDFが一番だろうか。阿部誠
顧客の離脱が観測できない “非契約型 (Non-contractual)” 顧客関係管理で,優良顧客の判別に RFM (recency, frequency, monetary-value) 分析が広く使われていることは,リセンシー,フリクエンシー,マネタリバリューの 3 指標が顧客の購買行動を簡潔に集約していることを裏付けている.しかし既存のマーケティング文献では,これらの指標間の関係,そして顧客生涯価値(CLV) との関係で矛盾した結果が報告されており,さらなる研究による一般経験化の必要性が求められている.本論文では,RFM 指標の根底にある顧客の 3 行動プロセス—購買頻度,生存期間,1 回当たり購買金額—をモデル化し,これらの相互関係と CLV との関連を分析する.提案された階層ベイズ・モデルでは,この 3 行動プロセスを顧客のデモグラフィク変数と関連付けることで,CLV の高い新規顧客獲得への知見などの経営上の示唆を得る. ベンチマークのpareto/NBDに勝ったとのこと。顧客の属性などで個別の仮定を置いてるのかな。。想像...