愛知県(名古屋市)からの生活保護相談が多い背景と不動産賃貸事情
生活保護(新規申請、引越費用の支給を求める申請、車の保有使用を求める申請、その他生活保護に関する様々なご相談)サポート、万が一不当な却下があった場合における行政不服申立代理も全国対応の、行政書士法人ひとみ綜合法務事務所の特定行政書士の三木ひとみです。
令和2年6月20日土曜日、朝9時半から株式会社の変更手続き(商号と役員変更と本店所在地の移転、事業目的の追加等々)の打ち合わせを梅田のお客様の事業所内で行った後、梅田リッツカールトン大阪で愛知県名古屋市の国際業務専門の行政書士の雑賀昭先生と榎田代表行政書士と落ち合いました。
大阪に拠点を置く行政書士事務所ですが、北は北海道から南は沖縄まで、また海外からも電話やメール相談があります。
中でもここ数年の傾向として年間通してご相談が多いと感じるのは、愛知県、特に名古屋市ご在住の方からの生活保護相談です。
なぜか?
生活保護を専門に扱う行政書士や弁護士が同県に少ないということもあるでしょうが(そもそも全国的にも少数で、生活保護に特化した女性行政書士、特定行政書士在籍で補助者含め複数スタッフが対応する行政書士法人は、当事務所以外は今のところ見当たりません)それよりも、愛知県では生活保護を受けたいと思う方あるいは受けている方が賃貸物件に引越をしたいというとき、なかなか審査に通らない現実があることを、日々のお客様からの悲痛なご相談を通して、ひしひしと感じてきました。
次のお約束時間まで少し間があるときは、すかさず座れるところを探し、パソコンを広げます。スマートフォンやタブレット端末では長いメールを書くのに時間がかかるので、お客様からのメール相談等に順番に返信していきます。
大阪や東京、およびその近隣県については不動産会社も賃貸物件も多いので、愛知県だけでなく東北や九州と比べても審査のハードルは低いというのが私の現場感覚です。
また、行政書士法人ひとみ綜合法務事務所が提携する良心的な不動産会社や家主さんが関西と関東の都市圏は網羅しているため、
『賃貸契約の保証人になれる家族がいない』
『引越をするための初期費用がない』
というお困りのお客様がいらっしゃるときも、行政書士事務所がお付き合いのある提携先の不動産会社や家主さんを無償でご紹介できるという、安心感があります。
愛知県名古屋市において、複数スタッフ体制で長年行政書士事務所を経営されていらっしゃるのは、真ん中の雑賀昭先生(オアシス行政書士事務所所長)。左は行政書士法人ひとみ綜合法務事務所の代表榎田先生、右が私、三木ひとみです。
ただ、この愛知県から行政書士法人ひとみ綜合法務事務所へのご相談は多いにもかかわらず、あいにく現在提携関係にある不動産会社や家主さんが直接ご紹介可能な賃貸物件を愛知県に持たないということ、今までお客様がやり取りをしている愛知県の不動産会社と電話やり取りをしたことが何度もありますが、とにかく生活保護制度を正しく理解していない、あるいは生活保護に偏見がある家主さんが多いのか、保証人がいても賃貸審査に通らないという実態がありました。
そのため、これまで愛知県でどうしても物件が見つからず、それでも実家にはこれ以上いられないとか、あるいは生活保護を愛知県で受けているけれども事情があって引越をしなければいけないということで、行政書士法人ひとみ綜合法務事務所がある大阪に身一つで来られたり、当事務所のご紹介した関東の不動産会社の紹介で千葉や埼玉、神奈川、東京の賃貸物件にお引越しをされた方もいました。
行政書士3人で昼食をご一緒しましたが、この後も車移動で仕事が続くので、もちろんノンアルコール(ウーロン茶)です。(こちらのお店ではソーシャルディスタンスを確保するために向かい合わせにならず、このように空間を空けて座れるようになっています。)
先日も、大阪の行政書士法人ひとみ綜合法務事務所の提携する税理士の先生の所有アパートに二年ほど暮らしながら生活保護を受け、税理士の奥様とも仲良くなって観劇にご招待されるほど良好な関係を築かれていた愛知県出身の女性のお客様から、このような相談がありました。
『三木先生にご紹介いただいた家主さんご夫妻には本当にお世話になって、住み心地も良いのですが、愛知県には子ども達家族もいて、孫の顔ももっと頻繁に見たいので、愛知県に帰りたいのです。』
その女性のお客様が2年前に行政書士法人ひとみ綜合法務事務所にご相談された際は、一刻も早く住まいを確保して生活保護を受けなければ二進も三進もいかない状況でした。そのため、急遽一切の初期費用なしで受入れて下さる大阪の税理士の先生のアパートに入居と同時に、特定行政書士が作成した申請書を管轄の大阪の福祉事務所に行政書士が使者として提出、保護費支給までの当面の生活費の貸し付けも受けました。
愛知県名古屋市では、慣習的なものなのか、生活保護を受けている人なら賃貸のお部屋を案内できますよ(仲介手数料も保証金も役所が出してくれますから、と不動産会社の営業担当はよく自信満々に言うものの、生活保護制度の法的知識に精通しているわけでもなければ行政書士のように申請書類を作成提出する国家資格もないため、中途半端な情報によってお客様が混乱してしまうことがしばしばあります。)という不動産会社はあるため、今回は早期に審査も通り、愛知県名古屋市での賃貸物件を確保することができました。
役所に荷物の搬送費や礼金敷金火災保険料、鍵交換費用、交通費等一切の支給申請をし、無事2ヶ月ほどでご希望が叶いました。
もともと愛知県で娘さんご家族と同居されていたので、最初から近くの賃貸物件に入ることができていれば、2年間の長きにわたり家族離れ離れの生活を余儀なくされることもなかったのです。こうした、もどかしい状況を何とか打開できないかと、常々考えていました。
そんな折、愛知県名古屋市の有名なオアシス行政書士事務所の所長である、入国管理局届出済行政書士の雑賀昭(さいかあきら)先生が6月20日土曜日に大阪にお越しになるとのことで、
『行政書士法人ひとみ綜合法務事務所にご挨拶に伺いたいです』
と、ありがたいご連絡をいただきました。今年はじめにも同じお申し出を雑賀先生からいただいていたものの、九州出張(家庭訪問のご同席対応)と重なり、お会いすることが叶わなかったのです。
中国、台湾、フィリピン、インド、ネパール、タイなど在日外国人数の多いアジアの国々の方を中心に、永住、留学、国際結婚、帰化、在留更新や資格変更など、さまざまな入管国際業務に行政書士として携わっている雑賀先生は、宅地建物取引主任者、二級建築士の資格も保持、東証一部上場企業で賃貸住宅も扱う大和ハウス工業株式会社勤務のご経験もおありのことから、色々とご相談させていただきました。
大阪では、『ゼロゼロ物件』と呼ばれる礼金、敷金など初期費用がかからない物件も地域によってはありますが、難ありの物件が多い印象です。ただ、賃貸住宅サイトなど一般の方が誰でも見ることのできる情報には出てこない、賃貸契約は私的契約なので『行政書士の三木先生の紹介だったら、家主さんに家賃は生活保護決定後の後払いでお願してみます』などと条件を調整してくれることもあります。
これには理由がないわけではなく、不動産会社、家主さんにとってみても、空き物件のままで置いておくよりも家賃収入や仲介手数料が入った方がメリットがある一方で、保証人もなし初期費用も家賃も後払いで身元の分からない一見さんを入居させて、支払いはしない、退去もせず居座る・・・などということがあっては、当然困ってしまうわけです。
行政書士法人ひとみ綜合法務事務所の紹介については、特別な条件で審査も通すように尽力します、と不動産会社の営業担当さんなどが仰って下さるのは、これまでの信頼の積み重ねがあってこそのことなのです。。私共としてもお客様、不動産会社、家主さんについては、依頼があればお引き受けを誰でもするというわけではなく、約束を守ってマナー常識を備えている方か、見極めさせて頂いています。
こうした不動産会社さんとのご縁、お繋がりがまた一つ、ご相談の特に多かった愛知県名古屋市において、大手不動産会社に20年在職された行政書士の雑賀昭先生のご尽力により、構築できそうです。
食後は初夏らしい、ヨーグルトムースとミントゼリーのデザートを頂き、1時間半程度の短くも有意義な昼食ミーティングは終了、午後は大阪府下の個人事業主様を休業要請外支援金の確認業務で回り、明日は九州のお客様宅へ出張相談(生活保護、相続、遺言)のため大阪から向かいます。
九州の出張お疲れ様です❗
梅雨の時期は至るところで大雨が降ってますね。高速は特に怖いですよね。どうかお気をつけ下さい。しかし、大阪から九州までって…。なかなかの距離です。
私は昔、山口の萩まで運転したのが一番、長距離です。それだけでもヘロヘロに疲れきってしまったのにお仕事で全国をまわられるのはもう大変な事だと思います。
蒸し暑さも加わってお疲れでしょうね。
無理されませんように。
H.S様
行政書士の榎田です、お世話になります。
いつもコメントありがとうございます。
大阪↔九州間は何度も車で行き来していますが、たしかになかなかの距離ですね。ほぼ高速道路を使うことになりますので、景色もあまり代り映えしないのが疲れを加速させるような気もします。
それにしても、ここ数日急に蒸し暑くなってきました。大阪は特に湿気がきつく、ずっとジメジメしています。
大阪でこんな状態なので、福岡もさぞかし暑くなっているのではないでしょうか?。
これから夏を迎えて九州はかなり厳しい暑さになるかと思いますので、どうかお体には気をつけてお過ごしください。
こんにちは、はじめまして、現在、グループホーム、NPO法人愛和報恩会、現在、富山市千歳町3丁目に生活保護受けながら、今日まで生活しています。実は名古屋に引っ越ししたいですけど、名古屋で生活保護受けながら、アパートに住みたいけど、お金がありません。仕事は中村区内の解体屋でアルバイトしたいですけど、当所の愛和報恩会の理事長さんがコロナなどで先送り、先伸ばしされ、おまけに、本人のカード、通帳、はんこ、返してくれません。食べない、食費など生活保護費など引き落とし、不明確な明細、とにかく、ここから、出たいです。もう、精神的に参ってます。よろしくお願いいたします。