写真でみるリーバイス501レギュラー(42)-インシームダブルと裾シングルステッチと-90s米国最終「501‐0191」の本物
【93米国最終モデル】
2024年12月も中旬となり、東京地方も平年並みに冬の訪れを実感できるようになってきました。
ワタクシは寒冷地出身なので氷点下10℃程度の環境なんてありふれた日常だったわけですが、関東地方の乾燥した寒風は全く別物の寒さで、ホント老体に堪えますね。
さらに昨日からぶり返した持病の腰痛が輪をかけてワタクシを苦しめます。
そんなときはウェザーニュースLIVEを見て、寒さや痛さから現実逃避しましょう。
あいりん、あやち、千ちゃん(⋈◍>◡<◍)。✧♡)
さて、前回はニセモノの「501‐0191」を紹介しました。
この年の瀬に「501‐0191」の立つ瀬がないので、汚名返上といいましょうか、きちんとした正規品の「501‐0191」をご紹介しておきましょう。
「501‐0191」、0191の01は生地番号、91は色番号を表しているんだと思われます。
01は生デニム(防縮未加工、未洗い)、02は(防縮加工、未洗い)のデニムを意味します。(私のリーバイスから引用)
91の色は何でしょうかね?、ユーズド加工も入っている感じです。
シルエットは、オーソドックスな「93‐501」です。
バックポケットの位置が高いので、「93‐501」でも初期のモデルですね。
アウトシームは白糸でロックされた割縫い仕様。
インシームは内側が紺色で外側が橙色のダブルステッチ。
裾のステッチはデフォルトでシングルステッチ。
1984年頃から「501」の裾のステッチはチェーンステッチからシングルステッチへと変更されます。
詳細に調べたわけではないですが、インシームがダブルステッチに変更されたのと連動しているのではないでしょうか。
80年代から90年代の「501」の裾のシングルステッチをわざわざ解いて、チェーンステッチに変更するマニアがいます。
ユニオンスペシャルというミシンのチェーンステッチにすることによって、いわゆる昔の「501」の裾のアタリを出したいということだと思います。それはそれで、立派なこだわりでしょう。
ですがワタクシは思うのです。
インシームのダブルステッチと同幅での裾シングルステッチこそが、80年代後半から90年代「501」のアイデンティティだと。
極度の裾のウネウネのアタリは、この時期の「501」には似合わない。
この時期の「501」の色落ちには、この写真の裾のアタリ位が丁度よい。
なんと、この「501‐0191」、短パンですの。
しかも、製造当初からの短パンですのよ。
紙パッチには、「L00」の表記。
ロット番号は、「31501」!
1995年1月532ノックスビル工場製の「31501‐0191」
腰痛に冷えは禁物です。
短パンを穿くなら、下にヒートテックのタイツを着用した方が良さそうです。
いや、キモいので夏が来るまで待ちましょう。
※このサイトでは、1980年頃から2003年米国自社工場閉鎖までの米国製Levi’s501を、下記の3つのモデルに大きく分類しています。
「80」(ハチマル)80年頃~87年頃 紙パッチのCare~文字が黒スタンプ(このサイトでは「赤耳」もこの区分です。)
「87」(ハチナナ)88年頃~93年頃 紙パッチの501の文字が赤字且つロゴタグ(87赤文字と記述することが多い。)
「93」(キューサン)94年頃~03年 紙パッチの501の文字が黒太字且つ刺繍タグ(93米国最終と記述することが多い。)