就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マンです!
初任給30万円という条件が魅力的に見える人は多いですよね。
でも、初任給が高い企業に飛びつくのは少し危険かもしれません。
本記事では、初任給30万円という条件の背景に隠れているメリットやデメリットを徹底解説します。
さらに、初任給だけで企業を選ぶリスクや、初任給以外に注目すべきポイントも紹介します。
「初任給30万円なら間違いなく良い会社!」と思っている人はぜひ最後まで読んでみてください。
この記事を読めば、初任給の裏側にある企業の本質をしっかり理解できるようになりますよ。
初任給が高ければ、それだけ良い会社だと思っていました。でも何か裏があるんでしょうか?
その考えが間違いってわけじゃないけど、初任給だけでは判断できないことも多いよ。一緒に詳しく見ていこう!
- 初任給30万円を超えることが多い業界・企業の特徴
- 初任給30万円のメリットとデメリット
- 初任給以外に注目すべきポイント【3選】
- 初任給30万円の企業を選ぶ際の注意点
- 初任給に惑わされない企業選びのコツ【3選】
- 初任給30万についてよくある質問
- 本記事の要点まとめ
初任給30万円を超えることが多い業界・企業の特徴
新卒でも初任給30万円を超える企業は存在します。
ここでは、どんな業界や企業で初任給30万円を超えることが多いのかを解説します。
【初任給30万円を超えることが多い業界・企業の特徴】
- 外資系コンサルティング企業
- 投資銀行・証券会社
- IT・テック企業(外資系・一部日系企業)
- 医薬品・製薬業界の一部企業
- スタートアップ企業
外資系コンサルティング企業
外資系のコンサル企業は、専門性が高い仕事をするため初任給が高いことが多いです。
企業の課題を解決する仕事で責任が大きい分、高い報酬が設定されています。
ただし、仕事が忙しく労働時間が長いこともあるので、自分に合うかよく考えることが大事です。
投資銀行・証券会社
投資銀行や証券会社も初任給30万円を超えることが多い業界です。
とくに、外資系の投資銀行や一部の日系証券会社では、給与が高く設定されています。
企業の資金調達を手伝ったり、大きな投資案件をサポートするような、スケールの大きい仕事をします。
ただし、プレッシャーが強く、成果を出すことが求められる環境です。
高い給与にはそれなりの理由があるので、自分がストレスに耐えられるかを考えて選ぶといいですよ。
IT・テック企業(外資系・一部日系企業)
外資系や一部の日系IT企業では、初任給が30万円を超えることがあります。
IT業界は、時代の最先端を行く技術を使ったサービスを提供するため、優秀な人材を集めるために高い給与を提示することが多いです。
ただし、成果が求められることや競争が激しいことも多いので、仕事の難易度を理解して選びましょう。
医薬品・製薬業界の一部企業
大手製薬会社の研究職や総合職でも、初任給が30万円を超えることがあります。
製薬業界では、薬の開発や製造に関わる仕事が多く、高い専門知識が求められるためです。
とくに新薬を作るための研究を行う職種では、難しいスキルや知識を持った人が必要なので、その分給与も高く設定されます。
ただし、研究開発には長い時間と多くの努力が必要で、忍耐力が求められる仕事でもあります。
スタートアップ企業
スタートアップ企業では、優秀な人材を集めるために高い初任給を提示することがあります。
幹部候補として期待される場合も多いです。
ただし大企業と比べると安定性が低く、会社の成長や将来性を見極めて選ぶのがポイント。
スタートアップで働く場合は「この会社の成長に関わりたい!」という熱意があるかどうかが大事ですよ!
【必見】初任給が高い企業を探したい人は「逆求人サイト」を利用しよう!
初任給が高い企業を探したくても、大手ナビサイトだと1件1件求人を見るのに手間も時間もかかりますよね。
そこで、効率よく初任給が高い企業を探したい人におすすめなのが「逆求人サイト」です!
逆求人サイトとはプロフィールを登録しておくと、企業からスカウトが届く求人サイトのこと。
企業側からアプローチがくるので、自分で調べるだけでは見つからなかったような初任給が高い企業を知れるきっかけになります。
企業探しも効率化できるので、内定までスピーディに進めたい人は使わないと損ですよ!
僕はこれまで100以上のサイトを見てきましたが、おすすめはダントツで「キミスカ」です。
キミスカはスカウトが3種類あるので、本気度の高い企業を見分けやすいのがメリット。
また、僕の会社で運営している「ホワイト企業ナビ」は、厳選されたホワイト企業からしかスカウトが届かないので、こちらもぜひ利用してみてください。
初任給が高い企業にも、それぞれ特徴や理由があるんですね。自分に合う業界をじっくり考える必要がありそうです。
そうだね!ただお金が欲しいだけじゃなく、自分が本当にやりたい仕事かを考えて選ぶことが大切だよ。
初任給30万円のメリットとデメリット
初任給30万円には明確なメリットとデメリットがあります。
企業を選ぶ際に判断を誤らないためにも、以下のメリット・デメリットは頭に入れておいてくださいね。
初任給30万円のメリット
初任給30万円には、大きく2つのメリットがあります。
それは「生活に余裕ができること」と「給与水準が高い企業の可能性があること」です。
【初任給30万円のメリット】
- 生活に余裕ができる
- 給与水準が高い企業の可能性
生活に余裕ができる
初任給30万円の最大のメリットは、手取り額が高く生活に余裕ができることです。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、令和5年の新卒の初任給は23.7万円。
たとえば、一人暮らしをする場合、家賃や生活費、その他の出費を考えると、初任給が20万円程度ではギリギリの生活になることもあります。
でも、初任給が30万円あれば、出費を抑えながら貯金をする余裕も出てきます。
将来のための資金を貯めやすくなる点は、とても魅力的です。
給与水準が高い企業の可能性
もう一つのメリットは、初任給が高い企業は「全体的に給与水準が高い可能性がある」ということです。
これは、昇給や賞与が充実している企業が多い傾向にあるからです。
初任給が30万円であれば、その後の給与の伸びや年収アップにも期待できる場合が多いです。
つまり、将来的にも安定した収入が見込める可能性が高いということですね。
初任給30万円のデメリット
初任給30万円には魅力だけでなく、デメリットもいくつかあります。
初任給が高い企業のデメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。
【初任給30万円のデメリット】
- 労働環境が厳しい場合がある
- 福利厚生が手薄な可能性
- 人材の入れ替わりが激しい可能性
労働環境が厳しい場合がある
初任給が高い企業では、労働環境が厳しい場合があります。
たとえば、初任給30万円の中に残業代が含まれていたり、激務であることを前提としている可能性があります。
とくに「固定残業代」が含まれている場合、長時間の残業が当たり前になっていることもあります。
そのため、「働きすぎて体力的にも精神的にもきつい」と感じるケースが少なくありません。
福利厚生が手薄な可能性
初任給が高くても、福利厚生が手薄な企業もあります。
たとえば、住宅手当や交通費が支給されなかったり、社会保険の負担が大きいケースです。
結果として、実際に使えるお金が少なくなり、生活に余裕がなくなることもあります。
給与の額だけでなく、福利厚生の内容をきちんと確認することが大切です。
人材の入れ替わりが激しい場合もある
初任給が高い企業では、早期離職者が多いこともあります。
人材の入れ替わりが激しく、労働環境の厳しさや職場の雰囲気に問題があることが理由です。
「初任給が高いのに離職率が高い」という企業は、特に注意が必要です。
そのため、企業選びの際は、職場の環境や離職率についても情報収集をしっかり行いましょう。
このように、初任給30万円にはデメリットが隠れていることがあります。
魅力的に見える給与額の裏側をしっかり理解し、自分に合った企業を選ぶことが大切です。
初任給が高いことにはメリットだけじゃなく、リスクもあるんですね。特に労働環境が気になります。
その通り!初任給だけでなく、企業の中身をしっかり見ることが大事なんだ。次で詳しく見ていこう!
初任給以外に注目すべきポイント【3選】
初任給だけで企業を選ぶのはリスキーです。
そこで、初任給以外に注目すべきポイントを3つご紹介します。
これらを考慮することで、長期的に満足度の高い就職ができる可能性が高まりますよ。
【初任給以外に注目すべきポイント】
- 福利厚生の充実度
- 職場環境や社風
- キャリアアップの可能性
①福利厚生の充実度
まずは福利厚生に注目してください。
初任給が高くても、福利厚生が充実していないと結局手元に残るお金が少なくなる可能性があります。
たとえば住宅手当や食事補助が充実している企業では、毎月の支出を減らせます。
また、健康診断やカウンセリングサービスなどの制度があれば、生活の安心感も得られますよね。
初任給の金額だけでなく、他にどのような福利厚生があるのかは必ずチェックしておきましょう!
②職場環境や社風
職場の環境や社風も非常に重要です。
どんなに初任給が高くても、職場での人間関係が悪かったり、働きづらい雰囲気では続けるのが難しくなりますからね。
具体的には、離職率や社員同士のコミュニケーションの取りやすさを確認するのがおすすめです。
会社の口コミサイトやOB訪問を活用して、実際の雰囲気を掴んでみてください。
③キャリアアップの可能性
キャリアアップの可能性も、初任給以上に注目すべきポイントです。
初任給が高くても、その後の昇給やスキルアップが期待できなければ、将来的な収入が伸び悩むことがあります。
逆に、初任給は平均的でも成長環境が整った企業であれば、将来の年収やスキルを大きく伸ばすことが可能です。
採用サイトや口コミサイトで、昇給制度があるのか、実際にどれくらいの人がキャリアアップを叶えているのかを確認しておきましょう。
初任給以外に、福利厚生や職場環境、キャリアアップを確認することが重要なんですね。
そうだね!初任給だけでなく、これらのポイントも合わせて企業を選べば、満足度の高い就職ができる可能性がグッと上がるよ。
初任給30万円の企業を選ぶ際の注意点
初任給30万円という条件だけで企業を選ぶのは避けるべきです。
ここでは、その理由や注意点を解説します。
【初任給30万円の企業を選ぶ際の注意点】
- 固定残業代が含まれていないか確認する
- 採用戦略として初任給を高く設定している場合がある
- 業界全体の給与水準をリサーチする
①固定残業代が含まれていないか確認する
初任給が高い企業では、固定残業代が含まれているケースがよくあります。
固定残業代とは、毎月一定時間分の残業代がはじめから給与に組み込まれている仕組みのことです。
たとえば「固定残業代30時間込みで月給30万円」と書かれている場合、その30時間分の残業代は、すでに給与に含まれています。
そのため、30時間以内の残業をしても、追加の残業代は支払われません。
ただし、30時間を超える残業をした場合には、別途追加の残業代が支払われるかどうかを確認する必要があります。
固定残業代の仕組みをよく理解せずに入社すると、思っていたよりも労働時間が長く、結果的にブラックな働き方になってしまうこともあります。
②採用戦略として初任給を高く設定している場合がある
一部の企業では、採用戦略として初任給を30万円と高めに設定していることがあります。
とくに競争が激しい業界や人が集まりにくい業界では、初任給を高くして人材を集めようとするケースが見られます。
たとえば、離職率が高かったり、職場環境が厳しい企業の場合、「初任給が高い」という魅力を前面に出して採用活動を行うことが多いです。
しかし、こうした企業に入社すると、仕事内容や環境にギャップを感じ、早期退職につながる可能性もあります。
初任給だけで判断せず、職場環境や働きやすさ、離職率なども確認することが重要です。
③業界全体の給与水準をリサーチする
初任給が高いかどうかを判断する際には、業界全体の給与水準を基準にすることが大切です。
たとえば、IT業界や外資系企業では、全体的に給与水準が高めの傾向があります。
一方で、業界の平均と比べて初任給が極端に高い企業には注意が必要です。
業界の平均年収や初任給を調べて、特に目立って高い金額を提示している企業は、その理由をよく考えましょう。
「高い給与の背景にはどんな条件やリスクがあるのか」を慎重に確認することが大切です。
初任給が高い背景には、残業代や業界特性が影響しているんですね。
その通り!高い初任給には必ず理由があるから、それを見極めるのが大事だよ。
初任給に惑わされない企業選びのコツ【3選】
初任給だけで判断せずに企業を選ぶコツを紹介します。
以下の3つを実践することで、初任給に惑わされることなく、自分に合った企業を見つけられるはずですよ!
【初任給に惑わされない企業選びのコツ】
- 自己分析を徹底する
- OB・OG訪問を活用する
- 長期的な視点で企業を選ぶ
①自己分析を徹底する
まずは自己分析を徹底することです。
初任給に目が行きがちですが、本当に大切なのは「自分がどんな働き方をしたいか」を理解することです。
たとえば、ワークライフバランスを重視する人にとっては、残業が少ない企業が合っているでしょう。
逆に成長を重視する人にとっては、初任給よりもスキルアップができる環境を選ぶべきです。
自己分析を徹底的に行い、あなたが働く上で大事な価値観を明確にしてくださいね!
②OB・OG訪問を活用する
次に、OB・OG訪問を活用することをおすすめします。
実際に働いている人に話を聞くことで、初任給の背景や労働環境、会社の雰囲気などを把握できます。
とくに給与以外の部分について詳しい情報を得るには、OB・OG訪問が非常に役立ちます。
企業の公式サイトや説明会だけでは分からない、リアルな情報を得られる貴重な機会なので、ぜひ行なってみてください!
③長期的な視点で企業を選ぶ
長期的な視点で企業を選ぶことも、かなり重要です。
初任給が高くても、キャリアパスが明確でなければ、将来的に後悔する可能性があります。
たとえば、「初任給30万円だけど5年後も給与がほとんど変わらない」といった企業もあります。
一方で、「初任給は低めだけど、成長環境が整っていて昇給も期待できる」企業なら、数年後には大きな差が生まれることもあります。
企業選びは初任給だけでなく、さまざまな視点・要素を踏まえて検討するのが大事ですよ!
初任給だけではなく、自己分析や長期的な視点が必要なんですね。
そうだよ!短期的なメリットよりも、自分が成長できて幸せに働けるかを優先しよう。
初任給30万についてよくある質問
最後に、初任給30万円に関して就活生からよく寄せられる質問にお答えします。
もし似た疑問を持っている人がいたら、ぜひ以下の回答を参考にしてみてください!
【初任給30万円に関するよくある質問】
- 初任給30万円の企業は全てホワイト企業ですか?
- 初任給30万円をもらえる職種はどんなものがありますか?
- 初任給の額と将来の年収は比例しますか?
- 初任給が30万以上の企業を教えてください
①初任給30万円の企業は全てホワイト企業ですか?
初任給30万円の企業が必ずしもホワイト企業というわけではありません。
前述の通り、初任給が高い背景には固定残業代が含まれているケースや、採用戦略として高額を提示しているケースがあります。
ホワイト企業かどうかを見極めるには、福利厚生や労働環境、職場の雰囲気など、給与以外のポイントをチェックすることが重要です!
②初任給30万円をもらえる職種はどんなものがありますか?
初任給30万円が提示されることが多い職種としては、以下のようなものがあります。
【初任給30万円が提示されやすい職種】
- コンサルタント(外資系・総合系など)
- エンジニア(IT・通信・ハードウェアなど)
- 営業職(成果報酬型やインセンティブ型が多い)
- 投資銀行や証券会社の総合職
- スタートアップ企業の幹部候補
ただし、職種によって業務内容や労働時間の厳しさは違うので、仕事内容をよく理解した上で選ぶことが大切です。
③初任給の額と将来の年収は比例しますか?
初任給の額と将来の年収が比例するとは限りません。
初任給が高くても、その後の昇給や昇進が期待できない企業もあります。
一方で、初任給が平均的でも成長環境が整った企業では、将来の年収が大きく伸びる可能性があります。
初任給だけではなく、昇給のスピードやキャリアパスの明確さにも注目して企業を選ぶことが重要です。
④初任給が30万以上の企業を教えてください
初任給が30万を超える企業を一覧でご紹介します。(2024年11月時点)
ただ、初任給は変動することがあるため、気になる企業の情報は自分でもしっかり調べてみてくださいね。
【初任給が30万を超える企業一覧】
- アビームコンサルティング株式会社
- 株式会社ファーストリテイリング
- Sansan株式会社
- 西松建設株式会社
- 株式会社大黒屋
初任給の高い企業には、いろいろな特徴があるんですね。それをしっかり見極めることが大切なんですね。
その通り!初任給だけでなく、長期的な視点で企業の全体像を判断していこう。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
初任給30万円は、とても魅力的に感じますよね。
でも、実際には気をつけるべきポイントもたくさんあります。
本記事では、初任給30万円のメリット・デメリットや、企業選びで見るべきポイントを分かりやすく解説しました。
以下にまとめましたので、これからの企業選びに役立ててください。
【本記事の要点まとめ】
- 初任給が高いと生活に余裕ができるけど、残業代が固定されていたり、労働環境が厳しいことがある。
- 初任給だけじゃなく、福利厚生や働きやすさ、成長できる環境があるかをしっかり確認することが大事。
- 求人の条件をよく読み、「なぜ初任給が高いのか」を考えることが必要。
- 企業を選ぶときは、短期的な魅力だけでなく、将来どんな働き方をしたいかを考えながら決める。
- 初任給は高くても、将来の年収に必ずつながるわけではないので、昇給の仕組みやキャリアパスもチェックする。
今回の記事が少しでもあなたの就活の役に立ったのなら幸せです!
就活攻略論には他にも、僕が書き続けた1500の記事があります。
ぜひ他の記事も読んでみてください\(^o^)/ 以上、就活マンでした!