ブログの名前(ブログタイトル)の決め方について考えてみたよ
かん吉さんの電子書籍「人気ブログの作り方: 5ヶ月で月45万PVを突破したブログ運営術」を読んで刺さったトピックについて
「わかったブログ」のかん吉さんからKindle書籍「人気ブログの作り方: 5ヶ月で月45万PVを突破したブログ運営術」をいただきました。
この電子書籍はAmazonのKindle本のIT部門で1位までランクアップした売れに売れた本です。
処女作がこんなにヒットするとは、さすがです。
内容は、人気の出るブログ運営についてのノウハウや考え方が、わかったブログの過去ログのまとめとして載っています。
つまり、内容の初出は2011年くらいと一昔前のタイミングなのですが、そのことを感じさせないくらい古びていなくて、本質が書いてあります。
今回はその中から「ブログタイトルの決め方」について考えてみます。
個別の記事タイトルではなくて「ブログ自体の名前」の方です。
キーワードを入れないブログ名が良い?
まず、かん吉さんは
ブログ名には、具体的なキーワードを入れないほうが発展性があると思います。
キーワードが入っているブログ名は、わかりやすい反面、ブログ記事の範囲が限定されてしまうからです。
と述べています。
これには私も大賛成です。
私自身も過去にはキーワードが入ったブログを幾つも作っては飽きて作っては飽きてという状態で、黒歴史を量産していました。
だって、飽きっぽいんですもの、仕方ありません。
それに気づいてから、私の旧版の「しゅうまいの256倍ブログ」(無料ブログのSeeSaaに設置)が始まりました。
ちなみに、キーワードを無くした人気ブログの代表格としては、「CLOCK LIFE*」が挙げられます。
旧ブログ名は「KLOCKWORK APPLE」でした。
変更の理由はこちらの記事に「Appleはもういいや。」として書かれています。
ブログ名をいちばん見るのは自分自身。名と実の間の違和感を消すためにブログ名を変更した。 | CLOCK LIFE*
確かに昔はキーワードを含めていた方が検索エンジン上位表示には有利とされていましたが、かん吉さんも「SEO重視の時代は終わった」とバッサリです。
ソーシャルメディアの普及によって、ブログは「内容のテーマ」ごとよりも「個人」単位の方が良くなってきました。
「個人の雑記ブログ」が結局は最強となったわけです。
「で、でも、入れたいキーワードがあるもん!」という方には、「サブタイトルの活用」が薦められています。
メインタイトルは変えずに、サブタイトルだけ変更していけばブランドは保持できます。
かん吉さんは
最大公約数的な言葉を見つけることができれば、これからの人生で見たり聞いたり体験したことは、すべてブログで紹介することができます。つまり「人生すべてネタ」にできるのです。
自分の人生のスローガン的なものをブログタイトルにするのが、一番しっくりくると思います。
と結論を出しています。
「人生すべてネタ」は本当にそうなるのが望ましいですね。
個人名ブログは要注意?
さて、次に書いてあったのが「個人名ブログは要注意」という、私が思いっきり違反しているポイントです。
個人名(ハンドルネーム)を入れたブログは、一般的にはお勧めできません。
なぜなら、人の名前からは、イメージが湧きにくいからです。
かん吉さんはこう書いていますが、私は個人名やハンドルネームはブログ名に含めた方が良いと思っています。
ブログの最終目的がセルフブランディングの場合は特にそうです。
というのも、特にブロガー同士で交流するときには、「●×△★ブログの■◎◇さん」と覚えてもらうよりも「しゅうまいブログのしゅうまいさん」と覚えてもらった方が簡単なのです。
実際に人と会って交流する場合には、ブログ名よりも個人名の方が先に覚えてもらえます。
それから、呼び名は特別なことが無ければ変更しない項目です。ブログ名に自分の呼び名が含まれることで、内容に気をつけて責任を持って発信しようという気持ちも生まれると思います。
あと、ブログ名は最悪は変えられますが、ドメイン名は容易には変えられません。変える場合は被リンクやブックマークといった資産が失われます。そのため、独自ドメインを取る場合には、呼び名+blog.comみたいなものが良いかと思います。うちは「shumaiblog.com」ですよ。変更する要素が今のところゼロです。
その他にブログ名を決めるときに考慮したいポイント
ここからは私の独断ですが、ブログ名の文字数が短すぎるのはNGです。
例えば「I」という1文字のブログを「私がまごころをこめて発信するので”I”にします」という人がいたとします。気持ちは分かります。
しかし、他のブロガーから紹介してリンクを張ってもらうときに1文字だと、特にスマホではリンクをタップしてジャンプすることが難しくなってしまいます。そもそもブログ名だと気づいてもらえないかもしれません。
格好つけて短すぎるタイトルにするのは実用性の面からやめておきましょう。
次に、話題のフックになる単語を含めるのはいいかもしれないというポイントです。
私のブログ名「しゅうまいの256倍ブログ neophilia++」ですが、名刺を渡した時にしばしば尋ねられるのが「256倍って何ですか?」です。
普通の人には切りが悪い数字である「256」ですが、コンピュータに詳しい人は何の数字か分かっています。
2進数で8桁=8bitあると、0〜255の256個の数字が表せて、切りがよい数字なんですね。
文系の人は何だろう?理系の人はひょっとして?と思うので、絶対に会話の糸口になるのです。
「引っかかりのあるタイトル」「分かる人は分かるキーワード」は、おすすめですよ。
「人気ブログの作り方」は必読本
今回は「ブログタイトルの決め方」という1テーマだけを取り上げましたが、こちらの本にはその他にもブログを人気ブログに育てたい人が知っておくべき事がたくさん載っています。
例)
・これさえ守れば間違いはない、ブログ記事タイトル作成ルール
・文章力が無くても、面白いブログ記事を書く秘訣
・ブログのアクセス数を半年で12倍にした私の戦略
・良い記事を書いていればブログは成長するとは限らない
・ブロガーが目指すべき「ゴール」とは?
などなど盛りだくさんです!
教えてくれるのは考え方などの基本的な部分なので、読んだら自分に当てはめて応用する必要はあります。
ブログは個人それぞれで違った色でやっているはずなので、全員にこれ!というノウハウはありません。
ブログ初心者の方から、既に人気ブログをお持ちの方も、読んで役に立つと思います。
お値段はびっくりの「280円 199円」です。
買うか迷っていたら読むしかないですね!
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