p175「かつてはカネのかからない宗教の代名詞」の章から、戸田第二会長の言葉を引用します。
宗教でカネ儲けするぐらい簡単なことはないのだぜ。お賽銭を上げろというのだよ。インチキ宗教のやり方は、功徳をもらうには元手がいる、だからカネを出して神を拝めば、倍にも三倍にもなって出てくるから出せ、出せというのだよ。そういうことをして信者を騙してカネを取る。
このくらい、世の中に簡単なことはない。やりたければやってもよいが、必ず地獄へ行くから、やってみたまえ。それがいかんというのが、私の精神なのだ。
そうすると困ることが、一つあるのだ。仏教のうえからいって日蓮大聖人様の御書を読んでもはっきりするし、釈迦の学説を聞いてもはっきりするが、「お布施を出せ」ということがある。大聖人様は、お布施は出せとはおっしゃらない。
しかし、法華経の行者を供養した者には功徳があるとおっしゃっている。そうすると、出さねばならないような気持ちが出てくる。どうだね。これが邪宗教の起こる元になってくる。悪いことをするやつは、この原理だけ使うのだ。日蓮大聖人様でない者が、大聖人様のような顔をしてカネを集めるから邪宗教だろう
p159「池田本仏論」の罪の章では、日蓮正宗から破門され信仰の行き場を失うと、第三代池田会長は日蓮聖人の再誕で、本仏に等しい指導者という思想が支持されるようになったとあります。
破門の経緯は池田氏のあたかも信仰の対象が創価学会であるかのような発言や、池田氏による本尊模刻が明らかになったことからなので、破門より以前から上記の赤線の状況だったのかと。
そして、「宗門との決別で始まった狂乱財務」の章では、三ケタ財務(100万円財務)四ケタ財務を呼びかける宗教団体の姿が書かれています。