1人カウンターでイタリアンを愉しむ : Movida

大阪出張の帰り。
春日井に到着すると夕食にも丁度良い時間。
前回泉屋の後に満席で利用できなかったMovidaを思い出して寄ってみた。
扉を開けると女性グループが盛り上がっていたが、カウンターは完全に空いていた。
平日かつ雨で利用客は少ないようだ。
利用可能かを一応確認してカウンターの席に座らせてもらった。
1人飲みの時はカウンターが落ち着く。

まずはサッポロ　エーデルピルス660円を注文して上手くいった出張と1週間に乾杯。
程よい苦みにキレのある結構好きな味わい。
ぐいっと空ける。

皿はプロシュート10ヶ月熟成770円と鶏セセリのアンチョビニンニクソース炒め770円を注文した。合わせるワインはTorre dei Vescovi Cabernet Sauvignonトッレ・デイ・ヴェスコヴィ カベルネ・ソーヴィニヨン4,000円。本日ある手頃なカベルネだそうだ。

提供されたプロシュートはまじで旨い！
ただ食べ応えがあるのはいいが厚過ぎるのが勿体ない。
舌にまとわりつく位の薄さだともっと美味しいはず。
セセリとアンチョビも良い組み合わせ。白い皿が映える。
甘いトマトとパンチのあるニンニクが脇を固めて旨過ぎのデキ。

これに合わせるのはカベルネでも正解だと思う。
単にカベルネが好きだからもあるから、もう少し軽めでいいかも。

追加でお願いした田舎風パテ・ド・カンパーニュ792円。
看板メニューらしい。ピスタチオが偉大だと感じる一品。
熟成感に欠けるが新鮮な感じも逆にいいのかな。好みの分かれそうな所だ。

〆的にピリ辛アラビアータ　フジッリ1,100円をお願いした。
トマトの辛味にバジルも散らされてイタリアンそのもの。
フジッリがソースをよく絡め、ツルっと入って来るから間違いない。
量も結構あって1,100円だから嬉しい。

カウンターから見えるシェフの料理の作りは丁寧だったし、ホールの女性のサービスも爽やかで適度な距離感であった。
2回目の利用もお一人様であったが、次は誰かと来てワイワイしたいものだ。
ご馳走様でした！

東京出張の帰り新幹線でビールを飲みながら名古屋で夕食を摂ろうか春日井にしようかと迷って食べログ検索。ワインを飲める店を開拓したかったところ、春日井駅でMovidaさんを発見。駅近なのに存在を知らなかった。でも道は知っている。あったかなあと疑問を持ちつつ歩いて行くと確かにある。JRの春日井駅から徒歩2-3分なのにメイン道路からは離れているので大層静かな場所であった。金曜の19時頃なのに人通りも少ない。

扉をくぐるとカウンターにお客さんが一人。カウンターは8人位で、テーブルが4席ほどある。白目の板を基調とし天井はコンクリート打ち放しで落ち着いた感じだ。後からテーブル席にも3組のお客さんがやってきて賑やかになってきた。

ワインのメニューを見るとフランス、イタリア、スペイン物がメインのようだ。値段も2000円代～3000円代が多くお手頃設定だ。好きなイタリアワインから赤フルのファレスコ・テルースを選ぶ。良く見る形のボトルと異なり寸胴でラベルも華やかだ。しっかり重いというまではいかないが、十分舌に残る美味さだ。

最初の皿としてプロシュートと冷たいつまみの盛り合わせをオーダーした。プロシュートは10ヶ月熟成とのこと。やや早いのかもしれないけれど肉の旨みが十分凝縮されていてワインにあう。塩っ気も丁度いい。盛り合わせは提供される前に「カキは大丈夫ですか？」と確認してくれたが勿論OK。これがまた濃厚で濃厚で、海の幸に感謝。負けず劣らず鶏と豚、玉ねぎなどをミンチしたパテが絶品だった。これだけでもボトルをあけられるのではないか？鴨肉は珍しくニンニクの効いた薬味？を合わせて食べる。これまたあり。この店でグリッシーニもつけてくれるこの盛り合わせは欠かせない気がする。

期待を込めてカプレーゼとクリームソースは左程好きではないので4匹の豚と大葉のトマトパスタを追加。最初に供されたカプレーゼは西京漬けにしたクリームチーズらしく、その甘みとトマトの酸味がいい具合。面白い一品であった。最後にやってきたパスタ。相当の期待を込めて口にする。ただこれだけは残念であった。豚の脂身や旨みを感じ取りたかったのだが全体にサッパリし過ぎ。大葉も入れているのでそういうコンセプトなのかもしれないが個人的には重みもあると嬉しかった。

最後はちょっと残念だったが、全体に美味しい皿を提供してくれるのでワインを楽しめる良い店を見つけることが出来た。便利もいいのでまた利用したい。

ご馳走様でした。