イルバンコ （il Banco）＠松山市駅/愛媛 : 資格ゲッターが行く！ : イルバンコ

まずはスパークリングとビールで乾杯。
お肉はランプを200g。
オーダー時にお肉そのものを見せてくださるため、その中から説明を聞きながら選択しました。

肉屋のポテサラにはタンがたっぷり！
こなるともうお肉を食べるためのポテサラなのかポテサラを食べるためのお肉なのかよく分からない（笑
この玉ねぎのスライスが味わい・香りともにいいアクセントになっておりました。

ローストビーフはサイズが２種類。
これはSサイズですが、これまたポテサラに続いて何がメインなのか分からないお肉と野菜のバランス。
その上、大量投入されたローストビーフのレベルが高いことといったら！
かなり満足感があるね。
量的にも満足感的にも、Lサイズを頂いていたら他の前菜が要らなかったかも。
この手前でポップコーンシュリンプも頂き、その時に赤ワインがボトルで頂きたい旨お伝えすると—

今回シェフが選んでくださったワインはこれ。
レオ・リパヌスオッフィーダロッソ、モンテプルチアーノとカベソーの混醸だったかな。
最初はモンテプルチアーノ、だんだんとカベソー。
アタックはベリーの甘さ、徐々にスパイスやチョコレート、ミディアムからフルボディ寄り。
後から値段を調べてちょっとびっくり。
外呑みで5000円台でこれは普通には無いと思います。
お肉との相性もピッタリでした。

ランプは火入れがブラボーで。
しっとりして甘味と旨味が強くて、今年食べたお肉の中でもトップ３には入るね。
振り返ってみると、トップ３に入ってる他のお肉も全てこちらで頂いたもの。
最後はフラッと厨房を出て声を掛けてくれたシェフと乾杯を。

ほんとーにいいお店でメニューにある物をもっと色々と頂いてみたいんだけど、いかんせん中々伺うことが出来ない場所なので行く時はついつい「一度頂いて美味しかった物」を選びがちなんだよね…
年内にもう一度伺って今までに頂いた事のないお料理を頂いてみたいな。
ごちそうさまでした。

今年２月、愛媛マラソンで愛媛を訪れた際にも伺ったお店。
昨年、ランチのハンバーグが絶品で大いに気に入り、今回で伺うのは３度目でした。
とはいえ、頻度としては半年に１度程度のわけで。
にも関わらず店主が私たちを覚えていてくれたのにはびっくり。

お店に到着したらまずはお肉選び。
日によって提供しているお肉は異なります。
お肉は100g以上からオーダーが可能。
しかしながらあまり細かい指定はできず、この日は
「トモサンカクは半分の大きさで提供可能、それ以外は塊でお願いします」とのことでした。
脂の多い部位が多かったため、一番脂の少ないカメノコ190gをチョイス。

オーダーを終えたらまずはスパークリングでかんぱーい。
セパージュはSBだったかな？
アルコール度低めのスパークリングをゴクゴクと、とりあえず喉を潤します。
ウッディ—な作りの店内はお洒落さがありつつ温かみがあって居心地のよい空間。
オープンキッチンにはシェフともう一人、2人の様子を眺めるともなく眺めていると一品目の店名を冠したサラダが到着しましたよ。

２サイズあるうち小さい方を選んだんだけど、これがかなりのボリューム。
ローストビーフがたっぷりで、頂いてみるとこのローストビーフのクオリティーが非常に高いです。
お肉自体もいい物を使っているし、火入れの感じもいい感じ。
味はもちろん、レアで舌触りがいいのです。

お店お薦めの「肉屋のオムレツ」。
スキレットで提供されるそれはアツアツ。
火を止めても更に火が入ることが計算されていて、とろっとふわっとしていましたよ。
そこにミートソース、これが美味しくないはずがない。

このタイミングで赤ワインを１本オーダー。
お店にワインリストはなく、シェフがお店一番ワインに詳しいため、ワインをお願いするとシェフ温自ら厨房を出て、客に好みを聞き、それにあったワインのボトルを見せてくれます。
私たちの細かい指示（ローヌ品種はNG、できればメルローかマルベック希望云々）に
「もしかしてー」
と私たちのことを思い出してくれたシェフ。
前回、前々回のやり取りで私たちの好みを把握してくれており、ならばーと薦めてくれたのが北イタリアのカベソーでした。
ボトルで6000円（税込み）だったかな？
これがなかなかエレガントで好みにドンピシャ。
なお、こちらに限らずお値段は注文時にはっきり確認した方がいいです。
決して恥ずかしいことではありませんので。

そしてメインのお肉！
細かい御願いはしてないんだけど、火入れがお見事。
肉肉しくカメノコらしい食感もいいし、噛みしめるとじわっと染み出す肉の旨味もいい感じ。
トモサンカクだったら脂が多くてこんなにバクバク食べられないもんねー
ディナーに前菜とパスタも食べることを考慮してのこのチョイスは正解でした。

最後は「本日のパスタ」。
この日は牛肉のラグー。
これもいいお肉の味（ざっくり）、いいお肉を提供しているお店のラグーは間違いないです。

アットホームな感じがありつつ、ワンランク上のお料理を提供してくれる素敵なお店。
近所にあれば常連になりたいお店です。
誕生日にいい時間を過ごすことができました。
また伺います。
ごちそうさまでした。

このドアが気になって、当時の開店時間直前に電話。
運よく予約できたけど、かなりラッキーだったみたい。
後から知ったんだけどかなりの人気店、前々からの予約が必要なようですよ。

店内はログハウスのような雰囲気。
当日予約のランチはハンバーグランチ一種類とのことで、選択肢なくそれを頂きました。
1700円くらいだったかな？
地方で、それも初めてのお店のランチにしてはお高めですが、気になったから仕方ない。

まずはグラススパークリングでかんぱーい。
コースについて詳しい説明が無かったけれど、着席すると程なくして冷製のスープが。
お店はシェフお1人フロア１人で切り盛りしているんだけど、フロアの女子は不慣れなのかサービスが少々心もとない感じ。
「ハンバーグに合わせて赤ワインをボトルで頼みたい」
そうお願いすると、色々と質問されたものの答えても埒が明かず
「後ほどシェフが来ますので」とのこと。

その間にパンが。
提供の仕方も凝っているし、パンも美味しい。
かぼちゃのような色合いだけど味わいは甘さがありつつも強い主張はなく、お料理と合わせるのにもいい感じ。

お料理は続いて前菜の盛り合わせが。
お皿もいいし、プレゼンテーションもいいね。
１つ１つが凝っていて、どれも美味しくて、そしてお酒に合います。

ワインは特に傾向がある訳ではないそう。
「好きなタイプと価格帯を言って貰えれば」と言われて彼が呑めそうなマルベックかメルローをお願いしたんだけど、あいにくピッタリの物が無くて。
どれくらい通じる少し不安に思いながら
「ジンファンデル、シラー、グルナッシュ系はダメ。マルベックみたいなボリューム感と果実味があって、少し樽の掛かった感じが好き」
と彼の好みを伝えると、紹介してくれたのがマイケルデイヴィッドのフリークショー。
アメリカのカベルネソーヴィニヨンなのと彼が
「エチケットでこれ」というで、3本紹介して頂いた中からこれをチョイス。
ちなみに1本5000円台。
ワインは、市価を考えると割と全体的に割と良心的な印象でした。

抜栓して貰ったあと、まずはサラダを。
それにしても、1000円台のハンバーグランチでこの内容って凄いよね。
そんな話をしながらワインを呑み始めると、やってきたのがハンバーグ。
これがまたシンプルなルックスながら凄い。

真っ白なお皿にかなり大ぶりの焼き色しっかりのハンバーグ。
そこにローストした玉ねぎ、ソースも色合いも非常に地味。
しかーし！
フォークを指すと肉汁が溢れ、それを急いで一口大にして口に含めば、外観からは想像しがたい嫉妬した肉質の間からじゅわっとあふれ出したお肉のジュース。
ソースはシンプルだけど余分な味がせず、それが同様に余分な味のしない肉肉しいハンバーグと非常にいい相性。

お肉に舌つづみを打っていると、やっと手の空いたシェフがまたまた厨房から出て来てグラスワインを
「少しですが、これも同じアメリカのカベソーなので飲み比べてみて」
とワインをプレゼントしてくれましたよ。
「お昼からボトルで呑んで頂いているんでー」
と仰っていたけど、やはり自分の料理をそれに合ったワインをゆっくりお客さんが味わってくれるって嬉しいものなのかな。

アルコール度高めの甘さを強く感じるワインでお昼からいい気分。
それを冷ますように最後はアイスコーヒーを頂いてゴール。

最初はクールに見えたシェフでしたが、何度か卓に様子を見に来て下さり、打ち解けると色々とお話を聞かせてくださいました。
サービスの女子に対しても終始穏やかに、しかし熱く指導している様子が印象的で、一生懸命よいお店を作ろうとされているのがひしひし伝わりましたよ。
ディナータイムのお肉もぜひ頂いてみたいお店。
ここは再訪必至です。
ごちそうさまでした。