ハイコスパでハイボリューム！　柔らかいハンバーグは絶品！ : ケイズキッチン

筑前町（旧三輪町）にある当店、１５年くらい前は甘木の総合市民センター（Ｐポート甘木）そばにありました。
移転される前は自宅から近い「美味しいハンバーグ専門店」として何度か利用させていただいておりました。何より安くてお財布に嬉しい。ジョー◯さんは久留米まで出張らないといけませんし、子供が小さい時はなかなか…だから「あって嬉しいお店」だったんです。

多分、移転されてすぐにもお邪魔しまして、その時は私達家族に息子の友達１名も一緒だったと記憶しています。

移転前と同じように注文し、出て来たものを見て一同びっくり！(◎_◎;)
付け合わせも野菜たっぷり、スープにも野菜たっぷり、サラダもたっぷり…最早たくさんの野菜にハンバーグが添えてあるイメージ。

しかも、家族全員が一致して嫌いな「オクラ」の量が半端ない…サラダに２本、焼き野菜で１本、煮込みで１本。息子の友達も嫌いだったようで、全員で顔を見合わせる…「これ、どうしたらえぇの？」という空間。

娘は小４でしたか、あからさまに不機嫌に…私が、「誰も喰えんけん、無理して喰わんで残そう」と言うのを聞いて、ただ黙々と「オクラ」以外を消費する。
しかしやはり、圧倒的なボリューム…「野菜は残していいけん、ハンバーグとご飯を食べなさい」と言い直すしかなくてね。

いつも「嫌いなもの以外は残さず食べなさい」と言いつつ、私と嫁さんでどうにか完食していましたから、「今日は残していいと？」と娘から確認が入ります。
「良か…ハンバーグを食べに来たっちゃけん」

この出来事がトラウマになり、それからぱったり来ておりませんでした。どうやら自家製野菜に、かなりこだわってあった模様です。

今日はたまたま近くで会議がありまして、久しぶりにお邪魔することに致しました。近頃の掲載写真を見るに、野菜爆弾は影を潜めたようですし、そもそもハンバーグ自体は相当美味しかった記憶がありまして…
行かないのは勿体ない、ジョー◯の代わりを探さにゃならんという事情もあったんです。

１２時４０分くらいに入店、ランチタイムですから賑わっております。
私１人なのに６人掛けのテーブル席のみ空いている…ホール担当のママさん（？確かこの人がママさんだったはず）が思案顔、「もしかしたら動いていただくかもしれませんが、いいですか？」と聞かれましたので、「大丈夫です」とお答えして座ります。

さて、メニューを見ます。ダブルハンバーグセットは１６００円、ランチになると１３５０円？ ハンバーグの量次第ではありますが、結構安い。ご飯大盛りは無料ですか…１杯おかわり無料の方が嬉しいけど、ボリュームはどうなんでしょうねぇ。

ママさんお呼びして、
「ダブルハンバーグランチで、ご飯大盛りを…」
「ソースは？」
「う〜ん、ジャポネソースとデミ…」
「あぁ、ランチはソース１種類です」
「！そうですか〜、じゃあジャポネで」

同じソースで２つ喰うのか〜…言うても２５０円足してソースを別にするというのは贅沢だしなぁ…
ただ、不思議なのはさ〜、２つ分のソースは掛けるんだよね？ ならば理屈は同じ気がするんだけど、何か違いがあるんかな〜？ もしかして別皿とか？
イヤイヤ、考えても無駄か…

注文して約１５分、商品が提供されます。
鉄板がジュージュー、かなり熱そうです。付け合わせもやはり控えめです。サラダと付け合わせからいただき（やっつけ）ます。ラディッシュ？が目立ちますけど、それ以上にドレッシング。ピンクもピンク、これは何が入っている？

食べると酸味が結構来ます…これもラディッシュかなぁ。１つの食材にこだわるのは、お変わりないご様子で。
すっぱり野菜さんとお別れ致しまして、ハンバーグにかかります。はてさて、どんな感じかなぁ。

箸を入れるとフワフワ、しかも分厚い！(◎_◎;)
これは想定よりかなり多い…見た目はジョー◯さながらですが、柔らかさとボリュームはそれ以上。当たりか？ もしかして当たりを引いたか？

一口…旨いやん…絶対ジョー◯より旨い。肉やツナギの配合はほとんど同じ感じ、しかしフワフワで甘い。脂よ、脂…
これ、１３５０円？ 食べ始めから大盛りご飯が足りない感触。合間に味噌汁を少しずつ…節約、節約。

ジャポネソースもなかなか美味しい。丁寧に拭いながら、バクバク…イケる！

ハンバーグを１つ平らげまして、取っておいた温泉玉子だかポーチドエッグだかを残りの１つに載せようとしたらば…下半分は固まっているやん！
しもた！ 鉄板熱々やけん、火が通っとるやんけ。お前、考えたら分かるやろ…何しとんか！

黄身まで固まっておりました。さっさとハンバーグに載っけるべきでした…反省。

気を取り直して、２つ目のハンバーグに移ります。ここで想定外の事態、「もしかして腹一杯が近いんじゃね」が起こります。
味の濃さが自然と増しているんです。熱々の鉄板でジュッと焼かれたソース、これが結構煮詰まっています。だから濃くなり、塩辛くなる。

「これはのう、風◯のビーフバターと同じ現象じゃ…」
見知らぬ白髭の老人が嘯きます。

「ほんなら、スピード勝負いうことやんか！」って心で呟く。鉄板料理にジャポネ、アルアルよね〜。「水分が飛ぶ」ということを考えて、予め調味料、醤油の分量を少なめにしないと若干キツい。
こういう調整に優れていた店舗…甘木市役所そばにあった「ペペル・モコ」さんと「とふろうグリル」さん以外知らない。ペペル・モコ、懐かしい…

腹は一杯になりつつ、しかし味の濃くなったハンバーグには白飯が足りない。だってボリュームが凄いから…めっちゃ贅沢な悩みでありんす。
ハンバーグの旨味が強くないなら、完食できなかったかもしれません。

「むふ〜っ」っと完食。いやぁ、もう何も入らない。プリンに興味深々でしたけどね。

間違いなくハンバーグは旨い…しかもハイコスパでハイボリューム！ あとはソースの取り合わせですね。

美味しゅうございました！
ご馳走様でした。