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食べログ フレンチ EAST 百名店 2023 選出店
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スプーンで混ぜ合わせたときの混然一体となった極上の旨味
この世に一つで二度と味わうことのない我々だけのフィエルテ特別コース(* ̄∇ ̄*)b
2024年10月中旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)
さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような食材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。
そんなこんなで私は、
・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円
かみさんは、
・ワインペアリング 6杯ちょい。 7920円
をオーダーです。これらは我々だけの専用メニューです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
さて、この日のシェフおまかせコース(時価26000円)の内容は以下になります。
・Champagne Veuve Pelletier Brut
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、ピノ ムニエ60%、シャルドネ35%、ピノ ノワール5%。
綺麗なライトゴールドの色味。
コクのあるシャンパンで後口は心地良いビター感。
これも旨いっすねえ(〃^▽^〃)
・黒ゴマ/さつまいも/オレンジ
黒ゴマを練り込んだエクレアに、さつまいもペースト、ベーコン、玉ねぎ、オレンジピール。
全体的なまとまりがいいのですが、特にオレンジピールのビターなアクセントが秀逸(〃^▽^〃)
・宮城県産 本鮪/仏産 キャビア/サワークリーム
鮪のタルタルをサンドし、上にサワークリーム、キャビア、エストラゴン。
見た目で旨いのは決定ですが、食べて天国(〃^▽^〃)
バブリーなキャビアの量が男前で素敵です。
・Saint-Veran Matthieu de Brully 2019
私とかみさんのワインペアリング2杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
これはミネラル感が印象的。塩っぽいテイストというか。
同時にビターで美味しいです。
・島根県産 蛤/押し麦
かなり大粒な島根県産 蛤にブルゴーニュバターとパセリのパン粉を施し、
下には押し麦のリゾットを忍ばせた逸品。
これが旨いのなんの(〃^▽^〃)
この蛤はなんと5切れにカット。それほどの大きさがあるんです。
そこに王道のブルゴーニュバターですが、火入れ加減や旨味が王道を超えています。
蛤の出汁をたっぷりと吸いまくった押し麦のリゾットはプニュプニュ食感で、
それ自体も蛤ではと思うほどの美味しさ。なんか得した気分になります。
この時点でこれは印象に残る一皿の候補になりました(〃^▽^〃)
・自家製ライ麦パン
今回のはかなりダークな焼き上がりで風味も強いですね。
ここまで来ると自家製ミルクパンとの違いもハッキリしてきます。
ソースを拭うのにちょうどいい柔らかさで、皿を綺麗にするのには必需品。
・Chardonnay Coteaux du Pont du Gard
私とかみさんのワインペアリング3杯目。
フランス・コトー・デュ・ポン・デュ・ガールの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
南国を思わせるようなトロピカルなニュアンス。
この後のボタン海老に合わせて。
・北海道産 ボタン海老/雲丹/アホブランコ
皿の上にアホブランコ、人参のムースを敷き、フレッシュなボタン海老、雲丹、
マスの塩漬けを乗せ、レーズン、海老の自家製オイルのアクセントを加え、セルフィーユで彩りを。
凄いボタン海老が手に入ったとのことで余計な手を加えずにそのまま生で提供。
これが鮮度抜群にも関わらず熟成したようなねっとり感と旨味があるんです(*゚Д゚*)
仕込みをしなくても仕込んだようなボタン海老クオリティ。これは凄い。
もちろんその他の素材も総動員して一皿の美味しさを作りあげています。
・COTES DU JURA G.P.S 2023
私とかみさんのワインペアリング4杯目。
フランス・ジュラの白ワイン。
ぶどうは、ガメイ・ブラン主体。
果実味がありますね。奥行きのあるミネラル感にリンゴの酸も。
この後のオマールブルーに合わせて。
・ブルターニュ産 オマールブルー/宮城県産 ムール貝
まずはブルターニュ産オマールブルーの藁で燻したところのプレゼンテーション。
オマールブルーはムニエルした後に藁で燻し、水とタイムで煮たムール貝と合わせ、
サフランソース、ブロッコリースプラウトで仕上げたもの。
いつもながらに見事な火入れのオマールブルーですが今回は薫製香もまとわせて(〃^▽^〃)
宮城県産のムール貝も旨いなあ。ファミレスとかで乗っかって来るのとは大違い。
・Malvasia Dòce Madeira 1990
私とかみさんのワインペアリング5杯目。
ポルトガルのマディラ酒。
ぶどうは、マルヴァツィア。
アルコール度数は高めながらもカラメルのような甘みがありかみさんでもOK。
この後のフォアグラとソースペリグーに合わせて。
・仏産 フォアグラ/ハタケシメジ/大黒ほんしめじ/黒トリュフ
フォアグラは米粉で表面をカリッと香ばしく焼き上げ、中はトロトロの状態。
そこに秋の味覚である天然のハタケシメジ、大黒ほんしめじ。
仕上げに黒トリュフのソースペリグー。
下手なところで食べるとフォアグラってざらついて風味も悪いのですが、
フィエルテで頂くものにはそのようなものは皆無でこの日も素晴らしい。
米粉でカリッとさせているのがたまらん(〃^▽^〃)
そこにソースペリグーがいい具合に絡むわけで。
・自家製ミルクパン
このタイミングで2個目のパンのサーブ。
・Mâcon-Villages Mémoire du Terroir Joseph Burrier 2021
私とかみさんのワインペアリング6杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
飲んでみるととにかく酸味が印象的。林檎?レモン果汁?
とにかくそのような酸のオンパレードでこれは旨いなあ。
・島根県産 黒鮑/青のり
まずは黒鮑のパイ包み焼きのプレゼンテーション。
8時間蒸し焼きにした極厚の黒鮑に、帆立のムース、ほうれん草で包んでパイ包み焼きに。
それをカットして、鮑の肝ソース、青のりの白ワインソースで仕上げ。
黒鮑を頂けるだけでも貴重なのにこれだけ極厚のものが頂ける幸せ(〃^▽^〃)
青のりのソースも相性いいのですが、鮑の肝ソースには昆布の出汁も加えてムッチャ合います。
これも凄い一皿なんですけど。アミューズからずっとメイン級(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・Emma Farnea 2021
私とかみさんのワインペアリング7杯目。かみさんはここでギブアップ。
イタリア・ヴェネトのオレンジワイン。
ぶどうは、モスカート ジャッロ、モスカート ローザ。
綺麗なオレンジ色。
飲むとナチュラルらしいニュアンスの風味。
・島根県産 9日間熟成 マトダイ/松茸
この日は島根県が大活躍(* ̄∇ ̄*)b
9日間熟成したマトダイを米粉をはたいてムニエルにし、
浅利と松茸の出汁も加わったベルモットソースをかけ、青森県産焼き松茸のスライスで仕上げ。
マトダイは身が崩れやすくなっていてトロトロ食感。もはや敢えて崩してソースと一体化させて。
マトダイは、フレンチでは「聖ペテロ」と呼ばれる程の高級食材なんです(* ̄∇ ̄*)b
これも凄かったなあ。マジっすか。
・Domaine de la Jasse Vieilles Vignes 2021
私のワインペアリング8杯目。私もペアリングラスト。
フランス・ペイ・ドックの赤ワイン。
ぶどうは、カベルネ・ソーヴィニョン。
これぞお手本のようなフルボディというテイスト。
これで次なる皿のヒドリガモを迎え撃ちます。
・鹿児島県産 ヒドリガモ/オマールブルー
まずは原木の舞茸のプレゼンテーション。
そして出されたお皿の上には当たり前ではない光景が(*゚Д゚*)
なんとヒドリガモのむね肉でオマールブルーとフォアグラを挟みこむという暴挙に(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
ヒドリガモは個体としては小さな鴨になるのですが、そんなのは関係なく味が濃いです。
これはジビエ好きな方でも満足されるのではと思いますよ(〃^▽^〃)
そこにヒドリガモもも肉のコンフィ、原木の舞茸蒸し焼き、愛知県産銀杏、
カリカリ牛蒡を添えて、マデラソースで仕上げています。
これだけの豪華キャストの中でも負けない舞茸の風味と味の強さ。これも凄い。
こんな料理を出そうとは普通のシェフでは思わないでしょうね。
それぞれの食材が超メイン級にも関わらず、それを合わせてくる大胆不敵さ。
このコースは我々にだけ提供する特別コースなので、我々の好みを知っているから出しているんです。
この世に一つで二度と味わうことのない我々だけのフィエルテ特別コース(* ̄∇ ̄*)b
・Castarede Bas Armagnac XO ?円
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
この日は5種類のボトルがズラリと。その中からこちらをセレクト。
フランス南西部、アルマニャック地方で醸造されるブランデー。度数は40度。
輝く琥珀色。円熟した香りとまろやかな口当たり。
力強い味わいですがバニラや完熟したフルーツのような心地良い甘みも感じられます。
ところで下書き時にレシートを見るとこれが計上されていません(*゚Д゚*)
シェフっ!次回払うからね!
スーシェフの給料から差し引かないでね(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・フランスロレーヌ産 塩/チリ産 オリーブオイル
底の深い器の中には、真っ白な塩のジェラート。
そこに、More Chile ICONO スパイシー EXVオリーブオイルをかけて完成。
ミルクベースのジェラートに塩だけですが、More Chile ICONO スパイシー EXV
オリーブオイルをかけることで旨味とスパイシーさを与えてくれるんです(〃^▽^〃)
・山形県産 ラフランス/カルダモン/コロンビア産 カカオ
皿に、カルダモンソース、カルダモンアイス、ラフランス、アーモンドロースト、
ハニーステビア、コロンビアカカオムース、ミルクの泡を積み重ねたものです。
ぱっと見モンブランに見えますが全然味の構成は違いますよ(* ̄∇ ̄*)b
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
1つ目はミニパフェ。
パンナコッタ、きなこムース、ほうじ茶キャラメルムースなどを積み重ねたパフェ。
焼菓子は、アーモンドカカオクランブル ドライフィグ乗せ、
クルミっ子オマージュ 緑茶仕立て、キャラメルチーズケーキ オレンジソース掛け。
最後の最後まで楽しませてくれます(〃^▽^〃)
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。
・ホットコーヒー
私のオーダーです。
これで〆て68720円。一人当たり約34360円。タッチレスのPayPayでのお支払い。
本来はここに計上し忘れのCastarede Bas Armagnac XOが3000円前後加わるはずです。
そちらは次回訪問時にお支払いするとして(* ̄∇ ̄*)b
最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、
・島根県産 蛤/押し麦
・北海道産 ボタン海老/雲丹/アホブランコ
・ブルターニュ産 オマールブルー/宮城県産 ムール貝
・仏産 フォアグラ/ハタケシメジ/大黒ほんしめじ/黒トリュフ
・島根県産 黒鮑/青のり
・島根県産 9日間熟成 マトダイ/松茸
・鹿児島県産 ヒドリガモ/オマールブルー
がノミネート。メイン級全部じゃん(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
その中でも、島根県産 蛤/押し麦と鹿児島県産 ヒドリガモ/オマールブルーが
ほんの少しリードしたかも???と思い、もはやえいや!の領域で、
・鹿児島県産 ヒドリガモ/オマールブルー
を選出することにしました(〃^▽^〃)
下書きの時に読み返してみても「これ!」という決定打では無くて全部が素晴らしいんです。
というのも、この日も鬼気迫るくらいの怒涛の食材のオンパレード。
メイン級が7品もあるんですから(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
宮城県産本鮪、仏産キャビア、島根県産蛤、北海道産ボタン海老、雲丹、
ブルターニュ産オマールブルー、宮城県産ムール貝、島根県産黒鮑、
仏産フォアグラ、黒トリュフ、島根県産マトダイ、青森県産松茸、鹿児島県産ヒドリガモ。
書いていても疲れるくらいの高級食材の数々(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
別に食材に頼っているわけではありませんよ。
それぞれの料理の特長を記載させていただいた通り、そこにはシェフならではの組合せやアクセントが。
2024年の人生へのご褒美訪問も残すところ12月のみ。
12月になるとさらに美味しい食材も増えてきますぜ(* ̄∇ ̄*)b
そして2025年は1月からスタートする予定。くうっ、楽しみじゃあ(〃^▽^〃)
ご馳走様です!(2024/10現在、3.76ポイント)
フィエルテのフレンチは日常食ではありません。人生へのご褒美なんです(* ̄∇ ̄*)b
2024年8月上旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)
さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような食材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。
そんなこんなで私は、
・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円
かみさんは、
・ワインペアリング 6杯ちょいコース 7920円
をオーダーです。これらは我々だけの専用メニューです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
さて、この日のシェフおまかせコース(時価26000円)の内容は以下になります。
・Champagne J. Contet Pere & Fils Brut
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、ピノノワール50%、ピノムニエ35%、シャルドネ15%。
綺麗なライトイエローの色味。
後半味わいが伸びてくるシャンパン。
いずれにせよフィエルテで飲むシャンパンはどれも旨い(* ̄∇ ̄*)b
・デュカ/玉ねぎ
デュカを練り込んだエクレアで、玉ねぎムースをサンド。
濃厚な玉ねぎの甘みにデュカのスパイシーなアクセントが加わります。
・とうもろこし/キャビア
涼しげなガラスの器の中にカカオクッキーを敷き、その上にとうもろこしクリーム、
フランス産キャビア、シブレット、焼きとうもろこしを乗せたもの。
とうもろこしの甘みにキャビアの塩気と旨味の協演。
これまたアミューズから凄いんですけど(〃^▽^〃)
・Rosé d'Emraude Domaine de Saint-Guilhem
私とかみさんのワインペアリング2杯目。
フランス・シュドウェストのロゼワイン。
ぶどうは、ネグレット50%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、シラー20%。
色味はロゼにしてはダーク調でライトな赤にも見えます。
フレーバーはストロベリーを思わせますが、飲むと紹興酒のようなニュアンス。
わりとビターで度数よりもアルコールを感じますね。
次なるガスパチョに合わせて。
・フルーツトマト/ガスパチョ/クロアチア産 本鮪
これまた涼しげなガラスの器でのサーブ。
本鮪のタルタルの上に被せるようにアボカドを乗せ、
フルーツトマトのガスパチョを注ぎ入れ、シブレットを散らしたもの。
鮪とアボカドは鉄板の相性ですが、そこにガスパチョの甘みと酸味、旨味が加わりヘブン。
・Château Picque Caillou Pessac-Léognan Blanc 2022
私とかみさんのワインペアリング3杯目。
フランス・ボルドーの白ワイン。
ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン。
こちらはしっかりと冷やしての提供。
パッションフルーツのようなしっかりとした酸味が美味しい(〃^▽^〃)
・鹿児島県産 車海老/パプリカ
冒頭に活きた状態での車海老のプレゼンテーション。
身はミキュイ、頭はフリットにした車海老に、
パプリカピューレ、ムース、泡、海老の出汁のムースを添えて。
身はミキュイですが尻尾はちゃんと食べられるように調理。
車海老の美味しさをパプリカを使って演出&昇華。これもたまらん。
・自家製ミルクパン
いつもながらに可愛らしい形状。
程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(* ̄∇ ̄*)b
フィエルテの料理の皿を綺麗にするのには必需品。
・Du Grappin Bourgogne Aligote 2021
私とかみさんのワインペアリング4杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、アリゴテ・ドレ100%。
酸が印象的で飲み進めるとビター。複雑な余韻もあって好みのタイプ。
この酸が次なる皿の出汁とも合うとのことで。
・兵庫県産 鱧/千葉県産 蛤
陶器製の器で仕上げた鱧と蛤スープ。
鱧は骨切りをして軽く炙っています。
普通はこれだけで完成なのですが、ベルガモットオイルを加えることで、
山椒にも似たピリッとしたアクセントを感じるんです。
これが絶妙で美味しかったなあ(〃^▽^〃)
自家製ミルクパンをちぎって入れてスープも一滴も残さず完飮。
ペース配分を間違っちゃってミルクパンも完食しちゃった(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
本当は次の皿で完食するつもりだったのに(^^;
・Marcel Servin Chablis 2020
私とかみさんのワインペアリング5杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
ミネラルを感じるテイスト。レモンのような酸もありますね。
重たいデラウェアみたいな印象もあり、シャルドネにしては果実味たっぷり。
しかしながらしっかりとビターで辛口で美味しいです。
次なる皿のオマールブルーに合わせた1杯。
・ブルターニュ産 オマールブルー/北海道産 雲丹
まずはレモングラスとタイムで火入れをしたオマールブルーのプレゼンテーション。
オマールブルーはバターで仕上げ、バターナッツカボチャのピューレと
雲丹のソースを添え、ハニーステビアを散らして完成。
バターナッツカボチャの甘みとオマールブルーの甘みと旨味の競演。
まさかの雲丹が引き立て役のソースになるとは(*゚Д゚*)
甘いだけでは無くてハーブと一緒に火入れをしたことで爽やかさも併せ持つんです(* ̄∇ ̄*)b
何気に二人でしっかりと1尾分の爪肉が乗っていたのがヘブン(〃^▽^〃)
この部位は無茶苦茶味が濃いんですよねえ。
・自家製ライ麦パン
このタイミングで2個目のパンのサーブ。
以前よりもライ麦らしい風味が増したような気がします。
・Grains de Confidence Chardonnay 2019
私とかみさんのワインペアリング6杯目。
フランス・シャランテの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
色味はオレンジワインのようなライトオレンジ。
飲むとドライマンゴーのような果実感に、濃いバニラのような樽香。
しっかりとしたボディのある白ワイン。次なる濃厚な一皿に合わせて。
・三陸産 帆立/仏産 リードヴォー
帆立をレアにソテーし、フランス産リードヴォーを合わせ、
セロリ、胡瓜、パプリカを刻んだブールブランソースで仕上げた一皿。
これぞクラシックなフレンチという濃厚さがありますね。
Grains de Confidence Chardonnay 2019とのマリアージュもいいです(〃^▽^〃)
・Chablis Premier Cru Montmains 2021
私とかみさんのワインペアリング7杯目。かみさんはラスト。というよりギブアップ。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
綺麗なライトイエロー。
リンゴの酸のようなニュアンスがあり、ミネラル感もあります。
次なる金目鯛に合わせた1杯。
・千葉県産 11日熟成 金目鯛
皿の中央に11日熟成 金目鯛の松笠焼きを鎮座。
サイドには、金目鯛のシャンパンフリットを添えて、シャンパンソース、シブレットで仕上げ。
これまたフィエルテお得意の熟成技を駆使した魚料理。
身の火入れはもちろん見事な半生で、鱗はパリパリの揚げ焼き状態に。
和食の技術も併せ持つフレンチはそりゃあ旨いでしょう(* ̄∇ ̄*)b
・Andre Perret Saint-Joseph 2020
私のワインペアリング8杯目。
フランス・ローヌの赤ワイン。
ぶどうは、シラー100%。
シラー100%とは思えないくらいに果実味があり、シラーらしいスパイシーさも。
タンニン、酸味もあって、これぞお手本のようなフルボディというテイスト。
この後の夏鹿をこれで迎え撃ちます。
・北海道産 夏鹿/仏産 フォアグラ
まずは夏鹿とフォアグラのパイ包み焼き状態でのプレゼンテーション。
北海道産夏鹿のメスのロースでフランス産フォアグラ、ほうれん草のピューレを挟みこみ、
それをほうれん草の葉で包み込んでパイ包み焼きにしたものです。
万願寺唐辛子と枝豆のソテーを添え、シェリービネガー、
フォンドボーで仕上げた赤ワインソースを皿に敷いて。
夏鹿なのでサッパリ系かと思いきや、熟成をしているので肉の味が濃いです。
そこにフォアグラの油分にパイ生地の油分が来ますので、ヘヴィーな一皿に。
シェフ曰く「旨けりゃいいかなと思って。」。
そう。フィエルテのフレンチは日常食ではありません。人生へのご褒美なんです(* ̄∇ ̄*)b
・Dietrich & Fils Gewürztraminer Réserve 2019
私のワインペアリング9杯目。
フランス・アルザスの白ワイン。
ぶどうは、ゲヴュルツトラミネール。
まさにライチのような芳香で甘さのあるデザートワイン。
塩のジェラートに合わせて。
・シチリア産 塩/チリ産 オリーブオイル
陶器の中には、真っ白なシチリア産 塩のジェラート。
そこに、チリ産のエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルをかけて完成。
相変わらず超シンプルですが旨いです。塩もオリーブオイルも素晴らしい。
グルタミン酸のような出汁の旨味を感じたので塩かな?と思いきや、
シェフ曰く、チリ産のエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルの旨味だそうです(*゚Д゚*)
そんな凄いオリーブオイルがあるんだ。極上の玉露のような旨味ですよ。
・BELLEVOYE PRUNE 2200円
私のオーダーです。
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
今回は7種類の食後酒の中からこちらをチョイス。約1年ぶりですなあ。
梅酒(プラムリキュール)の樽で熟成した100%メイドインフランスの
トリプルモルトウィスキー。
飲んでみるとピートを使っていないためスモーキーな香りは有りません。
凝縮したプラムを思わせる濃厚な飲み口でありながら、
バニラのような杏仁のような甘い芳香が印象的です。
ウイスキーが苦手な方でもこれは飲めるかも知れませんよ(* ̄∇ ̄*)b
・福島県産 白桃/生姜/バニラ
生姜とバニラのクレームブリュレの上に、フレッシュな白桃、クリームチーズクリーム、
バニラアイス、生姜オイルで仕上げたデセール。
白桃は果物の中でも上位に入る好物なのでこれは嬉しい(〃^▽^〃)
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
1つ目はミニパフェ。
マンゴーパンナコッタ、塩、マンゴームース、オレンジ、ラムネなどを積み重ねたパフェ。
焼菓子は、クルミっ子オマージュ ジャスミン茶&レーズン仕立て、デュカサブレ、
シナモンケーキだったかな?に白餡とりんごのコンポートを乗せたもの。
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。
・アイスコーヒー
私のオーダーです。
これで〆て70920円。一人当たり約35460円。タッチレスのPayPayでのお支払い。
最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが私は、
・ブルターニュ産 オマールブルー/北海道産 雲丹
を選出し、かみさんは悩んだ末に、
・兵庫県産 鱧/千葉県産 蛤
を選出しました。ベルガモットのアクセントが秀逸だったとのことで。
そうそう。ベルガモットを入れる入れないでは天と地ほどの差が有っただろうなあと。
平凡と天才の差くらいでしょうか。
今宵も超ド級の美味しい料理を腹がパンパンになるまで堪能させて頂きました。
2024年の人生へのご褒美訪問も残すところ10月と12月。
冬に向かってどんどんと美味しい食材も増えてきますぜ(* ̄∇ ̄*)b
ご馳走様です!(2024/8現在、3.78ポイント)
毎度のことながら☆☆☆レストランのスペシャリテ級の皿を出してくるフィエルテ
2024年6月上旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)
さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。
そんなこんなで私は、
・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円
かみさんは、
・ワインペアリング 6杯ちょいコース 7920円
をオーダーです。これらは我々だけの専用メニューです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
さて、この日のシェフおまかせコース(時価26000円)の内容は以下になります。
・Charles de Cazanove Tête de Cuvée Champagne
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、ピノ・ノワール 50%、シャルドネ 30%、ピノ・ムニエ 20%。
綺麗なシャンパンゴールドを形成。
相変わらずシトラス系の酸が心地良くて美味しいです。
・焼きナス/アーモンド/竹炭
竹炭エクレアで、焼きナスとアンチョビクリームをサンド。
アクセントに、生のアーモンドをスパイス&ハーブで煮含めて
香ばしくローストしたものも加えています。
これらのテイストやテクスチャーが複雑に組合わさって旨いなあ(〃^▽^〃)
アーモンドは本当におつまみ風味に仕上がっていましたよ。
カルディとかで売ってそう (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・鳥取県産 鰯/仏産 キャビア
自家製フォカッチャの上に、炙った鰯、キャビア、シブレットを積み重ねたアミューズ。
これがアミューズなんですから贅沢なもんですよ(^^;
これらの組合せで美味しくないわけが無いでしょう (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・Chanzy Bouzeron 'Les Trois 2021
私とかみさんのワインペアリング2杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、アリゴテ。
骨太のニュアンスですが、酸のバランスが良くて、この後の皿の甘みを引き出す役割。
・新玉ねぎ/北海道産 雲丹/福島県産 ホワイトコーン
底が深めの器に、新玉ねぎの冷製スープを注ぎ入れ、
フレッシュな雲丹とホワイトコーンを散りばめ、シブレットで仕上げたもの。
全ての素材の甘みを引き出していてこれもたまらん(〃^▽^〃)
・Marsanne Louis Cheze 2021
私とかみさんのワインペアリング3杯目。
フランス・ローヌの白ワイン。
ぶどうは、マルサンヌ100%。
綺麗な黄金色。丸みのあるニュアンスですが、口に含むと香りがぶわっと来ます。
トロピカルなフレーバーもありますが、後口にビター感もある美味しい白ワイン。
このタイプのテイストは珍しいと思いました。唯一無二のような。
・自家製ミルクパン
いつもながらに可愛らしい形状。
今回はレシピを見直したそうですが、本当にミルク感たっぷりのフレーバーに変身。
これだけで完結するくらいの美味しさに変わっていますね。
ソースを拭うのにちょうどいい、程よい柔らかさは健在で(* ̄∇ ̄*)b
皆さん、フィエルテの絶品ソースは残さんでくださいよ。
残されるとシェフは凹みますので (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・愛知県産 鮎/水ナス
鮎の身はセモリナ粉をはたいて揚げ焼き風に仕立て、頭と骨はカリカリのせんべいに。
それらの間に隠れるように細切りの水ナスを忍ばせ、鮎のジェラート、鮎のソース、
ジャガイモのピューレ、抹茶の泡で仕上げた一皿。
抹茶の泡を合わせるアイデアが凄いんですけど鮎の苦味とベストマッチ(* ̄∇ ̄*)b
骨せんべいの香ばしい旨味に、鮎のジェラートのワタの凝縮した旨味。
これぞフレンチならではの鮎の食べ方でしょう(〃^▽^〃)
・Domaine Laffitte Colombard & Ugni Blanc
私とかみさんのワインペアリング4杯目。
フランス・シュッド・ウエストの白ワイン。
ぶどうは、コロンバール、ユニ・ブラン。
淡いレモンイエローの色味で、飲んでみるとむっちゃグレープフルーツのようなシトラス感。
これも旨いなあ。
・長崎県五島列島産 岩ガキ<椿>/アスパラソバージュ
椿というブランド岩ガキを本当にギリギリの火入れでポッシェし、
ブールブランソースを回しかけ、アスパラソバージュを添えた一皿。
岩ガキはレアという表現もそぐわないほどに全体的にギリギリに火が入っています。
これぞフレンチと言わんばかりの。
アスパラソバージュってつくしみたいな形をしていますが、
ヨーロッパに広く自生する山菜で、アスパラとは別分類に属します。
ユリ科オオアマナ属の多年草で、別名「アスペルジュ・ソバージュ」、
「アスパラガスソバージュ」ともいわれています。
でも穂先の部分はアスパラっぽさがあってコクがあるんです(〃^▽^〃)
・Montoya Chardonnay Monterey 2020
私とかみさんのワインペアリング5杯目。
アメリカ・カリフォルニアの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
フィエルテでは珍しいアメリカの白ワイン。
酒屋が是非試して欲しいとのことで持ってきたそうです。
トロピカルフルーツや黄桃などの甘い香りのニュアンス。
ボディはほどほどに果実味と酸味のバランスが良いですね。
・ブルゴーニュ産 オマールブルー/花ズッキーニ
出ました、オマールブルー(〃^▽^〃)
その上、花ズッキーニと来ましたのでこのメニューを見た瞬間にヤバいのではとの予想。
オマールブルーをバターでブレゼしたものにムースを合わせ、
花ズッキーニでそれらを包み込み、刻んだ野菜を炒めて、
オマールブルーの出汁と少量のクリームとバターで作ったソースで仕上げた一皿。
もうこれが旨いのなんの。なんちゅー旨味を出しまくっているのか。
オマールブルーの出汁でこれだけの旨味が出せるのか???
味覇(ウェイパー)使ってないよねというくらい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
毎度のことながら☆☆☆レストランのスペシャリテ級の皿を出してくるフィエルテ。
そのどれもが一期一会のその場限りの料理というのが凄いんです(* ̄∇ ̄*)b
シェフも二度と同じものを作れんのです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・自家製ライ麦パン
このタイミングで2個目のパンのサーブ。
自家製ミルクパンがリニューアルしたことで
より一層ライ麦パンとの違いが克明になりました。
・Château Coulane Madiran 2018
私とかみさんのワインペアリング6杯目。かみさんはお試しでほんの少量。
フランス・シュッド・ウエストの赤ワイン。
ぶどうは、タナ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン。
スモーキーなフレーバーが印象的。ヒノキのような感じもあります。
飲むとドライフルーツ系のテイストでフルボディのわりには飲みやすいかも。
次なる鰻とフォアグラに合わせた1杯。
・愛知県産 鰻/仏産 フォアグラ
まずはパイ包み焼きの状態でのプレゼンテーション。
その上部には「うなぎパイ」と書かれていて (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
それから切り分けていきます。
鰻を蒸し焼きにしてから皮目を香ばしく焼き上げたもので、
フォアグラをサンドし、パイ包み焼きにしたもの。
そこに、鰻の骨から取った赤ワインとポルト酒の甘いソースで仕上げています。
トロトロのフォアグラに、香ばしく焼き上がった鰻の旨味と香り。
それらを纏め上げるパイ生地に甘酸っぱいソース。
くはあっ。これぞ、ザ・クラシックな一皿でしょう(* ̄∇ ̄*)b
・Miraval Rose Provence 2022
私とかみさんのワインペアリング7杯目。
フランス・プロヴァンスのロゼワイン。
ぶどうは、サンソー、グルナッシュ、シラー、ロール。
フレッシュなシトラス系のアロマ。
口に含むとリッチでフルーティーなテイストが広がり、
その後にミネラルや酸も感じますね。これも美味しい。
・長崎県五島列島産 13日熟成 スジアラ
フィエルテお得意の熟成技です。
13日間熟成したスジアラは皮目を香ばしく焼き上げ、
スジアラのシャンパンフリット、グリーンアスパラ、スナップエンドウを添えて、
ビネグレットソース、エストラゴンで爽やかに仕上げた一皿。
しっとりとして味の凝縮したスジアラの身に、皮目の香ばしさ、
そこにビネグレットソースなどの爽やかな酸味が心地良く。
・Famille Perrin Gigondas La Gille 2020
私とかみさんのワインペアリング8杯目。かみさんはお試しでほんの少量。
フランス・ローヌの赤ワイン。
ぶどうは、グルナッシュ80%、シラー20%。
グルナッシュらしい果実味と、シラーらしいスパイシーさ。
ボディはフルボディ。この後の小鴨をこちらで迎え撃ちます。
・鹿児島県産 小鴨/愛知県産 無花果
無花果の文字が期待をさせてくれます(〃^▽^〃)
ニンニクとタイムを詰めてローストした小鴨を切り分け、
ローストした無花果、もも肉、むね肉、ささみ、舞茸を積み重ね、
小鴨のジュ、フォンドヴォー、赤ワインなどのソースで仕上げ。
期待通りにじっくりと焼かれた無花果の甘みが小鴨の味をさらに昇華。
骨付きもも肉はむしゃぶるように食べ進め。
・Héritage du Temps Muscat de Rivesaltes 2020
私のワインペアリング9杯目。かみさんはギブアップ。
フランス・ラングドックの酒精強化ワイン。
ぶどうは、ミュスカ・ド・リヴァルテ。
マスカットフレーバーでデザートワインらしい甘みを持っていますが癖は無いです。
・スペイン産 塩/スペイン産 オリーブオイル
陶器の中には、真っ白なスペイン産 塩のジェラート。
そこに、スペイン・アンダルシア州コルドバに根付いた品種、ピクアル100%の
エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル ALEXIS MUNOZをかけて完成。
相変わらず超シンプルですが旨いです。塩もオリーブオイルも素晴らしい。
そう思わせる、その加減が凄いんだと思います(* ̄∇ ̄*)b
・Capitain Gagnerot Fine de Bourgogne Grande Reserve 2860円
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
今回は6種類の食後酒の中から新顔のこちらをチョイス。
ブルゴーニュのブランデー。
赤・白ワインを仕込んだ際に生じる、樽の底にたまった澱から造る
フィーノというブランデーらしいです。
45度の度数がありますが、ぶどうの搾りかすから造るマールよりもアタック感が強いかも。
特に芳香の強さを感じます。
かみさんが眠そうにしていたので匂いを嗅がせると飛び起きました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・長崎県産 リュバーブ/キウイ/クレームダンジュ
クレームダンジュ、リュバーブアイス、リュバーブのソースの上から、
仕上げにシェフ自らフローズンルビーキウイをスライスしながらかけて完成。
甘酸っぱいクレームダンジュに、これまた甘酸っぱいリュバーブ、ルビーキウイの協演。
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
1つ目はミニパフェ。
カルダモンやシナモンのスパイスパンナコッタ、ブルーベリームース、
シャルトリューズのジェルなどを積み重ねたパフェ。
焼菓子は、燻製したクルミっ子オマージュの煙っ子、デュカクッキー、
紅茶のケーキ アーモンドプラリネ添えになります。
デュカクッキーはこれまた酒が欲しくなる味わいですよ。
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。
・ホットコーヒー
私のオーダーです。
これで〆て71580円。一人当たり約35790円。タッチレスのPayPayでのお支払い。
最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、
私もかみさんもこの皿の感動を超えることは出来ずに意見は一致。
ということで、
・ブルゴーニュ産 オマールブルー/花ズッキーニ
を選出しました。
もはや有り得ないくらいのオマールブルーの旨味が出まくっていて、
その旨味を吸いまくった野菜が天国で育てられたような極上の美味しさに昇華。
毎度のことながら☆☆☆レストランのスペシャリテ級の皿を出してくるフィエルテ。
そのどれもが一期一会のその場限りの料理というはかなさ。
次回の訪問は8月になりますが、超意外なことに4年振りの8月訪問になるんです(*゚Д゚*)
夏真っ盛りの8月上旬になるのですがどんな食材に出会えるのか楽しみ(〃^▽^〃)
ご馳走様です!(2024/6現在、3.79ポイント)
イノベーティブな皿も出せますが、フィエルテの真骨頂はクラシカルな皿(* ̄∇ ̄*)b
2024年4月上旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)
さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。
そんなこんなで私は、
・ワインペアリング 7杯コース 8800円
かみさんは、
・ワインペアリング 5杯コース 7150円
をオーダーです。
さて、この日のシェフおまかせコース(時価26000円)の内容は以下になります。
・Champagne Charles Montaine Brut
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、ピノ・ノワール63%、シャルドネ22%、ピノ・ムニエ15%。
ピノ・ノワールが多めですが綺麗なシャンパンゴールドを形成。
甘酸っぱいニュアンスで、余韻はスッと抜けていく印象。
いずれにせよ旨いですよ(〃^▽^〃)
・トースト/デュカ/フルムダンベール
黒胡椒、レーズン、デュカの香り。
フルムダンベールという青カビチーズを使ったエクレア。
・仏産コンテ
コンテチーズのドーナツです。揚げ立てなので温かいです。
・Château du Moulin 2021
私のワインペアリング2杯目。ほぼ1杯目と同時にサーブ。
フランス・ボルドーの赤ワイン。
ぶどうは、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー。
ミディアムボディくらいの重さでスパイシー。
マッコウクジラのハツに合わせた1杯。
・マッコウクジラ ハツ/イベリコ豚/胡桃
カリッと焼いたパンの上に、マッコウクジラのハツのコンフィ、
イベリコ豚のチョリソー、刻み野菜などを盛り付けたアミューズ。
マッコウクジラは初めて食べますね。貴重な経験ですよ。
・Audacia Chenin Blanc 2022
私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
南アフリカの白ワイン。
ぶどうは、シュナンブラン。
酸化防止剤の代わりにルイボスを使ったワイン。
白桃のニュアンスがあり果実味がしっかり。
・北海道産 雲丹/新玉ねぎ
雲丹のフラン、フレッシュな雲丹、新玉ねぎのブルーテ、シブレット。
新玉ねぎの甘みと雲丹のコクと旨味が出ています。シブレットがきりッと締めてくれて。
・自家製ミルクパン
程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(* ̄∇ ̄*)b
なのでこれで新玉ねぎのブルーテを綺麗に拭って完食。
・Saint Vincent Muscadet 2022
私のワインペアリング4杯目、かみさんの3杯目。
フランス・ロワールの白ワイン。
ぶどうは、ミュスカデ。
ミュスカデらしい爽やかで青々とした印象ですが、ミネラルのある骨格も併せ持ちます。
・鹿児島県産 そら豆/富山県産 蛍烏賊/三陸産 帆立
これはメニューを見たときに好みだろうなと直感(〃^▽^〃)
そら豆のソテー、そら豆のニョッキ、蛍烏賊のコンフィ、レアに仕上げた帆立。
そこにパセリのソースをまとわせて。
青々としたそら豆の美味しさに蛍烏賊のワタの濃厚な旨味。
それらをまとめるパセリの爽やかさ。これは旨いねえ(〃^▽^〃)
・Montagny 1er Cru Aladame 2021
私のワインペアリング5杯目、かみさんの4杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
果実味とその旨味が強いです。余韻に残る酸味もしっかりと。
・Chateau Haut Grelot Selection Blanc Blaye Cotes de Bordeaux 2021
私のワインペアリング6杯目、かみさんの5杯目。
フランス・ボルドーの白ワイン。
ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
ドライアプリコットのニュアンスで果実味しっかり。
温度が上がるとトーステッドな香ばしさも。
・仏産 ホワイトアスパラ/愛知県産 手長海老
これもメニューを見たときに好みだろうなと直感(〃^▽^〃)
ホワイトアスパラのピューレに押し麦のリゾットを加え、
ホワイトアスパラのムニエル、4尾分の手長海老のミソを詰めた頭、そして卵。
これは期待通りに秀逸(〃^▽^〃)
ホワイトアスパラガスのコクに、手長海老のミソを主体とした旨味。
頭の殻の部分は香ばしさと旨味の結晶ですよ。
かみさんは頭の殻を残したので私がもらって成仏(* ̄∇ ̄*)b
・Rosé d'Emraude Domaine de Saint-Guilhem 2019
私のワインペアリング7杯目、かみさんの6杯目。
フランス・フロントンのロゼワイン。
ぶどうは、ネグレット、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー。
苺のフレーバーをビシバシ感じます。
飲むとサクランボのような甘酸っぱさがありますが、決して甘いのではなくて美味しいです。
・仏産 リードヴォー/仏産 黒トリュフ/広島県産 牡蠣
仏産リードヴォーと広島県産牡蠣のヴォロヴァンです。
ヴォロヴァンとは、フランスのクラシカルな料理の一つで、
パイをくり抜いて今回の場合は、リードヴォー、牡蠣、玉ねぎ、ベーコン、
トリュフなどをこれでもかと詰め込んだもの。
もはや溢れまくっていますが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
リードヴォーと牡蠣をどのように組み合わせるんだろうと思いましたが、
ここまでど直球に濃厚なソースとパイ生地で合わせてくるとは思いませんでした。
なるほど。これであれば確かにリードヴォーと牡蠣が融合しますね(* ̄∇ ̄*)b
ちなみにフランス産黒トリュフは旬の時期に仕入れたものを冷凍保存していたものです。
フレッシュな状態のまま保存していますので香りが飛んでいなかったですね。
・自家製ライ麦パン
このタイミングで2個目のパンのサーブ。
・CHATEAU DE BOIS BRINCON ANJOU BLANC TERRE DE GRES 2020
私のワインペアリング8杯目、かみさんの7杯目。
フランス・ロワールの白ワイン。
ぶどうは、シュナン・ブラン。
白桃の蜜のニュアンスを感じますね。同時にミネラル感も。
・島根県産 9日間熟成 甘鯛
9日間熟成した甘鯛松笠焼きをアサリの出汁とほうれん草も使った春菊のスープに浮かべ、
ベルガモットオイルで香りづけをしたものです。
熟成した甘鯛は程良く水分が抜けて旨味が凝縮。パリパリの鱗もたまらんです(〃^▽^〃)
そこに春菊などの爽やかな香りに追い打ちをかけるのがベルガモットオイル。
これはかなりのアクセントになっていましたよ。
この前の皿が超濃厚でしたので、今度は柑橘系の爽やかさを出したのかも知れません。
・Domaine des Ronze Les Charmes Morgon 2019
私のワインペアリング9杯目。
フランス・ボジョレーの赤ワイン。
ぶどうは、ガメイ。
酸味とタンニンがしっかりとあります。それを生かすために温度は低めに。
飲み進めると甘みも感じます。この後の乳飲み仔牛にはジャストフィット(〃^▽^〃)
・仏産 乳飲み仔牛
フランス産乳飲み仔牛のロースをグリエールチーズを混ぜ込んだパン粉でバターソテー。
そこに茨城県産グリーンアスパラ、熊本県産筍、モリーユ茸を添え、
エシャロットとマデラ酒のマデラソースで仕上げた一皿。
乳飲み仔牛は相変わらずミルキーな香りとテイスト。幼い命を大事に頂きます。
グリーンアスパラ、筍、モリーユ茸と脇役も豪華キャストで、
エシャロットの辛みと酸味でどんどんと胃の中に納まっていきます。
これも旨いなあ。
・BELLEVOYE BLANC 2200円
私のオーダーです。
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
今回は5種類の食後酒の中から久しぶりにこちらをチョイス。
ソーテルヌ プルミエクリュクラッセの樽の樽で熟成した
100%メイドインフランスのトリプルモルトウィスキー。
フレーバーは普通のウイスキーに思えるのですが、
飲んでみると上品な甘さを感じるんです。
次回は、これも久しぶりとなるBELLEVOYE PRUNEを頂こうかなあと(〃^▽^〃)
・HINEMOS SANJI 純米酒 0円
なんとサービス(〃^▽^〃)/ 少しだけ飲ませてくれました。
神奈川県小田原市に蔵を構える、株式会社RiceWineの造る純米酒。
燻製や穀物、杉の木を連想する香りがしますね。
しっかりとした酸味もありますので白ワインのニュアンスも感じます。
なるほど。これなら洋食にも合いますね。
同じく鎌倉のイタリアンであるイルノードでも出してたんですよ。
・五島列島産 塩/シチリア産 オリーブオイル
器の中には、真っ白な五島列島産の塩のジェラート。
そこに、シチリア産 Terrazzino オーガニック エキストラバージン
オリーブオイルをかけて完成。
相変わらず超シンプルですが旨いです。塩もオリーブオイルも素晴らしい。
・愛知県産 せとか/サフラン/DITA
ザクザクのキャラメル生地を土台に、愛知県産せとか、ジュレ、ヨーグルトジェラート、
DITAのゼリーシートを積み重ね、サフランソースで仕上げたデセール。
高貴なサフランの香りがせとかの柑橘フレーバーにマッチング。
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
1つ目はミニパフェ。
カンパリのパンナコッタ、クランブル、甘夏ムース、ジュレなどを積み重ねた
カクテルを飲み始めた頃を思い出させる甘いカクテル風ミニパフェ。
焼菓子は、黒糖ときなこを使ったクルミっ子オマージュ
焦がしバターケーキ ラフランスのプラリネ添え、
アールグレイのサブレ レモンジャムとラングドシャ添え。
最後のお茶菓子に至るまで丹精込めてますよね(〃^▽^〃)
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。
・アイスコーヒー
私のオーダーです。
これで〆て70150円。一人当たり約35075円。タッチレスのPayPayでのお支払い。
最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、
・鹿児島県産 そら豆/富山県産 蛍烏賊/三陸産 帆立
・仏産 ホワイトアスパラ/愛知県産 手長海老
・仏産 リードヴォー/仏産 黒トリュフ/広島県産 牡蠣
・仏産 乳飲み仔牛
がノミネートされた感じですかね。
私もかみさんも少々悩みます。甲乙付けがたいというか。
何かの基準を設けないと決められなかったので、アスパラと甲殻類好きなところを考慮して、
・仏産 ホワイトアスパラ/愛知県産 手長海老
を私は選出しました。
かみさんは意外にも、
・仏産 リードヴォー/仏産 黒トリュフ/広島県産 牡蠣
を選出していました。この日の中では一番ヘビーな料理なのですが。
確かにこれだけヘビーにも関わらず私のヘルプ無しで完食していたんです。
実は私も決勝戦に残っていたのがこの皿でしたよ(* ̄∇ ̄*)b
どちらの料理もフィエルテを象徴するようなクラシカルな皿だったのではと思います(〃^▽^〃)
次回は6月に伺いますが、どんな食材や料理に出会えるのかワクワク(〃^▽^〃)
鮎の季節にも入りますのでそんな食材も出てくるかもしれませんね。
下書きの時に調べてみると6月に訪問したのは2021年6月以来ですので3年振りになります。
そういった意味でも楽しみな訪問になりそうです(* ̄∇ ̄*)b
ご馳走様です!(2024/4現在、3.79ポイント)
海老の王様 オマールブルーと、ジビエの王様 ベキャスを味わう贅沢
2024年2月上旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)
さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。
そんなこんなで私は、
・ワインペアリング 7杯コース 8800円
かみさんは、
・ワインペアリング 5杯コース 7150円
をオーダーです。
さて、この日のシェフおまかせコース(時価38500円)の内容は以下になります。
・Champagne Louis Blanc Blanc de Blancs Brut
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、シャルドネ。
外観は淡いゴールド。フレーバーはシトラス系かな。
飲んでみるとシャルドネ100%らしいキレのある艶やかな酸と、
丸みのある果実感があり、調和の取れた味わいがあります。
スーシェフ曰く後半伸びる余韻があると説明がありましたが、
ミネラルの余韻が心地良く続く印象でしょうかね。
いずれにせよ毎回美味しいシャンパンを選んでくれています(〃^▽^〃)
・トマト/パプリカ/干し椎茸/アーモンド
パプリカパウダーを使ったエクレアで、ドライトマトと干し椎茸のクリーム、
ローストアーモンドをサンドしたものです。
トマトの酸味と椎茸の旨味の二重の旨味の相乗効果。
・ズワイガニ/サフラン
ズワイガニのサフラン風味のミニコロッケにサフランソースをトッピング。
一口でパクッとするとサフランの風味に包まれたズワイガニの旨味。
そしてサクサクの衣。これも旨いなあ。20個くらい食いたい (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・あん肝/ラルド/からすみ
自家製ブリオッシュの上に鮟肝とラルドという豚脂の塩漬けを乗せたもの。
これが鮟肝が無茶苦茶濃厚で、さらにはそこにラルドの旨味が追い打ちをかけると。
ブリオッシュもバターたっぷりですのでこれだけでも素敵なカロリー (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
背徳感のある美味しさですよ(* ̄∇ ̄*)b
これはさすがに20個食うと危険 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・Rare Carignan Blanc Vin de France Olivier Coste 2022
私とかみさんのワインペアリング2杯目。
フランス・ラングドックの白ワイン。
ぶどうは、カリニャン。
フレーバーは南国系のニュアンス。
飲んでみると白ぶどうらしいフルーティーさにミネラル感のある後味。
・富山県産 白海老/仏産 キャビア/カリフラワー
皿の下にカリフラワームースを敷いてその上にたっぷりのキャビア。
これだけの量のキャビアを隠していることが奥ゆかしくて素敵 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
そしてねっとりとした白海老の身の上にフレッシュなカリフラワーをスライス。
混ぜて頂きましたが全ての味が合わさった時に極上のテイストの完成。
この料理は凄い。かみさんもうっとりしていました。
・自家製ミルクパン
いつもながらに可愛らしい形状。
程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(* ̄∇ ̄*)b
・Domaine Daulny Sancerre Le Clos De Chaudenay 2021
私とかみさんのワインペアリング3杯目。
フランス・ロワールの白ワイン。
ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
ソーヴィニヨン・ブランらしい爽やかさを持っていますが、
グレープフルーツのようなフレーバーとテイストに特長があります。
この後の貝類の皿に合わせた1杯。
・帆立/ミル貝/北寄貝/蛍烏賊/新玉ねぎ/海藻
4種類の貝をあおさ、ふのり、塩昆布、あかもくなどの海藻を使ったバターで仕上げた一皿。
帆立は周りをカリッと焼き上げ、中はレアで黒トリュフをサンドするという手の込みよう。
ミル貝と北寄貝はスライスしての火入れ。それぞれの旨味と風味が異なるのが分かります。
蛍烏賊はコンフィにしてあって、そらまめや新玉ねぎクリームがアクセントに。
これも旨いなあ。貝類は大好物ですしねえ(〃^▽^〃)
・élevage en fut de chene Bourgogne Aligoté 2021
私とかみさんのワインペアリング4杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、アリゴテ。
2杯目のRare Carignan Blanc Vin de France Olivier Coste 2022にも似たニュアンス。
飲み続けると程良い酸味も感じてきて美味しいです。
・北海道 白子/白いんげん豆
北海道産白子のムニエルに、ベーコンと玉ねぎを炒めてアサリの出汁と、
バターとオリーブオイルを乳化させたスープで煮込んだ白いんげん豆。
白子もグチャッと潰しながら頂きましたが脳がとろける美味しさ。
これもたまらん。旨過ぎる。
これらの出汁を吸った白いんげん豆も秀逸なんです(* ̄∇ ̄*)b
・Ventoux Rouge Cyparis 2020
私とかみさんのワインペアリング5杯目。
フランス・コート・デュ・ローヌの赤ワイン。
ぶどうは、カリニャン、グルナッシュ、シラー。
赤ワインですがバニラのニュアンスを持ちミディアムボディくらいのやや軽め。
かみさんは重たい赤は好まないのですが、このくらいだと全然OK。
この後のオマールブルーの皿に合わせて。
・ブルターニュ産 オマールブルー/鹿児島県産 牛頬肉
オマールブルーのソテーに牛頬肉のラビオリを添え、
ペリグーソース、焦がし玉ねぎの泡、フランス産冬トリュフで仕上げた一皿。
オマールブルーに牛を合わせる斬新さ。
ペリグーソースとスライス黒トリュフによる挟み撃ち。
あくまでも主役となるオマールブルーの風味を生かすために。
なのでガツンとした味わいではないです。
・自家製ライ麦パン
このタイミングで2個目のパンのサーブ。
・Domaine Bohrmann Bourgogne Les Belles Gouttes Branco 2020
私とかみさんのワインペアリング6杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
シャルドネにしては穏やかな酸味とフルーティーさ。
・Château Picque Caillou Pessac-Léognan Blanc 2019
私のワインペアリング7杯目。6杯目と同時にサーブされました。
フランス・ボルドーの白ワイン。
ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン。
こちらはしっかりと冷やしての提供。
パッションフルーツのようなしっかりとした酸味が美味しい(〃^▽^〃)
・愛知県産 9日熟成 舌平目/グラチネ
メニューを見たときに期待をしていた一皿。見た目は期待通り(* ̄∇ ̄*)b
帆立のピューレを敷いて、縮みほうれん草とベルモットやクリームなどで作ったソースを
グラチネにし、舌平目の蒸し焼きを鎮座させています。
意外にも舌平目は弾力のある食感。9日間熟成していますので水分が抜けているためかも。
なので味も濃くなっているんだと思います。
まったりとしたソースとの相性は鉄板で期待通りの美味しさ(* ̄∇ ̄*)b
これはかなり印象に残りましたよ。ボリュームも凄いですが。
・Château Haut Rocher St.Emilion Grand Cru 2016
私のワインペアリング8杯目。
フランス・ボルドーの赤ワイン。
ぶどうは、メルロー65%、カベルネ・フラン20%、
カベルネ・ソーヴィニヨン12%、マルベック3%。
第一印象はスパイシー。メルローとは思えないほどに。言われなければシラーかと思います。
野性味溢れるテイストで、しっかりとしたフルボディ。
この後のベキャスに合わせた1杯。
・スコットランド産 ベキャス
まさかの人生初ベキャス(* ̄∇ ̄*)b
もも肉と頭はコンフィに。頭には脳みそが入っていますのでホジホジしながら頂いて。
むね肉はフォアグラを挟み込み、その周りをむね肉と内臓のミンチで覆いパイ包み焼きに。
北海道産根セロリのピューレ、牛蒡のバルサミコ酢を従え、ソースサルミで仕上げ。
人生初ベキャス。意外にもそれほどの癖は感じず、雷鳥に比べると食べやすいです。
10日間熟成くらいですので癖が少ないのかも知れません。
しかしながら内臓を含んだ部分がとにかく味が濃くて旨いわ。
赤ワインとの相性は鉄板ですし。
内臓の旨さがベキャスの特長なんでしょうかね。
ちなみに脳みそはほんの少量でしたが秋刀魚の肝に近い苦味を感じました。
・CALVADOS CHEVALIER DE CHAULIEU XO 2420円
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
この日は8種類のボトルがズラリと。その中からこちらをセレクト。
カルヴァドスです。
40度の度数がありますので効きますぜえ。
度数の強い酒を飲みながらのデザートって旨いよねえ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・イスラエル産 死海の塩/スペイン産 オリーブオイル
ガラスの器の中には、真っ白な塩のジェラート。
そこに、スペイン・アンダルシア州コルドバ産コールドプレスの
Antología エクストラバージン オリーブオイルをかけて完成。
ミルクベースのジェラートにイスラエル産 死海の塩だけのジェラートですが、
これが旨いのなんの(〃^▽^〃) 旨味すら感じる塩ですよ。ミネラルが凄いんだろうなあ。
そこに超高級オリーブオイルの香りがプラスされて。
ここ最近は塩ジェラートがブームですが、どこの塩も素晴らしいもんです。
・いちご/クロワッサン/アールグレイ
マスカルポーネクリーム、苺スライス、苺ソース、竹炭のメレンゲ、
アールグレイラングドシャ、アールグレイパンナコッタだったかな。
わりと賑やかなデザートでしたね。
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
1つ目はミニパフェ。
カルダモンのジュレやりんごのコンポートなどを積み重ねたタルトタタン風ミニパフェ。
焼菓子は、玄米茶サブレ、クルミっ子オマージュ クランベリーバージョンなど。
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。
・ホットコーヒー
私のオーダーです。
これで〆て95370円。一人当たり約47685円。タッチレスのPayPayでのお支払い。
最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、今回もマジで迷いますよ。
・富山県産 白海老/仏産 キャビア/カリフラワー
・帆立/ミル貝/北寄貝/蛍烏賊/新玉ねぎ/海藻
・北海道 白子/白いんげん豆
・ブルターニュ産 オマールブルー/鹿児島県産 牛頬肉
・愛知県産 9日熟成 舌平目/グラチネ
・スコットランド産 ベキャス
がノミネートされました。最多ノミネートかも?
しかしながらメニューを見た瞬間に期待をしていた、
・愛知県産 9日熟成 舌平目/グラチネ
を選出することにしました。グラチネも大好きなので(〃^▽^〃)
でも、
・スコットランド産 ベキャス
は別格ですよ。
日本人でこれを食べたことがある人ってどれくらいいるのか。
それだけ貴重な経験をさせてもらいましたし、ベキャスに対して苦手じゃないことが
分かっただけでもこれから積極的に食べようという意欲も芽生えて。
そもそも私の伺うお店では取り扱って無いんですけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
ちなみにかみさんは、
・富山県産 白海老/仏産 キャビア/カリフラワー
を選んでいました。そうそう。これも凄かったもんなあ。
今宵は、海老の王様 オマールブルーと、ジビエの王様 ベキャスを味わう贅沢。
神奈川県でこれだけのコースを頂けるお店って他にあるんだろうか???
次回は春に訪問しますが、アスパラガスの季節ですねえ。貝も美味しいだろうなあ。
2024年のスタートはため息の連続でしたが、これが年末まで続きます(* ̄∇ ̄*)b
ご馳走様です!(2024/2現在、3.77ポイント)
食材の素晴らしさもありますが、このような極上の一皿に仕上げてくれるのはシェフの力量
2023年11月下旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)
さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。
そんなこんなで私は、
・ワインペアリング7杯コース 8800円
かみさんは、
・ワインペアリング 5杯コース 7150円
をオーダーです。
さて、この日のシェフおまかせコース(時価33000円)の内容は以下になります。
・Henri de Verlaine Brut Champagne
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ。
ライトゴールドの色味。上品できめ細やかな泡立ち。
飲んでみると、リンゴのような酸にハーブっぽさも。
ふくよかな果実味しっかりとありながらも余韻はドライ。
毎度のことながら美味しいシャンパンです(〃^▽^〃)
・人参/柿/カルダモン/コーヒー
人参のムース、柿のピクルスを忍ばせたカルダモンとコーヒー風味のエクレア。
人参の甘みが際立っています。
・じゃがいも/ゴーダ
こちらは熱々のアミューズ。
ゴーダチーズとジャガイモのミルフィーユ仕立てのドフィノア。
周りはパセリのパン粉をまとわせて揚げたものです。
プチサイズのじゃがいものグラタンの味わいですが、
ゴーダチーズとパセリの味わいがいいっすねえ(〃^▽^〃)
・佐賀県産 7日熟成 スマガツオ
まずはその見事なスマガツオのプレゼンテーション。
佐賀県唐津の鮮魚仲買人である大山さんから仕入れたスマガツオ。
フィエルテは大山さんから鮮魚を仕入れているのですが、今回は特に絶賛級。
これがカツオ?と言わんばかりの脂の乗り具合。
それをフランス産キャビア、デュカなどのスパイスとともにワンスプーン仕立てに。
一口で頂きましたが、カツオのような血合の癖も無く、これは何でしょう?と
聞かれれば間違いなく上等な本鮪のトロと答えるでしょうね。
キャビアの塩気とコクが引き立て役に回るくらいなんですよ。
・DOMAINE 'ALZIPRATU FIUMESECCU CORSE CALVI 2021
私とかみさんのワインペアリング2杯目。
フランス・コルシカ島の白ワイン。
ぶどうは、マルヴォワジー・ド・コルス95%、ビアンク・ジョンティーレ5%。
すっと身体に馴染む飲み口。酸は穏やか。
土着品種でもあるのでミネラルっぽさも感じます。そしてビターでもあるという。
・自家製ミルクパン
いつもながらに可愛らしい形状。
程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(* ̄∇ ̄*)b
皆さん、フィエルテの絶品ソースは残さんでくださいよ。
残されるとシェフは凹みますので (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・蕪/北海道産 雲丹/仏産 キャビア
このメニューを見たときに、蕪はスープ仕立てにするのかな?と予想していたのですが、
そんな素人の想像を超える一皿となっての登場ですよ。
煌びやかな白地のプレートの中央に、これまたアイボリーな色味のものが。
皿の下には北海道産 雲丹を忍ばせ、その上に蕪のブランマンジェ。そして蕪のソース。
さらにその上にたっぷりのフランス産キャビアを乗せて完成。
底の方の雲丹もかき混ぜながら食べるのですが、蕪の美味しさを出しまくっていて、
フランス産キャビアですら引き立て役に。
これは凄い・・・ 印象に残った一皿の候補が早くも登場。
つうかスマガツオも候補に挙げられるほどの素晴らしさでしたが。
・Domaine Louis Cheze Cuvée Ni vu mais connu V.S.I.G. 2018
私とかみさんのワインペアリング3杯目。
フランス・ローヌの白ワイン。
ぶどうは、ヴィオニエ100%。
全体的に白桃のようなニュアンス。独特なフレーバーも。
甘みも有るのですが同時にほろ苦さも。
次なるフォアグラに合わせて。
・仏産 フォアグラ/あんぽ柿/仏産 トリュフ
まずはイタリア産白トリュフとフランス産黒トリュフのプレゼンテーション。
フランス産フォアグラのテリーヌにあんぽ柿も練り込み、周りにあんぽ柿を配し、
秋のフランス産トリュフで仕上げた一皿。
貴重なフランス産フォアグラのテリーヌの美味しさをあんぽ柿が見事に昇華。
このタッグは素晴らしい。日仏合作の一皿というか(* ̄∇ ̄*)b
これだけ濃厚でまったりと美味しいフォアグラも滅多にお目に掛かれません。
さらにナイスアシストをしてくれるのが胡桃とレーズンとクランベリーのパン。
スパイスも効いていてフォアグラのテリーヌとあんぽ柿を乗せて食べるとウマウマ。
これはヤバい。
これも印象に残る一皿の候補に。
・Domaine Hurst SY’RO 2021
私とかみさんのワインペアリング4杯目。
フランス・アルザスのロゼワイン。
ぶどうは、シルヴァネールルージュ100%。
黒ぶどうを使っているのでロゼワインにはなるのですが、
オレンジワインの製法で作ったそうなので作り手としてはオレンジワインと言いたいと。
色味はまさにオレンジワインのそれですね。
飲んでみると、ほろ苦さやキリッとした印象からオレンジワインらしさを感じます。
さくらんぼやブラッドオレンジのようなニュアンスも。
・北海道産 根セロリ/白子/伊産 白トリュフ
白い皿に根セロリのブルーテを注ぎ入れ、北海道産白子のムニエルを中央に鎮座。
そこにイタリア産の白トリュフをスライスして完成。
これもメニューを見た瞬間にヤバイと思いましたが、
根セロリのブルーテも含めて有り得ない美味しさ。白トリュフの甘い芳香も。
これは脳が痺れる旨さ・・・
間違いなくこれも印象に残る一皿の候補にノミネート。
・Thibault Liger Belair Bourgogne Les Charmes 2020
私とかみさんのワインペアリング5杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
果実味の爽やかさが印象的。くどくない甘さも。
いかにも高級そうな白ワインのテイスト。
この後のブルゴーニュ産オマールブルーとの相性は鉄板。
・自家製ライ麦パン
このタイミングで2個目のパンのサーブ。
・ブルターニュ産 オマールブルー/カネロニ
オマールブルーの身とマッシュルームのデュクセルをカネロニで包み、
その上にもオマールブルーの身を据えて、ベシャメルソースをグラチネ。
熱々の皿での提供となります。
私はグラタンのような熱々料理が大好きなのですが、それがオマールブルーで実現。
マッシュルームのデュクセルも超好みで、オマールブルーの香りとの相乗効果が凄い。
これも秀逸な一皿。もちろん印象に残る一皿の候補に。
・Chanzy Rully En Rosey Blanc 2021
私とかみさんのワインペアリング6杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
まずは旨味が来てその後に果実味。
そのようにスーシェフから説明を受けましたが確かにその通り。
樽香のようなニュアンスも感じました。
この後の鰆に合わせて。
・佐賀県産 18日熟成 鰆/北海道産 いくら
こちらも前述した大山さんから仕入れた佐賀県産の6㎏の鰆。
6㎏の鰆って一体 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
その鰆を皮目はパリッと、身はレアに焼き上げ、鰆のレモンフリット、
カリフラワーのグリルを添え、パスティスの香りを付けたいくらを散らし、
カリフラワーピューレ、白ワインのハーブソースで仕上げた一皿。
とにかく18日間熟成した鰆の身は凝縮した旨み。絶対に熟成しないとこうはならない。
大山さんの目利きも素晴らしいのでしょうが、それをこの料理に仕立てたのはシェフの凄さ。
何気にカリフラワーのグリルの味が濃くて旨いわ。この中においても存在感を発揮。
・Château Haut Rocher St.Emilion Grand Cru 2016
私のワインペアリング7杯目。
フランス・ボルドーの赤ワイン。
ぶどうは、メルロー65%、カベルネ・フラン20%、
カベルネ・ソーヴィニヨン12%、マルベック3%。
第一印象はスパイシー。メルローとは思えないほどに。言われなければシラーかと思います。
野性味溢れるテイストで、しっかりとしたフルボディ。
この後の雷鳥に合わせた1杯。
・MAISON PERRAUD Morgon "Grand Cras" 2019
私のワインペアリング7杯目。こちらも同時にサーブ。ペアリングラスト。
フランス・ボジョレーの赤ワイン。
ぶどうは、ガメイ。
ご存じボジョレーヌーボーで有名なガメイ種の赤ワイン。
ナチュラルなニュアンスがあり、旨味にナッツ系の香りも。
フレッシュベリー系の香りも感じて余韻としては酸味が残る感じ。
ちなみに私はボジョレーヌーボーを飲んだことがありません(* ̄∇ ̄*)b
・スコットランド産 ライチョウ/コーヒー
今宵のジビエはスコットランド産雷鳥。初雷鳥なのでラッキー(〃^▽^〃)
むね肉はフォアグラを包み込んでソテー。もも肉はコンフィに。
ピエブルーと百合根を散らし、雷鳥のジュとコーヒーのソースで仕上げた一皿。
雷鳥は鳥類の中でも癖が強いですよとシェフから説明を受けましたが、
むね肉を食べてみるとジビエらしい風味はしつつも、それほどの癖は感じず。
続いてもも肉のコンフィを食べると、こちらの方が風味が強くなり確かに癖があるかも。
しかしながらコーヒーのソースと一緒に食べるととにかく旨いわ。
料理の温度が下がってくると確雷鳥というかキジ科の鳥らしい風味が強くなりましたね。
初雷鳥は美味しかったですよ(〃^▽^〃)
・DOMAINE TARIQUET BAS-ARMAGNAC V.S.O.P. 2850円
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
この日は6種類のボトルがズラリと。その中からこちらをセレクト。
フランス南西部、アルマニャック地方で醸造されるブランデー。度数は40度。
輝く琥珀色。円熟した香りとまろやかな口当たり。
力強い味わいですがバニラや完熟したフルーツのような
心地良い甘みも感じられ美味しいです。ちびちびと大事に頂きました。
・五島列島 塩/スペイン産 オリーブオイル
底の深い器の中には、真っ白な塩のジェラート。
そこに、スペインアンダルシア州コルドバ産コールドプレスのオリーブオイルをかけて完成。
ミルクベースのジェラートに五島列島の塩だけのジェラートですが、
これが旨いのなんの(〃^▽^〃) 旨味すら感じる塩ですよ。ミネラルが凄いんだろうなあ。
そこに超高級オリーブオイルの香りがプラスされて。
・鎌倉産 栗/りんご/アーモンド
栗の渋皮煮、りんごのコンポート、カカオのマカロンに栗とりんごリキュールを振り掛け、
アーモンドのプラリネを添え、ラズベリーソースで仕上げた一皿。
映えるし旨いね。栗とアーモンドが大好物なので(〃^▽^〃)
このメニューを見たときにタルト系かな?と予想しましたが、
当然ながら私のド素人の読みなんかは外れまくりですわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
1つ目はミニパフェ。カルダモンのパンナコッタ、ライムのムース、ゴールデンキウイの。
焼菓子は、カカオサブレの土台に、カカオピューレ、アーモンド、レモンピールを乗せたもの。
これが無茶苦茶旨い。これだけ食った後に感動できるクオリティ。
そしてシュトーレン。クリスマスの定番の焼菓子ですが、初めて食べるかも?
最後にクルミっ子オマージュ レモンピールとあんぽ柿バージョン。
これは柑橘系の爽やかさとジューシーさが加わって本家のクルミっ子を凌駕。
・カモミールティー
かみさんのオーダーです。
・ホットコーヒー
私のオーダーです。
これで〆て84810円。一人当たり約42405円。タッチレスのPayPayでのお支払い。
残念ながら超PayPay祭は外れましたが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、今回もマジで迷いましたわ。
・蕪/北海道産 雲丹/仏産 キャビア
・仏産 フォアグラ/あんぽ柿/仏産 トリュフ
・北海道産 根セロリ/白子/伊産 白トリュフ
・ブルターニュ産 オマールブルー/カネロニ
がノミネートされました。かみさんも同意見。
もはやどれも甲乙付け難いんです。なので何かを基準に選ぶしかないと。
で、私が選んだのが、
・北海道産 根セロリ/白子/伊産 白トリュフ
白トリュフの素晴らしさに1票を入れて。
かみさんは、
・ブルターニュ産 オマールブルー/カネロニ
を選んでいました。そうそう。それも感動の美味しさだったもんねえ。
今宵のコースもすべてがメイン級の料理ばかり。
メニューの一部を切りだして見せても、皆さん溜息をつく食材ばかりですからねえ。
フランスやイタリア、大山さんから取り寄せる食材の素晴らしさもありますが、
それらをこのような極上の一皿に仕上げてくれるのはシェフの力量。
2023年はこれが最後の訪問となりましたが、2024年は訪問月を変えて、
2023年とは異なる月の料理を堪能していきたいと思います(* ̄∇ ̄*)b
2024年もむっちゃ楽しみ(〃^▽^〃)
ご馳走様です!(2023/11現在、3.79ポイント)
今回はオマールブルーのサラダ仕立て。オマールブルーの香りと甘みを存分に堪能。
2023年9月中旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)
さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。
そんなこんなで私は、
・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円
かみさんは、
・ワインペアリング 大体5杯コース 7150円
をオーダーです。
「概ね」とか「大体」という形容詞が付くのは無視してください (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
料理のコース自体が時価になりますので皿数とかも柔軟に変わる都合上、
それに合わせるワインのペアリング数も必然的に変わる可能性があるためです(* ̄∇ ̄*)b
さて、この日のシェフおまかせコース(時価28600円)の内容は以下になります。
ちなみにこの日はまさかのデジカメを忘れてしまい、慣れないスマホでの撮影でした(u_u*)
・De Villemandy Brut Reserve Premier Cru
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ。
ライトゴールドの色味。心地良い泡立ちに林檎のような酸。
細く長く余韻を楽しめるシャンパンです。
・南瓜/オレンジ/ヘーゼルナッツ
ブラックカカオのエクレア生地で、南瓜のクリーム、オレンジジャム、
ヘーゼルナッツをサンドしたアミューズ。
このオレンジジャムを忍ばせたところにセンスを感じますね(〃^▽^〃)
・北海道産 鰯
まん丸仕上げのカラフルな鰯のコロッケに、鰯の炙りを乗せ、
ルイユとディルで仕上げたものです。
一口でパクリと食べると、鰯の風味が満載なのですが、同時にフレンチだなあと。
こういう鰯の食べさせ方は和食には無いので(〃^▽^〃)
・MOLIERE SORORE BLANC ORGANIC 2021
私とかみさんのワインペアリング2杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
ナチュラルらしいフレーバーにしっかりとした酸味。
・北海道産 毛ガニ
とうもろこしの冷製スープに炙りとうもろこし、毛蟹のほぐし身、いくら、
セロリなどを加え、パスティスで仕上げたもの。
クリーミーでとうもろこしの甘さと香ばしさが毛ガニの風味と甘さを引き立てますね(〃^▽^〃)
毛ガニは大好物なので超嬉しいです。
・ Domaine Bart Marsannay Les Etalles 2019
私とかみさんのワインペアリング3杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
ラ・フランスのようなフレーバーに、飲むとバニラのニュアンス。
程良いミネラル感も感じていかにも美味しい白ワイン。
同じブルゴーニュのシャルドネの白ワインなのに、
MOLIERE SORORE BLANC ORGANIC 2021とは全然異なる性格を持っています。
・自家製ライ麦パン
焼き立てのフカフカ。
ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです(〃^▽^〃)
ハード系だと拭いにくいでしょ?
毎回2個食べるようにしていますので、残りの皿数を見ながら大事に食べていきます。
・ブルターニュ産オマールブルー/ラフランス
真っ白な大きなキャンパスにクールブイヨンでレアに火入れをした
オマールブルーの身のスライス。さらにはオマールブルーの爪の部分も(〃^▽^〃)
そこにラフランスのスライス、ラフランスのタルタル、フランス産キャビア、シブレット、
レッドソレルを添え、オマールブルーのクリームソースで仕上げた一皿。
今回はオマールブルーのサラダ仕立てにしてくれましたね。
もはや理想とも思えるオマールブルーの火入れ。生でもなくミディアムレアでもなく。
これ以上ない絶妙なレア加減。私の好みにドストライクの。
オマールブルーの香りと甘みを存分に堪能できるのも、ラフランスや、
キャビア、ハーブ、ソースなどのおかげ。これは珠玉の一皿でしょう(* ̄∇ ̄*)b
こういうソースを残さないためにも先ほどサーブされた自家製ライ麦パンが大活躍。
・CLOTILDE DAVENNE IRANCY
私とかみさんのワインペアリング4杯目。
フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
ぶどうは、ピノ・ノワール。
次なる秋刀魚に合わせた赤ワイン。
ボディもそれほど重くは無くて温度も低めにすることで、秋刀魚にジャストフィット。
・Gonzalez Byass TIO PEPE
私とかみさんのワインペアリング5杯目。
スペイン・アンダルシアのシェリー酒。
ぶどうは、パロミノ。
綺麗なレモンイエロー。
これ以上のドライな白ワインは無いのではと思うほどの辛口。
こちらも秋刀魚に合わせた一杯です。
・北海道産 秋刀魚/トランペット茸
秋刀魚とトランペット茸を春巻にし、セルバチコを添えて。
秋刀魚のはらわたの苦味が先ほどの赤ワインやシェリー酒と合うんだなあ(〃^▽^〃)
・Louis Cheze Condrieu Pagus Luminis 2018
私のかみさんのワインペアリング6杯目。
フランス・コート デュ ローヌの白ワイン。
ぶどうは、ヴィオニエ100%。
全体的に白桃のようなニュアンス。
甘みも有るのですが嫌味じゃないです。
次に控える黒鮑に備えて。
・島根県産 黒鮑/伊産 トリュフ
6時間半蒸し焼きにした黒鮑を大きめにスライスし、バターの香りをまとわせ、
卵黄フリット、ヴィネグレット、鮑の肝ソース、葉を模したカカオクッキーを飾ったもの。
黒鮑の火入れは見事でクニュクニュ食感と旨みが素晴らしく。
卵黄フリットは一度冷凍にしてから揚げたそうですが、この卵黄の旨みが、
各種ソースと合わさることで味変になります。
これも素晴らしい一皿。
・Chemin de L'ESTUAIRE 2019
私のワインペアリング7杯目。
フランス・ボルドーの赤ワイン。
ぶどうは、カベルネ・ソーヴィニョン。
色味はいかにもフルボディを思わせるダーク調。
ブラックベリーのフレーバーで、飲むとしっかりとしたタンニンと酸味。
カベルネ・ソーヴィニョンらしい果実味も来ますね。
この後の濃厚な鰻に合わせた一杯。
・自家製ミルクパン
このタイミングで2個目のパンのサーブ。
・愛知県産 鰻/鎌倉産 落花生/仏産 ジロール茸
愛知県産鰻は蒸籠で蒸して直火焼きしたもの。
そこに鎌倉産 落花生を砕いたもの、フランス産ジロール茸を散りばめ、
鰻の骨の赤ワインソース、グレンフィディックソースで仕上げた一皿。
これがもう旨いのなんの(〃^▽^〃)
鰻料理専門店では絶対に味わえない鰻料理。これぞフレンチならではでしょう。
蒸し上げたことで鰻の身は柔らかく、直火焼きしたことで皮目はパリッと。
そこに2種の濃厚ソースが合わさることで、蒲焼のたれとは全く異なる世界へ誘います。
この料理も素晴らしかったです。
もちろん先ほどサーブされた自家製ミルクパンでソースも綺麗に成仏。
・Prince Florent de Mérode Ladoix 1er Cru Hautes Mourottes
私のワインペアリング8杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
フレッシュな柑橘系のニュアンスでミネラル感もあります。
とにかく果実味も凄くて良い白ワインのお手本のよう。
・鹿児島県産 14日熟成 甘鯛
14日間熟成した甘鯛を松笠仕立てにし、三陸産帆立をレアに焼き上げ、
蛤、国産ムール貝、セロリで、超濃厚なブイヤベースに。
熟成した甘鯛は水っぽさが無くなり身の旨みが凝縮。
甘鯛のような水分の多い魚は絶対に熟成するなど水分を抜いたほうが旨いです。
それは一夜干しでもいいですし。
超濃厚スープももちろんパンで綺麗に拭って完飲ですよ(* ̄∇ ̄*)b
・焼きおにぎり
まさかのメニュー外 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
いい感じに焼き上げた焼きおにぎりの上に、蟹味噌を乗せ、シブレットを散らし、
そこに先ほどの超濃厚スープを注ぎ入れて焼きおにぎり 魚介スープリゾットの完成。
最初は崩さないで食べて、その後は崩してリゾット風にして食べました。
・Pinot Noir Burgundy Capitain Gagnerot 2020
私のワインペアリング9杯目。
フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
ぶどうは、ピノ・ノワール。
ミックスベリー系のニュアンス。それほど重く無くてミディアム寄りかな。
この後のホロホロ鳥をこれで向かい撃ちます。
・仏産 ホロホロ鳥
程良く火を入れたホロホロ鳥のむね肉ソテーに、もも肉のコンフィ、
ピエブルーとつるむらさきのソテーを添え、イタリア産黒トリュフを刻んだもの、
鶏の出汁とバタークリームの濃厚ソースで仕上げた一皿。
エストラゴンも効かせています。
ホロホロ鳥は脂身の部分に厚みがあるのが特長。
チキンに比べると味も濃くて風味が強いです。
・BELLEVOYE PRUNE 2200円
私のオーダーです。
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
今回は5種類の食後酒の中からこちらをチョイス。
梅酒(プラムリキュール)の樽で熟成した100%メイドインフランスの
トリプルモルトウィスキー。
飲んでみるとピートを使っていないためスモーキーな香りは有りません。
凝縮したプラムを思わせる濃厚な飲み口でありながら、
バニラのような杏仁のような甘い芳香が印象的です。
これって飲んでないよなあと思って選んだのですが、飲んでたわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・イタリア プーリア州の塩/スペイン産 オリーブオイル
底の深い器の中には、真っ白なジェラート。
そこに、Olive Japan 3年連続金賞受賞のスペインアンダルシア州コルドバ産
早摘み 収穫4時間以内搾油 コールドプレス 単一品種のオリーブオイルをかけて完成。
ミルクベースのジェラートにイタリア プーリア州の塩だけのジェラートですが、
これが旨いのなんの(〃^▽^〃)
そこに超高級オリーブオイルの香りがプラスされて。
・山梨県産 白桃/レモンタイム
シリアルを練り込んだフィナンシェを土台にし、バニラとカルダモンのジェラート、
フレッシュな白桃、バーナーで炙った白桃、ヨーグルトパウダー。
白桃は大好物なのですが、いろんな顔を見せてくれてこれも旨いねえ(〃^▽^〃)
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
1つ目はミニパフェ。
ほうじ茶パンナコッタ、白胡麻クランブル、ラム酒、天津甘栗、ほうじ茶泡。
焼菓子は、クルミっ子オマージュ、ラングドシャ チャイとプラムジャム乗せ、
そばの実のビスケット 韃靼そばのクリーム乗せ。
正直に言うと覚えとらんのです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。
・ホットコーヒー
私のオーダーです。
これで〆て75350円。一人当たり約37675円。タッチレスのPayPayでお支払い。
最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、今回も迷いましたねえ(^^;
・ブルターニュ産オマールブルー/ラフランス
・島根県産 黒鮑/伊産 トリュフ
・愛知県産 鰻/鎌倉産 落花生/仏産 ジロール茸
あたりがノミネートされました。
しかしながら最初にノミネートされたオマールブルーを抜くことが出来ずに、
・ブルターニュ産オマールブルー/ラフランス
を選出することにしました。ちなみにかみさんも同じ意見でした。
いやあ、今宵はいつも以上に食って飲んだわ。
というのも今回はかみさんの調子が途中から想像以上に悪くなって、
私が相当な量をヘルプすることになったんです。
実は前夜に飯や しみづに伺って21品もの料理を食べていたんです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
後で数えてみたらそんなに食ってたんだ(^^;
その影響なのか持病が出たのか分からないのですが、朝から微熱が有ったので、
朝から昼までは大人しく寝てたんですよね。夕方には熱は引いたのと朝よりは調子が良くなり。
私はそんなことも無くて、翌日のランチ、つまりこの日のランチは、
中華飯店 吉祥楼で、ランチコースを食ってくるという余裕を見せましたが(* ̄∇ ̄*)b
それでもさすがにフィエルテの前なので一番重たいコースは避けて、2番目にしておきました。
しかしながら普通の胃袋のかみさんは中盤くらいから調子が悪くなって、
食欲が減退してしまったんです。なのでその分私がヘルプをさせて頂きました。
自宅に戻って体重計に乗ると普段の体重の+4㎏ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
まあ、2日後には元に戻りましたけどね(* ̄∇ ̄*)b
シェフやスーシェフにはご心配をおかけして申し訳なかったです<(_ _)>
料理の美味しさは自分の食欲があってこそですので、そこは万全にして望みたいものですね。
今回は私も含めて反省ですわ。あんなに前夜に食うとは思ってもいなかったので(^^;
飯や しみづのご主人とフィエルテのお二人は親友同士ですので、
その話でも盛り上がりましたねえ。この4人で貸し切りにしたいよねとか。
次回はその反省を踏まえて体調を万全にして腹を空かせて望みます!
何とか11月には伺いたいのですが、かみさんの人間ドックの月なので
それよりも前には入れられないのが厳しいところ。中旬から下旬のどこかで調整だなあ。
ご馳走様です!(2023/9現在、3.79ポイント)
最初から最後まで息を尽かせぬ怒涛の美味しさ
2023年7月上旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)
さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。
そんなこんなで私は、
・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円
かみさんは、
・ワインペアリング 大体5杯コース 7150円
をオーダーです。
「概ね」とか「大体」という形容詞が付くのは無視してください (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
料理のコース自体が時価になりますので皿数とかも柔軟に変わる都合上、
それに合わせるワインのペアリング数も変わる可能性があるためです(* ̄∇ ̄*)b
さて、この日のシェフおまかせコース(時価26400円)の内容は以下になります。
・TAITTINGER NOCTURNE SLEEVER
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ。
ライトゴールドの色味。上品できめ細やかな泡立ち。
旨味とコクのあるタイプで、この後のアミューズ3品をこれで合わせていきます。
それにしても相変わらず美味しいシャンパンを出してくれますよねえ(〃^▽^〃)
・ヤングコーン/アーモンド
エクレア生地で、ヤングコーンとアーモンドクリーム、アーモンドローストをサンド。
アーモンドの香ばしさにヤングコーンの風味と甘み。
・ホワイトコーン/仏産 キャビア
サブレ生地の上に焼いたホワイトコーン、キャビア、シブレットを乗せて。
ホワイトコーンの甘みにキャビアの塩気。これはたまらん(〃^▽^〃)
口に放り込むときに偶然にもひっくり返って、キャビアとホワイトコーンが
舌の上になるように入ったのですが、これが功を奏してかより一層美味しく感じたんです。
いきなりアミューズから印象に残った一皿の候補が登場ですよ(* ̄∇ ̄*)b
・三重県産 トリガイ
皿の下にマッシュルームのリゾットを忍ばせ、トリガイソテー、雲丹、
貝の出汁のエスプーマで仕上げたものです。
これも単にトリガイだけを使うのではなく、それぞれの相乗効果を考えたうえで、
マッシュルームのリゾットや雲丹を合わせているんです。
これも絶品ですわ。
・Grains de Cocotte Blanc 2021
私とかみさんのワインペアリング2杯目。
フランス・シャラントの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ50%、ソーヴィニヨン・ブラン50%。
レモンや完熟していないパイナップルのニュアンス。
これは冷蔵庫でキンキンに冷やしての提供です。
・和歌山県産 鮎/ガスパチョ/水ナス
鮎の身を細切ジャガイモで包み込んでカリカリに焼き上げ、
ガスパチョと鮎の肝のソースを張り、皮を綺麗に剥いだ水ナス、
鮎の骨せんべいを合わせたもの。
これまた複雑な味わいですが、鮎の肝のソースが全体を纏め上げ、
鮎の料理だろ?と主張をしています。
それにしても皮を剥いだ水ナスがこれほどフレッシュな味わいがするとは。
・自家製ライ麦パン
焼き立てのフカフカ。まずは一口だけ焼き立ての状態を楽しんで。
ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです (* ̄∇ ̄*)b
ハード系だと拭いにくいでしょ?
毎回2個食べるようにしていますので、残りの皿数を見ながら大事に食べていきます。
今回は大事に食べ過ぎて途中からペースアップしましたが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・Bistrot Chic Merlot Cabernet Syrah 2021
私とかみさんのワインペアリング外のサービス。
フランス・ヴァン・ド・ペイの赤ワイン。
ぶどうは、メルロー、カベルネソーヴィニヨン、シラー。
シラーらしいスパイシーさもありながら、バニラやレーズンを思わせる甘みも。
当初は赤ワインが苦手なかみさんには提供されていなかったのですが、
私のを味見して気に入ると提供されていました(〃^▽^〃)
・鮎のジェラート
なぜにサービスワインが振舞われたかというと、こちらのサービス皿があったから(〃^▽^〃)
オマールのエキスなども活用した鮎のジェラート。今度は尾っぽの鮎の骨せんべいを添えて。
これが無茶苦茶まったりと濃厚で鮎の風味がビシバシ。
バゲットに塗ってかぶりつきたい衝動に駆られますよ(* ̄∇ ̄*)b
そしてBistrot Chic Merlot Cabernet Syrah 2021との相性も抜群(〃^▽^〃)
・Les Champs de Cris Pouilly-Fumé 2022
私とかみさんのワインペアリング3杯目。
フランス・ロワールの白ワイン。
ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
ふくよかな果実味。ミネラルよりも果実味が主張。
・徳島県産 鱧
骨切りをしてしっかりと炙った鱧に、焼き上げた枝豆を合わせ、
アサリと魚介のスープをたっぷりと張ったものです。シブレットも散らして。
このスープがナニコレ状態の旨み(*゚Д゚*)
炙った鱧の旨みと焼いた枝豆の香ばしさとともにヘブンな美味しさを形成。
これでにゅうめんを作ったら日本最高峰になるのではと。
これは感動ものでしたよ(* ̄∇ ̄*)b
・Bourgogne Hautes-Côtes de Nuits Petite Vigne 2019
私のワインペアリング4杯目。
フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
ぶどうは、ピノ・ノワール。
ピノ・ノワールらしい果実味があるかと思いきや、
少し経ってからズンと来るタンニン。そして酸味も。
ナチュラルらしい芳香もありますね。およそピノ・ノワールとは思えないような。
・仏産 リードヴォー/仏産 ジロール茸/黒トリュフ
ビジュアルからしてクラシックな皿の様相。
リードヴォーのムニエルに、ジロール茸を合わせてペリグーソースで仕上げたもの。
ペリグーソースはそれほど濃厚さを出さずにサッパリ目に。
このペリグーソースの加減が皿全体の美味しさを左右するんでしょうねえ。
リードヴォーのムニエルを生かすために。
・Chateau Haut Grelot Selection Blanc Blaye Cotes de Bordeaux 2021
私のワインペアリング5杯目、かみさんの4杯目。
フランス・ボルドーの白ワイン。
ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
ドライアプリコットのニュアンスで果実味しっかり。
温度が上がるとトーステッドな香ばしさも。
市販価格はお値打ちなのにクオリティが高いんです。
・千葉県産 伊勢海老
今回はオマールブルーではなくて珍しく伊勢海老。
伊勢海老は火入れをすると身が固くなりやすいため、細心の注意を払い、
ゆっくりとバターで火入れをしたものです。
伊勢海老のラビオリも加え、アルマニャックを加えた伊勢海老のクリームソースで。
伊勢海老料理専門店でも味わえないしっとりとした身の伊勢海老。
フィエルテにかかれば伊勢海老もちゃんと美味しいよね(* ̄∇ ̄*)b
・自家製ミルクパン
このタイミングで2個目のパンのサーブ。
これで伊勢海老のソースなどを残さないように成仏させます(* ̄∇ ̄*)b
・Macon Milly Lamartine Joseph Burrier 2021
私のワインペアリング6杯目、かみさんの5杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
飲んでみるととにかく酸味が印象的。林檎?レモン果汁?
とにかくそのような酸のオンパレードでこれは旨いなあ。
・佐賀県産 24日熟成 スジアラ
これぞフィエルテの真骨頂でしょうか。24日間熟成したスジアラ。
ただでさえ美味しいスジアラをここまで熟成してフィエルテの見事な火入れで仕上げた一皿。
スジアラのシャンパンフリットにアスパラソバージュも添えて。
ディル、セルフィーユ、粗挽きのホワイトペッパーも加えた魚介ソースとともに。
とにかくしっとりふわふわのスジアラの身が見事。非の打ち所がないです。
この火入れがあってこそ熟成技も光るってもんですよね(* ̄∇ ̄*)b
いくら熟成をして旨味を凝縮したって、カチカチに火を入れては台無しですもん。
・MAISON PERRAUD Morgon "Grand Cras" 2019
私のワインペアリング7杯目、かみさんの6杯目。ペアリングラスト。
フランス・ボジョレーの赤ワイン。
ぶどうは、ガメイ。
ご存じボジョレーヌーボーで有名なガメイ種の赤ワイン。
ガメイを飲むのは初めてかも?ボジョレーヌーボーをそもそも飲んだことが無いので。
ナチュラルなニュアンスがあり、旨味にナッツ系の香りも。
フレッシュベリー系の香りも感じてガメイも旨いもんだなあと初体験。
・北海道産 マンガリッツァ豚
ハンガリーで国宝に認定されている「マンガリッツァ豚」。
世界で唯一“食べることのできる国宝”というとっても希少な豚。
私は今回で3回目くらいのような記憶。ただし今まではソーセージのような加工品だった気も。
まずはマンガリッツァ豚の塊肉の状態でのプレゼンテーション。
それを切り分けて仕上げを行います。
そのマンガリッツァ豚のソテーに、アンディーブとアサリの出汁のキャラメリゼ、
焼き空豆、アーティチョークのピューレ、コニャッのソースで仕上げ。
とにかくマンガリッツァ豚の火入れが見事。そのほとんどがピンク色に染まっています。
実は周りの固くなった部分は削ぎ落して、中心部分のジャストな火入れの部分だけを提供。
甘いコニャックのソースもいいのですが、アーティチョークのピューレとの相性も良く。
豚でもここまで仕上げるぜ的なフィエルテの底力を見ましたね(* ̄∇ ̄*)b
ちなみに周りの固くなった部位は賄いで美味しく頂いているそうです。
・DOMAINE TARIQUET BAS-ARMAGNAC V.S.O.P. 2860円
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
この日は7種類のボトルがズラリと。その中からこちらをセレクト。
千葉県産 伊勢海老のソースにも使われていたものです。
フランス南西部、アルマニャック地方で醸造されるブランデー。度数は40度。
輝く琥珀色。円熟した香りとまろやかな口当たり。
力強い味わいですがバニラや完熟したフルーツのような心地良い甘みも感じられ。
・高知県産 美味海 天日塩/シチリア産 オリーブオイル
白亜のジェラート。
おそらくベースはミルクジェラートだと思いますが、高知県産 美味海 天日塩を加え、
シチリア産 オリーブオイルで仕上げたシンプルなジェラート。
シンプルじゃないのはその味わい。むっちゃウマいやん(*´∀`*)
鎌倉でジェラートといえばジェラテリア・イル・ブリガンテが人気ですが、
このジェラートは間違いなくそれを超えていると思いますよ(* ̄∇ ̄*)b
ちなみにジェラテリア・イル・ブリガンテのジェラートって
2200円が当たり前のお値段になっていました。すげえなあ(*゚Д゚*)
・宮崎県産 マンゴー/レモングラス
パンペルデュというフレンチトーストのようなものの上に、フレッシュな宮崎県産マンゴー。
その中にはカリッと香ばしいヘーゼルナッツ。
レモングラスとジンジャーのジェラートや、マンゴーソース、オレンジソース、
シャルトリューズのエスプーマ、ハニーステビアなどで回りを固めています。
これはとにかく華やかで美味しいですね(〃^▽^〃)
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
1つ目はスペシャルティコーヒー風ミニパフェ。
コーヒークランブル、コーヒーリキュール、コーヒーゼリー、コアントロー、
キルシュなどで層を成したミニパフェ。コーヒーが苦手なかみさんが絶賛。
焼菓子は、クルミっ子レモンピールバージョン、アメリカンチェリーの練り切り、
ブラックガレットブルトンヌ。
これまたかみさんは練り切りを大絶賛。
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。
・エスプレッソダブル
私のオーダーです。ダブルでお願いしました。
前回エスプレッソを頼んだ時は砂糖を付けたのですが今回は付けず。
今回は付けない気分だったという訳で(* ̄∇ ̄*)b
これで〆て71610円。一人当たり約35805円。タッチレスのPayPayでお支払い。
最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、今回も迷いましたねえ(^^;
・ホワイトコーン/仏産 キャビア
・徳島県産 鱧
・佐賀県産 24日熟成 スジアラ
・北海道産 マンガリッツァ豚
あたりがノミネートされました。今回はアミューズからもノミネート。
それだけ最初から最後まで息を尽かせぬ怒涛の美味しさがあると言うことです(* ̄∇ ̄*)b
どれも甲乙つけがたい美味しさと感動を与えてくれた皿ばかり。
悩みに悩んだ末、絞り出した答えが、
・徳島県産 鱧
しっかりと炙った旬の鱧の美味しさはもとより、そこに注ぎ込まれた
スープの美味しさが秀逸でそれが忘れられなかったかなと(〃^▽^〃)
かみさんは、
・ホワイトコーン/仏産 キャビア
を選んでいました、アミューズから初選出ですね(* ̄∇ ̄*)b
そう。これもヘブンな美味しさだったもんねえ。
フィエルテは毎回異なる料理を提供してくれますし、
予想もしない調理法で登場することもしばしば。
なので卓上に置かれた素材のみが記されたメニューを最初に読んでも、
どんな料理が出てくるのかは実際にサーブされるまでのお楽しみ。
そもそもシェフ自身も最後の最後で調理法やソースを変更することもあるんです。
オープンキッチンですので、お客さんの表情や食べ進み具合、会話などを通じて、
急遽ソースを変えてみようとか、この料理も付けてみようとかのアレンジがあるんです。
それもあるのでワインペアリングを考えるスーシェフも大変。
おいおいおい、急遽赤ワインをセレクトしないと!とか、
こうなったら2種類出しちゃえ!とかね (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
次回は初秋の頃になると思いますが、またワクワクさせてくれる料理を期待して(〃^▽^〃)
ご馳走様です!(2023/7現在、3.78ポイント)
ゴ・エ・ミヨ 2023で3トックを獲得!オマールブルーのムースはこの世のものとは思えない美味しさ。
2023年5月上旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)
さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。
そんなこんなで私は、
・ワインペアリング 7杯 8800円
かみさんは、
・ワインペアリング 3杯 4400円 ※シャンパーニュバージョン
をオーダーです。
この日のシェフおまかせコース(時価26400円)の内容は以下になります。
・Henri de Verlaine Brut Champagne
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネ。
ライトゴールドの色味。上品できめ細やかな泡立ち。
飲んでみると、ふくよかな味わいが有るのですが、後半はスッキリとしてきます。
やはり酒が旨いと全然違うようね (〃^▽^〃)
1杯目の酒が美味しく無いとその後のワクワク感につながらないわけで。
・トマト/クミン
竹炭を練り込んだエクレア生地で、トマトチャツネをサンド。そこにデュカで風味付け。
トマトチャツネとデュカは鉄板の相性でしょうね。
そこに竹炭と白胡麻の風味が加わって。
・岩手県産 牡蠣/ディル
中くらいの大きさの牡蠣の下にジャガイモのクリーム、ハーブオイルを敷き、
牡蠣の上にはキャビア、ディル、コリアンダーの花。
もったいないけどスプーンでパクっと一口で。
牡蠣のミルキーな味わいに、キャビアの塩気と旨み、ハーブなどの爽やかさ。
コリアンダーの花って初めて見ましたが、食べてみても
それほどコリアンダー!という個性は強く無かったです。
コリアンダー、パクチーがちょっと苦手なかみさんでも全然大丈夫でしたので。
・2021 VdF Blanc 'Sorore'
私のワインペアリング2杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
ナチュラルなのですが、旨味を持っているようなフレーバー。
飲んでみても少し昆布出汁のようなニュアンスがあります。
・伊産 グリーンアスパラ/北海道産 毛ガニ/カラスミ
ぶっといイタリア産グリーンアスパラガスの上に、毛蟹のほぐし身、エシャロット、
シブレット、6ヶ月熟成した自家製カラスミをたっぷりと乗せ、
サイドにも毛蟹の脚肉に竹炭パテを塗り、自家製のほうれん草マヨネーズ、
エストラゴンマヨネーズを配したものです。
もはや見た瞬間に旨いのが決定 (* ̄∇ ̄*)b
甲殻類好きに取って毛蟹はもちろんヘブン。
そこに6ヶ月熟成した自家製カラスミですよ。無茶苦茶旨いわけですよ。
それを旬のイタリア産グリーンアスパラガスと一緒に食べちゃうんですから。
さらには自家製のマヨネーズも大活躍。マヨラー冥利に尽きます (〃^▽^〃)
・自家製ライ麦パン
焼き立てのフカフカ。まずは一口だけ焼き立ての状態を楽しんで。
ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです (* ̄∇ ̄*)b
ハード系だと拭いにくいでしょ?
毎回2個食べるようにしていますので、残りの皿数を見ながら大事に食べていきます。
・Cigalus Blanc 2020 Gerard Bertrand
私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
フランス・ラングドックの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ、ヴィオニエ、ソーヴィニヨン・ブラン。
熟した白桃や柑橘類の香りにはちみつやバニラのニュアンス。
ミネラルや苦味も感じますね。高級感溢れる白ワイン。
・北海道産 ホワイトアスパラ/カカオ/北海道産 雲丹
まずは、北海道産ホワイトアスパラのカカオニブの塩釜焼きでのプレゼンテーション。
切り込みを入れて中を開けると、キャベツに包まれて蒸されたホワイトアスパラの姿が。
それを取り出して最後の仕上げを行います。
カカオの香りを移して蒸し焼きにされたホワイトアスパラガスに、
たっぷりの雲丹のサバイヨンソースをかけ、さらに雲丹を乗せて炙ったものです。
むっちゃくっちゃ濃厚に見えるのですが、実際に食べてみるとスッキリしているんです。
溶かしバターの上澄みだけを使うのがミソだそうです。
なので雲丹の濃厚さは出しつつも、ホワイトアスパラガスの風味も引き立てる極上の一皿に。
伊産 グリーンアスパラ/北海道産 毛ガニ/カラスミがこの日のトップかなと思っていましたが、
いきなりの同率首位に浮上ですわ (* ̄∇ ̄*)b
ところでホワイトアスパラガスを包んでいたキャベツは激ウマだろうなと伝えたら、
味見をさせてくれました (〃^▽^〃) やっぱ旨いねえ。
あれだけ蒸し焼きにされたのにシャキシャキ食感が残っていたのが凄いなあと。
・Domaine Pignier Cellier des Chartreux Côtes du Jura Chardonnay 2018
私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
やはりこちらにした方が良かったとのことで杯数カウントはそのままでのサーブ。
フランス・ジュラの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
フレーバーとテイストはシェリーにも似たニュアンス。
ただしシェリーほどの個性の強さは無くて、穏やかに似ている印象。
先ほどの皿の雲丹のコクとこの白ワインの個性が合うはずとのことでサービス (〃^▽^〃)。
・SYLVANER INTEMPOREL 2021
私のワインペアリング4杯目。
フランス・アルザスの白ワイン。
ぶどうは、シルヴァネール。
ナチュラルらしく少し濁っています。飲んでみるとしっかりとした酸味。
この酸味は私は好きなんですよねえ (〃^▽^〃)
かみさんも味見をして気に入っていました。
・スープ・ド・ポワソン
フィエルテに初めて訪問した時にサーブされたのがこちら (〃^▽^〃)
その頃と同様にむっちゃ濃厚そうなダークな色味。
そういえば当時は甲殻類を一切使っていなかったのですが、
今回は毛蟹や甘海老も素材として登場しましたので使っているかもですね。
いずれにせよ複雑で濃厚な美味しさは健在ですし、
今回は、イカゲソと甘海老のブルスケッタも添えられました。
カリカリに焼かれたトーストと供にそのまま食べてもいいのですが、
少なくとも最後はトーストをスープ・ド・ポワソンに浸して食べるのが流儀。
なので3切れ程の量を最後に投入して完食ですよ (* ̄∇ ̄*)b
・Domaine Louis Cheze Cuvée Ni vu mais connu V.S.I.G. 2018
私のワインペアリング5杯目、かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
フランス・ローヌの白ワイン。
ぶどうは、ヴィオニエ100%。
色味はやや濃いめの黄金色。
飲んでみると厚みがある味わいで、果実味と苦味があります。
飲み進めていくと余韻はべっこう飴のようなニュアンスも。
この後の超絶絶品皿をこれで迎え撃ちます。
・ブルターニュ産 オマールブルー/三浦産 ズッキーニ
オマールブルーさまのお目見え。
今回は旬のズッキーニの花の中にオマールブルーのムースを詰め込み、
サイドにもオマールブルーのプリプリの身、ズッキーニを添えたものです。
ソースはコニャックも加えることで重たくなり過ぎないキレの良い味に仕上げています。
ズッキーニもオマールブルーと一緒に炒めているのでその出汁を吸っていてヘブン・・・
そしてズッキーニの花に包まれたオマールブルーのムースがこれまたヘブン・・・
くはあっ・・・マジっすか?この世のものとは思えない美味しさ。
ここまでグリーンアスパラとホワイトアスパラが同率首位だったのですが、
オマールブルーさまが抜き去っていきました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・自家製ミルクパン
このタイミングで2個目のパンのサーブ。
極上のシェフ渾身のソースは絶対に残せんので、これで綺麗に拭い取って。
うちらって他のお店でも必ず言われるのですが、ものすごく綺麗に食べて頂けて
シェフも感激しておりますと伝えられるんです。
逆に言うと皆さん残すんですかね?と伺ってみると、最初の方は綺麗に食べてくれても、
後半になるとお腹の具合も影響するんだと思いますが残される方が多いですと。
ふうん。私なんかは貧乏性なので、この絶品ソースを残すなんて考えられないし。
だって超高級素材であるオマールブルーの出汁とかも使ってんすよ?
・Savigny-les-Beaune 2018
私のワインペアリング6杯目。かみさんにもお裾分けでサーブ。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
これは王道の高級感溢れる白ワインの味わい。
・長野県産 穴子/三陸産 帆立
クラシックフレンチの王道ともいえる穴子と帆立のパイ包み焼き。
ソースには、トマトの果肉、セルフィーユ、エストラゴン、ディル、パセリ。
各種ハーブの爽やかさと、特にトマトの果肉の酸味がサッパリ感を演出。
何もしないと後半のここでは重た過ぎると思うのですが、
それを感じさせないようにソースに工夫をしているんです (* ̄∇ ̄*)b
あれもこれも食いたい病の我々仕様とも言えます (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・Grains d'Estuaire Cuvée Emma Blanc 2021
私のワインペアリング7杯目。本当はここでラスト。
フランス・ シャランテの白ワイン。
ぶどうは、ソーヴィニヨンブラン100%。
今回はナチュラルが良く登場しますね。
色味はライトイエロー。青りんごの酸味があり、その後は果実味も感じます。
・鹿児島県産 15日熟成 マハタ
まずは鹿児島県産15日熟成マハタのプレゼンテーション。
塩を振って余分な水分を落としているのですが、
さすがはスーパーのパック入り魚とは違って、そのドリップも透明なんすけど。
15日間熟成した8㎏のマハタの背の部分になるのですが美しいよね。
つまりそれは美味しいと言うことにもつながります (* ̄∇ ̄*)b
マハタは皮目を香ばしく焼き上げて身はしっとりと。
マハタのシャンパンフリットを添えて、グリーンピース、スナップエンドウ、
クレイジーピーを盛り付け、桜海老のソースで仕上げたものです。
熟成したマハタの味わい。魚のほとんどは釣ったその日に食べても旨味は乗っていません。
それは歯応えを食べるようなもんです。熟成してナンボなんです。
寿司屋だって多かれ少なかれ熟成したものを出しています。
そしてフィエルテの熟成技は、藤沢の熟成鮨のプロである鮨 しみづ直伝。
つまりこの皿は日仏合作の一皿ともいえるでしょうね (* ̄∇ ̄*)b
たまたまかも知れませんが、今回の桜海老のソースも和を感じますしね (〃^▽^〃)
そして春らしい豆の青々しさがこれまた良いんだわ。
グリーンピースの薄皮だってシェフたちが苦労して剥いてるんすよ。
・Chateau du Glana 2016
私のワインペアリング8杯目。概ね7杯コースのラスト。
フランス・ ボルドーの赤ワイン。
ぶどうは、カベルネ ソーヴィニヨン、メルロー。
これぞフルボディの王道という味わい。この後の穴熊君を迎え撃ちます。
これはフルボディの中でも雑味も無くて、かなり飲みやすいと感じたのですが、
かみさんに味見をさせるとやはり苦手なタイプだそうです。
・宮崎県産 穴熊/仏産 フォアグラ
穴熊のロワイヤル フォアグラ添えです。クラシックフレンチの超王道。
穴熊の肉を開いて中にはミンチを詰め込んでロワイヤルに。
今回の穴熊は季節柄脂を蓄えていなくて痩せているので、フォアグラも加えたそうです。
そこに漆黒のロワイヤルソースをたっぷりと注ぎ込み、空豆のグリル、
新人参のピューレも添えて完成です。
穴熊って食べる直前まで知らなかったのですが、熊ではなくてイタチ科の動物。
メニューを見たときには、ツキノワグマの子供かと思っていました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
もちろん初めて食べる貴重な食材ですよ。
これだけでも2人前あるのではと思われるボリューム。
周りの肉はちょっとパサついた印象がありますが、中に詰めたミンチはしっとりと。
この漆黒のロワイヤルソースは無茶苦茶重そうに見えるのですが、
酸味がしっかりと効いていてこれまたサッパリと頂けるように調整されているんです。
赤ワイン、ボルト酒、コニャックなどで煮込んでいき、
バター、フォンドヴォーなどで仕上げていく手間暇かかるソースなんでしょうねえ。
・WHITE TEA SPARKLING SILVER NEEDLE 1430円
かみさんのオーダーです。
ワインペアリングは終わってしまったのですが、口が寂しくなったのでこちらを。
フランスのホワイトティースパークリング。ノンアルです。
原材料は、リンゴ、シーバックソーン(サジー)、白茶。
酸味のある味わいでしたね。
・ヒマラヤ 岩塩/シチリア産 オリーブオイル
ヒマラヤ岩塩のアイスクリーム シチリア産 オリーブオイル仕立てです。
まずはシンプルにヒマラヤ岩塩のアイスクリームだけを食べます。
岩塩のアイスクリームって美味しいけどフィエルテのだと格別だね (〃^▽^〃)
その後にシチリア産 オリーブオイルとも混ぜて頂くと、
エキストラバージンオリーブオイルらしい青々しさが加わります。
・Marc de Bourgogne Egrappé 2420円
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
こちらはブルゴーニュのブランデー。45度の度数がありますので効きますぜえ。
45度らしい素晴らしいアタック感。
かみさんは最近ではもはや臭いも嗅がなくなりました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・百花蜂蜜/レモン
シェフが千葉県で出逢った百花蜂蜜を使ったデザート。
フロマージュブランの上にレモングラスのアイスクリームを乗せて、
レモンのクリーム、レモンバーム、百花蜂蜜などをあしらって。
とにかく全体的な印象はレモンレモンレモン。
そして百花蜂蜜だけを舐めてみると無茶苦茶華やかな香りとテイスト。
百花というネーミングに嘘偽り無しで、これはシェフもびっくりするわ (〃^▽^〃)
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
1つ目はカカオのパンナコッタのミニパフェ。
キルシュのジュレ、マルサラ酒のムース、キャラウェイクランブル、
カカオムース、塩のクリームなどで層を形成しています。
焼菓子は、宇治抹茶金時クルミッ子、アールグレイのガレットブルトンヌ、ピーカン太郎。
ちなみにピーカン太郎は、ピーカンナッツプラリネの周りに、ラングドシャ、
ピーカンナッツクッキーで包み込んでボール状にしたもの。
いつもどこかのお店の真似になっているので今回はオリジナルを (* ̄∇ ̄*)b
なのでピーカン太郎は、仮名でネーミング募集中。
中心がプラリネなのでイメージよりも手に持つと柔らかさを感じます。
食べてみるとピーカンナッツのいろんなフレーバーにテイスト。旨いっすよ。
でもこれって何かに似てるんだよなあと。
帰ってから調べてみたら、オーストラリア発祥のブリスボールでしたわ。
ただしブリスボールは、
No Sugar(砂糖不使用)
No Gluten (グルテンフリー)
No Additives(添加物なし)
をコンセプトとしていますので、今回のピーカン太郎とは異なっていました。
フィエルテではこのコンセプトは有り得ないと思いますので (* ̄∇ ̄*)b
最後の添加物なしはそうかもしれないですけど。
さて、ネーミング募集の件ですが、
ピーカンナッ子は如何でしょうか (* ̄∇ ̄*)b
クルミッ子のネーミングをパクっとるやんけ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
それも語感がイマイチだし (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。撮り忘れてるね(^^;
・アイスコーヒー
私のオーダーです。
これで〆て69850円。一人当たり約34925円。タッチレスのPayPayでお支払い。
最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、今回はある程度目星を付けていました。
前述した通り、
・伊産 グリーンアスパラ/北海道産 毛ガニ/カラスミ
・北海道産 ホワイトアスパラ/カカオ/北海道産 雲丹
が同率首位で並んでいたのですが、
・ブルターニュ産 オマールブルー/三浦産 ズッキーニ
がそれらを抜き去っていきました。舐めんなよと。
とにかく旬のズッキーニの花の中に詰め込んだオマールブルーのムース。
この世のものとは思えない美味しさでした。
さらにはオマールブルーの旨味をたっぷりと吸い込んだズッキーニ。
脳内麻薬であるβ-エンドルフィンが分泌されまくった瞬間です。
そしてフィエルテも遅ればせながら、ゴ・エ・ミヨ 2023で3トックを獲得しました (〃^▽^〃)
そりゃあそうでしょう。これだけ美味しいフレンチなんですから。そもそもが遅いわ。
神奈川県はミシュランが調査してくれないので、ゴ・エ・ミヨだけが頼り。
やはりこういうのがあるとシェフたちのモチベーションも上がりますもんね (〃^▽^〃)
2024年は4トックがもらえるように、あくまでも自然体で頑張って欲しいです!
P.S.
アカン・・・ 今回も7632文字も書いてしまった (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
ご馳走様です!(2023/5現在、3.78ポイント)
肉だろうが魚だろうが野菜だろうが何を食っても旨いのがフィエルテ (* ̄∇ ̄*)b
2023年3月上旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
ディナーは、8800円、13750円、17050円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)
さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。
そんなこんなで私は、
・ワインペアリング 7杯 8800円
かみさんはいつもの3杯ではなく珍しく、
・ワインペアリング 5杯 7150円
をオーダーです。
この日のシェフおまかせコース(時価24750円)の内容は以下になります。
・CHAPUY Grand Cru Extra Brut Champagne Blanc de Blancs
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、シャルドネ100%。
ライトゴールドの色味。上品できめ細やかな泡立ち。
飲んでみると、フレッシュな柑橘系の香りと、キレのある酸。
毎度ながら美味しいシャンパンを出してくれますね (〃^▽^〃)
・カカオ/ビーツ/バルサミコ
カカオを練り込んだエクレア生地で、ビーツ、バルサミコのクリームをサンド。
ブラックカカオが凄く効いていてカカオ好きは大満足でしょうね。
・自家製からすみ/サントモールサンドレ
自家製からすみとサント・モール・サンドレチーズのミルクレープ仕立て。
自家製からすみは、パスティスという、スターアニス、リコリス、
フェンネル等のハーブで風味付けされたリキュールに漬けたもの。
それに山羊のチーズであるサント・モール・サンドレを合わせていますので、
ミルクレープという可愛いネーミングとは裏腹の酒が欲しくなるアミューズ。
シャンパンもいいですが、これは日本酒との相性は最高でしょうね (* ̄∇ ̄*)b
・Domaine Pignier Cellier des Chartreux Côtes du Jura Chardonnay 2018
私のワインペアリング2杯目。
フランス・ジュラの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
フレーバーとテイストはシェリーにも似たニュアンス。
ただしシェリーほどの個性の強さは無くて、穏やかに似ているかなと。
次なる皿がわりとしっかりとした魚料理ですので、
この力強い白ワインを合わせた模様。
・自家製ライ麦パン
焼き立てのフカフカ。まずは一口だけ焼き立ての状態を楽しんで。
ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです (* ̄∇ ̄*)b
ハード系だと拭いにくいでしょ?
毎回2個食べるようにしていますので、残りの皿数を見ながら大事に食べていきます。
・佐賀県産 13日熟成 ヨコワ
コースの始まりに、佐賀県産 13日熟成 ヨコワのプレゼンテーションがありました。
ヨコワとはクロマグロ(本鮪)の幼魚のことを指します。
関東ではメジマグロの方が聞きなれていると思いますが。
幼魚とはいってもそこは数百㎏にもなるクロマグロですので60㎏前後あるそうです。
そのヨコワの中トロから大トロの腹身の部分を13日間熟成。
その大トロの部位をミキュイ。ほぼ生に近いくらいの。
その上にうるいやハーブを乗せ、アサリ出汁のエスプーマ、
黒トリュフのビネグレットソースをあしらったもの。
フィエルテお得意の熟成技ですが、そんじょそこらの寿司割烹では
なかなか食べられないクオリティのヨコワですよ。
熟成したヨコワの大トロのくどくない脂の旨味と、各種ハーブ、
アサリの出汁の泡、黒トリュフのビネグレットソースが見事に調和。
これは凄い・・・
・Chateau de Lussac Le Blanc 2018
私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
フランス・ボルドーの白ワイン。
ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン85%、ソーヴィニヨン・グリ15%。
ソーヴィニヨン・ブラン主体ですが、わりとボディのある飲み口。
ミネラルと酸味が効いていて全体としては辛口で美味しいです。
・ロワール産 ホワイトアスパラガス/北海道 帆立
北海道 帆立の貝殻を皿にして、じゃがいもクリームを下に敷き、
ロワール産 ホワイトアスパラガスのバターソテー、
北海道 帆立のミキュイ、芽キャベツの葉を盛り付け、
パセリを使ったブルゴーニュバターで仕上げた一皿。
とにかく全ての食材への火の通し加減が完璧。グレイト (* ̄∇ ̄*)b
なので芽キャベツの葉まで素晴らしく美味しいんです。
・Pouilly Fuissé Les Vieux Murs Loron 2019
私のワインペアリング4杯目。かみさんの3杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
これはエチケットの風格からしてやばい白ワインです。
まずは光沢のあるレモンイエローのビジュアル。
フレーバーには樽香を感じます。
飲んでみると、グレープフルーツや完熟りんごなどのふくよかな果実香に
樽香由来のトースティーなニュアンスも。
この白ワインの特長が次なる皿の甘みを引き出すそうです。
・ブルターニュ産 オマールブルー/百合根
絶妙な火入れのオマールブルーに、百合根とアボンダンスチーズを練り込んだニョッキ、
百合根のフリットを合わせ、オマールブルーの出汁に、ディルやセルフィーユで
仕上げたソースを注ぎ入れ、上にはレッドソイルをあしらった一皿。
オマールブルーの出汁や、百合根のフリットの良い匂いが漂って来ます (〃^▽^〃)
食べてみると見た目以上のオマールブルーの出汁を感じますね。こりゃあ凄いわ。
百合根はニョッキとフリットという全く異なる食感でオマールブルーをサポート。
これぞ同じ料理は二度と出さないフィエルテの真骨頂でしょう (* ̄∇ ̄*)b
百合根もここまで仕上げてもらえて本望だと思います。
・Alsace Pfaff Riesling 2020
私のワインペアリング5杯目。かみさんの4杯目。
フランス・アルザスの白ワイン。
ぶどうは、リースリング。
美味しい青りんごの要素を持ち、酸味が心地良いです。
・北海道産 白子/ゴルゴンゾーラ
北海道産 白子のムニエ ゴルゴンゾーラの焦がしバターソースです。
白子の下には縮みほうれん草のソテーも鎮座。
これは食材名を見ていた時からヤバイと思っていましたが、
食べてみてまさにその通りになりました。
尿酸値がヒートアップするくらいに旨いやんけ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
外はカリッと、中はトロっとしたお手本のような白子のムニエルに、
ゴルゴンゾーラの深いコクのある旨味と酸味、香り。
そして焦がしバターのこれまた違う角度からのコクのある旨味、香り。
ため息が出るほどに旨いっす・・・
・SYLVANER INTEMPOREL 2021
私のワインペアリング5.5杯目。かみさんの4.5杯目。
フランス・アルザスの白ワイン。
ぶどうは、シルヴァネール。
美味しい青りんごの要素を持ち、酸味が心地良いです。
濁った色味のナチュラルワイン。
フレーバーはオレンジワインのニュアンス。
飲んでみてもオレンジワインのような印象があり、酸味とビター感。
これも旨いなあ。
・Cotes De Provence Cuvee NOWAT Dupere Barrera 2021
私のワインペアリング6杯目。かみさんの5杯目。
フランス・プロヴァンスのロゼワイン。
ぶどうは、グルナッシュ、サンソー、シラー。
ロゼらしい淡いピンクの色味。
飲んでみると僅かに甘み。しかしながら辛口でフルーティーなフレーバーも。
・自家製ミルクパン
このタイミングで2個目のパンのサーブ。
食事は残り4皿ですので (* ̄∇ ̄*)b
・仏産リードヴォー/モリーユ茸
クニュクニュ食感のリードヴォーに、モリーユ茸に豚足、イカミンチ、
ほうれん草を詰め込み、モリーユパウダーでフリットしたものを合わせ、
コニャック、マデラ酒のソースで仕上げたものになります。
まずはモリーユ茸の香りが凄い。食べるとさらにそれを感じます。
そこにクニュクニュとした食感で少し脂っぽさを加えるリードヴォー。
今回はモリーユ茸を主役にしてリードヴォーはアクセントに徹していましたね。
・Rift 71 Chardonnay 2021
私のワインペアリング7杯目。かみさんの6杯目。かみさんはラスト。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
透明感のあるライトイエロー。
フレーバーは意外にも日本酒のニュアンス。
しかしながら飲んでみるとこれぞ王道の白ワインのテイスト。
酸味と香りが心地良く、辛口で旨いわあ。
・伊豆下田産 14日熟成 金目鯛
皿の中央に14日熟成 金目鯛の松笠焼きを鎮座。
サイドには、金目鯛のシャンパンフリット、スナップエンドウ、菜の花のソテー。
フランス産キャビアとシブレットを合わせたソースで仕上げたものです。
これまたフィエルテお得意の熟成技を駆使した魚料理。
身の火入れはもちろん見事な半生で、鱗はパリパリの揚げ焼き状態に。
フィエルテの魚料理はそんじょそこらの割烹料理店をも凌ぐクオリティ。
肉だろうが魚だろうが野菜だろうが何を食っても旨いのがフィエルテ (* ̄∇ ̄*)b
・Domaine des Chanssaud Chateauneuf du Pape Rouge 2019
私のワインペアリング8杯目。ペアリングラスト。
フランス・ローヌの赤ワイン。
ぶどうは、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードルなど。
色味は深みのあるルビー色。
フレーバーはスパイシーな果実。
飲んでみてもその印象通りで、シラーを含むスパイシーさが印象的。
ところがこの後の皿の仔牛を食べてから飲むと、
チョコレートフレーバーのニュアンスも感じるんです。
こりゃあ驚いたわ。これぞまさにマリアージュの妙というか。
・ブルターニュ産 乳飲み仔牛
コースの始まりに、ブルターニュ産 乳飲み仔牛のプレゼンテーションがありました。
その仔牛を骨付きで直火焼き。赤身の多い部位をメインにし、
脂身の多い部位には、白いんげん豆煮込みも合わせ、
全体としてはソースペリグーで仕上げたものになります。
乳飲み仔牛をフィエルテで食べるの2回目。ブルターニュ産はお初になります。
そもそも乳飲み仔牛を食べる機会って滅多に無いのですが、
大人の牛特有の臭みが一切なくて、ミルキーはママの味という印象の仔牛肉。
そのミルキーな肉質に大人のソースペリグーのテイストが合わさり。
今回はヨコワといい、幼き食材を頂きまくってますね (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・Marc de Bourgogne Egrappé 2420円
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
こちらはブルゴーニュのブランデー。45度の度数がありますので効きますぜえ。
飲んでみるとカルバトスのようなニュアンス。
45度らしい素晴らしいアタック感。
かみさんは臭いを嗅いだだけでアウト (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・キウイフルーツ/エストラゴン/カモミール
カモミールのブランマンジェを沈め、フレッシュなキウイを乗せ、
ジンとエストラゴンのソースで仕上げたデザート。
なんつうかジンを使うとビターで大人のデザートに昇華するみたいな。
私がジンが好きだからかも知れませんけどね。
・バナナ/ホワイトチョコレート
クランブル生地を下に敷き詰め、マダガスカル産バナナ、ホワイトチョコレートムース、
カカオのビネガーシート、ライムの皮で仕上げたデザート。
まさにバナナの控えめな甘さと風味を堪能できますよ (〃^▽^〃)
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
今回はいつもと様子が違うなあと思っていたら、
フィエルテ全月訪問コンプリートプレートになっていました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
確かに前回のレビューでまだ訪問していない月としては3月があると書いていましたが、
ちゃんとそれを覚えていてくれてお祝いまでしてくれるとは涙ちょちょ切れ・・・
1つ目はヨーグルトムース、ラムネのジュレのミニパフェ。
焼菓子は、そば風味クルミっ子、藁風味ガナッシュのマカロン、
ローストアーモンドガナッシュだったけかな?
もはやシェフたちとのお話に夢中で覚えとらんのです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。
・ホットコーヒー
私のオーダーです。
これで〆て67870円。一人当たり約33935円。タッチレスのPayPayでお支払い。
超PayPay祭の期間中でしたのでドキドキしながら抽選を見守りましたが、
しっかりと3等をゲットし、1357円分のポイントが付与されました (* ̄∇ ̄*)b
1357円と言ったらそれだけでも少しリッチなランチが食えますもんね (〃^▽^〃)
今宵も超高価な自家製からすみ、佐賀県産13日熟成ヨコワ、ロワール産ホワイトアスパラガス、
ブルターニュ産 オマールブルー、北海道産 白子、仏産 リードヴォー、モリーユ茸、
伊豆下田産14日熟成金目鯛、ブルターニュ産乳飲み仔牛という超豪華キャストを堪能。
幼いながらも旨さは大人をも凌ぎそうなヨコワや乳飲み仔牛は美味しかったなあ。
最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、今宵も迷いますぜ。
・佐賀県産 13日熟成 ヨコワ
・ロワール産 ホワイトアスパラガス/北海道 帆立
・ブルターニュ産 オマールブルー/百合根
・北海道産 白子/ゴルゴンゾーラ
が候補に挙げられるのですが、どれも甲乙つけがたいクオリティ。
しかしながら尿酸値ヒートアップで、ギルティー100%の
・北海道産 白子/ゴルゴンゾーラ
を選出することにしました。
かみさんはその場では選べなかったのですが、後日聞いてみると、
・ロワール産 ホワイトアスパラガス/北海道 帆立
を選出しました。
何故に私たちがフィエルテに通うかというと、フィエルテでは同じ料理は出ません。
毎日違う料理が提供されるんです。
なので料理を見ればそれがいつの日の料理かが分かるくらいなんです。
そして通えば通うほど、自分たちの好みを学習していってくれて、
より一層満足感の高い料理を堪能することが出来るんです (〃^▽^〃)
今風にいうとAIを活用したデジタルトランスフォーメーションが如く。
なので常に進化していってくれるんです。
オマールブルー1つを取っても、常に表情の異なる魅力を見せてくれて、
アミューズからミニャルディーズに至るまで、緩急織り交ぜたコース編成。
どこかで失速する感じは無くて、常に高揚感に包まれた時空。
もちろん料理は好みなので合う合わないはあると思いますが、
シェフたちのホスピタリティはどなたにでも合うのでは無いかと思いますよ (* ̄∇ ̄*)b
これからも通い続けたいお店の一つ。フィエルテ。
通えるように頑張って働きます (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
次回はGWの頃に伺いたいと思います!
P.S.
最近かみさんから「こんな長い文章を誰が読むんだよ!」とディスられていますので、
何とか文字数を減らすような意識は持っているのですが、それでも6698文字 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
ご馳走様です!(2023/3現在、3.75ポイント)
オマールブルー、白トリュフ、キャビア。いつも貴重な経験をさせてもらっています <(_ _)>
2023年1月中旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
ディナーは、8800円、13750円、17050円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)
さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3080円
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
・ワインペアリング 5杯 5500円
・ワインペアリング 7杯 7205円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。
そんなこんなでスーシェフからは「いつものでいいですよね♪」という感じで、私は、
・ワインペアリング 7杯 7205円
かみさんも、
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
をオーダーです。
この日のシェフおまかせコース(時価27500円)の内容は以下になります。
・ANDRE CLOUET SILVER BRUT NATURE
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、ピノ・ノワール100%。
色味はやや濃いめのライトイエロー。
ピノ・ノワール100%らしい骨太でしっかりとした味わいの骨格が特徴。
シャルドネとのブレンドよりもコクを感じますね。
いずれにせよ旨いのは間違いないです (〃^▽^〃)
・キューバサンド
最近巷のカフェでも出現率の増えて来たキューバサンド。
フィエルテでは、パプリカパウダーやブラックペッパーを練り込んだエクレア生地で、
豚肉をベーコンとマッシュルームと一緒に煮込んでミキサーにかけたペーストをサンド。
もちろん巷のキューバサンドとは似ても似つかない料理ですがこれが旨いんです。
ベーコンとマッシュルームと一緒に煮込んだら旨いよなあ(^^;
・広島県産 牡蠣
牡蠣のポシェに、牡蠣をハーブと一緒に炊いてピューレにした
牡蠣マヨネーズをまとわせ、仏産キャビアを乗せたものです。
牡蠣のポシェはほぼ生に近い状態で、牡蠣マヨネーズとキャビアが旨味を底上げ。
・蝦夷鹿
蝦夷鹿のコンソメスープです。
フィエルテにしては珍しくプチスープをアミューズで出してきました。
色味は濃い茶褐色。
フレーバーは鹿そのものを感じます。
飲むと色味通りの濃厚な味わい。
あったかいこれを飲んで胃の準備をしてくださいということですね (* ̄∇ ̄*)b
・Domaine Courbet Cotes du Jura Chardonnay 2018
私のワインペアリング2杯目。
フランス・ジュラの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
飲んでみると苦味があるのですが、その後に蜂蜜の後味も。
しっかりと辛口で美味しいです。
・青森県産 甘エビ/仏産 キャビア
お初の皿でのサーブ。フランス ベルナルドのプレート。
豆乳と自家製ハーブオイルを使ったソースに、根セロリのピューレを合わせ、
15分間昆布〆した甘エビを鎮座。そこに仏産キャビアとハーブをあしらって。
15分間昆布〆していますのでフレッシュなものよりももっちりとした甘エビの食感。
これはかみさんの大好物のパターンだなあ (* ̄∇ ̄*)b
・自家製ライ麦パン
焼き立てのフカフカ。
ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです (* ̄∇ ̄*)b
ハード系だと拭いにくいでしょ?
毎回2個食べるようにしていますので、残りの皿数を見ながら大事に食べていきます。
・Domaine du Petit Métris Savennières 'Clos de la Marche' 2019
私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
フランス・ロワールの白ワイン。
ぶどうは、シュナン・ブラン100%。
シトラスフレーバーでミネラルを感じる辛口。これも美味しいです。
・仏産 フォアグラ/白無花果/胡桃/黒胡椒
フォアグラをどのように提供してくれるのかなと思いきやテリーヌでした。
白無花果と胡桃を効かせたフォアグラテリーヌを、黒胡椒のサブレでサンド。
玉ねぎとリンゴ、バルサミコのジャムを添えて。
手掴みで頂きましたが、白無花果の酸味と甘み、黒胡椒のシャープな辛味との相性が抜群。
さらにジャムも活用するとその酸味と甘みが増強されてウマウマ (〃^▽^〃)
フォアグラなのですが全然重たさは無くて、確かにこれだと白ワインだわ。
・Cigalus Blanc 2020 Gerard Bertrand
私のワインペアリング4杯目。
フランス・ラングドックの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ、ヴィオニエ、ソーヴィニヨン・ブラン。
熟した桃や柑橘類の香りにはちみつやバニラのニュアンス。
冷えた状態と温度が上がる状態では異なり、だんだんとバナナのような甘みも。
そしてその後は苦味も出てきます。
非常にフレーバーの強い白ワインなのですが、香箱蟹を邪魔せず、
白トリュフの香りを強調するとのことでセレクト。
むっちゃ高いワインで、もちろん美味しいです。
・富山県産 香箱蟹/カリフラワー/マルケ産 白トリュフ
まずはマルケ産 白トリュフのプレゼンテーション。
そばに置いただけで漂う甘い芳香。まさに白トリュフさまです。
他店では黒トリュフはがっかりすることもあるのですが、白トリュフでは皆無。
そもそも白トリュフを出してくれるお店なんか他に鎌倉では見当たりません(^^;
シェフがその白トリュフさまを席上でスライスして仕上げます。
スーシェフから「従量課金制です。」とのシャープな突っ込み (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
フィエルテのホスピタリティはスーシェフのこの感性も影響を与えています (* ̄∇ ̄*)b
さて、皿にはカリフラワークリームを敷き詰め、香箱蟹のほぐし身、
外子、内子をまぜたところに、前述した通りマルケ産 白トリュフのスライスをこれでもかと。
香箱蟹の旨味、カリフラワーのコク、甘い白トリュフの芳香。
混ぜて食べるとこれらが口内でケミカルリアクションですわ (* ̄∇ ̄*)b
なんつー贅沢でしょうか(^^;
・ Rose D'alsace Domaine Hurst 2018
私のワインペアリング5杯目。
フランス・アルザスのロゼワイン。
ぶどうは、ピノ・ノワール。
フルーティーで、エッジの効いたテイスト。
程よいタンニンと酸味。甘ったるさは皆無。飲みやすい赤ワインみたいな。
・北海道産 北寄貝/ポワロー/伊産 黒トリュフ
まずは北寄貝のプレゼンテーション。この状態になってもまだギリギリ生きていましたね。
北寄貝をバターソテーしたものに、ゆっくりと火を入れたポワローを合わせ、
伊産 黒トリュフ、ピーカンナッツ、ポワローのソース、トリュフのビネグレット、
ハーブをあしらったものです。
まずは北寄貝の身の甘みが秀逸。一番甘みの出る火入れなんでしょうね。
そして期待通りのポワローの旨味と甘み。
洋葱ってじっくりゆっくりと火を入れるとホント美味しいよね (〃^▽^〃)
・自家製ミルクパン
このタイミングで2個目のパンのサーブ。
食事は残り3皿ですので (* ̄∇ ̄*)b
・2017 Auxey-Duresses Blanc, Benjamin Leroux
私のワインペアリング6杯目、かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
ブーケのような複雑なフレーバー。
飲んでもそのような印象の酸味、旨味などが華やかに口内を支配します。
これは旨い。
・ブルターニュ産 オマールブルー/パイ包み
2回お目見えしなかったオマールブルーさま。
焦らし作戦かなと思いましたが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
しかしながら超円安の中でも今宵は登場してくれましたぜ (* ̄∇ ̄*)b
オマールブルーの身を帆立のムースで包み、さらにちりめんキャベツで包み、
それをパイ生地で包んで焼き上げ、オマールブルーの出汁や
エストラゴンも加えたサバイヨンソースを添えたものです。
とにかくオマールブルーの旨味がパイ生地に包まれたことでしっかりと閉じ込められ、
帆立のムース、ちりめんキャベツ、パイ生地にまでその旨味が移っています。
そしてエストラゴンも刻んで入れたサバイヨンソースがこれを後押し。
オマールブルーの出汁も加えているのでより一層一体感も出ますし、
エストラゴンのエスニックな香りもアクセントになるんですよ (* ̄∇ ̄*)b
焦らし作戦は見事に成功で、オマールブルーさまの美味しさを再確認。
オマールブルーだって鎌倉では他のお店で見たことがありません。
白トリュフ、キャビアも含めて、いつも貴重な経験をさせてもらっています <(_ _)>
・Alsace Pinot Gris Cuvee Albert 2019
私のワインペアリング7杯目、かみさんの4杯目。かみさんにはサービス (〃^▽^〃)
フランス・アルザスの白ワイン。
ぶどうは、ピノ・グリ。
オレンジの果汁と皮のビター感。
なぜか先ほど飲んだBenjamin Lerouxにも似たニュアンスも?
何と合わせるかで表情が変わるもんね。酒って。
これも素晴らしく美味しい白ワイン。
・福島県産 鮟鱇
フィエルテでは初めて食べる鮟鱇。
真っ白なキャンパスの上に、ベーコンと刻んだシブレットを加えた白ワインソース。
その上に、ほうれん草のバターソテー、そして鮟鱇のバターソテー、ハーブ。
脇には鮟鱇のレモンシャンパンフリットを添えて。
まずは揚げ立てのフリットから頂きますが、トラフグか?と思うほどの旨味。
そのジューシーな旨みとレモンシャンパンの味が絶妙に合うんだなあ (〃^▽^〃)
そして鮟鱇のバターソテー。
フォークとナイフで切り進めますが、身の弾力が素晴らしく。
しっかりと旨みのある白ワインソースがこの身を受け止めてくれます。
鮟鱇は大好物ですので期待をしていましたが、その期待を超えました (* ̄∇ ̄*)b
・Dom. Armelle et Jean Michel Molin Fixin Rouge Vieilles Vignes 2018
私のワインペアリング8杯目。ペアリングラスト。
フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
ぶどうは、ピノ・ノワール100%。
ピノ・ノワールらしいベリー系の果実味が印象的で、程よい甘みがあります。
タンニンは大人しく、酸味は程良く。
次の料理は鳩の塩釜ですので、重たいワインは避けたようですね。
・仏産 鳩/塩
まずは塩釜状態の鳩のプレゼンテーション。
塩釜をたたき割り、各部位に切り分け、むね肉はそのままカットし、
もも肉はスパイシーなフリットに。
そこに、白いんげん豆の煮込みと百合根のフリット、黒トリュフも添えます。
ソースは少量のジュのソースかな?
鳩が直接塩に当たらないようにキャベツの葉で包んでいるのですが、
それによりいい感じに鳩の肉の内部にまで塩味が浸み込んでいます。
何気に旨いのがもも肉のスパイシーフリット。小さいけど濃厚でしたね。
これは鳩の香りと旨みをダイレクトに味わえる料理で美味しかったです (〃^▽^〃)
・Baron Patrick Reserve Personnelle X.O. 3080円
私のオーダーです。
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
今回も5種類の中からこちらをチョイス。これを頼むのは5回目ですね。
私の中の愛称では、ハクション大魔王コニャック (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
しかしながら私が最後で飲み干しちゃいました。入荷が困難ですので今後はお目見えせず。
・ヨーグルト/ぽんかん
ぽんかんの果肉、ブラックタピオカ、エストラゴンに、
ヨーグルトのエスプーマだったかな。
とにかくシュワシュワっと弾ける爽快感にビターなテイスト。
そこにぽんかんの柑橘類の甘みが合わさります。
今宵はエストラゴンが大活躍ですね。
このように的を絞ってくれるとハーブやスパイスの味を覚えやすいです (* ̄∇ ̄*)b
でも、すぐに忘れるんですけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・苺/マスカルポーネ
コーヒースポンジを土台にし、カカオのラングドシャロール。
その中に刻んだフレッシュな苺、マスカルポーネクリーム、アマレットの泡を詰めこみ。
サイドにはマスカルポーネチーズアイスを添えて。
これはシェフの新作のようですね。
コーヒースポンジとカカオのラングドシャロールが秀逸でした。
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
1つ目はバニラのパンナコッタとリンゴのミニパフェ。
バニラのパンナコッタ、カカオクランブル、リンゴのコンポート、
アールグレイの泡と積み重ねたものです。
焼菓子は、そば粉のクレープゆずジャムロール、クルミっ子オマージュ 白ごまバージョン、
スモークバターマカロンになります。
白ごまバージョンのクルミっ子は、セサミっ子として
本家も真似てくれないかなとのスーシェフ談。
相変わらず冴えてますね (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。
・エスプレッソダブル
私のオーダーです。ダブルでお願いしました。
いつも砂糖を付けないのですが、エスプレッソは
砂糖を入れて飲むのが本筋らしいので今回は入れて飲みました。
まあ、入れるか入れないかは気分次第かな。
これで〆て69135円。一人当たり約34568円。タッチレスのPayPayでお支払い。
今宵も蝦夷鹿、仏産 キャビア、仏産 フォアグラ、富山県産 香箱蟹、
マルケ産 白トリュフ、北海道産 北寄貝、伊産 黒トリュフ、
ブルターニュ産 オマールブルー、福島県産 鮟鱇、仏産 鳩という超豪華キャストを堪能。
盆と正月がいっぺんに来たような (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
超円安の中でこれだけの食材を調達するのは厳しいものが有ったと思います。
最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、今宵も迷いますぜ。
・富山県産 香箱蟹/カリフラワー/マルケ産 白トリュフ
・北海道産 北寄貝/ポワロー/伊産 黒トリュフ
・ブルターニュ産 オマールブルー/パイ包み
・福島県産 鮟鱇
・仏産 鳩/塩
が候補に挙げられるのですが、これまた悩むなあと(^^;
その中から、
・ブルターニュ産 オマールブルー/パイ包み
・福島県産 鮟鱇
が決勝戦に残り、オマールブルーさまは永久欠番的な扱いだなと感じ、
・福島県産 鮟鱇
を選出することにしました (〃^▽^〃)
かみさんは、
・富山県産 香箱蟹/カリフラワー/マルケ産 白トリュフ
を選出していました。なるほど。これも素晴らしいからねえ。
今宵もクラシカルな技法をベースに、新作なども織り交ぜながら、
期待以上の料理と酒、ホスピタリティを提供してくれました。
2023年も幸先よくスタートできましたよ。
この次の日から個人的には仕事始めになったのですが、
そのブルーな気持ちをオマールブルーが癒してくれて (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
まだ訪問していない月としては3月があるのですが、もちろんそこに予約を入れたいと思います。
3月の春の食材にもめっちゃ期待してね (* ̄∇ ̄*)b
ご馳走様です!(2023/1現在、3.78ポイント)
クラシックフレンチということは、それだけ長い年月受け継がれてきたレシピであり、そこにこそフレンチの神髄が
2022年11月上旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
まだ新型コロナが収束しない中ですが、7回連続で予定通りに訪問出来ました。
ディナーは、8800円、13750円、17050円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)
さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ。じゅるっ。
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3080円
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
・ワインペアリング 5杯 5500円
・ワインペアリング 7杯 7205円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。
そんなこんなでスーシェフからは「いつものでいいですよね♪」という感じで、私は、
・ワインペアリング 概ね7杯 7205円
かみさんも、
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
をオーダーです。
今回レシートを眺めると「概ね7杯コース」と明記されていました。
いままでは口頭で「概ね7杯です。」とネタ的に伝えられていましたが、
まさかのレシート上でも採用した模様 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
ただし誰にでもという訳では無いと思いますので文句は言わないでね (* ̄∇ ̄*)b
いっぱい食べて飲んだ方への特典と考えましょう。
さて、この日のシェフおまかせコース(時価27500円)の内容は以下になります。
・CHAMPAGNE CHAPUY BRUT TRADITION
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、シャルドネ50%、ピノ・ノワール25%、ピノ・ムニエ25%。
色味は淡いライトイエロー。
リンゴ果汁が弾けるような爽快感と酸のニュアンス。
いつもながらにフィエルテで飲むシャンパンは旨いわ (〃^▽^〃)
・カカオ/胡桃/カボチャ
カカオベースのエクレア生地で、カボチャクリームをサンドし、
ローストアーモンド、くるみで仕上げたエクレア。
・ポルチーニ茸/バターナッツ/雲丹
ポルチーニ茸を使った柔らかいサブレを土台にし、バターナッツ、
雲丹を積み重ねたプチタルト。
口に放り込むと、ポルチーニ茸の芳香と雲丹の旨味が合わさり至福 (〃^▽^〃)
・Cote de Nuits -Villages Blanc Domaine De La Poulette 2019
私のワインペアリング2杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
バニラの芳香でキャンディのような甘み有り。
酸の穏やかなパッションフルーツのようなニュアンスも。
ただし辛口でもありますので好みで美味しいです。
・山口県 下関 とらふぐ/ゴルゴンゾーラ
とらふぐの身と皮をデュカ、ゴルゴンゾーラ、キャビアでタルタルにし、
とらふぐのから揚げを添えたものです。
まずはとらふぐのから揚げから頂きますが、骨周りの部位であり、
とにかくとらふぐの旨味が満載。「ふぐって何が美味しいの?」と思われている方は、
これを食べれば何故に重宝されているかが理解できるのではと思います。
こうやって食べるとふぐって全然淡白では無くて、身と脂の旨味が満載の魚なんです。
そしてタルタル。添えられたハーブも混ぜんこんで頂きましたが、
デュカのスパイス感、ゴルゴンゾーラの塩気とコク、キャビアの塩気と旨み。
そしてハーブの香りなどがとらふぐの身と皮と混然一体となり、
まさにフレンチらしい掛け算の美味しさが堪能できます。
和食とは違ったアプローチ。だからフレンチも食いたくなるんですよ (〃^▽^〃)
新たな美味しさの発見につながりますので。和食だけ食ってても世界は広がらんと。
・自家製ミルクパン
焼き立てのフカフカ。まずは熱々の状態で一口食べてと。
ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです (* ̄∇ ̄*)b
パンは毎回2個食べるようにしていますので、残りの皿数を見ながら大事に食べていきます。
・CLOTILDE DAVENNE SAINT BRIS 2018
私のワインペアリング3杯目。かみさんの2杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン100%。
シャブリと近いエリアで作られたワイン。
ミネラル感が豊富で、ソーヴィニヨン・ブランらしい爽やかなフルーティーさ。
・岩手県産 牡蠣/エストラゴン/クレソン
牡蠣ムニエルに、エストラゴンピューレ、ほうれん草、ルッコラ、
セルフィーユ、ディル、クレソンのサラダなどで仕上げた一皿。
ハーブの中にはぷっくりとムニエルになった牡蠣が鎮座。
その牡蠣の旨味とエストラゴンやクレソンなどの苦味がアクセントになって秀逸。
牡蠣好きのかみさんは唸りっぱなしでしたね。
・Domaine Hurst, SY’RO 2020
私のワインペアリング4杯目。
フランス・アルザスのオレンジワイン。
ぶどうは、シルヴァネールルージュ100%。
黒ぶどうを使っているので本来はロゼワインと言えそうですが、
オレンジワインの製法で作ったそうなのでオレンジワインらしいんです。
しかしながら色味はまさにロゼのそれですね。
ただし飲んでみると、ほろ苦さやキリッとした印象からオレンジワインらしさを感じます。
さくらんぼやブラッドオレンジのようなニュアンスも。
・北海道産 白子/ポワロー
黒地の皿にポワローソースを敷き詰め、中央に白子のムニエルを鎮座。
さらに北海道産いくらの塩漬けを散らして仕上げています。
これが尿酸値ヒートアップの脳が痺れる旨さ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
何といってもポワローソースの甘みと香ばしさとコクが秀逸で、
それが白子にまとわりついてたまらんのです。
さらにはいくらの塩気と旨みとコクがそれを後押しして。
これは私もかみさんも唸りっぱなしの逸品でした。
一滴も残すことなくミルクパンで綺麗に拭って成仏。
・自家製ライ麦パン
このタイミングで2個目のパンのサーブ。
ミルクパンとは異なり香ばしさを感じます。
・Domaine de Baronarques 2015
私のワインペアリング5杯目。かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
フランス・ラングドックの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
はちみつレモンのようなニュアンスがあり、伸びの有る香り。
飲み進めるとトーストのような香りもあるため、この後のパイ生地との相性もいいと。
・仏産 リードヴォー/青森県産 平茸
ヴォロヴァンというクラシックフレンチになります。
パイ生地の器に具材とソースを詰めて焼いた料理で、
最近ではフランスの歴史あるレストランでもなかなかお目にかかれないようです。
それを鎌倉で頂けるんですからホント有難い話です (* ̄∇ ̄*)b
パイ生地の中には、リードヴォーとブラックペッパーにバターソースかな?
上には平茸のソテー、イタリア産黒トリュフを散らして完成。
パイ生地のサクサク食感に、リードヴォーのクニュクニュ食感。
そしてソースなどと相まった旨み。
さらには平茸の香ばしさと黒トリュフの芳香。
これはブヒるぜ!的な古典料理ですが、今日は許す!
クラシックフレンチということは、それだけ長い年月受け継がれてきたレシピであり、
そこにこそフレンチの神髄があるのではと思います (* ̄∇ ̄*)b
映えるイノベーティブな料理ももちろんワクワクしますが、
クラシックフレンチを知らずしてフレンチは語れないと思いますので、
これからもフィエルテでこのような料理に出逢えることを期待しています (〃^▽^〃)
・ブルゴーニュ・アリゴテの白ワイン
私のワインペアリング6杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、アリゴテ。
最初酸っぱいのですが、人間の感性で酸っぱさに慣れてくるとの説明。
飲み進めているとピーナツバターのニュアンスも感じてきました。
ところで撮り忘れてるんすけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・鹿児島県産 手長海老/豚タン
皿に手長海老の出汁の泡のソースを敷き詰め、豚タン、フライドオニオン、
桜えび、椎茸を練り込んだラビオリに、レアにソテーした手長海老。
さらにはそこにイタリア産白トリュフをたっぷりとスライスして仕上げた逸品。
スライスしている側から甘い芳香が漂って来ます。なんという贅沢・・・
ピエモンテの塩が手長海老の甘さを引き出していて、そこに白トリュフの芳香。
ふうっ・・・ たまらんでしょう。
・Saint Romain Blancau Bas De Poillange Domaine Capitain Gagnerot 2018
私のワインペアリング7杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
飲み込んだあとにまずは果実味。
ライムのような爽やかさに酸味もしっかり。
・佐賀県産 22日熟成 マナガツオ
佐賀県産マナガツオを22日間熟成したフィエルテお得意の熟成シリーズ。
手前が背肉のソテーで、奥が腹身のソテー。
シャンパンフリット、あやめ雪かぶ、スナップエンドウのソテーを添え、
シブレットと、パスティスという、スターアニス、リコリス、
フェンネル等のハーブで風味付けされたリキュールで作ったソースで仕上げ。
そのままで食ったって美味しいマナガツオを22日間も熟成したんですから、
さらに旨みが凝縮してきめ細かい身になって旨いのなんの (〃^▽^〃)
皮がパリッパリなのに、身はしっとりとミディアムの火入れ。
やっぱ魚ってこうじゃないと美味しくないよね。
パサパサのウェルダンはご勘弁です (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・Chateau Simard Saint-Emillion 2007
私のワインペアリング8杯目。
フランス・ボルドーの赤ワイン。
ぶどうは、メルロー80% カベルネ・フラン20%。
メルローの穏やかな野性味と果実味。
まさにまったりとした辛口フルボディの味わい。
この後のペルドロー(ヤマウズラ)をこれで迎え撃ちます。
・スコットランド産 ヤマウズラ
ペルドロー(ヤマウズラ)になります。うずらは食べたことがありますが
ペルドロー(ヤマウズラ)は人生初のジビエだと思います。これは嬉しい (〃^▽^〃)
その中でも、くちばしと脚が赤かったのでペルドロールージュではと思われます。
白地の皿に、鴨と鶉の骨から取った出汁と、フォンドボーのクリームを敷き、
セルフィーユの根っこのバターロースト、ペルドローのソテーを重ね、
イタリア産黒トリュフを刻んだものを散らし、もも肉・レバー・背脂のミンチコロッケ、
奈良県産銀杏を添えたものになります。
まずは揚げ立てのコロッケ。これが噛んだ瞬間にレバー由来の濃厚な香りが立って、
肉の旨味が凝縮されたような味わいを楽しめます。これは旨いなあ。
そしてむね肉がメインと思われるソテーですが、白身のような色味で、
食べるとキジ科特有の香りがするものの、あくまでも香りという程度で、
癖も無くあっさりと食べられる肉質になりますね。
それでも鶏肉と比べると香りと旨みは濃厚ですよ。
添えられたセルフィーユの根っこがホクホクしていて甘みが出ていてこれまた秀逸。
たっぷりとペルドロールージュを堪能させて頂きました (〃^▽^〃)
・りんご
りんごのキャラメルコンポートを沈め、りんごのピューレ、カルバドス、
炭酸で作ったムースをたっぷりとかけたデザート。
コンポート、ピューレ、カルバドスという3種類のりんごを堪能。
・BELLEVOYE BLANC 2200円
私のオーダーです。
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
今回は1種類のカルバドス、2種類のウイスキーの中からこちらをチョイス。
ソーテルヌ プルミエクリュクラッセの樽の樽で熟成した
100%メイドインフランスのトリプルモルトウィスキー。
フレーバーは普通のウイスキーに思えるのですが、
飲んでみるとおフランスをイメージする上品な甘さを感じるんです。
こういうウイスキーは下手に割ったりしないでそのままで味わった方がいいですね。
前回は、BELLEVOYE PRUNEを頂きましたがBLANCもいいっすよ (* ̄∇ ̄*)b
・ヘーゼルナッツ/洋梨/利平栗
黒地の皿でのサーブ。
下には温かいフィナンシェを忍ばせ、利平栗渋皮煮、洋梨、ヘーゼルナッツアイスを乗せ、
上から冷凍渋皮煮のスライス、ローストナッツをトッピング。
見た目は茶色一色ですが、その代わり栗とナッツ類の香ばしさ、甘味、コクが出ていて
これは本当に美味しいですよ (* ̄∇ ̄*)b
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
1つ目はチャイのミニパフェ。
シナモン、カルダモン、ビッツ、カルドバスと柚子のクリーム、
コアントロー、アマレット、焦がしバター、ミルクの泡など。
もう1つは焼菓子。
クルミっ子オマージュほうじ茶バージョン、マカロン、
ザラメ塩のフレークの焼菓子だったかな?もはや覚えとらん (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。
レモングラスジンジャーのハーブティー。
・ホットコーヒー
私のオーダーです。ブラックで。
これで〆て68255円。一人当たり約34128円。タッチレスのPayPayでお支払い。
今宵もポルチーニ茸、とらふぐ、イタリア産黒トリュフ&白トリュフ、岩手県産牡蠣、
北海道産白子、仏産リードヴォー、鹿児島県産手長海老、佐賀県産マナガツオ、
スコットランド産ペルドロールージュという超豪華キャストを堪能。
特に人生初と思われるペルドロールージュは貴重な経験になりました (〃^▽^〃)
最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、今宵も迷いますぜ。
・山口県 下関 とらふぐ/ゴルゴンゾーラ
・岩手県産 牡蠣/エストラゴン/クレソン
・北海道産 白子/ポワロー
・仏産 リードヴォー/青森県産 平茸
・鹿児島県産 手長海老/豚タン
・スコットランド産 ヤマウズラ
あたりは非常に印象深かったのですが、わずかな差で、
・北海道産 白子/ポワロー
を挙げることにしました。かみさんも同様の意見でしたね。牡蠣と迷っていましたが。
そして今回感じたのは、クラシックフレンチの美味しさ。
前回も舌平目の料理でクラシックフレンチの技法に触れたのですが、
今回もリードヴォーのヴォロヴァンという料理でクラシックフレンチの技法を堪能。
既に言及していますが、クラシックフレンチということは、それだけ長い年月
受け継がれてきたレシピであり、そこにこそフレンチの神髄があるのではと思います。
ヴォロヴァン以外にも他の料理でもシェフはそういう技法をベースに
フィエルテの料理を作っているんだと思います。
シェフも「クラシックは旨い。」と自信満々に笑顔で答えてくれていましたので (* ̄∇ ̄*)b
さて、2022年のフィエルテは今宵で最後にしますが、2023年は1月早々から
フルスロットルでフィエルテの料理を堪能しに伺います!
2023年も美味しい料理とお酒を宜しくです (〃^▽^〃)
ご馳走様です!(2022/11現在、3.77ポイント)
フィエルテの定点観測だけでも、いろんな料理や技術に触れることが出来るので満足
2022年9月中旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
まだまだ新型コロナが収束しない中ですが、なんとか6回連続で予定通りに訪問出来ました。
ディナーは、8800円、13750円、17050円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)
さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ。じゅるっ。
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3080円
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
・ワインペアリング 5杯 5500円
・ワインペアリング 7杯 7205円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。
私は初回訪問以来ずっと勘違いをしていたのですが、
ソムリエだと思っていた方は、実はスーシェフだったという事実。
ワインのプレゼンがプロ級なのでずっと勘違いしてたわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
料理の出来るソムリエと思っていましたが、
ワインのプレゼンが上手なスーシェフだったんですよねえ(^^;
てなことを冒頭で笑い話にしたりと。
そんなこんなでスーシェフからは「いつものでいいですよね♪」という感じで、私は、
・ワインペアリング 7杯 7205円
かみさんも、
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
をオーダーです。
この日のシェフおまかせコース(時価24750円)の内容は以下になります。
・Comtesse Lafond Brut NV
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ。
色味は綺麗なライトイエロー。
飲んでみると色味とも波長の合うレモンのような素敵な酸を感じます。
これは何度か飲んでいますが今回が一番美味しく感じました。
その時の体調なんだろうなあと。
・椎茸/胡桃/レーズン
魚粉を混ぜ込んだエクレア生地で椎茸クリームをサンドし、
レーズンとバルサミコで作ったクリーム、胡桃をトッピング。
エクレアに魚粉を混ぜたことで、椎茸との相乗効果で出汁のような味わいにも。
魚粉を使ったところにシェフのセンスが光りますね (* ̄∇ ̄*)b
・南瓜/ゴルゴンゾーラ
南瓜とゴルゴンゾーラを使ってミルクレープ仕立てに。塩を振りかけて。
しっとりと柔らかくて、南瓜の甘みとゴルゴンゾーラの旨みと塩気が合いますね。
・Marcel Servin Chablis 2019
私のワインペアリング2杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
ミネラルを感じるテイスト。レモンのような酸もありますね。
これも美味しい。
次なる皿の花咲蟹に合わせた1杯。
・北海道産 花咲蟹
花咲蟹の甲羅の上に、南瓜の焼きクレープに花咲蟹の身をほぐしたものを入れ、
その上にキャビアを散らしたものと、花咲蟹のクリームコロッケを鎮座。
私は甲殻類が大好物。そして蟹とキャビアの相性は鉄板以上を約束。
口に放り込んだ瞬間に蟹の風味と甘みが広がり、
即座にキャビアの旨みと塩気が後を追って来ます。パーフェクト (* ̄∇ ̄*)b
花咲蟹のクリームコロッケには、パプリカ、唐辛子、柚子の皮、フェンネルでアクセント。
特にフェンネルの甘くて爽やかな芳香が全体を包んでいました。
・自家製ライ麦パン
焼き立てのフカフカ。
ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです (* ̄∇ ̄*)b
ハード系だと拭いにくいでしょ?
毎回2個食べるようにしていますので、残りの皿数を見ながら大事に食べていきます。
今回のはいつもよりも香ばしく感じましたね。
・2020 Domaine Daulny‘Le Clos De Chaudenay’Sancerre Loire
私のワインペアリング3杯目。かみさんの2杯目。
フランス・ロワール地方の白ワイン。
ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
ソーヴィニヨン・ブランらしい爽やかさを持っていますが、
白桃のようなフレーバーとテイストに特長があります。
この後の牡蠣と白桃の皿に合わせた1杯。
・岩手県 大船渡 牡蠣/福島県産 白桃/仏産 キャビア
大船渡産牡蠣は軽く火を通して、大きめにカットし、
フレッシュな白桃、豆乳レフォールソース、ハーブオイルを回し入れ、
白桃ゼリーシートを牡蠣に被せ、キャビア、マイクロセルバチコを添えたものです。
とにかくレアの火入れの牡蠣の身がクリーミーで、そこに白桃の甘みが加わり、
豆乳レフォールソースやハーブオイルなどがそれらを押し上げてくれて、
これまたキャビアの旨みと塩気も加わって。
かみさんは特に牡蠣好きですがこれには唸っていましたね。
・chateau picque caillou 2017
私のワインペアリング4杯目。
フランス・ボルドーの赤ワイン。
ぶどうは、カベルネ・ソーヴィニヨン。
カベルネ・ソーヴィニヨンと聞くとどっしりタイプのフルボディを連想しますが、
比較的に穏やかな果実味で、タンニンも穏やかな赤ワイン。
次なる皿のフォアグラやマッシュルームソースとの相性を考えた1杯。
・北海道 厚岸 秋刀魚/仏産 フォアグラ
黒地の皿にブラウンマッシュルームのヴルーテソース、秋刀魚の肝ソースを敷き、
中央にフォアグラのポワレ、秋刀魚の炙りを鎮座。
脂がノリノリの秋刀魚はフォアグラをも手下に出来るほどの美味しさ。
ブラウンマッシュルームソースの香りとともに旨いねえ。
・cotes du rhone 2019
私のワインペアリング5杯目。
フランス・ローヌの赤ワイン。
ぶどうは、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル。
ブルーベリーのニュアンス。ただし余韻がないんです。
飲むとすぐに霧散していく不思議な後口。記憶で愉しむ赤ワイン。
この後のオマールブルーをこれで迎え撃ちます。
・ブルターニュ産 オマールブルー/仏産 ポルチーニ茸
オマールブルーとポルチーニ茸は軽くソテー。
ペリグーソースで食べるのですが、さらには追いトリュフでスライスもかけて。
オマールブルーの味が相変わらず濃くて、これだけのキャストに負けません。
これまたトリュフの香りも素晴らしくて旨いなあ (〃^▽^〃)
・自家製ミルクパン
このタイミングで2個目のパンのサーブ。
・Hautes Cotes de Nuits Les Dames Huguette 2019
私のワインペアリング6杯目。かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
飲んでみるとシャルドネなのですがいろんなフレーバーを感じます。
あとは南国チックな風味もありますね。
・仏産 ジロール茸/仏産 ムール貝/長崎県産 穴子
蒸籠で蒸し、皮目に香ばしく焼き目を付けた穴子に、
穴子のスープを注ぎ入れ、ジロール茸、ムール貝も合わせたスープです。
とにかくこれはスープの味わいを楽しむ料理ですね。
・Hautes Cotes de Nuits Les Dames Huguette 2019
私のワインペアリング6.5杯目。かみさんの3.5杯目。
メニューに無い料理が登場するのでサービスで注ぎ足してくれました (〃^▽^〃)
・タリオリーニのスープパスタ
穴子のスープに椎茸、フライドオニオンも加え、タリオリーニのスープパスタに。
イメージはカップヌードル。違うのはスープが極上なところ (* ̄∇ ̄*)b
麺の形や細さが本当に日清カップヌードルに似てるんですわ。
・DOMAINE HENRI GERMAIN MEURSAULT 2017
私のワインペアリング7杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
ムルソーとしては比較的に若い2017年ものだそうですが、
それでも余韻のめちゃくちゃある果実味を感じます。
それにしてもこれって無茶苦茶高いのでは (*゚Д゚*)
・愛知県産 舌平目/高知県産 松茸
舌平目のムニエルで帆立のムースを巻き込み、贅沢にも松茸を添えたものです。
それなりにフレンチは食べてきたのですが、意外にも舌平目は初体験。
今回はそれをシェフがクラシックな料理に仕上げてくれました。
とにかく舌平目のふわふわ加減とソースとの相性が抜群。
そこに国産松茸の香りが加わって。
これは旨いわ。素晴らしい。
・Chatelain Gavine, Côtes du Rhône 2019
私のワインペアリング7.5杯目。既定の7杯を超えました (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
フランス・ローヌ ヴァレーの赤ワイン。
ぶどうは、シラー、グルナッシュ。
まずは果実味が印象的です。タンニン、酸味は抑えられた感じです。
カカオのニュアンスもありました。
・Château Le Bourdieu Médoc 2016
私のワインペアリング8杯目。
フランス・ボルドーの赤ワイン。
ぶどうは、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー。
こちらはベリー系のニュアンス。タンニンと酸味はしっかりと。
バニラの芳香も感じます。
・広島県産 猪
猪のロースを焼き上げて、バラ肉は、スターアニス、クローブ、ローリエ、
マディラ酒で角煮のような仕上がりに。
バターナッツカボチャのピューレを添え、コニャックソースで仕上げた一皿。
ロースには脂身も付いているのですが、この脂が甘くて旨いわ。
猪のバラ肉煮込みはスターアニスの芳香がしっかりと出ています。
かみさんは、スターアニス(八角)はそれほど得意では無いのですが、
中華の東坡肉とは違うようで、これは美味しいとの評。
赤ワインが2種類提供されたのは、ロースとバラ肉では異なるからとの配慮。
猪がメニューに有ったので嬉しかったのですが、その期待通りに美味しくて (* ̄∇ ̄*)b
・BELLEVOYE PRUNE 2200円
私のオーダーです。
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
今回は2種類のウイスキーの中からこちらをチョイス。
梅酒(プラムリキュール)の樽で熟成した100%メイドインフランスの
トリプルモルトウィスキー。
飲んでみるとピートを使っていないためスモーキーな香りは有りません。
凝縮したプラムを思わせる濃厚な飲み口でありながら、
バニラのような杏仁のような甘い芳香が印象的でした。
これは美味しいウイスキーですよ。まさにデザートには打ってつけの。
それでもしっかりと度数は43度あるんです。
・かしおれ
これって何だろう?カフェオレ?と思いきや、カシスオレンジの略でした。
紅茶のケーキに、カシスのムース、オレンジとアールグレイソースだったかな?
まぜて食べるとカシスオレンジになるという趣向。
・山形県産 白桃/生姜/カルヴァドス
桃のクランブルに生姜アイス、
シャンパン、カルバドスで焼き上げた桃に桃のグラニテだったような。
この辺りになるとお客さんは我々だけになったので、
お話に夢中で覚えとらんわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
1つ目はミニパフェ。
アルザスのデザートワイン、アロエ、ミルクの泡などで仕上げたもの。
もう1つは焼菓子。
クルミっ子オマージュ、スモークバルサミコマカロン、黒トリュフの焼菓子。
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。
・アイスコーヒー
私のオーダーです。2回連続でアイスコーヒーで〆。
これで〆て62755円。一人当たり約31378円。タッチレスのPayPayでお支払い。
今宵も北海道産花咲蟹、大船渡産牡蠣、仏産キャビア、仏産フォアグラ、
ブルターニュ産オマールブルー、仏産ポルチーニ茸、仏産ジロール茸、
仏産ムール貝、長崎県産穴子、愛知県産舌平目、高知県産松茸、広島県産猪という
超豪華キャストに溢れた料理を思う存分堪能させて頂きました (* ̄∇ ̄*)b
最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、花咲蟹、牡蠣、オマールブルー、
猪などの顔ぶれも、素晴らしい料理の一言なのですが、舌平目を食べるのが人生初であったことと、
それをクラシカルな技術で調理してくれたものが本当に美味しくて (〃^▽^〃)
添えられた国産の松茸も今シーズン初めて頂いたんです。国産は無茶苦茶貴重ですからねえ。
2022年2月中旬に再訪したときに、
「京都 吉兆 嵐山本店では、お客様に出した料理はデータベース化して、
3年間は同じ料理を出さないという噂を聞いたことがあります。
フィエルテはもしかすると一生出さないかも知れません。
それくらい無限のレパートリーを秘めているんです。」
と記載したのですが、実際にシェフに伺ってみると、
逆に同じ料理を作れんと (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
写真などを見直すことで、ある程度はどのように作ったかは思い出せるそうですが、
元々同じ料理を出すつもりも無さそうですので、リアルに同じ料理は一生出ないのかも。
お店の中には、来店頂いたときの感動を壊したくないので、
料理写真の撮影やSNSなどへの投稿はお断りをされているところもあります。
しかしながらフィエルテでは、同じ料理はどうせ出ませんので、私がどれだけ詳しく
口コミを書いてネタばらしをしても、他の方はその料理を食べれないんです。
もちろん、同時期に伺って「KEN21」に出した料理を出して欲しい!とリクエストすれば、
食材の許す範囲で作ってくれるとは思いますけどね。
シェフは、映えるだけのチャラい料理では無く、今回の舌平目のように
クラシカルな料理も得意としていますので、そういうバラエティの豊富さも魅力 (〃^▽^〃)
私はコロナ禍になってからは、都内の様々なフレンチに伺っていないのですが、
フィエルテの定点観測だけでも、いろんな料理や技術に触れることが出来るので満足です。
ゴーマンかましてよかですか?
現時点では、井の中の蛙で結構毛だらけ猫灰だらけ!
フィエルテに通うことで、フィエルテの方が私の好みに合わせてくれるんです (* ̄∇ ̄*)b
ご馳走様です!(2022/9現在、3.75ポイント)
海のもの、山のものを重ね合わせ、自然界では起こりえない美味しさを追求
2022年7月下旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
まだまだ新型コロナが収束しない中ですが、なんとか5回連続で予定通りに訪問出来ました。
ディナーは、8800円、13750円、17050円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)
さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ。
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3080円
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
・ワインペアリング 5杯 5500円
・ワインペアリング 7杯 7205円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
もはやソムリエからは「いつものでいいですよね♪」という感じで、私は、
・ワインペアリング 7杯 7205円
かみさんも、
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
をオーダーです。
この日のシェフおまかせコース(時価26400円)の内容は以下になります。
・MG BB Brut Nature Champagne Grand Cru
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、シャルドネ100%。
爽快なリンゴ果汁のニュアンス。
ゴクゴクと飲みたいくらい (〃^▽^〃)
・焼きとうもろこし
プレーンなエクレア生地で、とうもろこしムースをサンドし、焼きとうもろこしの粒、
焼きとうもろこしのピューレ、とうもろこしの若葉をトッピングしたもの。
とうもろこしの甘みをこれでもかと引き出した逸品。
焼いた部分の香ばしさが郷愁を誘うよね (〃^▽^〃)
・サラダ・ニソワーズ
オレガノパン、ニンニク、サフランで炊いたジャガイモ、鰯炙り、卵黄ソース、
キャビア、卵黄の塩漬け、ハーブなどをあしらったアミューズ。
鰯の脂の旨みと、卵黄のコク、キャビアの塩気がベストマッチ。
ニース風サラダをイメージしたものだそうです。
・Cigalus Blanc 2020 Gerard Bertrand
私のワインペアリング2杯目。
フランス・ラングドックの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ、ヴィオニエ、ソーヴィニヨン・ブラン。
熟した桃や柑橘類の香りにはちみつやバニラのニュアンス。
冷えた状態と温度が上がる状態では異なり、だんだんとバナナのような甘みも。
そしてその後は苦味も出てきます。
この後の鮎に合わせて。
それにしてもこの白ワインってムッチャ高いんですけど、
このお値段のワインペアリングで出しちゃっていいんですかね (*゚Д゚*)
・長野県産 天竜鮎/クレソン/玉ねぎ
鮎を3枚におろして、ジャガイモと稚鮎のペーストを挟みこみ、
頭と中骨は煎餅にして、新玉ねぎのピューレと新玉ねぎの皮の泡、
クレソン、デュカなどで仕上げたもの。
さすがにフレンチだけあって鮎を再構築どころか、さらに苦味を加えるために、
稚鮎も活用し、その苦味を強調するために新玉ねぎの甘みも活用した逸品。
それらの甘みと苦味を纏め上げるのがクレソンとデュカ。
この小さな料理の中に、これだけの仕事が施されているんです。
これがフレンチの凄いところだなといつも感心させられます (〃^▽^〃)
フレンチの凄さというかフィエルテの凄さと言いたいところですかね (* ̄∇ ̄*)b
フレンチ経験値の浅い私が言うのもなんですが (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・自家製ミルクパン
焼き立てのフカフカ。
ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです (* ̄∇ ̄*)b
ハード系だと拭いにくいでしょ?
毎回2個食べるようにしていますので、残りの皿数を見ながら大事に食べていきます。
・Givry Blanc Cuv e Excellence Domaine Laurent Mouton 2020
私のワインペアリング3杯目。かみさんの2杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
穏やかなリンゴ酸のニュアンス。酸味というよりも舌の上が反応するくらいの。
その後に樽香も少し感じてきます。
・三陸産 帆立/青森県産 たまご茸
まずはたまご茸のプレゼンテーション。
色味は赤くて毒キノコの様相。
この青森陸奥市で採れたたまご茸と、三陸産帆立をレア気味に焼いたものを、
鮑の肝、たまご茸の軸、コニャックを使ったソースで纏め上げたもの。
生まれて初めて口にするたまご茸は、大きななめこに近い印象ですかね。
噛んでいると少しぬめりを感じてきます。青菜のようなテイストも感じて。
そこに帆立の甘みと鮑の肝のコクが加わって美味しい (〃^▽^〃)
・Montagny 1er Cru Les Maroques 2019
私のワインペアリング4杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
果実味がどえらいとのソムリエの説明でしたが確かに。
ただしそれほど重さは感じなくて、余韻で樽香を感じます。
これが少し冷した状態だったのですが、なんとキンキンに冷やしたバージョンも
サービスをしてくれました (〃^▽^〃)
同じワインでも温度によって表情を変えるのですが、このワインは
冷やしても、少しぬるくてもどちらでも対応可能な白ワインなんだそうです。
・仏産 鶉/千葉県産 蛤
仏産の鶉をしっとりと焼き上げて、蛤のミキュイを下に忍ばせ、
仕上げに、蛤のエキス、鶉のエキス、仔牛のエキスで取ったスープを注ぎ入れて完成。
鶉の肉はまさにしっとりと焼き上がっていて、柔らかな鶉の風味を感じます。
秀逸なのがこのスープ。なんという超濃厚さでしょうか。
アメリケーヌソースのように味が濃いという意味の濃厚さではなくて、
なんというか出汁の掛け算による複雑な味わいによる濃厚さというか。
このスープでつけ麺を食ってみたいところです。
いや、リゾットに仕立てた方がスープが生きるかな?
この料理は凄いと感じました。
・自家製ライ麦パン
このタイミングで2個目のパンのサーブ。
・ Rose D'alsace Domaine Hurst 2018
私のワインペアリング5杯目。
フランス・アルザスのロゼワイン。
ぶどうは、ピノ・ノワール。
フルーティーで、エッジの効いたテイスト。甘ったるさは皆無。
この後の鰻の炭の香りとの相性を考えてのサーブ。
さくらんぼとアセロラのいいとこ取りと仰っていましたが、確かにそんなニュアンス。
・愛知県産 鰻/仏産 ジロール茸/焼きナス
愛知県産鰻の蒲焼はバルサミコを使ったフレンチ独特のもの。
そこに鰻の骨の出汁、焼きナスのピューレ、ジロール茸、松の実のロースト、
酸味の効いたマイクロハーブで仕上げた逸品。
こちらの料理も前皿同様にメニューを見た瞬間に旨いに違いないと思っていましたが、
その期待通りの美味しさ (〃^▽^〃)
鰻に、ジロール茸に、焼きナスですよ?
香ばしさの三重奏でしょう (* ̄∇ ̄*)b
土用の丑の日は少し外しましたが、素晴らしい鰻料理を堪能出来てシアワセ。
・Chablis 1er Cru 'Fourchaume' 2017
私のワインペアリング6杯目。かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
旨味が凄いです。出汁のようなテイスト。完熟したデラウェア、藁のような香り。
およそシャブリとは思えないテイストですね。
魚の旨味と合わせると凄いとのことで、この後のマナガツオを迎え撃ちます。
・徳島県 鳴門海峡 12日熟成 マナガツオ
12日間熟成したマナガツオを皮目をクリスピーに、身はレアに焼き上げ、
シャンパンフリット、枝豆と四葉胡瓜のソテー、ハーブオイルで仕上げた一皿。
フィエルテお得意の熟成技ですが、マナガツオはしっとりとしながらも
旨味の濃さを感じます。普通は1切れなのに2切れも乗せてくれて (〃^▽^〃)
脇を固める枝豆も四葉胡瓜も侮れません。
先日、四葉胡瓜を買って生のサラダで食べたのですが、
水っぽくて期待ほどじゃないなと思っていましたが、火を通してナンボの食材らしく。
・BARONARQUES VIGNOBLE 2015
私のワインペアリング7杯目。
フランス・ ラングドックの赤ワイン。
ぶどうは、マルベック、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロー、シラー。
ガーネット色を帯びた濃く深みのある赤ワイン。
ブラックベリーのような凝縮した黒果実が立ち上り、
しっかりとしたフルボディの味わい。
シェリーを思わせるようなニュアンスも持ちます。
この後の短角牛に合わせた1杯。
・岩手県産 短角牛/岩手県 広田湾 牡蠣
岩手県産短角牛ヒレのローストです。炭で香り付けをしています。
そこに、つるむらさきのソテー、インカのめざめとオーストラリア産トリュフを添え、
赤ワインソースと、岩手県広田湾の牡蠣の旨味を凝縮したソースで仕上げたもの。
鶉に蛤を合わせたことといい、こちらは牛に牡蠣を合わせるという離れ業。
これまたこのメインだけでランチが成立するくらいの男前ボリューム (〃^▽^〃)
・DRAGONBULL 0円
なんとサービス(^^)/
フランス・ アルザスの白ワイン。
ぶどうは、ミュスカ・オトネル。
微発泡で、マスカットフレーバー。
プチプチと優しい泡立ちで、フレッシュでさわやかな果実感、
ドライな飲み口も併せ持ち、余韻に少しヨーグルトのニュアンス。
これも旨いなあ。
・宮崎県産 マンゴー/スターアニス
スターアニスフレーバーのブランマンジェの上に、
フレッシュなマンゴー、白ワインとライチのジュレを乗せたものです。
スターアニスはいわゆる八角ですが、東坡肉のような八角臭は無くて、
程よい感じに効かせていましたので、苦手なかみさんも何の問題も無く美味しいと。
それにしても宮崎産のマンゴーは甘みはもとより香りがいいよねえ (〃^▽^〃)
・Baron Patrick Reserve Personnelle X.O. 3080円
私のオーダーです。
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
今回も3種類の中からこちらをチョイス。これを頼むのは4回目ですね。
私の中の愛称では、ハクション大魔王コニャック (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・和歌山県産 いちじく/クロワッサン/マスカルポーネ
いちじくに、トンカ豆、マスカルポーネチーズ、クロワッサンアイスクリーム、
チョコレートパウダー、トンカ豆のラングドシャなどを合わせたもの。
いちじくは大好物ですが、なかなか口にすることの出来ないフルーツの一つ。
この控えめな甘みと風味がたまらんのですよ。
・ワンスプーン
なんとメニュー外のサービス(^^)/
黒胡椒、ライムの皮、キウイ、モヒートゼリーのワンスプーンです。
まさに口に含むとモヒートの香り全開!
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
1つ目はミニパフェ。
スパイスとパイナップルのパンナコッタ、パイナップルアプリコット、カカオのクランブル、
スパイスムース、スターアニス、ブラックペッパー、パイナップルソース、ライムのパフェ。
だったような。覚えきれん (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
もう1つは焼菓子。
クルミっ子ニューバージョン、コーヒーマカロンだっけかな。
・ハーブティー(カモミール&ルイボス)
かみさんのオーダーです。
ベースがルイボスティーでしたね。
・アイスコーヒー
私のオーダーです。久しぶりにアイスコーヒーで〆。
これで〆て66935円。一人当たり約33468円。タッチレスのPayPayでお支払い。
実は前日の昼に食べた刺身か生のあおさのいずれかに当たったようで、
前日の夜から胃の調子が悪かったのですが、何とか普通に酒が飲めるまでには回復しての訪問。
本調子とはいかないのにアミューズの時点で全く調子の悪さを忘れるほどの快進撃が続き、
結果的にはいつもの通りにたらふく食べて飲んでごっそさん状態 (* ̄∇ ̄*)b
今宵も、天竜川鮎、三陸産帆立、陸奥産たまご茸、仏産鶉、千葉県産蛤、愛知県産鰻、
仏産ジロール茸、鳴門海峡マナガツオ、岩手短角牛、広田湾牡蠣、
オーストラリア産トリュフ、宮崎産マンゴー、和歌山県産いちじくなど、
高価で貴重な食材をたんまりと堪能させて頂きました。
今回は珍しくスペシャリテ食材のオマールブルーが登場しなかったのですが、
そんなことを意識させないほどの食材の充実ぶり。
もちろん食材がいいから美味しいのではなく、海のもの、山のものを、
重ね合わせて料理を構築し、自然界では起こりえない美味しさを追求してくれています。
最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、仏産 鶉/千葉県産 蛤と、
愛知県産 鰻/仏産 ジロール茸/焼きナスで迷いに迷って、選べないので同率にしましたが、
翌日以降冷静になってみると、仏産 鶉/千葉県産 蛤が一番凄かったなと思いました。
あのスープは素晴らし過ぎ (〃^▽^〃)
なにせ、蛤のエキス、鶉のエキス、仔牛のエキスで取ったスープですもん。
そして今宵も始めて飲む銘柄のワインを含めて堪能。
相変わらずのサービスっぷりで申し訳ないくらいです(^^;
次回の訪問は秋頃になるでしょうが、秋の恵みを楽しみにしながらその時を待ちます (〃^▽^〃)
ご馳走様です!(2022/7現在、3.76ポイント)
これだけのキャストが自己主張だけをせずに喧嘩をしないで上手く纏まって
2022年5月初旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
まだまだ新型コロナが収束しない中ですが、なんとか4回連続で予定通りに訪問出来ました。
ディナーは、8800円、13750円、17050円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)
毎回冒頭は同じ内容で恐縮なのですが、このレビューを初めて読む方も
いらっしゃるかも知れませんので何度も書かせていただいております。
私は仲良しこよしのマイレビ様だけにレビューを書いているのではなく、
その昔、自分が食べログレビュアーではなく単なるユーザーであった時に、
こういう情報を書いてくれた方が利用者視点としては有難いのになと
思うところを書くようにしているんです。
なので日記的なプライベートな内容などはほとんど書かず、
そのお店のメニュー、価格、味、雰囲気、サービスなどを中心に書いています (〃^▽^〃)
さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ。
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3080円
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
・ワインペアリング 5杯 5500円
・ワインペアリング 7杯 7205円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
もはやソムリエからは「いつものでいいですよね♪」という感じで、私は、
・ワインペアリング 7杯 7205円
かみさんも、
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
をオーダーです。
この日のシェフおまかせコース(時価24750円)の内容は以下になります。
・Champagne Hubert Noiret
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、ピノムニエ56%、ピノ ノワール32%、シャルドネ12%。
濃厚なリンゴ果汁のニュアンス。シュワシュワと辛口で相変わらず旨いです。
・グリーンピース/粒マスタード
プレーンなエクレア生地で、グリーンピースクリームをサンドにし、
火を通した粒マスタードをトッピングしたものです。
シンプルなエクレア生地の香ばしさに、グリーンピースの甘み、
粒マスタードのアクセント。
・佐賀県産 アオリイカ/生海苔
ゲソの焼きリゾットを土台にし、青海苔で和えた佐賀県産 アオリイカ、
フランス産キャビア、帆立のチップスをトッピング。
そしてデュカもアクセントで加えているんです。
なんというか、様々な食感と風味、テイストが口内で混ざり合いたまらんです。
特にゲソの焼きリゾットは旨かったなあ。
・岩手県 広田湾 牡蠣/きゅうり/ミント/キャビア
岩手県広田湾の牡蠣をポシェし、その後急冷。
牡蠣の貝殻に濃厚な牡蠣クリームを注ぎ入れ、
ポシェして急冷した牡蠣、豆乳ハーブオイル、キャビア、
胡瓜とミントの泡で仕上げた逸品。
牡蠣自体の持つ旨味はもとより、この皿だけで牡蠣4個分を使ったという、
濃厚な牡蠣クリームも絶大な存在感を発揮していました。
かみさんは牡蠣好きということもありますが、この皿をイチオシしていましたね (〃^▽^〃)
・Les Foltiéres Pouilly-Fumé Domaine Gitton 2019
私のワインペアリング2杯目。
フランス・ロワール地方の白ワイン。
ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
薬草のようなニュアンスを持ち、瓜系や牡蠣との相性が抜群。
・自家製ミルクパン
焼き立てのフカフカ。
ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです(^^)
ハード系だと拭いにくいでしょ?
毎回2個食べるようにしていますので、残りの皿数を見ながら大事に食べていきます。
・Bret Brothers Pouilly Loché Climat La Clonge Blanc 2014
私のワインペアリング3杯目。かみさんの2杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
辛口だけどフルーティー。まずは酸が来てその後に果実味。
アロマも感じます。
この後の蛍烏賊に合わせます。
・富山県産 蛍烏賊/白いんげん豆
白いんげん豆を皿に敷き、蛍烏賊と蛍烏賊のコンフィ、ベーコン、イベリコチョリソー、
甘夏の皮、茹でたウルイ、ハーブで仕上げたものです。
蛍烏賊の旬の旨みも素晴らしいですし、個人的にな白いんげん豆って
いろんな旨味をまとってくれて名脇役だなと思っております。
これも印象に残る一皿なんだよなあ。
・Château Vignelaure Rose 2020
私のワインペアリング4杯目。
フランス・プロヴァンスのロゼワイン。
ぶどうは、ヴェルメンティーノ、グルナッシュ、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン。
淡いピンク色で、そこから連想される通りのしっかりとした辛口ロゼ。
こういうロゼならウェルカムですね (* ̄∇ ̄*)b
・伊産 グリーンアスパラ/三陸産 帆立
見た瞬間にナニコレ状態 (*゚Д゚*)
こんなにぶっといアスパラ見たこと無いんですけど ( ̄∀ ̄;)
バターと水で煮た伊産 グリーンアスパラに、三陸産 帆立のスライスを乗せ、
胡椒草、パウダー、パセリのバターソースで仕上げたものです。
グリーンアスパラはシャクシャクの火の通し加減。
そして帆立スライスは甘みを与えるあくまでも引き立て役に徹しています。
とにかくアスパラ自体のコクが凄いんです。
これも印象に残る一皿なんだよなあ。
・ Domaine Bart Marsannay Rouge 2019
私のワインペアリング5杯目。
フランス・マルサネの赤ワイン。
ぶどうは、ピノ・ノワール。
とにかく果実味が凄いですね。
ラズベリー、ドライフラワーのニュアンス。
びっくりするくらいこの後の皿のモリーユ茸に合うとの案内。
相変わらず3倍盛りくらいの説明が素敵で (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
でもそうやって暗示にかけると本当にそう感じるもんね (〃^▽^〃)
赤ワインは苦手なかみさんもこれは美味しいと太鼓判。
・千葉県産 黒鮑/仏産 モリーユ茸
皿に黒鮑の肝のソースを敷き、80℃の低温調理で6時間かけた黒鮑を鎮座。
そこにホワイトアスパラガス、モリーユ茸、モリーユ茸の泡で仕上げた一皿。
黒鮑をカットし、ホワイトアスパラ、モリーユ茸をフォークで串刺しにし、
肝のソース、モリーユ茸の泡をまとわせて食べるとヤバい旨さ。
ナニコレ?これは合法ドラッグでしょうか (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
これだけのキャストが自己主張だけをせずに喧嘩をしないで上手く纏まっているんです。
主演級のキャストが勢揃いの鎌倉殿の13人放映記念皿 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・Chateau Chalon Domaine Courbet 2009
私のワインペアリング外になります。
フランス・ジュラの白ワイン。
ぶどうは、サバニャン。
先ほどの黒鮑の皿でもソースとして使っていたものです。
それをペアリングの合間にシェフがサービスしてくれました (〃^▽^〃)
シェリーっぽい風味を持ち、その後に酸が来て、さらにバニラ、
クリームの様なニュアンスが続いていくんです。
これが何というかハマる美味しさでしたよ。
高価なものなのに有難うございます <(_ _)>
チビチビと名残惜しむように頂きました。
・自家製ライ麦パン
このタイミングで2個目のパンのサーブ。
・Montagny 1er Cru Les Maroques 2019
私のワインペアリング6杯目。かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
樽香が印象的。その後にバニラの風味も加わります。
どっしりとボディのある白ワイン。
この後のオマールブルーをこれで迎え撃ちます。
・ブルゴーニュ産 オマールブルー/グリーンピース
フライパンの中でオマールブルーにタイムの香りを移したあと、
ツメ、腕肉、胴体の部位ごとに異なる火入れを施し、
オマールの殻から取った濃厚なソース、薄皮を剝いたグリーンピース、
スプラウトをあしらって仕上げた一皿。
濃厚なアメリケーヌはもとより、もの凄く手の掛かったグリーンピース。
一粒一粒丁寧に薄皮を剥くんですからそりゃあ大変ですよ(^^;
毎度のことながら違う表情を見せてくれるオマールブルー。
今宵も堪能させて頂きました <(_ _)>
・Alsace Pinot Gris Cuvee Albert 2019
私のワインペアリング7杯目。
フランス・アルザスの白ワイン。
ぶどうは、ピノ・グリ。
オレンジの果汁と皮のビター感。
イタリアの食堂のテーブルワインみたいなイメージ。
飲み進めるとニュアンスも変わってくるんです。
これも美味しいワインです。
・オマールのビスク
まさかのメニュー外の料理がサーブされました。
急遽シェフが追加することに決めたようです。
これが超濃厚。これ以上濃厚なビスクは飲んだことがありません (〃^▽^〃)
最初の方はスープとして飲んで、残り少なくなったところで、
自家製ライ麦パンを細かくちぎって投入してビスクを染み込ませて食べました。
もう至福ですよ。シ・フ・クっ!
・Pierre Naigeon Bourgogne Aligoté 2020
私のワインペアリング8杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、アリゴテ。
心地よい酸味が印象的でした。
ところでこの時点で規定の7杯を超えて8杯目なんすけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・五島列島 15日熟成 スジアラ/サフラン
15日間熟成したスジアラを、朝9時に塩を振って冷蔵庫で乾燥させたものを
皮がカリッカリになるように焼いたもの。
スジアラのシャンパンフリット、空豆、万願寺唐辛子を添えて、
サフランソースで初夏らしくさっぱりと仕上げた一皿。
相変わらず身はしっとりとした火入れで美味しい (〃^▽^〃)
1か月ほど前に別のお店で熟成ハタのポワレを頂きましたが、
少々火を入れ過ぎの感ありで私の好みのドストライクでは無く。
しかしながらフィエルテではいつもドストライクゾーンに球を投げ込んでくれます!
サフランは高級スパイスでもありますが、主張も強いので
使う量には細心の注意を払っているそうですよ。
ちなみにインネパ系あたりで提供される黄色く色づいたライスは
ターメリックライスであることがほとんどです。
仮にサフランライスであればそれをPRしていると思いますので。
・Chorey Les Beaune Clos Margot Rouge Domaine Dubois Bernard & Fils 2019
私のワインペアリング9杯目。ペアリングラスト。
フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
ぶどうは、ピノ・ノワール。
この後のうずらの香りを消さないように果実味がメインの味わい。
私の場合、時価設定のお任せコースなので通常よりも皿数が多いんです。
なので7杯のペアリングでは足らないので、概ね7杯のペアリングという
不思議な提供方法になっている模様 (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
いやあ、有難いことです <(_ _)>
・仏産 鶉
鶉をフレンチで頂くのはおそらく初めての経験。
和食とかで鶉団子とか、鶉粥あたりを食べたことがある程度で。
うずらの卵はよく食べますけどね (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
鶉むね肉のフォアグラ巻き、鶉もも肉コンフィ、鶉もも肉直火、
鶉もも肉唐揚げ、ジロール茸、アピオスなどを
ジロール茸の煮汁とコニャックでソースを作ったもので仕上げています。
鶉って小さな鳥と思っていたのですが、個体の大きいものを仕入れていて、
特にもも肉とかは味が濃厚で堪能出来ましたね (〃^▽^〃)
・Baron Patrick Reserve Personnelle X.O. 3080円
私のオーダーです。
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
今回も3種類の中からこちらをチョイス。これを頼むのは3回目ですね。
在庫も残り少ないそうで飲めるのもあと半年くらいらしいので、
こちらをチョイスしました。
私の中の愛称では、ハクション大魔王コニャック (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・ゴールデンキウイ/台湾パイナップル
ここら辺からシェフたちとの会話に夢中になり記憶が・・・
ゴールデンキウイ、台湾パイナップル、エスプーマ、バジル、ライムを使ったデザート。
キウイとパイナップルのそれぞれの酸味と甘みが生きていました。
・長崎県産 ビワ/UVA
マスカルポーネチーズクラフティ、ビワのコンポート、
アーモンドミルクにUVAのエスプーマだったけかな。
ウバ紅茶の風味も生きていましたね。
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
1つ目はミニパフェ。
レモンのブランマンジェ、ほろ苦いソース、抹茶クランブル、抹茶ソース、
ミルクの泡で仕立てた抹茶フラペチーノ改良ミニパフェ。
もう1つは焼菓子。
クルミっ子オマージュ2022バージョン、レンズ豆のこし餡のプチどら、
あとは難しすぎて忘れた (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
みかんのピールが効いていた焼菓子でしたね。
・ハーブティー(カモミール)
かみさんのオーダーです。
・ホットコーヒー
私のオーダーです。ブラックで。
これで〆て63635円。一人当たり約31818円。タッチレスのPayPayでお支払い。
いやあ、今宵も満腹で満足ですわ (* ̄∇ ̄*)b
というか今回はいつも以上に鬼気迫るものを感じましたね。
怒涛のラッシュでこれでもかと言わんばかりの。
最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、かみさんは既に決めていたようで、
岩手県 広田湾 牡蠣/きゅうり/ミント/キャビアを選出。
私は、富山県産蛍烏賊/白いんげん豆、
伊産 グリーンアスパラ/三陸産 帆立、
千葉県産 黒鮑/仏産 モリーユ茸の中で迷いましたが、
千葉県産 黒鮑/仏産 モリーユ茸を選出しました (〃^▽^〃)
主演級のキャストが勢揃いの鎌倉殿の13人放映記念皿と勝手に命名したほど、
これらの極上の素材が見事に調和していたんです。これは凄かったわ。
それ以外だって超濃厚オマールのビスクも凄かったし、
佐賀県産 アオリイカ/生海苔の焼きリゾットは秀逸でしたし、
鶉という食材を知ることの出来た貴重な経験もさせてもらいましたし、
本当はどれか一皿を選ぶのは相当に悩む話なんですよ(^^;
でもそうやってお客様の好みを学習していって、今後のコースの組み立てや、
調理方法、提供方法に生かしてくれるんだと思います。
なので通えば通うほどに美味しくなるんでしょうね (* ̄∇ ̄*)b
その上、オープンキッチンカウンターの良いところは、リアルタイムに
お客様の表情や好みをシェフが把握して、急遽ソースを変えたりできるところ。
なのでメニューには素材しか書かないんです。
次回の訪問は夏頃になるでしょうが、今回のコースを凌駕するような
さらに我々好みに進化した、または我々の知らない味を提供してくれる
美味しい料理を堪能させてくれることを楽しみにしております (〃^▽^〃)
ご馳走様です!(2022/5現在、3.76ポイント)
毎回違う表情を見せてくれるフィエルテのスペシャリテ ブルターニュ産 オマールブルー
2022年2月中旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
オミクロン吹き荒れる情勢ですが、なんとか3回連続で予定通りに訪問出来ました。
リスクのあるお店、ほとんど無いお店というのは明白であり、
もちろんフィエルテはリスクのほとんど無いお店に属します。
なぜならば、ノーマスクでワイワイガヤガヤと騒ぐようなお店ではありませんし、
来客数も制限していますので、ソーシャルディスタンスは十分に取られているので。
なので安心して伺うことのできるお店の一つなんです(^^)
そういうお店ばかりを厳選してリピートしています。
もちろん絶品であることがリピートの第一条件なのですが。
限りある人生。大事なお金と時間を費やしますので、
なんでもかんでも、あっちもこっちもリピートなんて出来ません。
ディナーは、8800円、13750円、17050円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです(^^)
毎回冒頭は同じ内容で恐縮なのですが、このレビューを初めて読む方も
いらっしゃるかも知れませんので何度も書かせていただいております。
過去のレビューを読んでくれなんて手抜きは逆に不親切だと思って・・・
BGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ。
苦手な食材を念のため聞かれますがナッシング。仮に有ったとしても食うでしょうね。
フィエルテならどんな風に食わせてくれるのかと期待して(^^)
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3080円
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
・ワインペアリング 5杯 5500円
・ワインペアリング 7杯 7205円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
もはやソムリエからは「いつものでいいですよね♪」という感じで、私は、
・ワインペアリング 7杯 7205円
かみさんも、
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
をオーダーすることにしました。
この日のシェフおまかせコース(時価24750円)の内容は以下になります。
・Champagne Hubert Noiret
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、ピノムニエ56%、ピノ ノワール32%、シャルドネ12%。
濃厚なリンゴの蜜のような味わい。シュワシュワと辛口で旨いです。
・白胡麻/パースニップ/アーモンド
白胡麻を練りこんだ香ばしいエクレアで、セリ科のパースニップのペースト、
砕いたアーモンドをサンドにしたものです。
エクレア自体の香ばしさが秀逸。
パースニップは、白人参みたいなほんのりとした苦味と甘み。
そこにアーモンドの香ばしさも加わって白胡麻とのダブル香ばしさ。
・小柴穴子/仏産 フォアグラ/独活
一番下にはガリっとハードな生地を敷いて、その上に穴子の白焼き、
独活、フォアグラと積み重ね、仕上げにヘーゼルナッツ。
一気に一口で頬張りましたが、それぞれの食感の違いや味の違いが絶妙で(^^)
フォアグラはトロトロでしたね。
・千葉県産 黒鮑/豆乳/ブランマンジェ
器の底には豆乳プリンを注ぎ入れ、ネギのピューレ、蒸し鮑のタルタル、
北海道根室の雲丹、シブレットと積み重ねています。
もったいないですが、雲丹も含めて良く混ぜて頂くとウマウマ(^^)
鮑が素敵なくらいに柔らかくて。他の素材が全てそのためのソースに変化ですよ。
・Cigalus Blanc 2020
私のワインペアリング2杯目。
フランス・ ラングドックの白ワイン。
ぶどうは、 ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ヴィオニエ。
洋梨のようなニュアンスを持ち、その後バナナのような芳香も。
ボディもあってしっかり辛口。苦味も若干感じます。
白ワインにしては温度高めでのサーブ。
・自家製ライ麦パン
焼き立てのフカフカ。
ふんわりとソフトなパンですのでソースを拭うのに最適なんです(^^)
ハード系だと拭いにくいでしょ?
それにフィエルテは料理のボリュームがありますので、
パンでお腹が膨れないような配慮がされているんだと思います。
そういうパンだと思って楽しんでくださいな。
・ロワール産 ホワイトアスパラ蕗の薹/北海道産 ツブ貝
ロワール産のホワイトアスパラを湯がいてからムニエルに。
そこに、菜の花、つぶ貝をあしらい、蕗の薹とオリーブを合わせてペーストにし、
パセリのバターソースも添え、アーモンドとアンチョビの生キャラメルも合わせ、
最後に魚介出汁の泡で仕上げたものです。
この中では特に生キャラメルが凄いアクセントになっていました。秀逸。
Cigalus Blanc 2020とこの料理を合わせると白ワインがバニラの芳香に変わりました。
これぞマリアージュ!
・自家製カラスミ
サービスの一皿(^^)/
初めて自家製カラスミを仕込んだそうですが、いきなり王道から外れ、
パスティスという、スターアニス、リコリス、フェンネル等のハーブで
風味付けされたリキュールバージョンと、ボウモアというピート香の強い
スコッチウイスキーバージョンの2種類を作ったそうです。
それぞれのカラスミがこれらのアルコールの風味を引き継いでいました。
それでもボウモアのピート香に負けない旨みを発揮するカラスミはさすが。
それにしてもボウモアで漬けこむなんてことを良く考えつくなあ(^^;
・Cassis Bel-Arme Blanc Clos Sainte Magdeleine 2018
私のワインペアリング3杯目。かみさんの2杯目。
フランス・プロヴァンスの白ワイン。
ぶどうは、マルサンヌ60%、ユニ ブラン20%、クレレット15%、ブールブラン5%。
シャインマスカットにはなれなかったような甘みを抑えた白ブドウの味わい。
なかなか面白い表現をするソムリエです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
でも飲んでみると言わんとすることが分かるんです(^^)
・岩手県 広田湾 牡蠣/ハーブ
牡蠣はポシェしたもの。軽く火を入れる程度に。
トマト、ディル、セルフィーユをたっぷり使ったクリームソースで食べます。
・Chateau de Segries Tavel Rose 2019
私のワインペアリング4杯目。
フランス・コート・デュ・ローヌのロゼワイン。
ぶどうは、グルナッシュ50%、サンソー30%、クレレット10%、シラー10%。
ナチュラルワインになります。
あえてキンキンに冷やしてのサーブ。
ベリー系とハーブっぽい香りのニュアンス。
飲み進めていくとストロベリージャムにも似たテイストも感じますね。
でも辛口なんです。これも旨いなあ。このあとのリードヴォーに合わせて。
・リードヴォー/ブルターニュ産 オマール海老/パセリ
イタリア産 乳飲み子牛のリードヴォーにパセリのパン粉をまとわせて焼き上げ、
ミディアムレアに仕上げたブルターニュ産 オマールブルーとともに、
ほうれん草ソース、オマールブルーの出汁のソースをあしらい、
コリアンダーのハーブで仕上げたものです。
子牛のリードヴォーはクニュクニュ食感でスッキリとした脂身のよう。
パセリの風味がより一層スッキリに仕上げてくれているんです。
そしてオマール海老の最高峰であるブルターニュ産 オマールブルー。
フィエルテのおかげでこの高級食材を当たり前のように食べることが出来ます(^^)
一度たりとも似たような料理は出たことが無くて、毎回違う表情を見せてくれます。
・Côte de Beaune Le Clos des Topes de Bizot Blanc 2018
私のワインペアリング5杯目。
フランス・コート・ド・ボーヌの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
しっかり辛口で、ボディあり。
この後はフォアグラなのですが、それにも合う力強さ。
・Chatelain Gavine, Côtes du Rhône 2019
私のワインペアリング5杯目。
先ほどの白ワインと同時にサーブ。
白と赤どっちにしようか迷ったので両方出しちゃえと (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
ソムリエのそのノリに感謝ですm(_ _)m
フランス・ローヌ ヴァレーの赤ワイン。
ぶどうは、シラー、グルナッシュ。
まずは果実味が印象的です。タンニン、酸味は程よく。
シラーらしいスパイシーさも奥から伺えますね。
好みの美味しい赤ワインです(^^)
・仏産 フォアグラ/モリーユ
キャラメリゼしたフォアグラのポワレの下には、
モリーユソース、モリーユ茸のソテーを従え、
フランス産黒トリュフを散らし、泡で仕上げたものです。
全体的にはほんのり甘みを感じる味わい。
モリーユ茸の芳醇な香りと、フォアグラの甘い香りが一つに。
こういうレベルのフォアグラだと本当に美味しいと感じます(^^)
フォアグラって世界三大珍味と言われますが、一番馴染みのある食材。
それだけクオリティの低いものも出回っているわけでして。
・自家製ミルクパン
メインが近づいて来ましたので、ここいらでパンの追加です。
・Bourgogne Chardonnay La Presidente 2020
私のワインペアリング6杯目。かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ 100%。
最初は青みかんのようなニュアンス。
温度が上がるにつれドライマンゴーの風味も。
・佐賀県産 42日熟成 鰆/青のり
42日間熟成した佐賀県産鰆のソテーに、レモンの効いた鰆のフリット、
ちりめんキャベツのブレゼ、カリフローレのグリルを合わせ、
生海苔やパセリ、セロリを使ったブールブランソースで仕上げたもの。
このしっとりとジューシーなのにちゃんと火の入った仕上がり具合は、
42日間熟成したからこそ。単純にレアにした柔らかさとは違うんですよ。
42日間の苦労が報われた瞬間です(^^)
明日は43日間だけどね (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・Château Belles-Graves Lalande-de-Pomerol 2016
私のワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
フランス・ ボルドーの赤ワイン。
ぶどうは、カベルネフラン、メルロー。
タンニン、酸味、そして果実味が効いています。
後から来る暴れ馬らしいとのソムリエの解説。
相変わらずユニークな表現で (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・イタリア産 乳飲み子牛
まずは大きな塊肉で焼き上げたイタリア産 乳飲み子牛のプレゼンテーション。
最後の仕上げを施してからのサーブ。
皿にトリュフソースを敷いて、確かグリュイエールチーズで表面を焼き上げた
イタリア産 乳飲み子牛を鎮座させ、そら豆、子芋を添えたものです。
乳飲み子牛って意外と食べる機会が無いのですが、牛特有の臭みが一切ないです。
本当にミルキーはママの味というか。
牛の臭いに敏感なかみさんも感動していましたね。
むごいと思うかも知れませんが、その幼さを味わう乳飲み子牛。
ジビエとはまた違ったアプローチのメイン料理。
命あるものに感謝をしながら頂きましょう。
・熊本県産 晩白柚/ヨーグルト
なんと2021年末にカウンターに置いてあった大きな晩白柚がデザートになって登場。
熊本県産晩白柚、ヨーグルト、そしてパスティス、晩白柚と炭酸水を合わせたムース。
晩白柚らしいビターな柑橘系のテイストとシュワシュワな舌触り。
・Baron Patrick Reserve Personnelle X.O. 3080円
私のオーダーです。
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。言ってみれば8種ペアリング。
フランスのコニャックですが、コロナ禍の影響もあるのか、
かなりお値段が跳ね上がってきているそうです・・・
・コロンビア産 カカオ/仏産 トリュフ/鎌倉産 キャラメル
ホロホロとした食感のサブレ、フレッシュなトリュフ、
自家製キャラメルのデザート。
カカオの風味がビシッと引き立っていますね。
それにしてもこんなにトリュフをかけて贅沢なことですわ(^^;
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
1つ目はミニパフェ。
デコポンムース、カカオクランブル、ストロベリークリーム、
ストロベリーガナッシュ、カカオムースとカカオとラム酒の泡の層。
毎回いろんな層を組み合わせてくれますが、この小さな筒が小宇宙のように。
もう1つは焼菓子。
クルミっ子オマージュ2022バージョン、レンズ豆のこし餡のプチどら、
抹茶マカロンの盛合せになります。
・ハーブティー(カモミール)
かみさんのオーダーです。
・ホットコーヒー
私のオーダーです。ブラックで。
これで〆て63635円。一人当たり約31818円。タッチレスのPayPayでお支払い。
いやあ、今宵も満腹で満足ですわ(^^)/
毎回翌朝2㎏以上は太るんですけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
チェイサーの水もしっかりと飲むので一時的な水膨れにもなっているんですけど、
それでも2、3日では元の体重には戻らんのです(^^;
でもなぜか今回は翌日の夕方には元に戻っていました。
自分の身体が自分でも理解できん???
写真を見て頂ければ分かる通り、メイン級の料理が何皿も登場しますので、
一般的なフレンチよりもボリュームがあるんだと思います。
もちろん我々が、素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての
特別なおまかせコースにしているのもあります。
一度、これに慣れたら元に戻せん (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
この日も、穴子、フォアグラ、黒鮑、ロワール産ホワイトアスパラ、
ツブ貝、牡蠣、イタリア産 乳飲み子牛とそのリードヴォー、
ブルターニュ産 オマールブルー、モリーユ茸、仏産トリュフ、
42日間熟成鰆等々、素晴らしい食材の数々を様々な調理法で頂き、
美味しいワインと供に楽しむことが出来ました(^^)
おこがましくも、それなりの訪問回数を積み上げてきましたが、
どの料理一つを取っても似たようなものが出てきた試しがありません。
もはやスペシャリテともいえるオマールブルーしかり。
毎回違う表情を見せてくれるフィエルテのスペシャリテ ブルターニュ産 オマールブルー。
そういう意味ではスペシャリテ食材と表現すべきなのかも?常に料理法は異なるので。
京都 吉兆 嵐山本店では、お客様に出した料理はデータベース化して、
3年間は同じ料理を出さないという噂を聞いたことがあります。
フィエルテはもしかすると一生出さないかも知れません。
それくらい無限のレパートリーを秘めているんです。
今度は春頃に伺ってみたいと思いますが、どんな食材や料理法、ワインに出逢えるんだろう?
ワクワクしながら自分たちへのご褒美の時間を楽しみに待つことにします(^^)
さて、ここからは番外編。
2021年大晦日には年末のおせちとして、
・「フィエルテ」「鮨しみづ」コラボレーションおせち 50000円
を予約していましたので鮨しみづに受け取りに行き、
早速大晦日の晩と正月の晩に頂きました。
うちはおせちでも大晦日から食い始めるんです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
ググってみると別に珍しいことでも無さそうですね?
フレンチが作るおせちと鮨屋が作るおせちのコラボレーションですが、
今回は、フィエルテのレビューですのでそちらだけを紹介します。
特別なおせちですので正式なレビューには出来ませんが、
記念にもなりますので備忘録として残しておきたくて(^^)
以下がその内容となります。
・仏産キャビア/ライ麦のブリニ
・スモークサーモン
・パテ・ド・カンパーニュ
・仏産トリュフのアッシェパルマンティエ
・宮城県産黒毛和牛のローストビーフ
・仏産フォアグラと無花果のテリーヌ
・ブルターニュ産オマールブルーのキッシュ
・三浦野菜のグレック
・仏産小鴨のロースト~スパイス(デュカ)~
三浦野菜のラタトゥイユ添え
・鮨しみづ合作 チョコレートテリーヌ
上段はお重に入っており、チョコレートテリーヌはサービスのような形に。
もちろんどの料理もフィエルテクオリティですので絶品でしたよ(^^)
特に仏産キャビアは大事に頂きました。ホント贅沢(^^)/
おせちを食べていると、早くお店に伺いたい気持ちが逆に湧いて来ましたわ(^^;
ご馳走様です!(2021/12現在、3.64ポイント)
オマールブルーと白トリュフがガッシリと握手をした瞬間
2021年12月中旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
2021年10月からの緊急事態宣言の解除以降、
国内においては新型コロナの感染状況が落ち着いており、
このまま飲み薬の開発まで時間稼ぎが出来ればと思う昨今、
予定を数週間前に決めて再訪出来る幸せを噛みしめながらの訪問です(^^)
ディナーは、8800円、13750円、17050円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです(^^)
BGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ。
ホワイト☆ダイヤモンドってのはおそらくアレだなと予感して(^^)
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3080円
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
・ワインペアリング 5杯 5500円
・ワインペアリング 7杯 7205円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
もちろん私はいつもの通り、
・ワインペアリング 7杯 7205円
をお願いすることにしました。
かみさんも定番化しつつある、
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
をオーダー。
この日のシェフおまかせコース(時価27500円)の内容は以下になります。
・Champagne Hubert Noiret
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、ピノムニエ56%、ピノ ノワール32%、シャルドネ12%。
リンゴの蜜を凝縮したようなテイスト。この果実味がたまらんですね。
家で同レベルのものを買ってもなぜかここまで美味しく感じないんですけど(^^;
温度管理と雰囲気とソムリエの説明がそう感じさせるんでしょうね。
・ライ麦/マッシュルーム/黒胡椒
黒ビールを隠し味にしたライ麦のエクレアで、
マッシュルームクリーム、黒胡椒クランブルをサンド。
マッシュルームクリームのコクに黒胡椒のシャープな辛味が冴える!
・北海道産 氷温熟成 インカのめざめ/伊産 黒トリュフ
氷温熟成したインカのめざめのマッシュポテトに、
イタリア産黒トリュフを合わせた贅沢な春巻。
もちろん揚げ立ての熱々ですので黒トリュフの香りも一層引き立ちます。
かみさんはかなりお気に入りのようで感動していましたね(^^)
・JULIEN MARCHAND BOURGOGNE CHARDONNAY 2018
私のワインペアリング2杯目、かみさんの2杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
シャルドネらしい力強さを感じます。
温度を高めにしてビター感も出しているのかな?
この後の馬肉と雲丹に合わせた一杯。
・熊本県産 馬肉/北海道産 雲丹
馬肉と雲丹のタルタルに、黒オリーブ、シェリービネガーを合わせ、
ほうれん草の素焼き、卵黄とスモークパプリカのソースをあしらったものです。
タルタルだけを食べると何かもの足りないのですが、
卵黄とスモークパプリカのソースも一緒に混ぜた途端に、
一気に複雑で旨味のある味わいへと昇華するんです。
フィエルテでは無駄なものは一切皿に乗せません。
そこには必然性があるんです。飾りじゃねえんだぜ!みたいな。
・自家製ミルクパン
いつもながらに可愛らしいスライム形状。
程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(^^)
・Château Pique Caillou Pessac-Léognan Blanc 2017
私のワインペアリング3杯目。
フランス・ボルドーの白ワイン。
ぶどうは、ソーヴィニョン・ブラン90%、セミヨン10%。
パイナップルのような甘い芳香と果汁感。女性にも飲みやすいタイプではと。
この後のセイコガニに合わせたものです。
・兵庫県産 セイコガニ/仏産 キャビア
まずは蒸籠で蒸した状態の兵庫県産 セイコガニのプレゼンテーション。
その後、仕上げに入っていきます。
黒地のプレートにアルミホイルを敷くことで甲羅を固定し、泡を添えてのサーブ。
甲羅の中に、北海道産カリフラワーのピューレ、内子、外子、シブレットを入れ、
その上にカニの脚肉、フランス産キャビア、蟹の甲羅のエスプーマ 柚子風味を。
甲殻類好きにはたまらん(^^)
セイコガニは和食では良く使われますが、内子と外子ばかりに気を取られ、
脚肉がおざなりになりがちなのですが、この皿は、カリフラワーのピューレ、
シブレット、蟹の甲羅のエスプーマ、柚子などで極上の味に仕立てているんです。
このセイコガニは旨過ぎる・・・ 和食を超えてるんですけど(^^;
・BOURGOGNE PHILIPPE ROSSIGNOL 2017
私のワインペアリング4杯目。
フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
ぶどうは、ピノ・ノワール100%。
果実味、酸味、タンニン、ミネラルといった味わいのバランスが良いです。
そしてしっかりとした余韻。ミディアムボディですかね。
次なる皿の黒トリュフの香りに負けないようにこちらをセレクト。
・北海道産 白子/根セロリ/仏産 黒トリュフ
シェフからの説明を聞いただけで旨いのは決定(^^)
根セロリのブルーテを皿に敷き、焦げ目を付けた北海道産白子のムニエルを鎮座。
その上に、ソース・ペリグー、刻んだフランス産黒トリュフという絨毯攻撃。
いやあ、旨過ぎるでしょう(^^;
黒トリュフを刻むことによってスライスとはまた違った風味を醸し出して。
これらを下支えする根セロリも凄いし、この中でも主役を務める白子も凄い。
・Louis Cheze Condrieu Pagus Luminis 2018
私のワインペアリング5杯目、かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
フランス・コート デュ ローヌの白ワイン。
ぶどうは、ヴィオニエ100%。
全体的に白桃のようなニュアンス。
甘みも有るのですが嫌味じゃないです。
次に控える超絶な皿に備えて。
・仏産 オマールブルー/ホワイト☆ダイヤモンド
オマールブルーの出汁とクリームを使ったソースを敷き、
その上にオマールブルーのラビオリを乗せ、
シブレット、ベビーリーフを散らし、さらには白トリュフ様をスライス!
この白トリュフに畏敬の念を込めて、ホワイト☆ダイヤモンドと命名。
ダイアモンド✡ユカイをパロってません (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
冗談はさておき、見事な火入れのオマールブルーのラビオリ、
爪肉が美味しいのはもちろんなのですが、そこに白トリュフの高貴な香り。
人生において2度目の白トリュフ。なんというんだろう。
黒トリュフの分かりやすい突出した芳香に比べると、
エレガントで繊細で甘い芳香。これを嫌う人はいるのかなあ???
オマールブルーと白トリュフがガッシリと握手をした瞬間です。
・自家製ライ麦パン
これから控えるメインディッシュに備えてパンのお代わり。
とはいってもずっとメインディッシュみたいなんすけど (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・DOMAINE DES CHANSSAUD CHATEAUNEUF-DU-PAPE 2018
私のワインペアリング6杯目。
フランス・ローヌの白ワイン。
ぶどうは、クレレット、グルナッシュ・ブラン。
樽香のする独特のフレーバー。
しかしながら飲んでみると樽香はそれほど気にならず。
どっしりとしたベースに酸味を感じます。
かみさんは苦手かなと思いきや、白ワインなので悪くはないとの評。
赤ワインの癖のあるのはかみさんは苦手なのですが。
・佐賀県産 15日熟成 クエ
15日間熟成した佐賀県産クエのポワレ。皮目にそばの実コーティング。
蕪の素焼き、マイクロセロリを添え、クエの骨を焼いて出汁を取ったソース、
ベルモットのエスプーマで仕上げた一皿。
フィエルテお得意の熟成技。身の味が濃くなって美味しい(^^)
さらにはそばの実コーティングが香ばしくて。
これは和食も真似ればいいのになあ。意外とこの技は見かけないので。
何気に素焼きの蕪が甘くて美味しいんだよなあ。
・DOMAINE 'ALZIPRATU FIUMESECCU CORSE CALVI 2020
私のワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
フランス・ジリアの赤ワイン。
ぶどうは、ニエルキオ45%、シャカレロ30%、シラー10%。
前半2種類は聞いたことが無いなあ???
ぶどうの種類は全く違うのに、BOURGOGNE PHILIPPE ROSSIGNOL 2017にも似てるな。
ミディアムボディで、酸味とタンニン、土の香りが印象的です。
次なる尾長鴨をこれで迎え撃ちます。
・鹿児島県産 尾長鴨
まずは鉄鍋で藁とともに燻された鹿児島県産 尾長鴨のプレゼンテーション。
その後仕上げに入ります。
尾長鴨のむね肉はそのままカット。もも肉はコンフィにしてから焼き上げたもの。
そこにささみを添えています。
私は初めて食べるのですが、シャントレルというジロール茸の仲間も添え、
ソース・サルミで仕上げた一皿です。
むね肉の純粋でピュアな味わいがいいですね。
銃で打たないで生け捕りするそうですので体内に血が回らないんだとか。
もも肉はコンフィにして焼き上げていますので、フォークですっと肉がほぐれ、
なおかつ香ばしさも併せ持つと。
それを纏め上げるのが雑味の無いソース・サルミ。
血が回らないからこそのクリアな味わいなんだろうなあ。
でも淡白では無くてしっかりとしたコクと旨みもあるんです。
・Chatelain Gavine, Côtes du Rhône 2019 0円 ※サービス
なんとサービス(^^)/
フランス・ローヌ ヴァレーの赤ワイン。
ぶどうは、シラー、グルナッシュ。
DOMAINE 'ALZIPRATU FIUMESECCU CORSE CALVI 2020に比べると濃いルビー色。
テイストも見た目通りのフルボディ。来たぜ!みたいな。
シラー、グルナッシュらしい果実味とスパイシーさ。旨いっす。
かみさんは重めの赤ワインは苦手なのでこれも苦手とのこと。
なぜサービスしてくれたかというと、もう一皿忍ばせていたんです(^^)
・鹿児島県産 尾長鴨 Part2
鹿児島県産 尾長鴨のパイ包み焼き 黒トリュフ添えです。
赤ワインソースで仕上げています。
鹿の肉も加え、シェリービネガーもアクセントに。
まさかのメインが2皿攻勢にノックダウン!
これら追加の赤ワインと皿は、ソムリエとシェフからの
早めのクリスマスプレゼントだったんです(^^)/
・Jean Philippe Marchand Ratafia de Bourgogne 1980円
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
こちらはフランス・ブルゴーニュのデザートワイン。
ぶどうは、アリゴテ。
年産わずか3600本のみのブルゴーニュ産のラタフィア。
発酵前のアリゴテ種100%のブドウジュースにアルコールを添加し、
その後84ヶ月のオーク樽熟成、36ヶ月以上の瓶熟成を経て世に出される
アルコール度数16%の究極甘口“ラタフィア”とのこと。
まずその芳香はブランデーを思わせます。とても16%には思えん。
しかし飲んでみるとブランデーほどのアタック感は無く、
紹興酒のようなフレーバーと、甘みと酸味が来ます。
・栃木県産とちおとめ
大体この辺りになると記憶がぼやけてきますぜ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
深めの器に、カカオのクリーム、苺、苺のエスプーマだったかな。
カカオが効いていて苺の酸味との相性が良かったです。
・金柑/珈琲/マスカルポーネ
金柑とマスカルポーネのソースを敷き、フレッシュな金柑のスライス、
ミルクのジェラート、珈琲ソース、ヨーグルトソース、ハニーステビアで仕上げ。
金柑は甘煮も加えていたかな。
とにかく柑橘系の皮は大好物なので金柑も大好き(^^)
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
今回は3部構成で攻め込んできました。
1つ目はミニパフェ。
フレンチコネクションというカクテルをイメージして作ったそうです。
確かグラスの下から、クランブル、マスカルポーネ、
レモンで炊いたリンゴのコンポート、カルバトスキャラメルクリーム、
カカオソース、ヨーグルトとアマレットのエスプーマだっけかな。
それらを混ぜて頂くと、 アマレットとカカオ、キャラメルの風味が来て、
そこに林檎などの酸味がかぶさってくる印象ですね。
フレンチコネクションは飲んだことが無いのですがアマレットを使ってますね。
もう1つは焼菓子。
クルミっ子オマージュ、シュトーレン、そばの実入りガレット。
最後は、焼き立ての黒トリュフ入りフィナンシェのサーブで終了。
かみさんはトリュフがマイブームのようでこの日は最後まで楽しんだ模様。
相変わらずですがミニャルディーズを超えとる (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。ポットでのサーブ。
カモミールのハーブティー。
・アイスコーヒー
私のオーダーです。
前々回に飲んだのですが雑味が無くて美味しいなと思って。
これで〆て68035円。一人当たり約34000円。
タッチレスのPayPayでお支払い。フィエルテで使えるとは知らんかったわ。
PayPayにおける人生最高支払い額を更新。
この日も息をもつかせぬ怒涛のラッシュ攻撃。
トリュフだけでもイタリア産、フランス産、黒トリュフ、白トリュフと様々。
さらにはなかなか口に入れることのできない贅沢なキャビアや、
初めて頂く機会に恵まれた尾長鴨も良かったなあ(^^)
セイコガニも内子と外子だけではなく脚肉も美味しかったし。
私にとっては素敵な怒涛のラッシュ攻撃(^^)
そしてそれに見事に合わせてくるワインペアリング。ホント幸せです。
2021年のフィエルテは今回で〆ですが、最後に年末のお楽しみが残っているんです。
年末のおせちとして、「フィエルテ」「鮨しみづ」コラボレーションおせちが
提供されるので「鮨しみづ」側で予約してるんです(^^)/
フレンチが作るおせちと鮨屋が作るおせちが合体。
私は聞いたことが無いですし、気合が入っているそうです。
「フィエルテ」「鮨しみづ」コラボレーションおせちは、限定100個。
現金のみで50000円のお支払い。
予約・お支払いは「フィエルテ」「鮨しみづ」で受付中!
レビューの下書きのタイミングでは若干数残っていたはずなのですが、
売切れていたらごめんなさいm(_ _)m
ご馳走様です!(2021/12現在、3.64ポイント)
願わくば、生涯を通して通い続けたいお店の一つ
2021年10月初旬に再訪です。
この日は鎌倉でかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
コロナ禍の影響でなかなかタイムリーに訪問出来ないのですが、
なんとか3ヵ月ちょいぶりに伺うことが出来ました(^^)
ディナーは、8800円、13750円、17050円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
コロナ禍の影響で、お店自体は17時から開けていますのでその17時に伺いました。
今回も我々が一番乗りでの到着の模様。
この日は6席あるカウンターに4名分のセッティング。
我々は右端に案内されました。ここが一番の特等席なんですよね(^^)
なんでかというとシェフとの距離が近いので。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
この日もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ。
それもアミューズのところから怒涛のラッシュのような高級食材のオンパレード。
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3080円
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
・ワインペアリング 5杯 5500円
・ワインペアリング 7杯 7205円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
もちろん私はいつもの通り、
・ワインペアリング 7杯 7205円
をお願いすることにしました。
かみさんは最初はアラカルトのシャンパンで攻めていたのですが、
2杯目から急遽ペアリングにチェンジすることにし、
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
という1杯目がシャンパンの3杯ペアリングにチェンジしました。
このように途中から気が変わっても柔軟に対応することが出来ますのでご安心を(^^)
しばらくは、シェフ、ソムリエ、我々の4名だけの空間。
・Chaudron Champagne Carte Blanche Brut
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、ピノ・ムニエ75%、シャルドネ15%、ピノ・ノワール5%。
キリッとした酸味。しっかり辛口。熟したリンゴのような芳香。
これはかみさんも唸っていましたが旨いですよ。
で、カンパ~イ♪
この日のシェフおまかせコース(時価24200円)の内容は以下になります。
・CARBONARA
ブラックペッパーを練り込んだエクレアで、ベーコンと玉ねぎ、
脱水した卵黄、ハーブなどで構成したカルボナーラエクレア。
全体構成としてちゃんとカルボナーラになっていて、後口の爽やかさが印象的。
いつもスタートから笑みがこぼれるよね(^^)
・トリュフ
トリュフのマドレーヌ。それもマドレーヌの焼き型から直接手で取るスタイル。
なのでこれ以上ない焼き立ての熱々状態ですよ(^^)
その影響からかトリュフの量はわずかだとは思うのですが、
その香りが凄いんです。横でかみさんは唸りっぱなし (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・自家製ライ麦パン
スライムのような形状。香ばしい風味と程よい柔らかさ。
パンを食べるというよりは、ソースを成仏させるために私は活用しています。
なので皿ごとにバランスよく食べ進めていくんです。
・Clos Sainte Magdeleine Cassis Blanc 2017
私のワインペアリング2杯目。
フランス・プロヴァンスの白ワイン。
ぶどうは、マルサンヌ45%、ユニ ブラン30%、クラレット20%、ブールブラン5%。
軽い酸味で、フレッシュで、爽やかな芳香。
この後の豪華絢爛ヴィシソワーズに合せてくれたものですが確かにドンピシャ。
・北海道産 雲丹/仏産 キャビア/じゃがいも/黒鮑
ずんぐりタイプのカクテルグラスに入るのはスター食材の面々。
まずは、玉ねぎのピューレを敷き、その上に帆立のタルタルを被せ、
ヴィシソワーズを注ぎ入れ、根室の雲丹、火入れしてスライスした黒鮑、
フランス産キャビアを重ね合わせ、アールグレイのクッキーパウダー、
シブレットを散らしたものです。
普通であればこんなスターばかりの食材を使うと、まとまりが無くなりそうですが、
一流のシェフの手に掛かると見事に調和するわけですよ。
私は写真を撮る関係上、先にかみさんが食べることがほとんどなのですが、
隣であまりの旨さに呻いておりますわ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
私も大体は想像してはいますが、よく混ぜてから口に運びます。
もう・・・感動・・・
なにこれ? 旨過ぎる・・・
この感動は、ガストロノミー ジョエル・ロブションのスペシャリテである、
キャビア アンペリアル ロブションスタイルを食べて以来ではと。
お値段はフィエルテの方が断然お安いので圧倒的にCPはこちらです。
もう一生面倒見てください (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・Cotes de Nuits Villages Blanc Les Monts de Boncourt 2018
私のワインペアリング3杯目、かみさんの2杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ80%、ピノ・ブラン20%。
バニラの芳香でキャンディのような甘み有り。ソムリエの説明通りに。
ただし辛口でもありますので好みで美味しいです。
かみさんは飲みやすいので逆に危険だと言ってましたね。
・北海道産 本鮪/きのこ
2日間寝かせた本鮪をレアに焼き上げ、ピーナッツとハーブを散らし、
幅広パスタできのこの詰め物を巻き、泡で仕上げたものです。
本鮪の火入れが見事で、中トロから大トロに近い部位の筋の部分も
美味しく頂けるようになっていました。
そこにきのことピーナッツの香ばしさと風味も合わさって。
酸味のあるハーブ、シブレットも一役買っています。
・自家製ミルクパン
ライ麦パンの香ばしさに対してミルキーな優しい印象。
・SAVIGNY LES BEAUNE PREMIER CRU LES PEUILLETS 2011
私のワインペアリング4杯目。
フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
ぶどうは、ピノ・ノワール100%。
ミディアムボディくらいで酸味も最初から感じました。
辛口でこのあとのフォアグラとの相性が良かったです。
・仏産 フォアグラ/仏産 セップ茸
皿にシェリー酒のソースを敷き、セップ茸のソテーと
米粉をはたいて塊ごと焼いたフォアグラを鎮座させ、
フランス産秋トリュフ、シブレットを散らしたもの。
この日はシブレットが大活躍ですな。
セップ茸の香りもさることながら、秀逸だったのがフォアグラの火入れと香ばしさ。
外側は米粉の影響でカリッとしたクリスピー感と焦げの旨味が濃厚。
これぞメイラード反応のお手本とも言えるくらいに。
そして塊ごと焼いたので中心部分はとろとろ。
久しぶりにフォアグラを旨いと感じました。
・Marc Brédif Vouvray Classic 2020
私のワインペアリング5杯目。
フランス・ヴァル・ド・ロワールの白ワイン。
ぶどうは、シュナン・ブラン100%。
微炭酸で、フルーティーだけど同時に辛口で飲みやすいです。
これはかみさんも好みの様子。
・英国産 手長海老/リードヴォー
皿にクレソンのソースを敷いて、英国産手長海老とリードヴォーを鎮座。
ハーブと共にムール貝の泡で仕上げたものです。
手長海老の身がプリプリで濃厚な旨味が印象的でした。
・Cote de Beaune Blanc 2014
私のワインペアリング6杯目、かみさんの3杯目。かみさんはラスト。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
これぞ白ワインという王道のテイスト。
後口にミルクキャラメルを感じるのが特長的。決して甘いのでは無くて。
これは旨いなあ。こういう白ワインが大好きなので(^^)
かみさんも感動していました。
・佐賀県産 12日熟成マナガツオ
12日間熟成したマナガツオの背と腹身をソテーしたものを敷き、
蕪の素焼き、マナガツオのシャンパンフリットを添え、
エシャレットのピューレで仕上げたものです。
和食でもなかなかお見かけしないマナガツオ。それをさらに12日間熟成。
そんじょそこらの和食店でもここまで手をかけていないのでは?
熟成した旨味とエシャレットの香りと辛味が絡まって旨いっす。
・Saint-Joseph Rouge Offerus 2015
私のワインペアリング7杯目。ペアリングラスト。
フランス・ローヌの赤ワイン。
ぶどうは、シラー100%。
これぞお手本のようなフルボディというテイスト。
後半は、白・赤ともに王道で叩き込む感じですね。
果実味も酸味もタンニンもバランスが良く濃厚。
私がシラーが好きだからかも知れませんが、好みのど真ん中です(^^)
この後の鳩をこれで迎え撃ちます。
・仏産 鳩
まずは秋田の原木の舞茸のプレゼンテーション。
そして、ストウブ鍋で藁焼きにされた仏産 鳩のプレゼンテーション。
蓋を開けた瞬間に立ち込める鰹の叩きのような芳香。
一羽まるごとを二人で分けます。
皿の上にはソースサルミを敷いて、もも肉をコンフィにして焼いたもの、
むね肉、手羽元、砂肝、ハツ、舞茸の蒸し焼き、むかごのフリットを乗せて。
もも肉はコンフィにして焼いているので骨離れが良くて食べやすいです。
むね肉は旨いなあ。鳩の場合はもも肉より旨いと感じました。
脂もしっかり乗っていますし、肉の部分の旨味も濃くて。
ちょっと酸味のあるソースサラミがこれらを纏め上げます。
何気にむかごのフリットも美味しい(^^)
・CALVADOS CHEVALIER DE CHAULIEU XO 1980円
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
こちらはカルヴァドス。
40度の度数がありますので効きますぜえ。
カルヴァドスなのでリンゴが原料なのですが、
それにしてもこのカルヴァドスはリンゴフレーバーをしっかり感じ取れました。
これを飲みながらデザート食うんだから贅沢だよね(^^)
・カモミール/シャインマスカット
カモミールのブランマンジェ、ダイス状にカットしたシャインマスカット、
カモミールのジュレを層に積み上げたものです。
今回はカモミールの香りが主役でしょうね。
フィエルテではタイムとかハーブを主役にするデセールを良く見かけます。
・コロンビア産 カカオ/和歌山県産 栗
言うなれば、フォンダンショコラとモンブランの融合でしょうか。
フォンダンショコラのとろとろのチョコレートソースの中には和栗を忍ばせて。
周りにもマロンペーストとチュイルを配し、ラム酒のアイスを添えて。
ここまで栗の味を出すのって大変だと思いますが期待通りに旨いねえ(^^)
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
筒状のグラスには、マスカルポーネ、チョコクランブル、
梨ムース、梨のジュレだったけかな。4層構造になっていました。
焼菓子としては、チョコレートサブレ、スモークマカロン、
フィエルテ風クルミっ子。
いつもながらにとてもミニャルディーズとは思えない豪華さ。
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。ポットでのサーブ。
スパイシーハーブティー。
・ホットコーヒー
私のオーダーです。
前々回は写真を撮り忘れましたが今度はしっかりと。
これで〆て61435円。一人当たり約30718円。
たまたまでしょうが前回と全く同額でしたわ。
コースの料金が同じだったので。
この日も、トリュフ、黒鮑、キャビア、雲丹、手長海老、リードヴォー、鳩など、
素晴らしい食材を、素晴らしい技術と創造力で一皿に仕立ててくれました。
そしてなんといってもワインペアリング。
これがあってこそのフレンチコースでしょう(^^)
なので禁酒令のある間は厳しいんだよなあ・・・
「今度は晩夏から初秋の頃には伺いたいなと願っております。」
と書いたのが、2021年6月下旬の頃。
初秋は過ぎていましたが、それでもこのスパンで伺えたのは幸せだと思って(^^;
人生で初となるフレンチの定点観測。その舞台がフィエルテ。
願わくば、生涯を通して通い続けたいお店の一つ。
今回の皿の中で一番感動した、
北海道産 雲丹/仏産 キャビア/じゃがいも/黒鮑。
またこういう感動に巡り合えるように。
冒頭でも記載した通り、一生面倒見てください (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
ご馳走様です!(2021/10現在、3.62ポイント)
【フィエルテ2周年記念】これを見た瞬間に感動する用意を脳内イメージ
2021年6月下旬に再訪です。
この日は鎌倉でかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
コロナ禍の影響でなかなかタイムリーに訪問出来ないのですが、
なんとか今回は予定通りに伺うことが出来ました(^^)
ディナーは、8800円、13750円、17050円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
コロナ禍の影響で、お店自体は17時から開けていますのでその17時に伺いました。
さすがにその時間帯だとまだ誰も居なくて我々のみになります。
この日も7席あるカウンターに4名分のセッティング。
我々は右端に案内されました。ここが一番の特等席なんですよね(^^)
なんでかというとシェフとの距離が近いので。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
この日もワクワクするような素材がズラッと並んでますぜ。
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3080円
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
・ワインペアリング 5杯 5500円
・ワインペアリング 7杯 7205円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
もちろん私はいつもの通り、
・ワインペアリング 7杯 7205円
をお願いすることにしました。
かみさんも今回はペアリングにするとのことで、
・ワインペアリング 3杯 3850円 ※シャンパーニュバージョン
という1杯目はシャンパンの3杯ペアリングでお願いすることにしました。
しばらくは、シェフ、ソムリエ、我々の4名だけの空間。
・Boizel Brut Reserve
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、ピノ・ノワール55%、シャルドネ30%、ピノ・ムニエ15%。
こういうバランスのシャンパンは初めて飲むかも?
グレープフルーツのような芳香。しっかりと辛口で酸味は中程度。
渋味は無く苦味は低め。1杯目は必ずシャンパンですがこれも旨いわ。
で、カンパ~イ♪
この日のシェフおまかせコース(時価22000円(税抜))の内容は以下になります。
・三浦産とうもろこし/カカオ & 北海道産鰯/キャビア
ブラックカカオの香るエクレア生地の中に、とうもろこしムース。
上にはとうもろこしの花などをトッピング。
ブラックカカオのほのかなビター感ととうもろこしムースの甘みの対比が心地よく。
もう一つは、ローズマリーとオリーブだったかなを練り込んだフォカッチャの上に、
北海道産鰯、フランス産キャビア、シブレットを盛り付け。
一口だともったいないので大事に二口で食べましたがたまらんわ(^^;
鰯の脂を従えた旨味とキャビアのコクと塩気。
そしてシブレットやフォカッチャの風味と食感が口内で見事なハーモニーを奏で。
これを見た瞬間に感動する用意を脳内イメージしていましたが、
その期待通りの結果が口内で示された瞬間です。
・COTES DU JURA Chardonney de la Vallee 2018 0円
なんと今回のコースは一皿多いのでこちらをサービスしてくれました(^^)
何度か通って名前を覚えてもらえるといいことがあるよね!
フランス・ジュラの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
飲んでみると苦味があって度数も高そうな印象。しっかりと辛口です。
かみさんに飲ませてみると予想通りに苦手なタイプ。
これはブランデーとかを飲める人じゃないと好みが分かれるかもね。
もちろん私は楽勝で美味しかったですぜ!
・三陸産 帆立/北海道産 雲丹/トマト
貝殻にフェンネルピューレを敷いて、その上に三陸産 帆立を刻んだもの、
グレープフルーツシート、北海道産 雲丹、フェンネルの花を乗せ、
席上で仕上げに、トマトのジュとフェンネルオイルを使ったソースを回しかけて完成。
とにかくフェンネルにフューチャーした一皿。そしてトマトの旨味と酸味。
それらが帆立と雲丹の甘さを引き出して。
・自家製ライ麦パン
・Monthélie 1er Cru 'Sur la Velle' 2010
私のワインペアリング2杯目。
フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
ぶどうは、ピノ・ノーワル100%。
酸味と渋みと果実味のバランスがいいです。
ミディアムボディのスッキリ辛口。
この後が肝を使った鮎料理なのですが、それとの相性はバッチリでした(^^)
・愛知県産 鮎
2021年初の鮎。
鮎を3枚におろして、帆立のムースと肝のパテを挟み込み、
カダイフで巻いて低温でじっくりと揚げ、メロンと胡瓜のソース、
鮎の身と浅利のブルーテの2色のソースで味わいます。
まずは頭からかぶりつきますがカリッカリで香ばしくて(^^)
魚は頭や骨が旨いもんねえ。そこを残したら罰が当たりますよ。
メロンと胡瓜というウリ科のコンビネーション。
鮎の身だけでは無くて浅利の旨味も足したのがシェフの腕の見せ所でしょうか。
私は見た瞬間に鮎の肝のソースなんて素人な予想をしましたが、
そんな薄っぺらいレシピは見事に大外れでした (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
この鮎の料理を通してフレンチと日本料理のアプローチの違いを見ることが出来ます。
鮎を分解して様々な旨味とソースと共に再構築を施して、鮎そのものよりも
足し算、掛け算の料理を提供するのがフレンチ。
これに対して例えば京都のミシュラン☆☆の懐石料理店である和ごころ 泉の
鮎の塩焼きは、生きたまま串を打ち、1時間かけてじっくりと焼き上げ、
水分は飛ばしながらも、鮎の脂は落とさないように何度も返して焼き上げ、
鮎自身の脂でその身をパリパリに仕上げるんです。
その結果、見事なまでに表面がパリパリに仕上り、骨もまったく触らず、
その身がしっとりと旨味が凝縮している感動すら覚える鮎の塩焼きが出来上がると。
こういうのが日本料理は引き算の料理ともいわれる所以でしょうね。
どっちのアプローチが上とか下とかではなくて、フレンチと日本料理では
それぞれの良さを味わえるからどっちも通いたくなるんですよ(^^)
・Val de Montferrand Grande Cuvée Blanc 2018
私のワインペアリング3杯目。かみさんの2杯目。
フランス・ラングドックの白ワイン。
ぶどうは、プティ・マンサン、ソーヴィニヨン・グリ、ヴィオニエ、シャルドネ。
なかなか複雑なブレンドですね。
芳香は私にはパイナップルに感じました。かみさんは後味にバナナを感じたそうです。
南国を思わせるような白ワインですね。
・千葉県産 黒鮑
蒸した鮑をカットし、空豆も加え、マッシュルーム、鮑の肝、卵、
バターを使ったソースをかけ、バーナーで炙ったものです。
ソースのコクと炙った香ばしさ。そして蒸した鮑の旨味。極上ですよ。
何気に空豆も旨いんです。フィエルテではこのような付け合わせの野菜は
下茹でとかをしないそうで。じっくりと火を入れることで旨味を逃さないのかな。
下茹ですると少なからずお湯に旨味が持っていかれますので。
・PHILIPPE ROSSIGNOL Bourgogne 2016
私のワインペアリング4杯目。
フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
ぶどうは、ピノ・ノワール100%。
Monthélie 1er Cru 'Sur la Velle' 2010に比べるとボディを感じます。
熟したベリーのような果実味が印象的。その中に心地よい酸味も生きていて。
・仏産 リードヴォー/グリーンピース
リードヴォーとグリーンピースにペリグーソースを合わせ、
オーストラリア冬トリュフ、ハーブを散らしたものです。
私はトリュフは大嫌いな臭いを放つものと、無茶苦茶美味しいものに大別され、
その中間があまり無いのですが、こちらのは無茶苦茶美味しいです(^^)
変なガス臭さも無く、ずっと嗅いでいたいような森林の香りというか。
グリーンピースも薄皮を剥いて丁寧に下ごしらえしたもの。
これを食べればグリーンピース嫌いも克服ですよ。
それにしてもリードヴォーってフレンチでしか見かけないですよね?
一頭買いの焼肉店とかであれば間違いなく部位としてはあるはずなのに。
このクニュクニュとした食感と旨みは牛の中でも美味しい部位だと思います。
と思って調べてみたら焼肉店では「シビレ」という名で売ってましたわ。
・自家製ミルクパン
・Christian Bellang & Fils Savigny Les Beaune Blanc 2017
私のワインペアリング5杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
柑橘系の芳香とテイスト。軽やかな辛口という印象ですね。
・ブルターニュ産 オマールブルー/パイ包み
オマールのジュとパプリカのソースを敷いて、
その上にオマールブルーの身とマッシュルームを刻んだものを
薄いパイ生地で巻いて揚げたものと、ジロール茸を添えたものです。
オマールブルーの火入れも見事ですし、その旨味も極上なのですが、
薄いパイ生地にその旨味が移り込んでいてそれが旨いんですよ。
そして味の濃いジロール茸も脇を固めてくれています。
・佐賀産 鰹
なんとお裾分けサービス(^^)/
仕入れたばかりの新鮮な佐賀産 鰹をシャンパンフリットにしてくれました。
レモンの風味も効いていてフレッシュでレアに仕上げた鰹の身も美味しくて。
お得意の熟成を施していませんがそれでもウマウマですよ。
・Meursault Domaine Henri Germain et Fils 2017
私のワインペアリング6杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
辛口でバランスタイプ。柑橘系の芳香とテイスト。
これも旨いなあ。この後の金目鯛にドンピシャ。
・伊豆産 12日熟成 釣り金目鯛
これはもう焼いている側からいい香りが(^^)
金目鯛の鱗をパリパリに揚げ焼きにしており、身はミディアムレアの火入れ。
サイドには、金目鯛シャンパンフリット、仏産ジャガイモ、アスパラソバージュ、
蕪を従え、ウイキョウのソースで仕上げたものです。
金目鯛の塩加減が絶妙で、そこに鱗のパリパリ食感。
アスパラソバージュは緑のつくしんぼみたいなビジュアルですが粘りがあります。
蕪は焼いていますが甘みが素晴らしい。これも下茹ではしていないんです。
じっくりとオーブンで火を入れることで甘みを引き出すと。
・Duluc de Branaire-Ducru Saint-Julien 2011
私のワインペアリング7杯目。かみさんの3杯目。ペアリングラストです。
フランス・ボルドーの赤ワイン。
ぶどうは、メルロー56%、カベルネソーヴィニヨン39%、プティ・ヴェルド5%。
次なる皿はメインのホロホロ鳥なので、わりとしっかり目の赤を。
果実味がたっぷりでボディもなかなか。
・仏産 ホロホロ鳥
フランス・ブレス産のホロホロ鳥のむね肉のソテー。
ささみ、フォアグラも詰めたもも肉のバロティーヌ、
トランペット茸、大黒しめじ、万願寺唐辛子を添え、
トランペット茸、トリュフのソースをかけ、
オーストラリア冬トリュフで仕上げたものです。
ホロホロ鳥は脂身の部分に厚みがあるのが特長。
チキンに比べると味も濃くて風味が強いです。
そしてこれまたオーストラリア冬トリュフが素晴らしい芳香を放って。
・Louis Latour Marc de Corton Grancey 1800円(税抜)
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
こちらはブルゴーニュのブランデー。41度の度数がありますので効きますぜえ。
前回もこれを飲みましたが、今回もかみさんは匂いを嗅いだだけでアウト。
・パイナップル
アヴァンデセールになります。
タイムのアイスに、パイナップルに炭酸を加えたシュワシュワアイス。
タイムの爽やかな清涼感とパイナップルの酸味と甘み。
そして炭酸の爽快感が合わさって初夏のデセールとしては抜群っすね(^^)
・山梨県産 白桃/パスティス
グランデセールになります。
白桃とヨーグルトのソースをベースにし、白桃そのもの、カモミールのジュレ、
ミルクアイスを添えて、ドライミント、オリーブオイルをかけて仕上げたものです。
オリーブオイルも加えたことで半分冷菜のような雰囲気も醸し出していて。
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
今回は3部構成とでも言うのか。
間違いなくミニャルディーズを超えとる (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
1つ目の筒状のグラスに入ったものはカクテルのグラスホッパーをイメージ。
2つ目は茅ヶ崎や平塚でもお馴染みの、都まんじゅうを模したもの。
味は全然違っていて林檎を使っていたかな。
3つ目はプレートでのサーブで、マカロンとフィエルテ風エンガディナー。
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。ポットでのサーブ。
カモミールのハーブティー。
・アイスコーヒー
私のオーダーです。
アイスコーヒーがあるのは初めてのような気が。
これが雑味が無くて無茶苦茶美味しいんですけど。
なかなかこのレベルのアイスコーヒーって飲めんのですよ。
これで〆て61435円。一人当たり約30718円。
この日も、北海道産鰯/キャビア、愛知県産 鮎、千葉県産 黒鮑、
ブルターニュ産 オマールブルー/パイ包み、伊豆産 12日熟成 釣り金目鯛、
オーストラリア冬トリュフ等々、素晴らしい食材をシェフによる手をかけた
料理へと昇華させて、それらを存分に堪能することが出来ました(^^)
総勢13皿+パン2個ですし、それぞれのポーションもしっかりしていますので、
かみさんは仏産 ホロホロ鳥のときにはヘルプを要求してきました。
有難くヘルプさせて頂きましたぜ!私は全然余裕でも無いですがまだまだ入りますので。
そしてなんといってもワインペアリング。
フレンチにはマリアージュという言葉がある通り、呑兵衛からしてみたら
フレンチにはワインを合わせてこそ花開くものなんです。
それを禁酒令とかで制限されるとホントつらい・・・
しかしながらこの日もワインも楽しむことができて本当に幸せです(^^)
以前ですと当たり前のことなのですが、その当たり前が難しい世の中。
そんな世の中ですがフィエルテは、2021年6月27日に2周年を迎えたんです(^^)/
2019年6月27日にオープンしましたが、その大半がコロナ禍とのお付き合い・・・
そんな厳しい状況を生き抜いて何とか2周年を迎えたんですから、
相当な筋肉質の獲得と、サバイバル精神を養って来たのではと思います。
2021年中は、なかなかコロナ禍の影響でタイムリーに伺えないと思いますが、
今度は晩夏から初秋の頃には伺いたいなと願っております。
コロナ禍の中にあって、唯一の楽しみって近場で美味しいものを食べることくらい。
早く大手を振って京都旅行に行ける日を夢見て・・・
ご馳走様です!(2021/6現在、3.62ポイント)
シェフとソムリエは何も引かない。足すだけ、掛け合わせるだけ。
2021年4月に再訪です。
この日は鎌倉でかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
コロナ禍の影響でタイムリーに訪問できず、約4か月ぶりの再訪ですわ(^^;
ディナーは、8800円、13750円、17050円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
コロナ禍の影響で、お店自体は17時から開けていますので既に先客もいました。
我々は17:30に予約をしていましたので。
この日も7席あるカウンターに4名分のセッティング。
我々は右端に案内されました。ここが一番の特等席なんですよね(^^)
なんでかというとシェフとの距離が近いので。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
この日もメイン級の素材がズラッと並んでますぜ。
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3080円
・ワインペアリング 5杯 5500円
・ワインペアリング 7杯 7205円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
もちろん私はいつもの通り、
・ワインペアリング 7杯 7205円
をお願いすることにしました。
かみさんは今回は単品で攻めるとのこと。
ということで、
・Michel Genet MG BB SPRIT 1430円
私のワインペアリング1杯目。かみさんは単品オーダー。
シャンパンです。
ぶどうは、シャルドネ100%。
グレープフルーツやハーブのような芳香。キリッと爽やかな辛口。
前回もMichel Genet MG BBでしたが、今回はSPRITという表示。
これも旨いなあ。Michel Genetはかなり好み。
を頼んでカンパ~イ♪
この日のシェフおまかせコース(時価20000円)の内容は以下になります。
・カカオ/人参/胡桃/フォアグラ ふぃえるての≪うにく≫
ブラックカカオの香るエクレア生地の中に、人参ムース、フォアグラ、胡桃を。
ブラックカカオですので甘くないビターな香りと人参の甘さが合います。
そこに胡桃の香ばしさのアクセントを加えて。
そしてもう一つが、ふぃえるての≪うにく≫。
有名焼肉店等でここ数年人気の雲丹と肉を合わせた料理をフィエルテ風にアレンジ。
卵黄を使ったソースを塗ったキノコのフォカッチャの上に、
レアのローストビーフを刻み、そこに雲丹を乗せ、セロリハーブを添えたものです。
一口で頬張りましたが、これが旨いのなんの(^^)/
シェフからの説明を受けている時に旨いのは決定しましたが、
いきなりこのレベルの前菜が食えるんですから。だからフィエルテに通うんです。
何気にバゲットでは無く、キノコのフォカッチャにしたり、ソースを塗ったり、
セロリのハーブを添えるところが凄いんですよ。全て計算され尽くしていて。
・L&C Poitout Chablis Bonaugure 2017
私のワインペアリング2杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ100%。
ソムリエいわく、シャブリらしいシャブリだそうです。
飲んでみると思ったほど酸は強く無くて辛さも適度な感じに思えました。
この後の、赤雲丹の甘みを引き出すための程よい辛さ。
・自家製ミルクパン
ネーミングほどミルキーさは無くて、ふかふかと香ばしくて美味しいです。
・青森県産 栗蟹/佐賀県産 赤雲丹
まさかの栗蟹の甲羅をまとってのサーブ。
甲羅を注意しながら外すと、中には赤雲丹と栗蟹の協演。
蟹のクリームソースを皿に敷き、栗蟹のほぐし身とシブレット、セロリを混ぜ合せ、
その上に赤雲丹を乗せ、オレンジオイルのパウダー、リーフを添えたもの。
第一印象は栗蟹の甘みが素晴らしい。蟹の中でもトップレベルの美味しさ。
いい意味で蟹臭さが無いんですよ。純粋な蟹の旨味と甘みのみ。
そのように感じさせるのがシェフの仕事で、ソースのコク、
シブレットとセロリ、オレンジオイルのパウダーの香味、
赤雲丹の甘みが栗蟹のほぐし身と一体となって引き出しているんだと思います。
それを後押しするのがソムリエ厳選のL&C Poitout Chablis Bonaugure 2017(^^)
シェフとソムリエは何も引かない。足すだけ、掛け合わせるだけ。
これも感動の一皿でしたね。
・Domaine Hurst Pinot Blanc Vieilles Vignes 2017
私のワインペアリング3杯目。
フランス・アルザスの白ワイン。
ぶどうは、ピノ・ブラン100%。
バランスの取れている辛口で、白桃のようなニュアンスを持っています。
・仏産 オマールブルー/パプリカ/キャビア
これまた高級食材のラッシュ。
オマールの泡のソースとハーブのソースを皿に敷き、
ラタトゥイユをレアの火入れのオマールブルーの身で覆い、
オマールの出汁で作ったコンソメシートを被せ、コリアンダーをトッピング。
ところどころにキャビアも登場しますぜ。
これも旨いのなんの・・・なんという贅沢でしょうか(^^;
ほぼ生に近いオマールブルーどころかオマール海老を食べた経験がありません。
本当の生よりも少しだけ火を入れた方が別の甘みも活性化するそうで。
そこに各種ソース、コンソメシート、キャビアが旨味を加えまくるわけですよ(^^)
ほんと幸せです。
ちなみにコリアンダー(パクチー)はかみさんが苦手なので私がヘルプ。
・Domaine Louis Cheze Saint Joseph Ro-Rée 2018 1740円
私のワインペアリング4杯目。かみさんの単品2杯目。
フランス・ローヌの白ワイン。
ぶどうは、マルサンヌ、ルーサンヌ。聞いたことが無いなあ???
後から樽香を感じるタイプ。甘みもあるけど嫌味じゃ無くて。
自然派ワインみたいな独特なフレーバーも感じますね。
しっかり味で美味しいです。
・仏産 ホワイトアスパラ/千葉県産 黒鮑/モリーユ茸
香ばしく焼いた仏産 ホワイトアスパラをベースに、
6時間火を入れた千葉県産 黒鮑、モリーユ茸を添え、
スプラウトとサマートリュフを振りかけたものです。
とにかくホワイトアスパラの香りの良さとコクがたまらん(^^)
6時間もかけた黒鮑も柔らかく仕上がっており、モリーユ茸の芳香も加わり。
サマートリュフは爽やかさを与えてくれていましたね。
・Domaine Tabordet Pouilly-Fumé l'Autre Rive 2018
私のワインペアリング5杯目。
フランス・ロワールの白ワイン。
ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン100%。
飲んだ後に喉の奥からハーブの香りがするタイプ。
とにかく私にはこれぞ王道の白ワインの美味しさを感じました。
これを美味しくない!という人とはお友達にはなれないくらいに。
・岩手県産 牡蠣≪令和の怪物≫
見事な大きさの牡蠣。≪令和の怪物≫の札を従えて。
牡蠣の下はジャガイモのブルーテを忍ばせています。
こちらの牡蠣は濃厚なミルキータイプでは無くて、アッサリタイプのため、
ジャガイモのブルーテも添えてみたそうです。
牡蠣の上には、トマトの泡、カラスミ、ベビーリーフをかけています。
確かに牡蠣自体はアッサリとしていました。
・自家製胡桃パン
お代わりはこちら。かみさん曰くくるみと言っていたというので。
ただし胡桃自体は練り込まれていませんでした。
・Domaine du Petit Métris Savennières 'Clos de la Marche' 2017
私のワインペアリング6杯目。
フランス・ロワールの白ワイン。
ぶどうは、シュナン・ブラン100%。
シトラスフレーバーでしっかりと辛口ですね。これも美味しいです。
・佐賀県産 25日熟成 鰆
25日間熟成した鰆をミディアムレアに焼き上げ、鰆のシャンパンフリットを添え、
レモンソース、オリーブオイルソースを敷き、イタリアアスパラ、ウルイ、
グリーンピース、セロリのハーブを散らして仕上げた一皿。
フィエルテ定番の熟成ですが、新鮮な鰆に比べると身の旨味の凝縮感が違います。
舌触りも滑らかになっているのではと思いますし。
何気に凄いのがグリーンピース。一粒一粒薄皮を剥いているんです。
なのでイメージしたようなグリーンピースとは違う舌触りと味わいなんです。
こういう手間を惜しまないのも凄いなあと。
・ジンジャーエール 550円
かみさんのオーダーです。ここからノンアルにスイッチ。
シナモンが効いていて、しっかりと辛口で旨いです。
・Joseph Roty Bourgogne Rouge Pressonniers 2014
私のワインペアリング7杯目。ペアリングラストです。
フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
ぶどうは、ピノ・ノワール100%。
印象としてはタンニンが効いていますね。酸味もそれに応じて強め。
ボディはミディアムで辛口の赤ワイン。
この後のメインが乳飲み仔羊なのでそれに合わせたボディのものと
酸味の効いたテイストの赤ワインを選んだのではと思います。
・仏産 乳飲み仔羊
生後2か月未満のアニョー・ド・レと言われるもの。私の人生では初ですわ。
それの骨付きバラ肉を皮目を中心にソテーしたんだと思います。
なので皮はしっかりと香ばしく、中心の肉はピンク色のレアな状態をキープ。
ソースはブラウン色なのですが、ヨーグルトのような酸味が効いていました。
サイドに添えられるのは、筍、空豆、エリンギ、赤軸ほうれん草のソテー。
乳飲み仔羊の肉質はモチモチで本当にミルキーな味わい。
これほどミルキーという表現が合う食材も初めて経験したのでは。
羊特有の臭いはほとんど感じません。
羊肉に対するトラウマ継続中のかみさんもトラウマになってからは初めてくらいに
羊肉を食べていました。元々獣肉の脂の部位が苦手なこともあり、
最後は脂の部分だけ私がヘルプしましたが、肉の部分は平らげていました。
この酸味のあるソースのおかげで食べれたとの弁。シェフの腕ですわ(^^)
・Louis Latour Marc de Corton Grancey 2000円
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
こちらはブルゴーニュのブランデー。41度の度数がありますので効きますぜえ。
かみさんは匂いを嗅いだだけでアウト(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・いちご/ヨーグルト
アヴァンデセールになります。
底の深い器にヨーグルトムースを注ぎ入れ、丸く球形状にカットした苺を敷き詰め、
エキストラバージンオリーブオイルを振りかけ、ミルクアイスを添えたものです。
これが理屈抜きに旨くて(^^)
何気にエキストラバージンオリーブオイルと苺が合うんですよ。相乗効果。
グリーンピースの薄皮剥きもそうですが、小さく苺を球形状にするのも大変だなあと。
・マンゴー/タイム
グランデセールになります。
フレッシュマンゴーとマンゴームースを、白ワインとタイムのジュレで作った
シートで覆い筒状に仕上げたものと、タイムのアイスとタイムのメレンゲを添えて。
仕上げにマンゴーパウダーを振りかけています。
シャルトリューズソースも使っていた記憶。
マンゴーももちろん美味しいのですが、このデザートはタイムが主役ですよ。
西洋料理では欠かすことのできないハーブですが、脇役で使われることがほとんど。
しかしながらここまでタイムを前面に押し出したデザートは初めてですね。
その清涼感をマンゴーとともに。
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。ポットでのサーブ。
カモミールのハーブティー。
・コーヒー
私のオーダーです。
迂闊にも写真を撮り忘れ・・・
まあこれは毎回同じものですのでこれ幸いでしたが。
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
まさかの2部構成。もはやこれもグランデセールでは(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
まずは筒状のグラスでティラミスの登場。
ティラミスといっても普通のものではなくて、いろいろと分解して積み重ねたもの。
途中にラズベリーソース?だったかなを挟み込んでいるのが特長ですかね。
混ぜ合わせて食べると半液体状のティラミスの味ですよ(^^)
そしてもう一つはプレートに乗っています。
塩キャラメルのマカロン、フィエルテ風エンガディナー、ライチの冷たいお菓子。
フィエルテ風エンガディナーは鎌倉の銘菓であるクルミッ子を模したもの。
そのクルミッ子もスイスの伝統菓子エンガディナーを模したものですので。
フィエルテではキャラメル部分をビターな胡桃餡にしていてこれが旨いんです(^^)
これで〆て52925円。一人当たり約26463円。
この日も、ふぃえるての≪うにく≫、栗蟹、ほぼ生に近いオマールブルー、
ホワイトアスパラ、グリーンピース、アニョー・ド・レ等々、
手間暇かけて感動すら覚える料理をいくつも堪能させて頂きました(^^)
10皿を超える品数で、この素材、このクオリティで20000円。むっちゃ安いです。
とにかくアミューズからミニャルディーズに至るまで休息する暇も無いくらいに感動の嵐。
同じ素材でも必ず表情を変えて、まったく別の皿として提供してくれますので、
毎回新鮮な感動を与えてくれるんです。
素材や技だけにとらわれず、グリーンピースの薄皮を剥いたり、
鰆を毎日チェックしながら何十日も熟成したり、苺を小さく球形状にしたり、
手間がかかって面倒な作業でも、それのおかげで舌触りや食感や風味も良くなるので、
お客様の喜ぶ姿を想像しながら仕込みをしてるんだろうなと。
フレンチの百名店に選ばれてもおごらず精進を重ねるシェフとソムリエ。
なかなかコロナ禍の影響でタイムリーに伺えないのですが、
次回は初夏くらいには伺いたいなと狙っておりますので!
ご馳走様です!(2021/4現在、3.61ポイント)
それぞれの食材を生かしながらもそれ以上に料理を昇華させて
2020年12月下旬に再訪です。
この日は鎌倉でかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
ディナーは、
・メニューフィエルテ 7500円(税抜)
アミューズ・前菜3皿・お魚料理・お肉料理・デザート2皿
・メニューシェフ 12000円(税抜)
旬の食材をふんだんに使った、メニュー構成等全てシェフお任せのコース
・メニューオートクチュール 15000円(税抜)
旬の食材をふんだんに使った、メニュー構成等全てシェフお任せのコース
という内容なのですが、我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
さて、階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けます。
この日は7席あるカウンターに4名分のセッティングがされていました。
我々は右端に案内されました。ここが一番の特等席なんですよね(^^)
なんでかというとシェフとの距離が近いので。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
この日もメイン級の素材がズラッと並んでますぜ。息つく間もないくらいの。
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 2800円(税抜)
・ワインペアリング 5杯 5000円(税抜)
・ワインペアリング 7杯 6550円(税抜)
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
もちろん私はいつもの通り、
・ワインペアリング 7杯 6550円(税抜)
をお願いすることにしました。
かみさんは最初は、
・ワインペアリング 3杯 2800円(税抜)
の1杯目をシャンパンにすることで3500円(税抜)のグレードアップにしていたのですが、
途中から料理の構成を考えると、シャンパンのあとに残り2杯では少な過ぎると考え、
結局は、アラカルトでシャンパンオーダー+ワインペアリング 3杯にオーダーチェンジ。
ということで、
・Michel Genet MG BB Nature 1300円(税抜)
私のワインペアリング1杯目。かみさんはアラカルトオーダー。
シャンパンです。それもナチュール。
ぶどうは、シャルドネ。
グレープフルーツのような芳香。キリッと爽やかな辛口。
これは本当に旨いなあ。今まで飲んできたシャンパンの中ではかなり好み。
を頼んでカンパ~イ♪
この日のシェフおまかせコース(25000円(税抜))の内容は以下になります。
・雲丹/人参/クミン&茸/10日熟成カワハギ
エクレアの生地の中に根室産の雲丹をたっぷりと忍ばせ、
人参のムースと合わせたものです。
これが雲丹と人参のムースのコラボレーションが素晴らしくて、
クミンのスパイシーなアクセントがいい仕事をしてるんですよ。
もう一つが、椎茸を乾燥して粉にしたもので作ったサブレの上に、
10日間熟成したカワハギを乗せたもの。
椎茸のサブレは和の要素も持っており、なので刺身のようなカワハギとも合います。
・Domaine Delorme et Fils Saint Véran En Chatenay 2015
私のワインペアリング2杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
べっこう飴やキャラメルのような甘い芳香。
実際には甘くなくてしっかりと辛口。
この後のフォアグラの皿に合わせての提供。
手のひらでワインの温度を上げてフォアグラに合わせた方が相性が良く。
・仏産 フォアグラ/いちじく
フォアグラのテリーヌで、ポルト酒で煮込んだいちじくのコンポートをサンド。
カカオのビネガーでソースを作り、ハーブにもそれを和えて、
バターで作ったパウダーを散らしたものです。
フォアグラのテリーヌはきめが細かくてまったりと舌に絡みつきます。
ただし脂っぽさや重たさを感じさせないんですよ。
あくまでも前菜としての役割。
いちじくのコンポートもフォアグラからも甘さを感じるので、
前菜でもありながらデザートにもなりそうな一皿。
フィエルテ風シベリアみたいな(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
ちなみにここでいうシベリアとは、カステラであんこを挟んだ
昭和の菓子パンのことです。昭和世代しか知らないと思いますけど。
・パン
焼き立ての丸パン。自家製のライ麦パンです。
ライ麦パンですがそれほど特有の酸味が無いです。
ライ麦の酸味が苦手なかみさんもこれなら全然美味しいと。
・2017 Auxey-Duresses Blanc, Benjamin Leroux
私のワインペアリング3杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
細やかな酸味と後から来る葡萄の旨味。これも旨い。
Benjamin Lerouxという醸造家は、生産者から葡萄を買い付け、
その生産者=ドメーヌよりも美味しいワインを造ってしまうという天才。
そういう風にソムリエが熱弁してくれました。
どこの葡萄畑のものでも美味しく造るんだそうですよ。
・三陸産 帆立/北海道産 根セロリ
三陸産 帆立のソテーはミディアムレア。その下には根セロリのピューレを敷き、
ダイス状の根セロリとベーコンで旨味も加えています。
そして上に浅利の泡。
大好物だらけですのでもちろん美味しいのですが、
根セロリをうまく活用することで、単調にならないようになっています。
食感もですし香りという点でも。
ベーコンのイノシン酸の旨味を少し加えるだけでも旨味の層も厚くなりますしね。
分かりやすくいえばラーメンのダブルスープと同じ原理ですよ。
・Maison Plantevin Rasteau Les Premiers Pas de Nao 2018
私のワインペアリング4杯目。かみさんの1杯目。
フランス・コート・デュ・ローヌの赤ワイン。
ぶどうは、グルナッシュ70%、シラー30%。
カカオのような芳香と果実味があります。
タンニンと酸味はほとんど無いです。そういうのが苦手なかみさんは飲みやすいと。
この後の白子に合わせてのサーブ。
白子を食べた後に、これを口に含むとブーケのような芳香が花開きました。
これはまさにマリアージュの真骨頂だなあ。
・北海道産 白子/マコモダケ/トリュフ
見た瞬間に旨そうなオーラがビシバシ。
鱈の白子のムニエルの上にパスタのように細切りにしたマコモダケを乗せ、
下には、ちぢみほうれん草のソテー、ペリグーソースを敷き、
上には中東のミックススパイスであるデュカを振りかけたものです。
グチャグチャに白子も混ぜて、パスタソースのようにして食べてくださいと。
これが最高に旨い。脳が痺れる・・・
黒トリュフを使ったペリグーソースはそれほど主張をせずにアクセントに徹し、
クミン、コリアンダー、ヘーゼルナッツ、ゴマなどを合わせたデュカと、
クタクタにソテーしたちぢみほうれん草もソースの役割に回り、
これらが混然一体となって鱈の白子を極上の逸品に仕上げているんです。
今回の名脇役としてはちぢみほうれん草にエールを送りたい。
・Domaine Delorme et Fils Pouilly Fuissé Vieilles Vignes 2015
私のワインペアリング5杯目。かみさんの2杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
2杯目と同じシャトーで、バニラの香りが印象的。樽の香りもあります。
程よい酸味も心地よくて美味しいです。
かみさんはこのバニラの芳香が好みのようでお気に入りでした。
・ブルターニュ産 オマールブルー/ビスク
フランス・ブルターニュ産のオマールブルーのビスク仕立て。
空豆、百合根のフリットを加えて、スプラウトで彩りを。
空豆はまだ時期には早いのですが、柔らかい食感で美味しいです。
百合根のフリットとともにビスクの味わいを華やかにしてくれます。
綺麗にライ麦パンでスープをぬぐって完食。
毎回異なるオマールブルーの美味しさを味合わせてくれます(^^)
・2018 Christian Bellang & Fils Savigny Les Beaune Blanc 1200円(税抜)
私のワインペアリング6杯目。
ワインペアリングは7杯なのですが、皿数と私のペースを考えると
1杯追加を挟みますねという提案があり、もちろん断ることは有り得ません(^^)
このワインが追加なのかどうかは分かりませんがとりあえずこれということに。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
心地よい酸味が印象的でした。
・千葉県産 黒鮑/パイ包み焼き
千葉県産 黒鮑のパイ包み焼きです。
上から黒トリュフ、帆立のムース、黒鮑という具合に重ね、
それらをパイで包んで焼いて、黒鮑の肝ソースと、
エシャロット、マッシュルーム、マデラ酒で作った茸の泡を添えています。
茸の泡には甘みがあり、肝のソースはストレートな磯の香り。
洋でもあり和でもあるハイブリッドなテイストを感じました。
もちろん洋の要素の方が強いんですけど。
・Domaine de l'Hortus Val de Montferrand Grande Cuvée Blanc 2018
私のワインペアリング7杯目。かみさんはサービスで少し注いでもらいました。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、毎年変わるそうですが、およそシャルドネ種60~70%、
ヴィオニエ種20~25%、ルーサンヌ種10~15%となっているそうです。
しっかりとした酸味もあるのですが、フルーティーなブーケも感じ取れます。
・三崎産 10日熟成 平目ヴィエノワーズ
三崎産の10日間熟成した平目をグリエールチーズを使ったヴィエノワーズに。
蕪とカリフラワーのソテー、セロリのスプラウトが添えられ、
カリフラワーのソース、セロリとパセリのオイルが敷かれています。
平目の身はふわっふわでしっとり。
そこにチーズの香り、旨み、塩気。みかんのピールも効いていましたね。
サクサクの薄衣が秀逸な料理でした。
・パン
このタイミングでパンのお代わり。今度は自家製のミルクパンでした。
・Chantal Lescure Selection Nuits Saint Georges 2018
私のワインペアリング8杯目。かみさんの3杯目。これがラストです。
フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
ぶどうは、ピノ・ノワール。
この後の蝦夷鹿に合わせてこちらをサーブ。
木の実とか森林というか、いろんな複雑な果実味がします。
なんか蝦夷鹿の食べているものを赤ワインにしたようなイメージでしょうか。
もちろん蝦夷鹿との相性は抜群でしたぜ!
・北海道産 蝦夷鹿
北海道産 蝦夷鹿のローストでしょうかね。部位はうちもも肉を使用。
ソースは、赤ワインとポルト酒、ブラックペッパーをベースに作ったもの。
そこに和の食材であるむかご、ブロッコリー、セルフィーユの根を添えて。
コロナ禍の影響で仏産のジビエが入荷しにくくなっているので、
国内のジビエを使ったんでしょうかね。
蝦夷鹿はほんのり野趣溢れる濃い肉の味わいがありながらも、
肉質の繊維が細かな印象もありました。個体差なのかな?
フレンチってメイン食材はもちろんなんですけど、
添えられた野菜なども無茶苦茶旨いんですよね。
・CALVADOS CHEVALIER DE CHAULIEU XO 1800円(税抜)
私の追加オーダーです。
この日のデザートは林檎絡みですので林檎のブランデーであるカルヴァドスを。
カルヴァドス経験値はかなり少ないのですがやっぱ旨いもんですよ。
葡萄のブランデーと正直違いが分からんのですが(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・りんご
アヴァンデセールになります。
上からリンゴのシードル、ヨーグルトのソルベ、タルトタタン、カルバトスかな。
りんごの爽やかな酸味を味わうデセール。
・コロンビア産 カカオ/苺/クレームダンジュ
グランデセールになります。
ミルクアイスとチョコレートボール。
ボールの中にはとちおとめとクレームダンジュ。
オレンジピールとカカオミルがアクセントに。
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
これまた映える内容ですわ。
この日は、生チョコレート、アールグレイマカロン、ガレットブルトンヌ。
・お茶菓子2
2回連続で焼き立てのフィナンシェのサービス!
もはや定番にしてるのかな?
・コーヒー
私のオーダーです。
2回連続エスプレッソだったので今回はこちらで〆。
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。ポットでのサーブ。
ラズベリーのハーブティー。
これで消費税10% 6365円を加えて、〆て70015円。一人当たり約35000円。
今回も息をつかせぬ怒涛のラッシュ攻撃。
雲丹、カワハギ、帆立、白子、トリュフ、オマールブルー、黒鮑、平目、蝦夷鹿。
それぞれの食材を生かしながらもそれ以上に料理を昇華させて。
同じ素材でも今回はどのようにして提供しようか、
この新たな素材はどう調理しようか、それに合わせるものはどうするか、
常にそのようなことを考えながらシェフはコースを考えているんだろうなと。
そしてソムリエがマリアージュを考えてワインを選ぶと。
フレンチで定点観測した経験が初めてであり、もの凄く学ぶことが多いのですが、
少しでもフレンチの楽しさを知り、奥深さを知り、経験や知識を高めるためにも
なるべくなら季節に応じてこれからも伺いたいと思います(^^)/
ご馳走様です!(2020/12現在、3.59ポイント)
一皿に込めた想い。ソース一つ、ガルニ一つを取っても。
2020年8月初旬に再訪です。
この日は鎌倉でかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
2019年12月、2020年2月にディナーで訪問したのですが、
いつも期待通りに美味しいので、今回ももちろん期待をしての再訪です(^^)/
ディナーは、
・6皿コース 5500円(税抜)
・8皿コース 7500円(税抜)
・シェフおまかせース 12000円(税抜)
・1周年記念メニュー 15000円(税抜)
という内容なのですが、前回はさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと
予約フォームのコメント欄に申し送りをして訪問したんです。
すると素晴らしい結果になりましたので、今回も同様にお願いして(^^)
さて、階段を上がって久しぶりにお店のドアを開けます。
この日はカウンターに3名分のセッティングがされていましたね。
我々は右端に案内されました。
もう一人のセッティングは左端ですので数メートルの間隔が開いています。
座ると消毒スプレーで手指消毒をしてくれました。
シェフとソムリエの方はマスクを着用。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
どれもがメイン級の素材が勢揃いなんですけど(^^;
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 2800円(税抜)
・ワインペアリング 5杯 5000円(税抜)
・ワインペアリング 7杯 6550円(税抜)
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
もちろん私はいつもの通り、
・ワインペアリング 7杯 6550円(税抜)
をお願いすることにしました。
かみさんは最初は単品注文にしていたのですが、
途中からワインペアリングにした方がいいやということで、
・ワインペアリング 3杯 2800円(税抜)
をオーダーチェンジすることになりました。
このように途中からの変更、追加も柔軟に対応可能です、
ということで、
・Boizel Brut Reserve
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。ぶどうはピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ。
キリッと辛口で旨いですよ。ビターな印象もありましたね。
を頼んでカンパ~イ♪
この日のシェフおまかせコース(20000円(税抜))の内容は以下になります。
・三浦産 トウモロコシ&仏産 トリュフ/ジャガイモ
コーンクリームを詰め込んだエクレアに、コーンスプラウト、
コーンの飴をトッピングしたものと、ジャガイモで作った春巻き風の皮で、
サマートリュフを包み込んだものの2品になります。
エクレアはとにかくコーンの風味と旨みが素晴らしい(^^)
春巻きはとにかくトリュフの芳香。かみさんは唸っていましたね。
・2019 Cheverny, Domaine du Salvard
私のワインペアリング2杯目。
フランス・ロワールの白ワイン。
ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン 84%、シャルドネ 16%。
フレーバーは白桃のような甘さを含んでいます。
そして飲むとグレープフルーツのような柑橘系の爽やかさ。
ぐいぐい飲めそうな白ワインですよ。次なる前菜に合わせた一杯。
・北海道産 雲丹/仏産 キャビア/枝豆/浅利
枝豆のムースというのか、それよりはもっと固さのある土台に、
茹でた枝豆、雲丹、キャビア、ハーブを盛り付け、
浅利の出汁の泡をまとわせたものになります。
雲丹とキャビアというスター揃いですが、あくまでも主役は枝豆。
その風味やコクはスターにも引けを取らず、枝豆も凄い素材ですよ。
そういえばやっと、だだちゃ豆が市場に出回って来たので
それを肴に晩酌が出来る季節になりましたわ(^^)
・パン
フカフカ食感の丸パン。ブラウン色の生地でしたね。
基本的にはソースをぬぐうために食べ進めました。
・Saint-Véran 'En Chatenay' 2015
私のワインペアリング3杯目。かみさんは2杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
ナッツのような芳香が特徴。自然派ワインらしい味わいで。
・千葉県産 黒鮑/ケシの実
千葉県産の黒鮑を6時間蒸して、ケシの実をたっぷりとまぶし、
肝のソース、卵黄、トリュフ、フレッシュブラウンマッシュルームを添えて。
とにかく鮑が程よく柔らかく蒸しあげられていて、旨味が凝縮。
絶対に生では味わえない旨味の層。
そこにケシの実の香ばしさがベストマッチ。
これは凄い。私もかみさんも唸りっぱなし。
これまたゼリー状に固まった卵黄が泣かせるんですわ。
寿司屋でもここまでの鮑を仕立てるところは少ないですよ。
・Pierre Naigeon Bourgogne Aligoté 2018
私のワインペアリング4杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、アリゴテ。
心地よい酸味が印象的でした。
・仏産 リード・ヴォー/クレソン
リード・ヴォーをコンフィとまではいかない程度に、
油通しをしてからムニエルにし、クレソンのピューレを土台にして、
くるみ、イベリコ豚のチョリソー、フレッシュクレソンを添えたものです。
リード・ヴォーの火入れ加減とクニュクニュ食感。
クレソンの風味に、くるみの香ばしさとイベリコ豚の旨味。
この小さな皿の中にもこれだけの手が掛かっているんですよね。
旨いわけですよ。
・Pouilly Fuissé Vieilles Vignes 2015
私のワインペアリング5杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
3杯目と同じシャトーで、バニラの香りが印象的。
ボディもしっかりありますが、香りだけではなくバニラのような
甘みも感じる不思議なワインでした。
・ブルターニュ産 オマールブルー/ジロール茸
フランス・ブルターニュ産のオマールブルーはレアの仕上がり。
下には、オマール海老の爪とジロール茸、押し麦で作ったリゾットを敷いて。
全体にはオマール海老の出汁のエスプーマをかけています。
仕上げにはあさつきのような細い青ねぎを散らして。
オマールブルーの身ももちろん味が濃くて美味しいのですが、
押し麦がいい仕事をしているんですよ(^^)
ぶり大根の大根がごとく、旨味をしっかりと吸い上げて。
それでいてべちゃっとおじやのようにはならないで、
ちゃんとリゾットの食感を保っているんです。
これは下手すると押し麦が主役になるのではと思われるほどに。
これが米だとこうはいかないそうです。押し麦だから出来ると。
ジロール茸の香ばしい香りも良かったですよ(^^)
何はともあれオマールブルーの美味しさがあってこそですけどね。
・Les Foltiéres Pouilly-Fumé Domaine Gitton 2018
私のワインペアリング6杯目。
フランス・ロワール地方の白ワイン。
ぶどうは、リースリング。
リースリングらしい爽やか系のテイスト。ぐいぐいいける感じの。
・佐賀県産 24日熟成クエ
24日間も熟成したクエをソテー。
クエのフリット、ラタトゥイユ、モロッコいんげんを添えて。
ソースは爽やかな感じのバター系になるのかな?
フリットもレモンやシャンパンのサッパリ系の風味が効いていて。
クエの身はしっとりと旨みが濃厚。程よい弾力が有るんですよね。
熟成したからこそいい加減に水分が抜けて旨味が凝縮するんですよ。
パリパリの皮がこれまたたまらん(^^)
・パン
私もかみさんもこのタイミングでお代わりです。
今度は白い生地のパンでほんのり甘みを感じました。
・CHATEAU DE LA GARDINE 2016
私のワインペアリング7杯目。かみさんは3杯目。ペアリングラスト。
フランスのコート・デュ・ローヌ地方の赤ワイン。
ぶどうは、シラー、ムールヴェードル、グルナッシュ。
果実味のあるフルボディ。タンニンもなかなかあります。
酸味もわりとあるかな。
・仏産 鳩/フォアグラ
仏産 鳩のむね肉、もも肉のロースト、レアに仕上げたささみ、
鳩のミンチとフォアグラを合わせたパイ包みに、
つるむらさきを下に敷いて、人参のピューレを添えて、アバソースで仕上げ。
鶏ではあまり好んでむね肉を食べ無いのですが、
鳩だとむね肉でも全然満足できる旨味と味の濃さがあるんですよね。
もちろんもも肉はもっと旨味が濃厚で(^^)
爪の部分もしゃぶり倒しましたわ。
・ヨーグルト/白桃
アヴァンデセールになります。
ダイス状にカットした白桃に、蜂蜜とヨーグルトを加え、
北海道ミントを添えて、白桃のエスプーマで仕上げたものです。
白桃は大好きなフルーツの一つですが、ほんと旨いわ。
この香りがいいんだよね(^^)
エスプーマにすると食感も滑らかになりますね。
・Lheraud Cognac Cuvee 20 2200円(税抜)
私の追加オーダー。
次のグランデセールに合わせて。
飲んだことのない珍しいコニャックをいつも仕入れますよね。
・コロンビア産カカオ/トンカ豆/プラム/煙
グランデセールになります。
透明の蓋つきの器での登場。
その中はスモークで充満。
これはシャッターチャンスですので、まずは蓋をした状態を撮影し、
そして蓋を開けた瞬間もきっちりとカメラに収めましたぜ。
生チョコレート、コアントロー、トンカ豆と塩のアイス、
ヌーボラ?プラムだったかな。もはや覚えとらん(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
トンカ豆の杏仁のような風味と、スモークの香りが特徴ですよ。
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
この日は、プラムの冷たいメレンゲ菓子、ライムのクリームマカロン、
ガレットブルトンヌ、胡桃とアーモンド。だったのかな?
後半になると記憶力が散漫に(^^;
相変わらずグランデセールとちゃいますか?くらいの豪華な顔ぶれで。
・お茶菓子2
なんとさらに追加で、焼き立てのフィナンシェのサービス!
焼き立てなんてそうそう食えないもんなあ。
フィナンシェって苦手なスイーツの一つなのですが、
それでもこちらのお店の焼き立てだと全然旨いですよ。
・エスプレッソ
私のオーダーです。しっかりとボディのある味わい。
前回と違うものを頼んだつもりでしたが同じだし(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。ポットでのサーブ。
レモングラスととジンジャーのハーブティー。
これで消費税10% 5155円を加えて、〆て56705円。一人当たり約28353円。
いやあ、この日も満足ですわ(^^)/
途中、シェフやソムリエの方からは「お腹は大丈夫ですか?」と
何度か聞かれましたが、食べている間は美味しいので、全然余裕に感じていました。
食べ終えてもその印象は変わらずで、ちょうどいいかも?くらいに思っていたのですが、
帰ってからしばらくすると無茶苦茶お腹が一杯だったことに気付きました(^^;
これだけの品数を食ってるから当たり前なんですけど、
美味しいものって本当に別腹で入っていくんだなあと改めて思いました。
それほどフレンチの経験が無い私ですが、一皿に込めた想いってのを感じますよね。
ソース一つ、ガルニ一つを取っても、そこには必然性を考えて、
レシピや、メニュー構成を考案していくんでしょうね。
その先ではお客様の笑顔に接するために。
今回も満面の笑顔でお店を後にすることが出来ましたよ(^^)
次回は秋頃に伺います。
日本料理 幸庵、こころやに続く、定期リピート店に決定です(^^)/
ご馳走様です!(2020/8現在、3.58ポイント)
新進気鋭のシェフとソムリエのタッグによる最高のおもてなし
2020年2月中旬に再訪です。
この日は鎌倉でかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
2019年12月にディナーで訪問したのですが、期待通りに美味しかったので、
その時にかみさんと再訪するぜ!と申し合わせていましたので、
今回、その申し合わせ通りにやって来た次第です。
ディナーは、
・6皿コース 5500円(税抜)
・8皿コース 7500円(税抜)
・シェフおまかせース 12000円(税抜)
という内容でしたので、前回のディナーは、
・シェフおまかせース 12000円(税抜)× 2人前
を予約して訪問しました。
しかし今回はさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと
予約フォームのコメント欄に申し送りをしての訪問となります。
さて、階段を上がるとすぐにソムリエの方がドアを開けて迎えてくれました。
そして店内に入りシェフとも挨拶を交わし。
もはやレビューを書いているのはバレバレなのは承知なので
ちょいとこっぱずかしいものを感じつつ(^^;
なんでかって言うと、店舗ページを眺めれば分かりますもん。
こちらのお店は食べログ店舗会員ですからね。
それに、私の場合どんなワインを飲んだかまで詳細に記載しますので、
すぐに特定できるのもありますし、今までにも実際に何度か特定されましたので。
とはいえ、お互いそのことに関しては言及せずでしたけどね(^^)
もちろんこの日もカウンターを指定しての予約です。
2名ずつ6席分の席が用意されていました。
つまりこの日のディナーのお客さんは3組で6名でしたね。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
好物ばかりで期待が高まるわあ(^^)
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 2800円(税抜)
・ワインペアリング 5杯 5000円(税抜)
・ワインペアリング 7杯 6550円(税抜)
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
もちろん私は、
・ワインペアリング 7杯 6550円(税抜)
をお願いすることにしました。
かみさんは抗生剤を飲んでいた関係でこの日はノンアル。
ということで、
・Comtesse Lafond Brut NV
私のワインペアリング1杯目。
シャンパンです。ぶどうはシャルドネ。
エレガントな芳香が印象的。もちろん辛口で旨いです(^^)
・VINTENSE Chardonnay 600円(税抜)
かみさんのオーダーです。
ノンアルコール白ワイン。
ベルギーの飲料メーカーであるネオブュル社の製造。
低温低圧環境で蒸留することで アルコールの香り・風味を
保ったまま脱アルコールを施したノンアルコール白ワイン。
ぶどうはシャルドネ。
香りを嗅ぐとアルコールによる揮発が無いせいか、
あまり匂いは感じません。
飲んでみると、確かにぶどうジュースとは異なり、
白ワインだったテイストは残していました。
そうは言ってもノンアルだと私は無理だなあ(^^;
もちろん美味しいですけどね。
を頼んでカンパ~イ♪
この日のシェフおまかせコース(17500円(税抜))の内容は以下になります。
・スミイカ
カカオニブを敷き詰めたプレートでのサーブ。映えるよね(^^)
以前はエクレアが定番だったのですが、飽きたとのことで変えてきました。
この日は、スミイカを刻んで、トマトのラグーソース、
セロリハーブと合わせ、カリッとしたパン生地で挟んだもの。
なんとも言えないハーモニー(^^)
スミイカのねっとりとした寝かせた旨味に、トマトとセロリのアクセント。
そして香ばしくてクリスピーなパンの食感。
うーん。いきなりたまらんスタートですよ(^^)
・2015 Tribut Chablis 1er Cru Beauroy
私のワインペアリング2杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
レモンなどの柑橘系のフレーバー。ボディはしっかりと。
あえて常温でのサーブ。
・仏産 ホワイトアスパラ/北寄貝
フランス産のホワイトアスパラを茹でてから、カリッとムニエルに。
そこに合わせるのは、兵庫県ホタルイカのコンフィ、レアに仕上げた北寄貝、
クルミとイベリコ豚のソース、ポロネギソース、
アーモンドとアンチョビのクッキー、クミン、コリアンダー、スプラウト。
これまた見事な一皿。
ホワイトアスパラの実力を引き出した上に、さらに昇華させるために、
これだけの名脇役を取りそろえると。
特に北寄貝の火入れの見事さには感嘆。ほんと旨いわ・・・
・パン
フカフカ食感の丸パンでした。噛むと甘みがわりとあるタイプ。
基本的にはソースをぬぐうために食べ進めました。
お代わりはどんどん出来ますが、食い過ぎにはご注意を!
・Dom. Delorme et Fils Pouilly Fuissé La Maréchaude 2014
私のワインペアリング3杯目。
フランス・ブルゴーニュの白ワイン。
ぶどうは、シャルドネ。
樽の余韻が凄いとのソムリエの説明がありましたが本当にそう。
鮑に合わせたそうですが、香りもガッと来ますね。
飲んでもボディをしっかりと感じます。
そしてずっと樽香が継続すると。
飲み終えたあとのグラスを嗅いでもそのフレーバーがしっかり。
・千葉県産 黒鮑
千葉県産の黒鮑を8時間蒸して、肝のソース、新玉ねぎのピューレ、
キヌアの肝和え、香味野菜を添えたものです。
単に肝のソースだけで食わせるのではなく、
新玉ねぎのピューレを合わせることで甘みのアクセントも。
こういうところがフレンチならではというか、
ソースの妙と言うか、シェフの腕と言うか、センスと言うか。
これも旨いですぜ(^^)
・Philippe Rossignol Bourgogne Rouge 2016
私のワインペアリング4杯目。
フランス・ブルゴーニュの赤ワイン。
ぶどうは、ピノ・ノワール。
次の皿がオマールブルーでしたので白ワインかな?と思っていましたが、
まさかの赤ワインでした。というのもオマールブルーも赤ワイン仕立てで、
赤ワインとの相性が良いとのことでのセレクト。
ボディはミディアムくらいで、果実味がしっかりありながらも、
スパイシーさも併せ持っていました。
・ブルターニュ産 オマールブルー
フランス・ブルターニュ産のオマールブルーはレアの仕上がり。
そこに殻ごと丹念に抽出したオマールブルーの出汁に、
赤ワインと赤ポルト酒を合わせて作ったシヴェソースを敷いて、
春菊のピューレ、プチベールのフリットも添えています。
このオマールブルーの火入れが見事で(^^)
こうあって欲しいという理想形がここにありますよ。
濃厚なシヴェソースで食べるのですが、
このソースにオマールブルーが負けないんです。
というか、シヴェソースそのものにオマールブルーの旨味が
抽出されていますので、全てがオマールブルーの味なんだなと。
そして、前述した赤ワインとの相性も抜群なんですよ(^^)
・2018 Berry Bros. & Rudd Sancerre by Domaine David Sautereau, Loire
私のワインペアリング5杯目。
フランス・ロワール地方の白ワイン。
ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
ソーヴィニヨン・ブランらしい爽やかさを持っていますが、
スッと辛口のテイストでもあります。
・VINTENSE Merlot 600円(税抜)
かみさんのオーダーです。
ノンアルコール赤ワイン。
先ほどのノンアルコール白ワインと同様に、
ベルギーの飲料メーカーであるネオブュル社の製造。
ぶどうはメルロー。
メルローらしくまったりとした飲み口と甘味。
・パン
私もかみさんもこのタイミングでお代わりです。
この後の魚と肉料理のためにスタンバイ。
・三崎産 15日熟成甘鯛
甘鯛のうろこを松笠焼きのようにカリッカリに仕上げて、
魚介のフォン、マッシュルームとトマト、バターとオリーブオイルで
ソースを作り、芽キャベツ、あやめ雪蕪をあしらったものです。
ただでさえ旨い甘鯛が15日間熟成されていますからね。
ふわっふわでしっとりとした身の濃さと旨みですよ。
そしてこのソースが合わさると。
至福でしょう(^^)
元々野菜が大好物でもあるのですが、付け合わせの野菜が
香ばしくて旨味が濃くて、甘鯛を引き立てるよね。
・Yann Chave Crozes Hermitage Rouge 2018
私のワインペアリング6杯目。
フランスのコート・デュ・ローヌ地方の赤ワイン。
ぶどうは、シラー。
シラーというと渇いたようなスパイシーな味わいだと
私の場合は勝手に思っているのですが、こちらのは果実味がしっかりあり、
ボディもフルボディで、タンニンもあります。
つまり重厚感のある味わいというのでしょうかね。これも旨いなあ。
もちろんこの後の肉料理に合わせたものです。
・仏産 鳩
仏産 鳩を丸ごと使った料理です。
鳩のむね肉、ささみ、手羽のフリット、もも肉、砂肝、レバー、はつなどを
鳩の出汁を使ったソース、牛蒡のピューレで食し、
そこに、ちぢみほうれん草、京都の大黒本しめじを添えたものです。
濃厚なソースでは無く、鳩の肉とジュをストレートに味わう一皿。
これもたまらんかったなあ。
牛蒡のピューレの土臭さが鳩の香りとベストマッチでねえ(^^)
・仏産 鳩 PartⅡ
まさかのもう一品ありますとの説明。
仏産 鳩もも肉のばくだんです。
竹炭を練り込んだ生地で仏産 鳩もも肉を
アメリカンドッグのように仕上げたものです。
下には粒マスタード。お好みで岩塩で頂きます。
これは嬉しかったなあ。
もう料理は終わったと思ったときのもう一品って(^^)
・Yann Chave Crozes Hermitage Rouge 2018
私のワインペアリング6.5杯目。
本当は仏産 鳩には、PartⅡがありましたので、
6杯目のこちらをPartⅡ用に残すべきところを、
私が飲み干してしまったため、少し追加で注いでくれました(^^;
これはサービスだと思いますが有難いことですm(_ _)m
・熊本県産 甘夏/クレームダンジュ
アヴァンデセールになります。
フレッシュな甘夏に、甘夏のグラニテ、クレームダンジュなどを
層にした冷たいデセール。
とにかく柑橘系の爽やかさとチーズのフレッシュな爽やかさの協演。
・Cognac Baron Patrick XO
私のワインペアリング7杯目。つまりこれがペアリングラストです。
次のグランデセールがカカオ三昧ですので、
それとの相性を考えたコニャック。
とにかく鉄板どころか、ジュラルミン鋼くらいに硬い相性でしたよ。
・カカオ×カカオ×カカオ
グランデセールになります。
カカオクレープのカルバドス風味、ミルクジェラート、
カカオのムース、ブランデー風味チョコレートソースに、
カカオパウダー岩石仕立て、ヘーゼルナッツキャラメルをトッピング。
とにかくカカオと洋酒の協演ですよ。
子供は絶対に食べれない大人のデセール。
甘党じゃない私が涙するデセールのオンパレード。
カカオクレープのカルバドス風味なんてまじかと思いますよ。
甘さは抑えていて、カカオ風味が濃くて、その上カルバドスの洋酒の風味。
ミルクジェラートなんて泡ですよ。エスプーマに近いくらいに。
カカオのムースも香りと口当たりが素晴らしい。もちろん甘さは抑えて。
ブランデー風味チョコレートソースに至っては酒が弱い人はアウト。
それくらいブランデーが効いていますので。
これは酒が飲める我々だから出したんだと思います。
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
この日は、金柑とカカオニブのマカロン、ガレットブルトンヌ、
胡桃とアーモンド ライム風味、くるみとシナモンのチョコサラミ。
前回の傾向からしてここでもしっかりデセールが出ると見越して、
ワインペアリングのコニャックを少し残しておきました(^^)
私はマカロンに対してあまり興味が無いのですが、
金柑とカカオニブのマカロンはほんと美味しかったですよ。
こういうマカロンならウェルカムですわ。
・エスプレッソ
私のオーダーです。しっかりとボディのある味わい。
・紅茶
かみさんのオーダーです。ポットでのサーブ。
わりと酸味の効いた紅茶でしたね。
これで消費税10% 4335円を加えて、〆て47685円。一人当たり約23843円。
いやあ、この日も満足ですわ(^^)/
普通はこれだけ出ると、どれか一皿くらいは「ふつう」というのも
出て来るのですが、この日は皆無でした。どれも素晴らしい。
結果的に、前回よりも評価が上がることに!
この日は総勢6名での晩餐となりましたが、我々以外は超常連さん。
なのにたかが2回目の我々が特等席のど真ん中に座っているのは
申し訳ない気持ちにもなりつつ、これだけの常連さんに支えられるように
なっているんだなと嬉しくも思ったりしながら。
ということで、毎週、毎月通うような超常連さんにはなれませんが、
少なくともこちらのお店は定期的にリピートしたいと思います。
この2ヵ月の間でもここまで料理の印象を変えて来るので、
ほんと次はどのようになっているのか楽しみですよ(^^)
とは言っても超人気になって、予約困難になる日も近いんでしょうけど(^^;
ご馳走様です!(2020/2現在、3.28ポイント)
シェフの「フィエルテ」みなぎる笑顔にも頼もしさを感じつつ
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
シェフは、お父さんがフランス料理のシェフであったことから影響を受け、
自身も料理の道に進み、お父さんのお店から始まり、
フランス・マルセイユの☆付きレストランである、Une table au sud、
銀座 レカン、オルグイユなどを経て、
2019年6月27日にこちらのお店をオープンしたものです。
元々シェフは湘南出身になりますが、都内で仕事をしていると、
やはり湘南の雰囲気の方が肌に合っていると感じたそうで、
そのような経緯からこの鎌倉の地を選んでくれました(^^)
そして、これまでに経験したことに自信と誇りを持ち、
お客様の笑顔の溢れる素敵な空間を作れればという思いを込めて、
フランス語で、誇り・自信を意味する「フィエルテ」と名付けたそうです。
確か私の記憶だと、オープン前?の頃から食べログの店舗登録がされていたような記憶。
もしかするとお店自身が登録したのかも知れません。
現在では食べログの店舗会員になっていますので、その可能性は高そうです。
当初はそれほど気にもせず、勝手な推測で3.5ポイントくらいのお店なのかな?
と高をくくっていましたが、フレンチ・イタリアンにおいて絶大な信頼を寄せる、
マイレビ様が鎌倉・湘南エリアのお店としては高評価を叩き出していましたので、
一気に期待度が高まったお店になります。
本気モードで伺うときには、その店のトップクオリティのものを頂きたいので、
ランチでは無くディナーで訪問することにしました。
ディナーは、
・6皿コース 5500円(税抜)
・8皿コース 7500円(税抜)
・シェフおまかせース 12000円(税抜)
という内容でしたので、もちろん、
・シェフおまかせース 12000円(税抜)× 2人前
を予約しての訪問になります。
階段を上がって2Fの店内へ。
店内は、入って正面にオープンキッチンのカウンター7席。
右手に大きな窓に面したテーブル席が8席分。
我々はカウンターを希望していましたので、
カウンターの右端に案内されました。
シェフから挨拶があります。まだお若い男性の方で、
笑顔で迎えられ、緊張感をほぐしてくれます。
あとこちらもお若い男性になりますが、ソムリエの方も居ました。
この二人がタッグを組んでコースを盛り立ててくれます。
こちらはメニューが印刷されて置いてあるんですよね。これは助かるわ(^^)
月に3回お見えになる常連さんもいるとのことで、
メニューはかなりの頻度で変えているそうです。
たとえ素材が同じでもソースなどを変えたりと。
店内は、白を基調にした華美過ぎないでシンプルな雰囲気。
BGMは、ジャズが流れています。
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 2800円(税抜)
・ワインペアリング 5杯 5000円(税抜)
・ワインペアリング 7杯 6550円(税抜)
というものもありますので、その人の酒量に合わせてチョイス出来るんです。
7杯とは私のような呑兵衛のためにあるようなペアリングですねえ(^^)
もちろんこれをチョイスでしょう!
ということで私は、
・ワインペアリング 7杯 6550円(税抜)
をお願いすることにしました。
やっぱワインもプロにおまかせした方が安心だもんね(^^)
かみさんは単品で、
・グラスシャンパン 1300円(税抜)
をオーダー。
ワインペアリング7杯の1杯目はグラスシャンパンになりますので、
まずは二人とも、
・グラスシャンパン
Comtesse Lafond Brutになります。ぶどうはシャルドネ。
きりっと辛口でやっぱ旨いねえ。このレベルのものになると(^^)
スパークリンワインはしょっちゅう飲むのですが、
久しぶりにシャンパン飲んだなあ。
でカンパ~イ♪
この日のシェフおまかせコースの内容は以下になります。
・エクレア/鱈/からすみ
こちらのお店のシグネチャ料理のようなものです。
サルディーニャ産のカラスミを練り込んだエクレア生地で、
鱈のブランダードを包み込んだもの。
カラスミの塩気がシャンパンに合うね(^^)
掴みはOKっす!
・Bret Brothers Pouilly Loché Climat La Clonge Blanc
私のワインペアリング2杯目。
フランス・ブルゴーニュ産の白ワイン。ぶどうは、シャルドネ。
辛口だけどフルーティー。この後のフォアグラの冷製に合いますよ。
フォアグラだと赤ワインと思いがちですが、
冷製だとこの手の白ワインとの相性がいいみたいですね。
・フォアグラ/富有柿
非常に滑らかで癖の無いフォアグラをスパイスを練り込んだパンでサンドし、
和歌山産富有柿のコンポートとソースを添えたものです。
ココアの焼菓子を作ってそれをパウダー状にして散らしています。
プレートも含めた美しさもいいですし、
味の構成としてもどこにも余計なものが無くて必然性を感じます。
このあたりでここは本当に旨いなあと感心しました。
・パン
自家製の全粒粉パンです。
食感はフカフカと柔らかく、風味が良いですね。
噛むと甘味を感じます。
基本的にはソースをぬぐうために食べていたのですが、
それでもパンのお代わりが必要なほどソースが旨くてねえ(^^)
・Les Foltiéres Pouilly-Fumé
私のワインペアリング3杯目。
フランス・ロワール産の白ワイン。ぶどうは、ソーヴィニヨンブラン。
この後のブルターニュ産のオマールブルーに合わせて。
マスカットフレーバーです。
最初は甘く感じますが、後口はしっかりと辛口。
・仏産 オマールブルー
大西洋の青い宝石と呼ばれるブルターニュ産のオマールブルー。
カナダ産のオマール海老の3倍のお値段がする貴重な素材。
そのオマールブルーに軽く火を通し、ジロール茸、マッシュルーム、百合根、
ベーコンの泡、ソースアメリケーヌで仕上げたものです。
オマール海老をそれほど食べた経験が無いので、伊勢海老と比べますが、
それよりも味が濃厚で香りもいいですよ。ちゃんと味がするというか。
伊勢海老って外見は豪勢なのですが、身は味気なくて。
・Bourgogne Aligoté 2016
私のワインペアリング4杯目。
フランス・ブルゴーニュ産の白ワイン。ぶどうは、アリゴテ。
この後のスープ・ド・ポワソンに合わせて。
これも辛口でボディがあり、
しっかりとしたスープ・ド・ポワソンに合います。
・スープ・ド・ポワソン
サーブされた瞬間にまったくイメージと異なるビジュアル。
もっと薄茶色か赤身を帯びたものかなと思っていましたので。
飲んでみると非常に濃厚です。
ところが、甲殻類を一切使っていないとのこと。
それなのに海老ミソのような濃厚なコクを感じるんです。
小魚をしっかりと炒めないと苦味と臭みが出るそうです。
これも旨いなあ。
・Ooh Salettes ! Blanc
私のワインペアリング5杯目。
フランス・プロヴァンス産の白ワイン。ぶどうは、ヴィオニエ。
こちらは自然派ワインで、べっこう飴のようなテイストがあります。
このタイプのテイストは初めての経験。
それにしても自然派ワインのエチケットってキャッチーだよね(^^)
・北海道産 白子/トリュフ
味わいのあるプレートでのサーブ。
根セロリのソースをベースに、鱈の白子、雲丹を乗せ、
トリュフを使ったペリグーソースで仕上げたものです。
目の前で調理をしているときからいい匂いがしてねえ(^^)
ぐちゃぐちゃに混ぜて、パンに塗って食べると。
もう想像通りの旨さですよ。
・Dom. de la Touraize Arbois Terres Bleues
私のワインペアリング6杯目。
フランス・アルボワ産の白ワイン。ぶどうは、サヴァニャン。
この後の鰆に合わせて。
オレンジの蜂蜜のようなフレーバーがありますが、
飲んでみるとしっかりと辛口です。
今回の白ワインは基本的にはしっかり辛口タイプでした。
・自家製ジャンジャーエール 500円(税抜)
かみさんのオーダーです。ノンアル。
かみさんはシャンパンしか頼んでいないのですが、
私のペアリングを一口ずつ味見をしているだけでヨッパのようで。
色味は透き通ったライトイエローなのですが、
しっかりとジンジャーの辛味が出ていて美味しいです。
・佐賀県産 20日熟成 鰆
鰆の腹身、背の身、鰆のシャンパンフリットがメイン。
ちぢみほうれん草、芽キャベツ、蕪を添え、
アンチョビの白ワインソースで仕上げたものです。
鰆の部位に応じてわずかな火入れの違いを出すなど、
カンテサンスのDNAを受け継ぐオルグイユ出身ならではの料理。
皮は反してカリッカリの食感に仕上げています。
この鰆の食わせ方は日本料理には無い技法。フレンチならでは。
鰆はチルドで保存し、毎日状態をチェックしているそうです。
それにしても20日も鰆を熟成させるという発想が凄いなあ。
明日になれば21日ですけどね!と笑っていましたが(^^)
・Nuits-St Georges, Benjamin Leroux 2016
私のワインペアリング7杯目。これが最後。名残り惜しい(^^;
フランス・ブルゴーニュ産の赤ワイン。ぶどうは、ピノノワール。
この後の肉料理である山鳩に合わせて。
香りがドーンと来ますよとの説明でしたが確かに。
辛口でジビエとの相性は鉄板でしょう。
・英国産 山鳩
山鳩って確か初めて食べるかも?1回くらいあったかな?
山鳩のローストに、柳松茸、インカのめざめ、スティックセニョールを添えて、
チョコレート、カカオ、赤ワイン、ポルト酒のソースで仕上げたもの。
山鳩は、もも肉、ささみ、脚の3種類の部位に分かれています。
しっかりとした赤身の部位ですが、とにかく噛んでいて旨味が濃いよね。
チキンだとこうはいかないんだよなあ。やっぱ。
・洋ナシ
洋梨のコンポートに、ゲラントの塩、
ライムとジンのクレームブリュレを合わせたものです。
・レミーマルタン XO 1800円(税抜)
私のオーダーです。
デザートと一緒に食後酒は如何ですか?との案内で。
そういえばブランデーを飲むのは何年ぶりだろう?
なぜか20代の頃によく飲んでいたんだよなあ。それも偉そうにXOを。
この後のチョコレートとの相性が鉄板でしたわ(^^)
・コロンビア産カカオローズマリー
フォンダンショコラとローズマリーアイス。
・お茶菓子
いやあ、とてもお茶菓子レベルじゃ無くて
しっかりとしたデセールですやん(^^)
その内容たるや、胡桃とアーモンド ライム風味、ガレットブルトンヌ、
コロンビアカカオのマカロン、あんぽ柿のマカロン、チョコサラミ。
ブランデーとの相性が素晴らしくてねえ(^^)
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。
カリフォルニア産のオーガニックカモミールティー。
なんというか今まで飲んだものとは違いました。
かみさんは感動していましたね。
・コーヒー
私のオーダーです。
クレマがしっかりと。
苦味とコクもしっかりとあり、好みのコーヒーでした。
これで消費税10% 3415円を加えて、〆て37565円。一人当たり約19000円。
いや、安いわ。
そもそもこれだけの内容のコースですと都内だと諭吉2枚は必要でしょうし、
これだけのワインペアリングが6550円(税抜)なのも良心的。
そういうのもあってアルコール代も浮いたんだと思います。
普段だとコース料金よりもアルコールの方が高いもん。
とにかくお店にいる間は、シェフやソムリエの方と和気あいあいと
楽しく食事をすることが出来ましたし、時折見せるシェフの自信、
「フィエルテ」みなぎる笑顔にも頼もしさを感じつつ。
そして、期待というハードルを上げて訪問したにも関わらず、
そのハードルを越えていってくれました(^^)
これだけのクオリティのフレンチはこの周辺では無いです。
都内までいかないと。
ここは間違いなく鎌倉を代表するフレンチになると思います。
ミシュランよ。無視してないでたまには神奈川県を調査しなさい!
つうことで、ちょいと季節を変えて再訪するぜ!とかみさんと申し合わせ。
予約困難店になる日も近いだろうしねえ。
それにしても長いレビューじゃのお・・・
よく同僚からも「長い!」と怒られるのですが(^^;
でも、これだけの品数が出ると私の場合は長くなるんです・・・
品数と満足度に比例して長くなるので。
ご馳走様です!(2019/12現在、3.06ポイント)
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KEN21
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店名 |
フィエルテ(Fierté)
|
---|---|
受賞・選出歴 |
フレンチ 百名店 2023 選出店
食べログ フレンチ EAST 百名店 2023 選出店
フレンチ 百名店 2021 選出店
食べログ フレンチ EAST 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | フレンチ、イノベーティブ |
予約・ お問い合わせ |
050-5597-6640 |
予約可否 |
完全予約制 ●アレルギーや苦手な食材のあるお客様、お祝い事のご相談などお気軽にお問合せください。 |
住所 | |
交通手段 |
鎌倉駅より徒歩2分 鎌倉駅から144m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 ¥8,000~¥9,999 |
予算(口コミ集計) |
¥15,000~¥19,999
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
13席 (カウンター6席 テーブル席6名まで) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可 |
お子様連れ |
小学生以下のお子様の御来店はご遠慮頂いております。 |
ドレスコード | ビーチサンダル、サンダル、半ズボンでのご来店はお断り申し上げます。 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2019年6月27日 |
電話番号 |
0467-33-5105 |
備考 |
ランチのドアオープンが12:00 |
初投稿者 |
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2024年12月上旬に再訪です。
この日はかみさんとディナー。
やって来たのがこちらのフレンチ。
場所は、JR鎌倉駅西口の御成通りからちょいと脇道に入った建屋の2F。
ディナーは、14850円、19250円というコースがあるのですが、
我々はいつもさらなるグレードアップを求めて、
素材に応じてコース料金を設定願いますと伝えての予約になります。
なのでコース料金は時価になります。
階段を上がって手指消毒のセレモニーをしてからお店のドアを開けて店内へ。
我々は決まってカウンターの右端に案内されます。
ここがシェフの目の前になるので一番の特等席なんです (〃^▽^〃)
さて、いつもの通りにBGMはジャズの調べ。
席上にはこの日のメニューが印刷されて置かれています。
今宵もワクワクするような食材がズラッと並んでますぜ (* ̄∇ ̄*)b
こちらのお店は単品のドリンクもあるのですが、
・ワインペアリング 3杯 3850円
・ワインペアリング 5杯 7150円
・ワインペアリング 7杯 8800円
というものがありますので、その人の酒量に合わせてチョイス可能。
お店は、シェフとスーシェフのいつもの布陣。
そんなこんなで私は、
・ワインペアリング 概ね7杯コース 8800円
かみさんは、
・ワインペアリング だいたい5杯くらい 7150円
をオーダーです。これらは我々だけの専用メニューです (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
さて、この日のシェフおまかせコース(時価26000円)の内容は以下になります。
・Hubert Noiret Origines Champagne
私とかみさんのワインペアリング1杯目。
シャンパンです。
ぶどうは、シャルドネ、ピノ ノワール、ピノ ムニエ。
綺麗なライトゴールドの色味。
リンゴの蜜のような濃密な味わいで後口は心地良いビター感。
これも旨いっすねえ(〃^▽^〃)
・人参/デュカ/アーモンド
デュカを練り込んだエクレアで、人参ムースとアーモンドローストを
スパイシーにサンドしたアミューズ。
デュカのスパイス感と人参の甘みの協演。
・鎌倉産 落花生
ホロホロ食感のサブレの上に、鎌倉産落花生アイスを乗せ、
自家製のカラスミパウダーを振りかけたものです。
この落花生のアイスと風味とカラスミの塩気と旨味が合うねえ(〃^▽^〃)
ちなみにアミューズ、前菜的なものはここまで。以降はメイン級が続きます。
・Cantina Giara MELECH 2022
私とかみさんのワインペアリング2杯目。
イタリア・プーリアのオレンジワインです。
ぶどうは、グレコ 、マルヴァジア。
飲み口はビターな口当たりなのですが、余韻は何と言うんだろう?
ミネラル?スーシェフいわく鰹出汁のようなニュアンスなので
この後の牡蠣に合わせたそうです。
・宮城県産 真牡蠣/牡蠣
真牡蠣の殻に牡蠣クリームを注ぎ入れ、真牡蠣自体は軽くポッシェ。
そこにマスの卵の塩漬け、エシャロット、オリーブオイル、ディルで仕上げた一皿。
この生のようでいて生では無い絶妙な火入れがたまらん(〃^▽^〃)
私は完全な生牡蠣よりも、ほんの少しでも火を入れた牡蠣の方が大好きです。
牡蠣の旨味成分が活性化するように思えます。
・Domaine Villepeyroux Forest Marsanne 2021
私とかみさんのワインペアリング3杯目。
フランス・ラングドックの白ワインです。
ぶどうは、マルサンヌ。
綺麗な黄金色で、桃のような果実味とミネラル感。
・オマール海老/蕪/ラフランス/キャビア
深めの器に蕪のブランマンジェを注ぎ入れ、ギリギリの火入れを施したオマール海老に、
洋梨スライス、蕪のスライス、キャビア、オマール海老の出汁のコンソメジュレを加え、
アマランサスで彩りを添えたものです。
もはや食材名を読んで、サーブされた料理を見て旨いと確信。
そして実際に食べてみてそれが現実になり、思わず笑みがこぼれ、
「シェフ・・・、天才。」という言葉が口から自然に発せられます(〃^▽^〃)
色々と食材を使っていますが、スプーンで混ぜ合わせたときの混然一体となった極上の旨味。
ラフランスも蕪も脇役じゃないぜみたいな。
・自家製ミルクパン
いつもながらに可愛らしい形状。
程よい柔らかさで、ソースを拭うのにちょうどいいんです(* ̄∇ ̄*)b
フィエルテの料理の皿を綺麗にするのには必需品。
・Albana Di Romagna Codronchio Monticino Rosso 2021
私とかみさんのワインペアリング4杯目。
イタリア・エミリア ロマーニャの白ワインです。
ぶどうは、アルバーナ。
面白い酸味のあるテイスト。私のつたない語彙で申せばパッションフルーツとかの。
この後の毛蟹に合わせて。
・石川県産 毛ガニ/燻製 カリフラワー
良い毛蟹が手に入ったので余計な手は加えずに茹でただけ。
合わせるのはほんのり燻製香をつけたカリフラワーのブルーテ。
燻製香はきつ過ぎないのでカリフラワーの風味と甘みを引き立てていて、
それが甲殻類である毛蟹にドンピシャとマッチしています(〃^▽^〃)
・Ch. Haut Grelot Selection Blanc 2022
私とかみさんのワインペアリング5杯目。
フランス・ボルドーの白ワインです。
ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。
ほろ苦さはありますが、ソーヴィニヨン・ブランらしい飲みやすさも。
・島根県産 白子
白子のパイ包焼き状態でのプレゼンテーション。
それを切り分けて皿に乗せ、アルベールソースで仕上げた一皿。
白子のパイ包焼きは、白子を帆立のムースで包み込み、それをさらにちりめんキャベツで包んで、
パイ生地を被せて焼き上げたものです。
白子のトロトロ食感とコク、そこに帆立のムースの香り、パイ生地の重量感のある食べ応え。
私は半分、かみさんは1/4個分食べましたが、ズドンと来る美味しさ(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
フィエルテに来るときにはリミッターを解放していますので(* ̄∇ ̄*)b
・MY GIRL 2022
私とかみさんのワインペアリング6杯目。かみさんは少なめでお願いして。
スペインの赤ワインです。
ぶどうは、マルスラン、ガルナッチャ。
シャープな酸味、軽やかな果実味と旨味。自然派らしい余韻。
タンニンは弱めなのでかみさんでもギリセーフ。
・自家製ライ麦パン
このタイミングで2個目のパンのサーブ。
ライ麦らしい風味を感じます。
・名古屋県産 鰻
鰻を蒸してサラマンダーで焼き上げ、群馬県原木舞茸、スペイン産黒トリュフを積み上げ、
鰻の頭や骨の出汁、コニャックなども加えた甘みのあるソースで仕上げた一皿。
香ばしく焼き上げた鰻はふんわりと柔らかくなっていて、さらには舞茸の香ばしさも。
この甘めのソースが鰻の蒲焼に慣れ親しんだ日本人には合うわけで(〃^▽^〃)
シェフも日本人の嗜好性を考えてこのソースにしたそうです。
・Dubois Bernard Bourgogne Aligote Élevage en fûts de chêne 2021
私とかみさんのワインペアリング7杯目。
フランス·ブルゴーニュの白ワインです。
ぶどうは、アリゴテ。
程良い樽香に、細い酸を感じます。
・青森県産 鮟鱇
青森県産鮟鱇をムニエルにしアロゼ。
シャンパンソース、シブレットを皿に敷き、ちぢみほうれん草の上に鮟鱇のムニエルを鎮座。
鮟鱇の身はむっちりとした弾力。それをソースに浸しながら食べ進めます。
別皿には自家製鮟肝のサーブ。これまたワインが進むねえ(〃^▽^〃)
・Le Haut Medoc De Maucaillou 2019
私とかみさんのワインペアリング8杯目。かみさんは超少なめでお願いして。
フランス·ボルドーの赤ワインです。
ぶどうは、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン。
フルボディの味わいで、果実味、酸味が効いていて、程良いタンニン。
しかしながらかみさんはこのレベルのタンニンでもアウトでした。
フルボディになるとダメなんでしょうね(* ̄∇ ̄*)b
私がヘルプするので問題無いんですけど。
・スコットランド産 山鳩
大きなココット鍋での山鳩とハーブのブレゼのプレゼンテーション。
山鳩はピジョンラミエと言われるジビエの一つ。
鳩は何度か食べたことがありますが山鳩は初めてかも?
白い皿の上には、胸肉ロースト、胸肉とフォアグラのブレゼ、
頭と脳ミソ、もも肉コンフィ、ささみ、根セロリのビューレ。
それらをソースサルミで仕上げています。
作っている最中からブレゼ時のハーブの香りが充満し、
ソースサルミを作っているときの何とも言えない芳醇で濃厚な香り。
出てきた皿は山鳩の命を余すことなく頂く料理に仕上がっています。
それぞれの部位の味わいの違いと調理法の違い。濃厚なソース。
旬の根セロリのビューレが味変的な役割も担っています。
・Badia di Morrona La Suvera 2020
私のワインペアリング9杯目。
イタリア・トスカーナの白ワインです。
ぶどうは、ビオニエ、ヴェルメンティーノ、シャルドネ。
このタイミングでペアリングがサーブされるのは初めて。
この後の塩のジェラートに合わせた1杯。
リッチな白ワインテイストでビターな後味。
・長崎県 五島列島産の塩/シチリア産 オリーブオイル
器の中には、真っ白な長崎県五島列島産の塩のジェラート。
そこに、シチリア産 サレミ レ エキストラヴァージンオリーブオイルをかけて完成。
相変わらず超シンプルですが旨いです。塩もオリーブオイルも素晴らしい。
・CALVADOS CHEVALIER DE CHAULIEU XO 2420円
ワインペアリングは終わりましたが、私の場合はデザートに合わせた
食後酒もサーブされるようになっています。
この日は5種類のボトルがズラリと。その中からこちらをセレクト。
カルヴァドスです。
40度の度数がありますので効きますぜえ。
度数の強い酒を飲みながらのデザートって旨いよねえ (T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
・兵庫県産 丹波栗/プラリネ
栗の渋皮煮、マスカルポーネクリーム、チョコレートクランチ、
アーモンドクランチ、プラリネアイス、カカオラングドシャなどを積み立てたデセール。
ルビルルというフランス産100%濃縮リンゴ果汁に、厳選したヨーロッパ産の栗を
プレミアムアルコールに長時間漬け込んだリキュールをアクセントに。
ルビルルだけを試飲させてもらいましたが、リンゴの酸と栗の風味がして美味しい(〃^▽^〃)
・お茶菓子
ミニャルディーズです。
1つ目はミニパフェ。
スパイシーパンナコッタ、スパイス塩のクランブル、紅玉コンポートなどを積み重ねたもの。
焼菓子は、クルミっ子オマージュ カカオ風味、ブラックカカオのシュトーレン、
柚子のピールローストアーモンドサブレ 黒豆乗せだったかな。
・ハーブティー
かみさんのオーダーです。
・アイスコーヒー
私のオーダーです。
何気にフィエルテのアイスコーヒーって雑味が無くてスッキリと美味しい(〃^▽^〃)
これで〆て73450円。一人当たり約36725円。タッチレスのPayPayでのお支払い。
前回計上し忘れのCastarede Bas Armagnac XO 3080円を計上しました(* ̄∇ ̄*)b
お店の粗利に大きな影響を与えますのでちゃんと支払わないとね。
最後には恒例の印象に残った一皿を選ぶのですが、
・オマール海老/蕪/ラフランス/キャビア
が今回は抜きん出ていました。☆☆☆のスペシャリテ級ですよ(* ̄∇ ̄*)b
しかしながら2度と出てこないんですけどね(T▽T)ノ_彡☆ばんばん!
フィエルテでは同じ皿は出てきません。我々のコースの場合は特に。
ちなみにアミューズらしいものが2品出たあとの、
・宮城県産 真牡蠣/牡蠣
以降の皿は全てメイン級の料理ばかり。
これらの料理全てがそんじょそこらのフレンチでは太刀打ちできないであろうクオリティ。
だと、井の中の蛙ですが思っております(〃^▽^〃)
2024年の人生へのご褒美訪問もこれで最後。
しかしながら2025年は1月からスタートする予定(* ̄∇ ̄*)b
へへへ、今から楽しみじゃあ(〃^▽^〃)
ご馳走様です!(2024/12現在、3.80ポイント)