札幌市内の「東家」勝手に５選ランキング

流石に本店だ。竹老園から分家し、この場所での営業は昭和24年から。利用し易い立地もさることながら、店内の雰囲気、接客スタイル、そして蕎麦。。。上手に噛みあっていて、どこか江戸前の老舗店を感じさせるような「粋」が感じられる。どこか文化的な要素も。。。

蕎麦前もおすすめの一店。個人的には「天ぷらそば」、「ぬき」が付いた「ざるセット」もおすすめ。

気軽に暖簾をくぐり、サクッと一杯、ササっと蕎麦を手繰って江戸前気分に浸るのも良し、活気ある店内で、午後への活力、サラリーマンランチにも良し、勿論家族での利用にも向いている。

１５坪ほどの小さな店。古い店だが整然としていて、地域に馴染んだ感じ。
ここの店は「きちんと」調理提供しているイメージ。

シンプルな「もり」も、茹で加減、冷〆加減、水切り加減良く、さほど特徴の無い「東家の蕎麦」を最大限に引き出しているよう。「もり」の仕上がりは札幌市内東家ではNO1。

オリジナリティある「冷やしかしわ」もGOOD。

街場に馴染んだ「蝦夷前的」な活気がある、東家としてはかなりの大箱店。

オススメは「天南」700円。大きなエビ天ぷら二本が乗った種物、コストパフォーマンスがかなりGOOD。勿論、天ぷらの仕上がりも良好、食べ始めはサクリと、そして食べ進めるにつれ、汁に溶け出す衣の香ばしさとトロトロ感と融合感も秀逸な一杯だ。

広い店内、ビジネスランチや、家族での利用にも向いている。

札幌市内東家のフラッグシップ店と言えよう。円山エリアで存在感を放つ店舗、場所柄、敷居の高さを感じさせつつも、暖簾をくぐれば割とアットホームな安心店。

メニューは豊富で、東家としてはここだけ、「変わり蕎麦」や、伝統の「そば寿司」の設定がある。

「変わり蕎麦」に、「ぬき」を合わせてみたり、蕎麦寿司を合わせてみても風情あり。種物ならば、五目や花まき等が江戸前っぽさもあって良いだろう。

デパート内テナント店。故に買い物ついでの女性一人客も多く、利用しやすい環境だ。

ここでのお気に入りは何と言っても「天ちらしそば」（冷）972円である。温かい設定も選べるが、個人的オススメは、あくまでも「冷」。普段ぶっかけスタイルにはあまり手を伸ばさない私だが、ここでこのメニューばかり。小ぶりな海老天が5本と春菊の天ぷら、大き目カットの海苔、そして東家伝統のプリッとした蕎麦が、少しづつ掛ける汁と絡まって、スッキリと美味い。大きな海老天では出せない、種と蕎麦、汁とのバランス感が秀逸な一品だ。