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【広島】尾道の個性的な飲食店10撰 尾道にルーツのある食べロガーが尾道に通って選んだ珠玉のお店

【広島】尾道の個性的な飲食店10撰 尾道にルーツのある食べロガーが尾道に通って選んだ珠玉のお店

尾道には様々な食のジャンルで深掘りをするお店が増えています。 尾道出身の拘りの強い個人のお店に加え、尖った個性を持つ移住者が営むお店、物語性を持たせた地元企業のハイブランド店など百花繚乱です。

記事作成日:2023/09/05

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1525の口コミを参考にまとめました。

今、広島で一番熱いエリアは尾道! 芸術家気質の人達が集う街となりつつあり、尖った人材のインキュベーター(孵化器)としての役割を帯びてきました。

尾道と言ったら尾道ラーメンや港町ならではの海鮮というイメージの方が多いと思いますが、魅力溢れる様々なジャンルの個性的なお店があります。
もちろん、尾道ラーメンや地魚の海鮮のお店も合わせてご紹介します。

タコス ハルディン

【インスタからの前日までの予約必要、電話予約不可】
店主さんがメキシコに2年間住んでいた時に覚えたメキシコ家庭料理を提供するお店です。
基本的にメニューは無くおまかせコース(税込2,000円)のみ、お酒はメキシコに由来する個性的な銘柄を揃えていらっしゃいます。
初訪問者には辛さを控えめにした日本人向けに調整したものを、リピートしてお話する中で徐々に辛さをレベルアップしたり、時に個性的なお料理を提供するのだそう。
家庭料理なのですが丁寧に作られており、クオリティは高く、リピーターが多いのも納得です。

鮨 やくしどう

【前日までの予約必要】
ヤマネコcafeなどの飲食16店舗を尾道を中心に運営する有限会社いっとくのハイブランド店。
東京目黒の「鮨りんだ」(東京寿司百名店2022)から二番手の方を若き大将として呼び寄せ、本格的な江戸前鮨を提供。
「やま幸」さんの本鮪を使うなど本格派でありながらリーズナブルな価格設定が嬉しいお店です。

笑空

【インスタからの前日までの予約必要】
昭和時代の木造町屋で古民家の風合いを色濃く残したお席。
もちろん、綺麗に整えられ清潔感があります。
お店の奥には製粉機があり、自家製粉した蕎麦粉を打たれています。
打ち立てを提供されますので、香りがあり、ほのかな蕎麦の旨みも楽しめる仕上がり。
そして蕎麦だけでなく蕎麦前をちょっと珍しい地酒と共に楽しめます。

お好み焼 村上

【行列店】
2010年下期のNHK朝ドラ「てっぱん」のモデルとなったお店。
訪問時もおばあちゃん(2代目)がいらっしゃいましたが、焼き手は息子さん(3代目)でした。
息子さんは大阪市北新地にある「尾道 むらかみ」(2001年創業)さんのオーナーです。
(月)~(金)までは北新地で仕事をして、(土)(日)は尾道に戻ってお好み焼きを焼くという生活を2001年からずっと続けているそうです。
こちらは幻のお好みソース「びふとんソース」(広島県三原市木原)を使用しています。
メジャーなお好みソースとはまた違った味わいを楽しんで下さい。
オススメは看板メニュー「むらかみ流尾道焼き」で鶏砂ずり&イカ天&そばが入っています。

オノミチ潮ラーメン でんやす

【行列店】
2017年に開業、2019年のラーメン・トライアウトで優勝し、2020年に東京の『立川ラーメンスクエア』へ移転されましたが、コロナ禍もあり2021年に尾道へ戻って来られました。
鯛スープと蛤スープのWスープの琥珀潮ラーメンは臭みなく各々の旨みを感じる風味豊かな味わい。
セーブするつもりが止めることが出来ず最後まで飲み干してしまいました。(^_^;)
特筆すべきはトッピングとして載せられたパリパリに揚げられた鯛皮、これがウマい。
鱗が無いので松笠ではありませんが、このトッピングを思い付いたのは素晴らしい発想。
港町らしい特徴のあるラーメン、オススメです。

Pino

2021年開業、運営は料理人の店主さんとソムリエの奥様の2名体制。
各々、大阪で修行されていたそうですがUターンされて尾道で開業。
前菜盛り合わせとワインをお願いしたところ、多種多様なものを少しずつ提供されました。
白ワインに合わせた野菜のテリーヌは薄味で仕込んであり優しい甘みを楽しめる逸品。
しかもめちゃくちゃお値打ちで昼飲みが出来る穴場的なお店です。

短編食堂

【インスタからの前日までの予約必要】
2017年開業、オーナーシェフ(尾道出身)とホールを担当する女性スタッフ1人の2名体制。
デザイナー山本真也氏(尾道出身)が手掛けたお洒落で寛げるお店です。
お料理にはAコース(税込2,450円)とBコース(税込2,800円)があり、違いはデザートの有無。
また1ドリンクセットですが、追加料金で水出し焙じ茶からジュースやお酒へ変更出来ます。
Bコース(税込2,800円)をお願いし、スペアリブの角煮へと追加変更【+250円】しました。 
3日掛けて作るスペアリブの角煮はしっかり煮込んでありホロホロとした食感とまったりした旨みがヤバい、骨髄のプルプルなコラーゲンが超美味しく、16種のスパイスで味付けも食べ易いです。
訪問される方は是非スペアリブの角煮を召し上がって下さい。

あかとら

【前日までの予約推奨】
2006年開業、店主さんご夫妻と女性スタッフ1人の3名体制。
店舗外観は港町の小料理屋さんといった趣き。
店内装飾はこじんまりとした小料理屋らしい落ち着く雰囲気。
海鮮ですが地魚と一般的な魚とがミックスされて出てきます。
嬉しかったのは、尾道らしい地魚のでべら(正式名:玉雁瘡鮃《たまがんぞうひらめ》)のお刺身が出てきたこと。
こういう魚と出会えるのは旅の醍醐味かもしれません。

壱番館

【行列店】
1999年開業、運営は株式会社壱番館【1959年設立、代表取締役:井上将吾氏】
元々は尾道市高須にあったお土産物や通販向けの尾道ラーメンを製造していた会社で、そこから実店舗でラーメン提供を行うに至った珍しいパターンのお店です。
コッテリ苦手な人向けなマイルドな尾道ラーメン。
スープは2つの醤油をブレンドし、豚、鶏ガラ、野菜をベースに瀬戸内の片口鰯を加えた口当たりの優しいまろやかな醤油スープ。
仕上げに尾道ラーメンの特徴である豚の背脂を控えめに入れています。
良く尾道ラーメンと言えば「朱華園」(閉店済)さんと言われますが、私にはあの豚背脂が大量に浮かんだスープは強過ぎだったのでこれくらいが調度良かったりします。

酔彩

【インスタからの前日までの予約推奨】
2023年開業、店主さん(スパイス香辛料ソムリエ)と男性スタッフ1人の2名体制。
お肉不使用の優しい味わいのスパイスカレーのお店です。
東京の三軒茶屋でお肉不使用のスパイスカレーを同店名で営まれていましたが、「瀬戸内のおいしい魚や野菜を使って腕を振るいたかった」という店主さんの思いにより移転。
お店の看板メニューである【豆と豆乳パニールカレー】は主張の強い旨みは無いのですか、豆の旨みと20種のスパイスを調合したガラムマサラと10種のスパイスを使い分ける香り豊かなカレーで、優しい豆乳のコクが印象的でした。
辛さを競う様なお店が多いのですが、自分の好きな味わいをゆったりと楽しめるそんなお店です。

※本記事は、2023/09/05に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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