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モンチッチさんが投稿したうなぎ 桜家(静岡/三島広小路)の口コミ詳細

グラッチェ菊池のイタリアからCiao!

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この口コミは、モンチッチさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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うなぎ 桜家三島広小路、三島田町、三島/うなぎ、日本料理、丼

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2019/03 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

うまさ爆発さくらや

年末恒例行事となっております、ナムさんと行くドライブ忘年会。
「いつかはクラウン」でお馴染みのクラウンをレンタルし、用賀駅に9時集合。

目指すは静岡を、いや日本を代表する鰻屋さん、三島市にあります桜家です。
ランチでも予約ができるようで、3週間前の12月8日に電話したところ、まず「何時くらいに来るか」と聞かれます。

12時、、、と伝えたところ「わかった」とのこと。
あ、でも、、、と思い直し正直に「都内からなのでもしかしたらもう少し早く着いちゃうかもしれないと伝えると「だいたいで大丈夫」と言われます。
また「年末なので激混みが予想され、予約は受け付けるが結構待っちゃうかも」ということでした。

そして訪問までの3週間の真ん中くらいに、どこかのTV番組で「死ぬまでに食べたいどうのこうの」みたいな特集で、落語か漫才か何かわかりませんが、俳句が上手な愛妻家の年配の方がテレビで「死ぬまでに食べたい・・・」で紹介しておりました。

「終わったかも」と思いました。予約したけどあの感じだと1時間は待ちそうと思いました。
全国ネットでしかもゴールデンタイムに、ミーハーっぽくない著名人がガチで紹介してしまったので。

それにしてもよい天気です。道も全く混んでいませんし。
12月29日でも帰省ラッシュとかないのですね。

桜家は伊豆箱根鉄道の三島広小路駅から至近の場所にあります。
ゆえに電車で来ることも可能です。

駅前を歩いただけで、強烈にいい匂いがします。まさに鰻の蒲焼の。

都内を出発して2時間。11時15分にお店に到着しました。予告よりも45分も早くなってしまった。
いったいどれだけ待つことか。。。と心配になりました。

なぜ心配になるかというと、店先には黒山の人だかりができていたからです。
そして「予約のない方は13時以降になりまーす」と言われていました。

危ない。危なすぎる。予約しておいてよかった。
少なくとも13時以降になることがないことは分かりました。

お店の方に名前を告げると「あちらで待っていてください」と言われます。

「あちら」とはお店の脇にあるこちらのことです。小川の横っちょに待つことができるスペースがあります。
ここで多くの人が待っています。行列に並ばなくてよいという意味ではよいのですが、待っている人が多すぎです。
皆さん何時の回の予約で待っているのか大変気になります。

待ちスペースには巨大なヒーターも置いてあり、一応何時間でも待てる設備にはなっています。
たまたまそこそこ暖かかったのでよかったですが、寒ければヒーターの前の奪い合いが発生していたことでしょう。

骨折していたので立って待たなくてよいのは本当に有難かった。

そして奇跡は起きます。これだけの人が待っている中、しかも12時に予約して11時15分に行ってしまったというのに、10分待ちの11時25分に入店が許されました。
予約は、、、何が何でもしたほうがよいです。

店内は外の黒山の人だかりの状況とは裏腹に、非常にゆったりしています。
理由は席がツメツメでないため、とても優雅な空間になっています。これはいい。

純和風の落ち着いた雰囲気の中、鰻を楽しむことができます。
なお2階にも席がありますが「2階は相席になります」と言われていました。
相席でなくてよかったですし、何より2階だったら骨折により登ることができませんでした。

座敷席をご用意頂いたのですが、骨折したわたしを見て別々に3名の店員さんが「テーブル席にしましょうか?」と声をかけてくださいました。
みな優しい。

大したギプスでもないため、そのまま座敷席に座らせてもらいました。

この電気傘の感じがいいですねえ。

卓上には調味料とお手拭きナプキンと割り箸がセットされています。

割り箸には創業安政三年の文字が。

安政三年とは西暦で申しますと1857年であります。
覚えている世界史の事件で申しますと、インドでセポイの乱が起こった年であります。。。

昔過ぎてピンとこなさ過ぎるレベルの時代から創業している桜家。とんでもない鰻屋さんであります。
創業から161年が経過していることになります。そんなにも長く続く飲食店があるとは。

鰻のメニューです。鰻重は1匹4,300円、1匹半5,800円、2匹7,600円の三段階構成。
なおご飯がない「蒲焼」は1匹半5,800円と同じ大きさでご飯がないのに同じ値段で、2匹に至っては蒲焼のほうが200円高い7,800円となっています。蒲焼には何か秘密があるのかもしれません。
(蒲焼が載っているメニューは一番下に掲載しました)

女将さんと思われる方が、わたしが骨折しているのを知り、こっそりこちらを持ってきてくれました。
メニューでいうと「からあげ(730円)になりますが、見て分かる通り鶏のから揚げではなく鰻の骨を素揚げしたものになります。

女将曰く「大将が骨の唐揚げとメニューに書きたくないからこのようになっている」とのことでした。
しかしそのためオーダーを受ける際に必ず「骨の唐揚げですよ」と説明しなければならないのだと仰っていました。

またついでにテレビの反響を伺ったところ、放送翌日は大変なことになったそうです。
そもそも大変なことに毎日なっているのに、さらに人が来たので大変であったと。

確かにもはやテレビで紹介されるメリットはお店側にはほとんどないような気がします。

なお、女将は「からあげ」のお替りまで持ってきてくださいました。
この恩は忘れませぬ。

まずは漬物とお吸い物がやってきます。

お吸い物は値段に含まれており別で注文する必要はありません。
さぞかし肝の座った堂々とした鰻であったのでしょう。大きな立派な肝がどかんと入っていました。
わたしが鰻だったら、こんな肝ではないためクレームになっていたことでしょう。

鰻重、到着しました。お店に着いたのが11時15分、入店が11時25分、鰻と対面できたのは12時少し前くらいでした。
オーダー後に焼きが入るためか、店内で結構待つ時間がありますが、その待ち時間すらまた楽しからずや。

せっかくはるばる来たことと、鰻を食べたら骨折が治るんじゃないかという気分になり1匹半の5,800円の鰻重にしてしまいました。
わたし以外は全員1匹でした。骨折してないから。

1匹半(左)と1匹(右)を比べるとこういう感じです。
当然1.5倍の差になるわけですから、かなりの差になることは数字上ではわかりますが、こうしてみると結構な違いです。

鰻重のお味ですが、、、最高に美味しい。筆舌に尽くしがたい旨さ。この鰻重は確かにすごい。
炭火のいい香りに終始圧倒されます。こんなに風味の良い鰻重は初めてです。鰻重はそもそもどんなお店でもいい香りがしますが、突出してよい香りです。

鰻は文字通りフワフワトロトロの仕上がりで、この感触も過去最高です。
こんなにフワフワトロトロした鰻は初めてです。焼きと蒸しの技術の相互作用がすごい。

厚さはさほどでもないのですが、それでいてこの凄さ。肉厚であればよいというものではない、ということがわかりました。

タレが非常にさっぱりとしているのも特徴の1つです。
タレの味はほとんど感じないと思うほどに脇役に徹しています(もちろんタレの味は実際にはするのですが)。
米もまた最高に美味しく、どの角度で切っても最高至高究極に美味しい鰻重であります。

死ぬまでには食べたい、、、で紹介したくなった意味はよくわかりました。俳句の上手なメガネをかけた愛妻家のご年配の着物を着た男性の方。
他のお店で鰻重が食べられなくなるという後遺症が残ってしまうのでご注意ください。

大満足以上の気持ちでお店をあとにしました。
超絶混んでいるのに、食べ終わってからの「帰ってほしいオーラ」がないのも、またすごいなと思いました。
161年も続くお店は、いちいち規格外であります。

===
【オーダー】
鰻重1匹半 5,800円

■メニュー

2019/03/12 更新

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