レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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1位
1回
2015/06訪問 2015/11/15
レビュー2000件目は「新ばし星野」です。
はい、「京味」の一番弟子である星野氏のお店にやっと行くことができました。
ちなみに、一見さんは予約できません。
常連さんにお願いしてやっとの訪問。
先に言っておきますが、訪問できましたが、その後の予約はできませんでした。
もう、常連客は増やさないような雰囲気が漂います。
カウンターで6人のみの店なので、これ以上お客さんが増えるのは常連客が困るのかもしれません。
評価は、満点です。
日本料理にそれほど行っているわけではありませんが、どの料理も文句のつけようがありません。
奇をてらったものは一つもありません。
パフォーマンスも地味です。
でも、これが「京味」の味だと分かる気がします。
最高の食材を、その美味しさを最高に引き出す調理法。
唸るばかりの一品一品でした。
とりあえずビールで乾杯。
・ジュンサイと鮑の酢の物
ジュンサイは東北ではなく、兵庫県産。
この時期では最高のものだそうです。
食感が素晴らしいの一言。
ジュンサイのヌメッとした感じ、鮑の歯ごたえ、胡瓜のポキッとした音。
酢も尖がっていません。
一つ一つの食材を最大限に生かしています。
・宍道湖の鰻、ごぼう
宍道湖には蜆しかいないと思ってました(笑)
鰻です。
これも焼き加減が見事。
フアッとした感触は、目をつぶれば有名店の鰻に匹敵します。
いや、魚臭さが全くないのが不思議なくらい。
鰻が巻いているのはごぼう。
このごぼうが鰻の旨みをしっかり受け止めています。
しかも邪魔をしていない。
ここでお酒に変えます。
常時置いてある「天領」。
それほど辛口ではないですね。
・ほうれん草と岩茸の和え物
素朴なほうれん草に岩茸が見事に合っています。
しかも、ほうれん草の風味が何故か懐かしい。
昔はこういう味だったように思います。
最近はこういうほうれん草の味がしないように思う。
何となく郷愁を感じる一品です。
・万願寺唐辛子
万願寺唐辛子を焼いて、鰹節をかけ醤油で合えただけ。
こんなシンプルな料理なのに、なんでこんなに美味しいのだろう。
万願寺唐辛子は東京では馴染が少ない食材ですが、こんな優しい味わいだったとは。
・おこぜ
オコゼを出汁に漬けて食べるだけです。
しかし、この出汁・・・只者ではない。
これだけで、ご飯が食べられる。
こんな凄い出汁が出せるんですね。
オコゼも絶品ですが、こんな出汁に漬けて貰えて本望かもしれません。
・お造り2点
まずはコチ。
塩か醤油で頂きますが、なにも漬けずとも美味しい。
漬けるなら塩の方でしょう。
コチの食感が翌日まで残っていました。
次が舞鶴の鳥貝
大きいです。
食感がこれも凄い。
普段は貝類は避けているのですが、これは凄い。
いままで、鳥貝でここまで美味しいのは食べたことがない。
・鱧椀
鱧です。
河豚屋などでも夏場は鱧になるので、馴染みはありますが、こちらの鱧は凄い。
鱧は骨切りをして提供するのは周知の通りです。
凄いのはこの鱧椀の鱧が、その骨の食感が見事に残っていて、口の中で感じること。
それが実に気持ちが良い。
適度に感じるように切ってあります。
出汁も素晴らしい。
梅肉を溶かして塩加減を調整するようですが、梅肉も必要ないくらいか。
しかも、ここでもジュンサイを使っていて、さらに食感が楽しくなるように計算されています。
ここでお酒を辛口の「麒麟山」に変えます。
・焼き物
鮎です。
静岡の藁科川の鮎。
焼き方を2種類変えて出してくれました。
ふっくらとした焼き方とカリカリに焼いたもの。
鮎の骨の取り方を教えてもらいました。
意外に簡単ですね。
しかし、この鮎も見事です。
ふっくらした方はいわばミディアムレア。
鮎の身の美味さを実感できます。
カリカリに焼くと、鮎の香ばしさが頭の中を駆け巡ります。
カリカリの方が普段はお目にかかりますが、こうして焼き方を変えてくれると鮎本来の美味しさが分かります。
・炊き合わせ
茄子と車海老とオクラ。
茄子がふっくらしてます。
これも出汁が効いていますが、出汁が食材の味を引き出しています。
ここまでバランスが良いとは思いませんでした。
・食事
縮緬ジャコ、牛しぐれと香の物
牛しぐれは「星野」のスペシャリティだそうです。
ちょっと甘目の牛しぐれ。
これでが半が何杯も行けちゃいます。
米は山形。
縮緬ジャコも塩加減が丁度良く、これも素晴らしい。
誘ってくださったレビュアーさんがまだご飯が食べたいがおかずがないと注文。
ここで星野さんがまかないを出してくれました。
鰯の醤油煮です。
「京味」ではこれが西さんが大好きなのだそうで、ちゃっかり覚えてきたそうな。
これも鰯の旨みが素晴らしい。
醤油が染みてこれでご飯がいくらでも食べられます。
・甘味
当店は「わらび餅」です。
上品で素晴らしい。
文句のつけようがない。
どの料理も素材の旨みを最大限に引き出した上、食感を実に楽しませてくれました。
今まで食べた日本料理でここまでのレベルのものに出会ったことがありません。
完璧だと思います。
お酒を入れてお一人27,000円。
決して安くありません。
でも、この味が「京味」の味だと言われると納得です。
「京味」に行けば倍の値段になります。
次回があるかどうかわかりませんが、また常連さんにお願いするかな。
2位
1回
2015/10訪問 2016/01/11
若きイケメンシェフの作り出す、火入れが素晴らしい魚料理を堪能しました。
2015年3月にかつて「フロリレージュ」のあった場所にオープンしたフレンチ。
半年足らずで、青山界隈で「ナリサワ」に次ぐ高い評価を得ています。
若いシェフは今年で30歳の超イケメン。
出身は「カンテサンス」。
そんな店のオフ会へのお誘いを受けやってきました。
この界隈は裏の路地を含め、アップダウンの多い地域。
普段縁のない地域故、珍しく迷ってしまった。
まさか、こんな急傾斜の階段を上った処に店があるとは(笑)
とても地味な店ということもあって、どこがドアだか分からないです。
ドアに魚のマーク。
魚料理が得意なのだそうです。
思ったよりこじんまりとした店内。
人気店とは言っても、まだそれほどお客さんが付いていないのでしょうか。
この日は他のお客さんは1組だけ。
ディナーはシェフおまかせのコース1つのみ。
お値段は9,000円。
最初に言いますが、9,000円のレベルの料理ではないと思います。
少々、好みと違うものもありましたが、今年頂いたフレンチの中では最も美味しいと思う店でした。
まずはシャンパンから。
うむ、良いシャンパンです。
・アミューズ オマール海老のビスク
当店のスペシャリテのようです。
定番なので、よほど自信があるんでしょう。
オマール海老のスープを使ったたこ焼き。
上に乗っているのはイタリアンパセリ。
海老の香ばしさが素晴らしい。
少々、焦げ過ぎにも思えますが、なかなかインパクトがあって、良いと思います。
正直、お替りしたくなる一品です。
・パン
確か群馬の有名なパン屋さんから仕入れているとか聞いた気がします。
かなりの美味しさです。
下手に自家製のパンなど作らない方が良いという典型的なパンですね。
オリーブオイルの写真も撮りました。
そんなの撮ってどうするんじゃ、とも思いましたが、このオイルは濃厚で実に美味しい。
・前菜1 帆立とマッシュルーム、キャビア添え
中にクリームチーズが入っているせいか、実に濃厚で爽やか。
キャビアの塩気を意識していて、実に調和がとれています。
白ワインをいただきました。
魚料理がメインなので白以外に考えられない。
これも美味しいワインです。
・魚料理 静岡の金目鯛のポワレ 鶏肉のソース
カンテサンス譲りの一品のようです。
魚料理に肉のソースを使うというのは、正直初めてです。
気がついたのは、火入れの素晴らしさ。
これは見事です。
大概もう少し火が入った物が多い。
ぎりぎりレアに近いけど、しっかり火が入っています。
これより生だと駄目。
魚の旨みを最大限に引き出す火の通り具合です。
これは凄いわ。(驚)
ただ、このソースが合うかといえば、これは好みの問題かもしれない。
・前菜2 フォアグラのフラン、北海道の雲丹、ほうずき
ほうずきって食べられるんですねぇ(笑)
雲丹の香りが強め。
中に大嫌いなセロリが入っていますが、気になりません。
下の方がフォアグラか。
こういうフォアグラ料理もあるんだ、と妙に感心してしまった。
・スープ スープ・ド・ポアゾン アイオリソースとパルメザンチーズのトーストを添えて
当店のスペシャリテ。
相当の自信作。
10種類以上の魚を使ったスープ。
かなり濃厚です。
スパイスもかなり使っている。
これを作るのに、どれだけ時間がかかるのだろう。
どうしたら、こんなスープを思いつくのだろうと思える一品です。
チーズの乗ったトーストが実に合う。
いや、ご飯も良いかもしれない。
・魚料理2 アズキハタとイサキのポワレ
これがメイン。
やはり火入れが凄い。
ギリギリのところで提供しています。
一発勝負やね、これは。
お見事です。
ソースは酸味があります。
レモンと白醤油を使っているとか言ってました。
このソースも好みが分かれると思います。
・チーズ
苦手なブルーチーズが入ってましたが、さほどきつくなかった。
これなら食べられる(笑)
ハチミツがあるともっと良いかもしれない。
・デザート1 パンナコッタと無花果
無花果のデザートはよくありますが、こういうのは初めてだ。
すっきりしてます。
無花果をそれほど美味しいと思ったことはないけれど、こういう風に出てくれば考え方も変わるかもしれない。
・デザート2 温かいショコラムース
トロリ溶けているチョコレート。
こう見えてチョコレートは大好物。
甘さ控えめながらも、感動的ですらあります。
これも定番のデザートのようですね。
・飲物
エスプレッソをダブルで頂きました。
これも丁寧に淹れてあり、とても美味しい。
満足感に浸れます。
ソースにやや課題が残る気もしますが、これからどんどん変わるのではないでしょうか。
あと、食べログレビュアーにとっては、メニューを書いたものをできれば渡してくれると助かります。
お会計は16,000円をちょい超えましたが、納得のレベルだと思います。
最後は若いイケメンシェフが外で待っていてくれました。
この若さで、このレベルかぁ。
凄いです。
昔のフレンチとは全然違って実に素晴らしい。
この店も予約が取れなくなる店になること、間違いなしでしょう。
3位
1回
2015/05訪問 2015/11/11
(再訪多数) 「日本橋橘町都寿司」 近くて遠い店はやはり素晴らしい。
(2015年5月)
先月に引き続いてやってきました。
10月に水天宮寄りの場所に移転が決まっているので、この東日本橋で食べられるのは、今回が最後。
相変わらずの旨さです。
ツマミで出てきた佐島の蛸や海老の味噌漬けも旨かったが、やはり小肌と金目かな。
今日はゼロ次会で飲んできたので、最初から日本酒三昧。
最高です。
つまみ
・じゅんさいの酢の物
・佐島の蛸
・塩釜の真子鰈
・アカシマ海老の味噌漬け
・銚子の漬け鰹
・ホタルイカの味噌漬け
・あん肝
・富山の赤むつの焼き物
握り
・小肌
・寝かせた真鯛
・鱒の助
・春子
・中トロ
・鯵
・金目鯛
・車海老
・大間のムラサキウニ
・煮穴子
・玉子焼き
・お椀(蛤)
今度は11月になります。
次回は移転先にお邪魔する予定です。
(2015年4月)
素敵な美女からの急なお誘いで来ました。
夕方5時スタート。
この時間に来るのは初めてです。
寿司の前にツマミをいくつか
・鰹の漬け
・ホタルイカ
・平貝の味噌漬け
・茶碗蒸し
この中では平貝の味噌漬けが凄かった。
この一品だけでお酒が進みます。
・小肌
・真鯛
・さより
・鰆
・烏賊
・赤身
・中トロ
・鯵
・ミル貝
・車海老
・金目
・雲丹
・小柱
・穴子(塩)
やはり小肌はゆるぎない。
春は全体的に貝類が多いそうです。
雲丹は美味かったなぁ。
今度は5月です。
よろしくです。
(2014年8月)
7か月ぶりの都寿司です。
だんだん予約が取りにくくなりました。
最後に書くつもりでしたが、会計の後次の予約を取ろうとしたら、駄目でした。
伺ったのは8月下旬。
次の予約は4月がもう一杯。
後は5月になるため、9月に入ったら電話で予約を取って欲しいと言われました。
5月ってことは9か月先です。
四谷の名店「三谷」が一年先だそうですが、それに段々近づいてきました。
一体どうなるんでしょうか。
食べログで人気が出過ぎるのも考えものですなぁ。
今日は寿司の前にツマミをいただきました。
・蛸
・平目
・つぶ貝
・新烏賊
・イクラの味噌漬け
・アン肝
・えぼ鯛
蛸は分厚い身でした。
つぶ貝は食感が凄かった。
イクラの味噌漬けは酒が進むし。
えぼ鯛は今まで干物しか食べたことが無かったけど、これは美味しかった。
・新子
・真鯛
・鰹
・新烏賊
・中トロ
・秋刀魚
・甘海老
・雲丹
・穴子(塩)
・玉子
・お椀
この時期ならではの新子は濃厚でした。
鰹は藁の香りが良かったですね。
秋刀魚は少し早い気もしましたが、脳天に響く美味しさ。
雲丹と穴子は相変わらずの素晴らしさです。
さて、次の予約は果たしてとれたのでしょうか(笑)
(2014年1月)
半年ぶりの訪問です。
ということは予約は最低6か月先まで埋まってしまう店になってしまったということです。
凄いもんだ・・・ほんの3年ほど前は2~3週間前なら予約出来た店だったのに。
今回はかみさんを連れてきました。
予約は8時30分。
当然満席ですが、見るとどなたも常連さんのご様子。
安い店でもないのに、皆さんリッチですなぁ。
穴子の稚魚をつまみにビールで寿司を待ちました。
今日の寿司は以下の通り。
・小肌
・真鯛
・平目
・ミル貝
・鰆
・スミイカ
・漬け鮪
・ホッキ
・中トロ
・車海老
・金目
・雲丹
・穴子
・お椀(浅利)
・玉子焼き
酒は最初がアウグスビール。
日本酒は飛露喜(福島)と越乃景虎(新潟)。
かみさんは雲丹にえらく感動しておりました。
私は、真鯛、平目、金目、雲丹が良かったと思います。
いずれにしろ、相変わらず口の中で静かにシャリがほぐれて至高の時を味わえます。
たまにはこんな店に来ないといけませんね。
今度来るのは8月となってしまいました。
(2013年7月)
2年ぶりの訪問です。
ひでmonさんのオフ会に強引に便乗しました(笑)
しかし、この店も予約が大変な店になってしまいました。
今では半年後まで予約で一杯だそうです。
「くろぎ」と同じです。
さて、まずはアウグスビールから。
ヒェー美味しいですね。
さっき別の店で軽く飲んできたのに、それでも美味しい。
今日は握りだけでお願いしました。
順番に・・・覚えているかな(笑)
・新子
・小肌
・真鯛
・とり貝
・鰹
・カスゴの昆布〆
・漬け鮪
・中トロ
・鯵
・蝦蛄
・金目鯛
・車海老
・赤雲丹
・白エビ
・穴子(塩)
・玉子焼き
お椀は浅利
そうそう美味しい冷酒もいただきました。
新子も良いけど、やはり小肌は絶品です。
蝦蛄は嫌いなネタですが、初めて美味しいと思いました。
赤雲丹は甘味があって最高。
穴子の塩も相変わらず笑いが出てくるような一品。
シャリが以前より優しく感じたのは気のせいか。
もっと酢が効いていたような記憶でしたが。
これで、14,300円。
安くはないけど、納得の寿司です。
帰りに予約を取りました。
な・・・なんと今度は1月です(呆)
(2011年4月)
レストランのみ800件目で待望の「橘町都寿司」です。
いやぁ、ここまで長かった。
近くて遠い店。
ここは私の会社のすぐ近く。
3年ほど前までは平日のランチもやっていた店。
二重ちらしがたしか1,400円くらいで食べられたのです。
飛び切り旨い寿司屋でしたが、東日本橋界では高目のランチゆえ客の入りは今一つ。
夜だって、いつ行っても入れそうな店だった。
それが・・・いつの間にか東京を代表する寿司屋になってしまって・・・とっても近いのに遠くなってしまった。
その都寿司でオフ会をしましょうとの嬉しいお誘い。
おぅおぅ、行きますとも。
その間に東日本大震災が起こり、その後は計画停電だの大規模停電の恐れがあるなど開催も危ぶまれましたが、なんとか開催。
良かったです。
待ち合わせは8時。
どうやらそれまでは別のお客さんで一杯の模様。
一時間ほど時間を潰して店に行くと、案の定満員。
テーブルで待っていると、皆さん無事にご到着。
揃ったところで、カウンターへ。
ご主人の杉田さんは、私の顔を見ると思い出した様子。
「よくお昼にいらしてましたね」
さすが、覚えてくれてました。
まずはビールで乾杯。
アウグスビール?
初めてですが美味しい。
グラスはオーガスタ?
ビールを飲もうとお隣の美女レビュアーを見ると・・・げっ、一眼レフ。
とうとうここまで来たか、食べログレビュアー魂(爆
まずは、東京一といわれる「小肌」が登場。
おおっ、これですか。
私は「小肌」はあんまり好きではありません。
なにせ小肌の美味しいのにあんまりお会いしたことがない。
では一口・・・・おおっ、おおっ旨い!
なるほど、これは最高です。
身がほぐれていくにつれて魚の旨みがしゃりと交わり、渾然一体となります。
さらにそのしゃりがふんわりとゆっくり口の中でほぐれていく。
刺身を酢飯に乗っけただけの寿司が芸術へと昇華していく。
これぞプロ。
この微妙で繊細な優しさ。
これが寿司なのですね。
後から出てくるものも素晴らしいものが続きます。
・真子鰈
・鰆
・春子の昆布〆
・鯛
・鮪
・鯵
・金目
・トリ貝
・車海老
・煮蛤
・つぶ貝
・雲丹
・穴子(塩)
・玉子
この中で穴子は塩でいただきました。
これが最高!
いままでこれほど美味しい穴子は食べたことがありません。
鳥取の辛口の冷酒もいただき、とても良い気持ちに浸ります。
寿司の名店でご主人が握るはどうかによって寿司の味は全然違うとも言われます。
この都寿司はどのお客さんもご主人自ら握ります。
お弟子さん達はじっとご主人の手元を見るのみ。
さほどに寿司の場合は力量に差があるようです。
いずれにしても、この店は会計も明朗会計。
びくびくするような値段になることはありません。
裏人形町といわれる東日本橋ですが、周りは「虎穴」、「との村」、「志な乃」など名店揃い。
いつまでもこの地で頑張って欲しいものです。
4位
1回
2015/02訪問 2015/06/21
1900件目 「ラ・ボンヌターブル」 昨今の人気フレンチのレベルの高さが納得できる店です
1900件目は日本橋の「ラ・ボンヌターブル」です。
結婚記念日のランチで訪れました。
コレド室町2は未訪です。
一時の混雑ぶりはどうやら収まったようで、日本橋らしい落ち着いた人の流れになっています。
此方は「レフェルヴェソンス」の姉妹店ということなので、期待できそうです。
しかも、ドレスコードなしというカジュアルさ。
休みの日はジャケットを着たくないので、これは嬉しい。
新日本橋から地下通路を通ってコレド室町2まで5分程度。
でも、ビルの中には入り口らしいものがなく、結局外に回って入るようです。
11時30分の予約で、時間通り入るとすでに半分以上席は埋まっています。
しかも女性客が殆ど。
日本橋レディはリッチですなぁ。
店内は落ち着いた雰囲気ですが、至ってカジュアルなテーブルと椅子です。
なるほど、これならドレスコードはないはずだ。
ランチはプリフィクス・コース(3,600円)という手頃なお値段。
昨今の鰻屋さんのうな重1つ分の値段と同じです(^o^)
いかに鰻が高いか分かりますねぇ。
うな重一つとフレンチのコースが同じ値段ですよ。
食前酒はスパークリングワインから。
・タケダワイナリー デラウエア サンスルフ
まるで「どぶろく」のような白く濁ったスパークリング。
ちょっと癖のある味わいですが、飲み慣れると、なかなかイケル。
・アミューズ
各地農園から届いた畠のサラダ
これを取り分けます。
かなりこだわりを感じる野菜の数々です。
特に薩摩芋の甘味が凄い。
ここで前菜に合わせて白ワインを注文します。
VOUVRAYはかみさんに、鰤が出る私にはシャブリです。
・前菜
かみさんが選んだのが次のもの。
新たまねぎの温かいスープと自家製ベーコン、ジャガイモのニョッキの炭火焼き、オーブン焼きしたビーツとほうれん草
玉葱のスープはミルクやバターを全く使わないで、この色を出しています。
ちょっと一杯頂きましたが、これはいきなり凄いスープだと思いました。
玉葱のスープで、ここまで濃厚な味が出せるのですね。
私はというと
炭で炙った鰤、とんぶりとレモンのドレッシング、ごぼうのソース、飴色に焼いた葉玉葱
鰤はこの寒い季節にはぴったりです。
しかし、炙った鰤とはまるで和食です。
とんぶりもたっぷり。
元来、炙った料理はあまり好みではないのですが、ごぼうのソースが嫌な臭いを緩和してくれています。
そこまで、計算しているのでしょうか。
だとしたら凄すぎます。
ここで噂の大阪の「ル・シュクレクール」のパンとカルピスバター。
わざわざ、大阪の有名なパン屋さんとは意外な感じです。
バケットにしては妙なお姿。
ちょっと豆っぽい食感ですが、少し酸味があります。
添えられたカルピスバターも、ぴったり合います。
・メイン
かみさんはつぎのもの。
帆立貝と大和芋のムースで包み焼きした平目、独活とハマグリのブール・ブランソース、柔らかなキャベツ、シブレット、レモンの香り
なんだか大きな目玉焼きのようなお姿で登場。
これもフアフアな料理ですねぇ。
切ったなかから平目が出て来ました。
食べていないのでわかりませんが、バターはあまり感じないようで、フレンチっぽくないので食べ易かったそうです。
私はというと。
ブータンノワールのパイ包み、干し椎茸と煮込んだ豚バラ肉、里芋、加賀蓮根、柚子、キャベツのソース、梶谷農園から届いたハーブのサラダ
ブータンノワールに反応して注文してしまいました。
でも、出てきたのはパイ包み。
あのソーセージのようなブータンノワールの姿はない。
パイの中からブータンノワールと豚バラ肉が出てきます。
独特の濃厚な風味は確かにブータンノワール。
ただ、「ラ・ピッチョリー・ドゥ・ルル」で戴いたブータンノワールには及ばないか。
しかし、いろんなこだわり野菜が一杯なので、血のソーセージを頂いても健康的な気分になれます。
・デザート
かみさんは次のもの
江連農園完熟苺のスープにフアフアの綿あめを浮かべて、クレーム・ダンジュ、牛乳のアイスクリーム
これもフアフア系です。
しかも、綿あめとは(笑)
ここまで来るとアートですねぇ。
私は
熱々!安納芋のスィートポテトを乗せた焼きリンゴ、シナモン香るクランブル、キャラメルのアイス、赤ワインに漬けたレーズン、黒豆黄粉のメレンゲ
本当に熱々の焼きリンゴです。
安納芋はそれほど甘くなかった。
それより、なんだか絶品のアップルパイみたいな感じ。
レーズンは種がありますが、食べられます。
ここまで来ると、デザートも芸術ですね。
・ドリンク
珈琲を注文しましたが、何と日本茶のようなポットと茶碗で供されます。
小菓子も見た目はたこ焼き(笑)
「チョコとラズベリー、たこ焼き風」だそうです。
つまり中は甘酸っぱいチョコ。
面白いですねぇ。
最近の人気の店はイタリアンがフレンチ化してきて、フレンチが逆にイタリアンっぽく感じる気がします。
つまるところ、古典的なフレンチが出る店は、昔の人気店だけになってきた気がします。
バターたっぷりじゃないフレンチ。
野菜は産地にこだわったものばかり。
これでお酒を除けば、どこにである鰻屋さんのうな重と同じお値段。
凄いものです。
昨今の人気レストランのレベルの高さが痛感できる店だと思います。
5位
1回
2015/01訪問 2015/04/26
松戸の中華料理といえば「竹琳」と「勇」。
「勇」は超人気店になったと思ったら、なんと東京の白金高輪に移転してしまった。
しかも、東京でも超人気店となってしまったようで、なによりです。
残った「竹琳」の方はというと、看板シェフの廣田さんが独立してしまった。
その廣田さんがオーナーシェフの店が此方です。
実は昨年のGWにぷらりと一人で行ってみたものの、満席で断られてしまった。
平日はともかく、土日祝日は予約なしでは入れないほどの人気店だったようです。
今回は満を持して事前予約の上、伺いました。
予約時間より少し早めに着くと、2階が一杯のため、なんと1階の特別室に案内された。
出てきたのは、以前伺った時と同じマネージャーさん。
卒の無い接客ぶりは、愛想のない接客の多い中華料理店には見られないものです。
もっとも、その分値段も高いのですが。(笑)
厨房の横なので、オーナーシェフがちょくちょく顔を出せるという、良いのか悪いのかという部屋です。
カウンター席で3人以内で利用するには良いようです。
マイレビュアーのみゅうささんのレビューを事前に読んでいたので、限定30食の「プレミアムランチ」は避けました。(^o^)
あまり特徴がないということだったので(笑)
2人なのでアラカルトにしました。
・天廣堂特製回鍋肉(1,600円)
・季節野菜の蟹肉卵白ソース(1,350円)
・天廣堂特製麻婆豆腐(1,200円)
・ライス(300円)
・五目あんかけ焼きそば(1,000円)
・プレモル2本(1,500円)
お茶は、菊の花入りジャスミン茶。
特に菊の花は感じません。
・天廣堂特製回鍋肉
最近はスーパーでもそれなりに美味しい回鍋肉が買える時代になりました。
特に中華料理はそれなりの味のものがお手頃価格で食べられる時代。
中華料理にとっては、本当のプロの味が試される時代です。
さて、此方の回鍋肉。
思ったより量が多い。
後でわかったものの、全体的に此方の料理は量が多め。
濃厚で辛めの味付けは私の好み。
香味醤油でしょうか、ちょっと独特の風味がします。
豚肉はまずまずのものを使っています。
調味料はそれなりに感じます。
その辺の中華料理店の回鍋肉と比べるのは、失礼ですが、充分美味しい。
・季節野菜の蟹肉卵白ソース
ビジュアルが良いですね。
食欲が増す感じ。
蟹肉と卵白が見事に調和してます。
野菜のシャキシャキ感を損なわず、いただけます。
蟹肉の風味も素晴らしい。
先ほどの回鍋肉と違い、淡泊な味付け。
コーンフレークのようなものがさらに食感を楽しくさせる。
回鍋肉よりプロの味を感じます。
・天廣堂特製麻婆豆腐
二種類の花椒が付きます。
若い方と辛い方?
辛い方をかけました。
素晴らしいです。
先ほどの野菜料理が広東料理なら、これは見事に四川料理らしき味わい。
辡油が少々オイリーに感じましたが、食べて行くとそれほど感じません。
香りといい、辛さといい、四川料理店の麻婆豆腐と変わりません。
それとライス。
固めに炊いたお米は味も良い。
米は手抜きが多い中華にしては見事です。
・五目あんかけ焼きそば
これも量が多いですね。
かみさんは食べ切れませんでした。
塩の使い加減も丁度良い。
この焼きそばは塩が強めが多い店が多い中で、これはまずまず。
もっと頼むつもりだったが、量が想像以上に多く、超満腹状態になってしまった。
この量で4人分はあるかもしれない。
シェフはかなり接客好きのようで、お客さんのところへよく顔を出して挨拶しています。
接客重視のシェフですが、中華でここまで積極的に客の前に出て来る方は珍しい。
こういう姿勢が常連客を増やすのでしょう。
値段は高目ですが、予約してでも来たいと思える店ですね。
6位
1回
2015/09訪問 2015/12/27
2014年9月にオープンして以来、さほどフレンチには縁のない御茶ノ水界隈で高評価の店に行ってみました。
かなりの人気店になってきましたが、1週間ほど前なら予約は充分可能です。
場所は、御茶ノ水の線路沿い。
総武線に乗っていると見える、淡路町のビリヤード場のある建物群の中にあります。
良く、こんなところに目をつけたもんですなぁ。
私は聖橋口から行きましたが、近いようで遠い。
ここからだと、湯島聖堂を突き抜けて行かないと下に出られないので注意が必要です。
湯島聖堂の入り口の真ん前にその店はあります。
ガラス張りの店舗ですが、ビストロらしい雰囲気。
予約名を告げて店内へ。
当然ながら本日は予約客で満席です。
席は窓際。
丁度、目の前を丸ノ内線、その上を総武線の列車が走るという電車オタクなら垂涎の風景。
注文したのは2,600円のランチコース。
前菜とメインを2品の中からチョイスするシステムです。
かみさんが一緒なので両方選べます。
ワインはボルドーの白。
シャトーヌレ。
値段は安いがすっきりしていて、飲みやすい。
・アミューズ キャベツのムース
キャベツの甘味が感じられます。
美味しいですが、アミューズとしてはちょっと物足りないか。
・バケット
自家製ではないそうです。
どこで買ってきたかは教えてくれませんでした(笑)
・前菜 自家製スモークサーモン
なんでも作るのに4日間かかるのだそうです。
当店自慢の品らしく、これは素晴らしかった。
元来、スモークサーモンはあまり好きではないのですが、正直、今まで食べた中でも最高のものだと思います。
サーモン臭さが全くない。
甘味すら感じます。
付け合せの玉葱のせいでしょうか。
・前菜 田舎風パテ
フランスのディジョンでパテ名人として名高いジャンピエール氏に教わったパテ。
この店のシェフの基本のパテだそうです。
一口、頂きましたが、肉の旨みがギッシリ感じるパテでした。
ワインをブルゴーニュの赤に変えました。
私が肉料理、かみさんが魚です。
・メイン 魚のパイ包み焼き
当店の名物料理だそうです。
今日の魚は真鯛。
パイ生地の中には野菜、鯛、海老、魚のムースが入っています。
一口頂きました。
鯛の皮の香ばしさが凄いです。
フレンチで真鯛のポワレなどは、もう食べ飽きた感がありますが、それとは違った美味さです。
海老と野菜のせいかもしれません。
ソースも見事です。
こっちにすれば良かった。
・メイン スペイン産ポークのロースト エストラゴンソース
ポークはやや固めなれど、肉の味がしっかり伝わります。
隠し味にクミンを使っているせいか、なんだかインド料理みたいな味わいもします。
・デザート 薩摩芋のプリン、アイスクリーム添え
プリンはさほど薩摩芋を感じませんでした。
アイスは美味しかった。
料理に比べるとデザートは今一つに感じます。
・エスプレッソ
ダブルです。
これは普通ですかね。
ボキューズドール日本代表のシェフの腕前は確かなようです。
やはり、スモークサーモンと魚のパイ包み焼きは素晴らしかった。
ただ、アミューズとかデザートは普通だと思います。
いずれにしろ、予約が困難になる日も近いと思います。
なお、カード利用は1万円以上からだそうなので、ご注意を。
7位
1回
2015/09訪問 2016/01/03
日本料理店は、高級寿司店同様に敷居が高く、なかなか自分では行かれません。
最近、人気急上昇の此方も名前だけ知っているだけ。
なんと、ミシュラン☆の店です。
ひょんなことからお誘いをいただき訪問することができました。
場所は新富町というより中央区役所の裏。
この界隈は最初の勤め先が銀座8丁目ということもあり、比較的なじみのある地域です。
と言っても、夜は来たことが殆どありません。
店はすぐに分かりました。
落ち着いた雰囲気ですね。
玄関を開けると、女将さんが出てきて、カウンターのある部屋へ案内されました。
もう先に2人が来ています。
綺麗に磨かれたカウンター。
椅子は6人ほどありますが、我々だけだそうです。
ご主人は銀座で12年間修業し、その後何故かニューヨークに渡って15年の経歴だそうな。
ニューヨークの日本料理店出身って、なんとも珍しい。
シャンパンを頂戴しながら料理を待ちます。
・すっぽんの茶碗蒸し
すっぽんですかぁ。
出汁がすっぽんみたいですね。
うむ、これは・・・たしかに・・・はて、すっぽんってどんな味じゃったかのぅ(^o^)
すっぽんの身は入っていないので、よく分かりません。
上品な味わいです。
というか、少し塩気が強いようにも思えます。
・無花果の揚げ出し
無花果を食べるのも超久しぶりです。
というか無花果の味は殆ど記憶にありません。
そうだ、フレンチで無花果のコンポートを食べて以来か。
中を割ってみると、たしかに無花果だ。
うむ、無花果もこうやって食べることができるのか、とやけに感心します。
出汁はさすがにしっかりとしていました。
ここで、お勧めの日本酒をいただくことに。
名前は・・・はて、なんじゃったかのぅ。
・フグと松茸
まだ暑い時期ですが、それにしても河豚と松茸って、贅沢過ぎます。
今年は雨が多いせいか、国産の松茸は豊作だそうです。
松茸は信州産だそうです。
河豚が淡泊な味なので、殆ど松茸の味でした。
お酒は喜久酔。
菊水じゃないです(笑)
昨今は美味しい日本酒が増えましたが、此方の日本酒はちょっと種類が少ないかもしれません。
・蕪のすり流し
なんだかとろろ芋みたいですが、たしかに蕪です。
見事なもんです。
しかし、ここまで出てきた料理はどれも似たような感じのものが続いています。
どれも、塩気が強め。
出汁より塩気が勝っている感じ。
たしかに懐石料理は大体こういう流れが多いですが(笑)
先ほどの河豚と松茸がちょっとアクセントがあったかなという感じか。
・八寸
・白子
・春菊(京都)アミダケ、岩手の筋子
・サバ寿司
・さんまのスモーク
・鮟肝と奈良漬
・琵琶湖の子持ち鮎のフライ
・穴子のゴボウ巻き
・鴨ロース
たくさん入ってます。
一番美味しかったのは鯖寿司かな。
でも、もう少し大き目の皿に盛ったほうが良いようにも見えます。
盛り付けも美しいけど、もう一捻りした方が良いように思えます。
・お椀 クエと加賀蓮根、松茸
これが一番美味しかったように思えます。
特に松茸が大きく、香りも充分。
お酒 渡舟
いやぁ、堪りませんなぁ。
・お造り
鯛、ボタンエビ、しまあじ、あしらいにルッコラ、茗荷 ハス、醤油と煎り酒で
鯛がメイン。
これは普通ですかね。
お酒 石槌
これも良いかも。
・松茸牛肉
魚にちょっと飽きてきたので、良いタイミングでした。
しかし、ここまで松茸攻めは嬉しい。
・白魚
これは、なんだかスルッと食べてしまって印象度ゼロ。
牛肉の後なので、口直しでしょうか。
・焼き物 マナガツオの味噌和え
葉っぱに隠れてマナガツオがありました。
銀杏に囲まれています。
味がしっかりしていて、とても美味しい。
・甘鯛の栗蒸し
出汁が良いですね。
・蟹と柿
秋を感じます。
さっぱり…し過ぎかも(笑)
・松茸と鯛の土鍋ごはん、椀、香の物
これも松茸(笑)
嬉しいけど、ちょっとご飯柔目。
でも、お椀の味噌汁最高。
・抹茶のお汁粉
これは妙な組み合わせ。
合うんでしょうか(笑)
うむ、なんだか・・・これは合わないと思うけど。
料理はおそらく1万円のコースだと思います。
料理の品数は多めなれど、量はさほどないので、多すぎる気にはなりません。
料理のレベルは評判違わぬものと思いました。
ただ、やはり塩気が少し強めなので、同じような味わいの料理が続く感じで、どうも記憶に残る料理が少ないかも。
翌日になっても記憶にある料理は2~3品のみ。
料理の品数を少し減らして、一品、インパクトのあるモノが欲しい気がします。
私のような下町育ちの人間には、もう少しメリハリが有った方が嬉しい。
それと見た目。
良く言えば上品。
これもインパクトがもう少しあった方が良いと思う。
最後のデザートはもう一工夫が必要かと思いました。
ご主人は緊張感を感じないので、とても親しみ易い。
とても良いお店だと思いますので、暫くしたら再訪したいと思える店でした。
8位
1回
2015/08訪問 2015/12/06
2015年度中に2015件目 「レストランひらまつ」 西麻布にあった「ひらまつ亭」に来て以来です
今年は2015年。
2015年度中に2015件目。
これって、早々巡り会えることはないと思いませんか(^o^)
ということで妙な切り番ですが、ご了解ください。
このところ、近場の店にしか行っていないので、久しぶりに都心の店に行きたくなりました。
都心の有名店は数多あります。
予約の取りにくい店は避けるとなると・・・「ひらまつ」かな。
実は、「レストランひらまつ」になってからは未訪なのです。
私が以前行ったのは「ひらまつ亭」の頃。
いつの話じゃ、と思うでしょう。
はい、かのバブル真っ盛りの頃です。
当時は西麻布の半地下の店でした。
美しいマダムが仕切っていました。
あの時は店内に女優さんが来てましたね。
最後は、シェフの平松さんが挨拶に出てきてくれた。
あの「ひらまつ亭」がどんどん大きくなって、上場した時はぶったまげた。
今では、全国に店舗があるばかりでなく、海外にも出店してます。
フランス料理のようなシェフの技量がものを言うジャンルが会社組織にマッチするとは、思いもしませんでした。
経営者は利益を追求するので、規模を拡大すればするほど、質は落ちるのが普通です。
そういう点から見ても、会社経営に成功するとは大したものだと思います。
さて、広尾駅から徒歩1分のところに店はあります。
黒服の男性や女性がお出迎え。
まるでホテルのような豪華さです。
ウエイティングも素晴らしい。
そうか、ウエディングもやっているそうな。
8人で40万円?
80人で400万円か(呆)
予約名を告げて3階へ。
階段は少々狭い。
3階は2人用テーブル中心か。
間接照明を効果的に使っていますが、テーブルとテーブルが少し近いですねぇ。
これだとお隣の会話が聞こえるような気がする。
ランチなので軽めのものをお願いしました。
食前酒はスパークリングワインのロゼ(1,800円)。
美味しいですね。
甘すぎず、すっきりしてます。
・アミューズブーシュ
なにやら一口サイズのものが出てきました。
両端にあるのはチーズ味のシュー。
真ん中はビスケットです。
ワインに合いますな。
ワインを注文。
いきなりワインリストを渡されましたが、昼間からフルボトルを飲む気が無いので、グラスワインを注文。
最初は、ブルゴーニュのシャルドネ(1,800円)。
癖が無く、飲みやすい。
パンが来ました。
全粒粉のパンみたいですね。
丸いパンの方が小麦の味がして美味しい。
ちなみにバターはエシュレでした。
・スープ
ジャガイモの冷製スープのようですが、底の方にコンソメのジュレがあります。
このジュレはかなり良い。
コンソメもこういう使い方があると感心。
なかなか気に入りました。
・産地直送の鮮魚 真鯛 適した調理法による本日のお魚料理
真鯛のポワレですが、正直フレンチで出てくる真鯛のポワレには食傷気味。
また、あれか?と思ってみていると、見た感じからして違います。
野菜がたっぷり添えられている上、カレー粉を使ったソースだそうです。
真鯛の身の色が素晴らしい。
火の通り具合もレアっぽい。
一口。
うむ、塩もしっかり使っているせいか、真鯛の旨みがしっかりわかります。
ソースはカレー粉を使っているという感じはしませんが、風味は多少ありますかね。
どこにでもある真鯛のポワレとは違います。
何とも上品さを感じます。
次は肉料理なので赤ワインを所望。
ボルドーのワインのようです(2,000円)。
これも渋味が抑えられていて実に美味しい。
・仔牛ロースのムニエル、万願寺唐辛子とシトラスの香る夏野菜
仔牛の横にある茄子がやけに大きい。
フィレンツエの茄子だそうです。
甘味があって柔らかい。
万願寺唐辛子も綺麗ですね。
これで赤や黄色の野菜があると、もっと夏野菜っぽくなるのですが。
ちなみに万願寺唐辛子の上にある粒粒は、粒マスタードのピクルス。
仔牛の火の通りも抜群。
これも塩加減が良い。
魚もそうですが、塩加減は実に良い。
肉は少々筋があるのが気になりますが、味の方は文句なし。
・桃のコンポート、マラスキーノ風味のグラニテと共に
桃は一個丸ごとの提供です。
当然、種もしっかりあります。
周りの氷も桃の味。
見事な一品ですね。
この日の料理の中では一番印象的だった気がする。
・エスプレッソをダブルで
・小菓子
オペラなどもあってちょっと楽しい。
料理自体は5,800円のコースでしたが、ドリンク代が少し高いか。
エビアン(水)が1,000円(笑)
サービス料が15%ねぇ。
サービス自体はごく普通のレベルですし、ミシュラン取得店としてはどうだろう?
ロブションやサローネのサービスを思い出すと、不満は残ります。
そのせいか、値段はちょっと高い感じが残ります。
久しぶりの「ひらまつ」ですが、当然、今は別のシェフ。
帰り際に挨拶に出て来ましたが、若いイケメンシェフでした。
そういえば客層もランチのせいか、若い方ばかり。
私のような年齢の者は殆どみかけませんでした。
もうこういう店に来る歳ではないのかもしれない。
全体的にバランスが取れて、どの料理も卒がないよう思います。
ただ、その分、特徴的な料理も感じなかったのが残念。
会社経営になって、規模が大きくなると、特徴的な料理を提供するのは大変なのかもしれない。
でも、ロブションやサローネにはそういう料理が出てきますから、出来ないことはないはず。
その辺が変わると良いですね。
9位
1回
2015/03訪問 2015/07/12
かのバブルの頃、駒沢に一軒のフレンチが開店した。
「ラ・ターブル・ド・コンマ」
あっという間に有名になり、小峰シェフの名はフレンチ好きで知らぬ者はいないほどでした。
しかし、駒沢まで行く決心もつかぬまま、バブルも終焉。
その店のことはすっかり忘却の彼方でしたが、2012年に閉店。
今度はフレンチの激戦区、神楽坂にその名も「カーヴ・ド・コンマ」として再開しました。
今回、お彼岸の日にやっと訪問することが出来ました。
場所は、神楽坂上の一歩手前の路地。
開店当初は看板が出ていなかったとレビュアーさんから聞いていましたが、今はちゃんと出ています。
以前は酒屋さんだった店のようで、大きなワインセラーと併設されています。
開店は12時からとちょっと遅め。
予約名を告げて店内へ。
スタッフは意外に男性が多い。
大概、もう少し女性がいるのに、私たちが行った時は女性スタッフは1名のみでした。
カジュアルな雰囲気なのに、スタッフが男性中心なので、ちょっと重い感じ。
テーブルも椅子もかなりカジュアル。
グランドメゾンではないですね。
ランチは4種類。
一番リーズナブルなのはパスタランチですが、やはりここは普通にコースを注文すべきででしょう。
なにせ、あの小峰シェフの料理がやっと味わえます。
コースは3,240円と5,400円の2種類。
違いはメインの魚と肉の両方が味わえるかどうかです。
3,240円のコースにしました。
肉は私が、魚はかみさんが注文です。
ワインはグラスワインを注文。
最初はブルゴーニュのシャルドネ。
恰幅の良いマネージャーが仕切っています。
隅々に目を光らせている感じです。
私と違って、厳しい上司って感じだ(笑)
アミューズの前にリエットが出てきました。
薄いパンの乗せていただきます。
臭みもなく美味しいですね。
・アミューズ
ヤリイカとフルーツトマト。
酸味が効いています。
小さいのがクロックムッシュ。
自家製パンにハムが入ってます。
チーズも効いてますね。
見た目以上にしっかりした味付けなので、これだけでワインが進みます。
・前菜
鰤のサラダ仕立てでしょうか。
花びらが添えられていて、春らしい雰囲気。
綺麗ですね。
あまり鰤っぽくないです。
魚の臭みが全くない。
これもしっかり塩を振っているせいか、ワインがさらに進みます。
気がついたのですが、やはりこの塩の使い方はバブル時代の有名シェフの特徴かもしれません。
ワインが無くなったので、赤ワインを注文。
今度はブルゴーニュのピノ。
リーズナブルなワインが多いですが、ワインセラーからチョイスも出来るようです。
もっとも、フルボトルになりますが(笑)
・パン
自家製パンのようです。
かなりフアフア。
ハード系でここまでフアフアなパンは初めてです。
・メイン
肉はフランス産の鴨。
魚は真鯛のポアレ。
私はジビエ好きなので鴨の方です。
肉は意外に固めですね。
血の味はしません。
しっかりした食感。
塩の使い方は文句なし。
添えられた旬の筍が何故か絶品。
鴨より筍の方が上を行く感じでした。
真鯛のポアレの方はイタリア産のえんどう豆や浅利、空豆が入ってます。
味はしっかりしていたそうです。
やはり昔のシェフは塩の使い方が違うようです。
ある意味、クラシックなのかもしれません。
・デザート
ヨーグルトアイスにショコラケーキ。
ソースは珈琲か。
バナナも添えられています。
結構いろんな味が交じり合っています。
ちょっと凝り過ぎか。
・エスプレッソ
ダブルです。
やはりフレンチにはエスプレッソが一番か。
濃厚でさっぱりした感じ。
2人で12,000円ほど。
クラシックな料理なれど、さすがと思わせる箇所が随所にみられました。
会計を済ませて外へ出ると、わざわざ小峰シェフが挨拶に来てくれました。
著名な大物シェフなのに、ランチもちゃんと作ってくれているんですね。
ここはまた来たいと思います。
10位
1回
2015/08訪問 2015/08/29
(2015年8月)
「「アクアヴィット」でザリガニフェアをやっているけど、行きませんか?」とお誘い。
ザリガニ?
餓鬼の頃、蕨にある親戚の家のそばの川で、ドジョウやザリガニがやたらと採れたことを覚えています。
ドジョウは食べさせてもらいました。
ドジョウは砂抜きが上手に出来ていなかったので、口の中がジャリジャリ。
そのトラウマから未だにドジョウを食べに行く気にはなりません(^o^)
ザリガニはアメリカザリガニだったと思いますが、食べてはいないと思います。
おそらく美味しくないのでしょうね。
当時はザリガニは食べ物ではないというのが普通だったのではないでしょうか。
しかし、なんでも北欧ではザリガニパーティなるものがあり、なんとザリガニは貴族の食べ物なんだとか。
他に食べるものが無かったのでしょうか(笑)
どうやらザリガニと言ってもアメリカザリガニと違って美味しいのだそうです。
アクアヴィットでは、北海道の阿寒湖産のザリガニを使用するんだそうです。
なぜか「ウチダザリガニ」という名前だそうで、別名「レイクロブスター」ともいうそうな。
そういやロブスターもザリガニの一種ですもんね。
店に入ると、にこやかにスタッフさんが迎えてくれます。
個室に案内されました。
おやっ、やけに明るい。
前に来た時は、えらく暗い店内で、写真を撮るのに苦労しました。
暗いので料理もさほど美味しそうに見えなかった。
聞くと、我々のレビューを店の方々が読まれて、照明を変えたんだそうです。
へぇー、そこまでせんでもエエと思うけど、まぁ、食べログのレビュアーさん達は写真を撮るので明るい方が良いです。
ゼネラルマネージャーの方が来て、ひとしきりザリガニの説明。
なんでも、日本の松茸に匹敵するほど北欧では人気なんだとか。
へぇー…ザリガニがねぇ。
とまぁ、とりあえずスタートです。
明るい帽子を被って、明るいエプロンつけて(笑)
まずは蒸し暑いのでビールで乾杯。
ひやぁ、旨いっすね。
・前菜のカナッペ?
見た目はピンチョス。
手前がニシンのピーツソース、ノルウェイサーモンのマリネ?、帆立ムースとズワイガニ、サーモンマリネのサンドイッチ。
スペイン料理みたいな感じですね。
以前来た時、やけにしょっぱい料理ばかりでしたが、今度はそんなことはありません。
まぁ、パーティ向きな料理ですね。
ただ、サンドイッチは要らないように思います。
腹が膨れるので後の料理に影響する。
・北欧風グリーンサラダ
出てきたとき、思ったのは「えっ、サラダ?」という思い。
しかも普通っぽく見える。
魚は鮪かな。
胡麻のように見えるのはキヌア。
ジャガイモはインカの目覚め。
美味しいですね。
でも、もう少し一捻りして欲しいかな。
・タイム風味のフレンチフライ
これは必要ないと思うな。
確かにパーティには合います。
ただ、こういうモノは立食とかなら良いですけど。
ワインにしました。
チリのシャルドネ。
これは癖も無く、実に美味しい。
すっきりしてます。
夏には良いと思います。
・ザリガニのサラダ
こういうのは初めてです。
今度は左に偏ってません(笑)
でも、縦には並べるようです。
ザリガニを剥いた身があります。
小さいけどしっかりした味わい。
なるほど、たしかにこれは美味しい。
味が濃厚です。
でも、身が小さいですねぇ。
・北海道阿寒湖産ザリガニの塩ゆで
いよいよメインでしょうか。
なるほど、これがザリガニか。
海老とは大分違いますね。
思ったより小さいか。
剥き方が分からないのでご教授していただきました・・・が、上手には剥けません。
棘が指に刺さるし、小さいので身を出すのに一苦労。
でも、濃厚な味わいです。
蟹を食べる時と同様、無言になります。
味は海老より濃厚な感じか。
食べて思うのは、美味しいけど小さい(笑)
正直、食べた気がしません。
その点、蟹は食べた気がするだけ、良いかもしれない。
・ザリガニのビスク
これは一番美味しかった。
甲殻類独特の風味溢れるスープ。
素晴らしいです。
海老のスープより美味しいと思う。
・自家製のパンとバター
珈琲を使ったパンなどもあって、なかなか美味しい。
でも、わざわざ自家製に拘る必要はないかと思います。
昨今は美味しいパンも増えました。
苦労して自家製パンを作るなら、ヴィロンやシニフィアンシニフィエ以上のパンが作れないと駄目だと思う。
その意味では、まずまずのレベルだと思います。
なお、バターは素晴らしかった。
これ、単体で売っても売れると思う。
・ミートボール
これがメインであったか。
ベリーが散りばめてあります。
肉は牛、豚、鶏を使用とのこと。
これはかなり美味しいと思います。
ベリーが合うのかな。
しっかりした味で好みです。
・デザート
これはかなり甘いという話でした。
でも、そこまでの程の甘さではない。
まぁ、もう少し甘味を抑えても良いけど、このままでも良いと思います。
ただ、なんとなく姿形が平凡な感じが残念。
・紅茶。
かなり個性的なものが多く、無難なものにしました。
・お土産
ピスタチオやナッツの砂糖漬け
これは結構病みつきになります。
これで5,000円。
少しサービスもあったようですが、安いと思います。
値段から考えると、相当にリーズナブル。
前回来た時とは雲泥の差です。
最近は真夏にこうしたリーズナブルなフェアを出す店が増えてきているように思います。
こういう高級店は真夏は特にお客さんの集客はどのレストランも大変です。
一休のサイトを見ていても、この時期はかなりの有名店がリーズナブルな価格で集客に力を入れています。
今回は珍しいザリガニを少し堪能できました。
日本人には馴染みの無い食材のため、新鮮でした。
ただ、ザリガニフェアと名付けるほどザリガニを食べた気はしない。
日本人は蟹とかは専門店でたらふく食べる傾向にあるので、おそらくこの程度のザリガニでは満足感は無いと思います。
他の料理を減らして、ザリガニを増やすべきかと思いますが、おそらく原価が上がって、5,000円では提供できないのでしょう。
もしかすると食材の量も少ないのかもしれない。
いずれにしろ、ザリガニで満足感を与えるにはもう少し量が必要ですね。
値段は上がっても仕方がないのでは。
集客を考えると値段は抑えたいところなんでしょう。
ただ、前回の訪問時の料理とは全く違うコンセプト。
北欧料理というものがどういうものなのか、いまだによく分からない気がします。
この店に来たら、アレが食べたいと思える一品が必要かと思います。
(2015年3月)
「ニューヨークでミシュラン☆☆を獲得した北欧料理の店に行きませんか?」と凄いお誘い。
北欧料理?
トナカイでも出てくるんじゃろうか?
しかもフレンチではなく北欧料理でミシュラン?
それも、なぜかニューヨークで?
なんとも想像しかねるお店です。
場所は、青山です。
憧れの場所なれど、ついぞアチキには縁のないところでした。
神宮球場には学生時代4年間通ったものの、青山通りには縁が無かったです(笑)
決算期で忙しいので開始を19時30分でお願いしました。
凄いビルの一階です。
斬新的なデザインの建物ですなぁ。
隣はレクサス青山か。
ドアを開けて名前を言うと、丁度左側のウエイティングスペースにレビュアーさんがいました。
しかも、スーツを着ている!
初めて見ました。
スーツ持っていたんだ(^o^)
しかも下駄を履いていないで靴を履いている。
さすがに港区は下駄では歩けないか(^o^)
オフ会はなんと10人も居ました。
そんなに来るとは知らず驚きの連続。
大箱の店舗です。
結婚式の披露宴にも利用できるそうです。
今日はニューヨークからミシュラン☆☆を獲得した、「エマ・ベングストン」さんが来ているそうです。
名前の通り、女性のシェフです。
凄い日にお邪魔したものです。
しかし、ちょっと照明が暗いかな。
この明るさだと料理の写真が心配です。
まずは、シャンパンで乾杯。
これはお店からのサービスだそうです。
続いて、ジャガイモのスープ。
アミューズでしょうか。
やはり、写真がぼやけ気味ですねぇ。
一口。
およよ・・・かなり塩がきついです。
西洋料理でここまで塩を使う店は初めてです。
しょっぱいと言っても良いレベル。
・スプリンググリーンサラダ ランプ、バターミルク、レイプシード
器のセンスが良いですね。
これは・・・何焼きでしょうか?
料理は前菜のサラダですが、見た目は西洋風ですが、お味はなにやら和食のような味わい。
昨今、フレンチも日本の味を採りいれてくることが多いそうですが、これなども同じ流れなのでしょうか?
バターミルクはある程度野菜を食べ進んでから、わかるような構成になっています。
かなり複雑ですねぇ。
これもちょっと塩が多いかも。
・パン
これもピンボケ気味(笑)
しかし、変わったパンです。
お菓子みたいな味ですが、別に甘すぎるというわけでもない。
バターがなくても充分美味しい。
ここで幹事さんからワインのサービス。
ありがたいですねぇ。
・北海道帆立とサンチョーク オゼイユ、スモークの香るホエー
サンチョークとかオゼイユとか、わからん名前が並んでいますが、サンチョークは日本名で「菊芋」のことだそうです。
オゼイユは緑色の野菜です。
こちらは、見た目が変わってます。
下の器は食べられません。
上の皿の野菜を食べるわけですが、なにやら鰹節のような香り。
不思議な料理です。
これも、なんだか和食っぽい。
・フォアグラとエシャロットのビターマーマレード アプリコット、トレヴィス、ライブレッドのクリスプ
いやぁ、フォアグラが出てきました。
でかいですね。
フォアグラとトリュフがあればフレンチという気分になります。
特にこの柔らかな食感。
たまりません。
ソースが変わってます。
この甘さと苦味はカカオです。
チョコレートソースみたいなものですね。
コリコリした食感は実に面白い。
初めてかも知れない、この味。
しかし、この料理・・・なんだか左に寄ってます。
これがスタイルなんでしょうか。
・鱈と根セロリのソルトベイク 鱒子、フェンネル、ディル
魚料理です。
タラちゃんです。
ふむ、サーモンではなく鱈できましたか。
北欧というとノルウェイサーモンを連想しました。
さて、鱈は意外にしょっぱくない。
あれだけ塩を使っていたので、もっとしょっぱいかと思ってました。
なんだか上品ですねぇ。
ここで白ワイン。
マコンです。
・ビーフブリスケットのプレゼと根菜のピュレ キャロット、ホースラディッシュ、ブリュッセルスプラウト
肉料理は牛肉です。
かなり柔らかいです。
この料理も野菜がたっぷり使われています。
オーソドックスですが、これが一番良いかもしれない。
とにかく、この肉の柔らかさは素晴らしい。
・チョコレート&テクスチャー ムース、ソルベ、クランブルのコンポジション
チョコレートづくしのデザートです。
美味しいですねぇ。
小さなベリーも酸味が良いアクセントになってます。
しかし、ここでも料理が左によっている(笑)
これがエマスタイルなんでしょうか。
ここでエマシェフが挨拶にきてくれました。
なかなかの美人シェフです。
お若いのに素晴らしい料理の数々。
複雑なソースを見事に使いこなしていますね。
まぁ、この味自体は日本人にどう受け取られるかは、別問題かもしれないですが。
ということで、いままであまり味わったことのない複雑な料理を堪能できました。
幹事さん、御苦労様でした<m(__)m>
マイベストレストランに投稿するのも7回目となりました。
とういうことは7年以上も食べログを続けていることになります。
いやぁ、よく飽きずに続いているもんだ(笑)
今回は印象に残った店を載せることにしました。
中にはもう一度行きたくても、簡単には行けそうもない店もあります。
それと、どうしてもストックがたまっているので、12月までに訪問した店でも載せることができない良い店が残ってしまいました。
それらを紹介できないのが残念です。
締切が1月一杯くらいあると、もっといいんですけどねぇ(^o^)