岐阜県に、未来工業(株)という会社があります。
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●未来工業の社長が書いた本
日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり”
山田 昭男 (著)
出版社: ぱる出版 (2011/11)
発売日: 2011/11
この会社、ホウレンソウ(報告、連絡、相談)禁止。
年功序列賃金(成績で差をつけない)、ノルマなし
定年70歳、残業禁止、日本一勤務時間が短い、年間休日140日、
副業OK、出張で浮かしたお金を着服するの、問題なし。
お給料は、できるだけ高く(名古屋の中堅企業なみ)で、経常利益率10%。
という、変な会社です。
ゲーム大会・優勝の景品で、「1年間会社休み」というのを企画したら、
「オモロイやないか」と、社長が言ったらしい。(笑)
ウォルトディズニー社の経営に似てるなぁ、
と思いました。 ディズニー社も、わりと近い事をやってるんです。
サービス業では、日本の会社は、海外企業に、全く、太刀打ちできていません。
ホテル、遊園地、ハンバーガー、カフェでは、国内でさえ、海外資本が、
圧倒的シェアです。
カフェについて言うと、
以前、イオンりんくう泉南店で、
国内資本のコーヒーA社と、
スターバックスが、どちらも、店内で、
ミニコンサートを開いた事があったんです。
A社は、本社から、エライ人も、来られ、
高価な音響機器を使って、
関西で活躍の、プロの歌手が演奏。
一方、スタバは、芸大の学生さん(声楽)が、アカペラのデュオ、
または、ピアノ伴奏で、演奏。
同じ歌。でも、スタバのコンサートのほうが、心のこもった、
ハートにグッと来る演奏だった。♪♪
スタバで、コンサートを企画・実行したのは、
アルバイトの女子学生(芸大生)です。時給は、高くないはず。
スターバックスでは、コーヒーの知識を試す試験があって、
合格すると、ご褒美をもらえます。お金はもらえません。
合格できなかった人も、頑張ったら、お給料は、増えます。
平均的な人より、商品(コーヒー)の知識があると、
たとえ、アルバイトであっても、自信をもって、
お客に接する事ができて、笑顔が増えるようです。
リッツ・カールトンも同じような事をやってるようです。
こちらは、最前線の社員が、お客の便宜のため、20万円の経費を使う
権限も、与えられています。
サービスで、最も重要なのは、マニュアル、社員教育、有能な上司ではなく、
社員が、如何に楽しく過ごせるか? 自然な笑顔で働けるか?
かもしれません。