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天野屋御茶ノ水、新御茶ノ水、末広町/甘味処、かき氷
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昼の点数:4.5
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク 4.5
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.0
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| 雰囲気4.0
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク4.5 ]
信じられない自然の甘み
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天野屋さん
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冷やし甘酒450円
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2015/10/20 更新
お茶の水ー4
御茶ノ水辺りに行きたいと言うと友達が特に何にもないと思うと言う。
いいの、私はこんなに老舗の店が集まってるところで何軒か行けたらうれしい。
その老舗の中でもここは1846年創業というからすごい。
ここの地下の天然の土室で糀を造っているのをテレビで見た時から行きたかった。
4日かけて糀を造り、それからごはんと合わせて甘酒を造るそうだ。
糀造りには大事な手入れという作業があり、作り方は昔とまったく同じで発酵段階で米を手でほぐして空気を入れ、温度管理が難しいという。
とにかくパッとできているわけではない甘酒を飲むのがとても楽しみだった。
お店の前を過ぎ、いちおう明神様まで行って、すぐ戻ってきてお店に入った。
少し汗ばむ天気だったが、お店の中は自然な風が流れていて座っただけで気持ちよかった。
峠の茶屋風の店内はここで甘酒を飲むんだ、っていう雰囲気だったし、注文を聞きに来てくれたおばちゃんもここにいなくてはならない存在だった。
冷やし甘酒を2つ。
いつもはあまり冷たいものを飲まない友達が珍しく冷たいものをたのんでいた。
こういう自然な風のところでは冷たいものも平気だよ、と言った。
甘酒を一口飲んでびっくりした。
ほんとにこれが自然の甘さなんだろうか、喉にスーッと流れてさらっとした甘さが残る。
ほんのり藁の香りもするみたいだった。
甘い=おいしいわけではないが、普段甘いものはおいしく感じる、それは砂糖の甘さによるものが多い。
でも冬を越していもが甘くなったとかいう微妙な甘さのほうが甘くないのに、甘いねえ、と感覚に呼びかけてくる時があるのだ。
これは感覚も通り越して頭に直接じわじわしてくる甘さであった。
こういう甘みがずっと昔から人を元気にしてきたんだと思う。