2回
2024/10 訪問
月2回行っても飽きずに楽しませてくれる、驚異のトラットリア
蛸のアランチーノ
気仙沼産 戻り鰹のカルパッチョ オレンジのモスタルダ
平目と原木椎茸のストゥファート
北海道産帆立とラディッキオの鳥賊墨スパゲッティ
手打ちパスタパッパルデッレ 和牛のラグービアンコ
茨城県産 つくば美豚のコトレッタ
パンナコッタ・クラッシカ
ストゥファートはこの日初めていただいた一皿。厚く切られた平目はふわっと仕上げられ、原木椎茸の香り高さと生クリームのコク、ワインが三位一体。
烏賊墨のスパゲッティは帆立、ラディッキオと合わせて。シャキッと苦いラディッキオの食感、解れる帆立の甘味、パスタのベースのトマトソースと烏賊墨のコクをサッサイアがするすると運んでくれる感じ。味も食感も一口ごとに違ってとても楽しい一皿。
手打ちはAudaceでははじめていただくラグー・ビアンコ。赤ワインをしっかり入れたラグーと和牛に、季節ごとに変わる食材を合わせる手打ちをこれまで楽しんできましたが、今回新機軸でビアンコだとか。ソースが少し軽くなった分副食材(松茸でしたかね…)とパスタ、和牛の美味しさが分かりやすく感じられたような。
ハーフペアリング最後の1杯、訪問日の直前に開催されていたメーカーズ・ディナー2DAYSで供されたプレミアムワインがありますけどどうしますか?という甘い囁き。後輩くんはアルトアディジェの名生産者フランツ・ハースのピノ・ネロを美味しそうに召し上がっていました。バリックで12ヶ月、瓶内で24ヶ月の36ヶ月熟成。ふくよかで伸びやか、でも重くない。なんでもイタリア最強のピノ・ネロだとか…。僕はアパッシメント偏愛人間なので通常ペアリングのヴァルポリチェッラ・リパッソで大満足。なんでアパッシメントこんな美味いんですかね。
セコンドはつくば美豚、今回は炭火焼きとは変わって火入れをギリギリまで攻めたコトレッタ(カツレツ)。どシンプルですが不味いわけない。
この夜は追加パスタを。秋刀魚のスパゲッティをRegaloとは違ったスタイルで、ということで焼き葱とドライトマトを合わせて。葱の甘さと秋刀魚の旨味、トマトの酸と甘さが綱引きしてる。美味しい。
ドルチェはゼラチンを使わないパンナコッタ(故にクラッシカ)。さっぱりいただけました。
久々にハイチェアで楽しませていただいた、10月1回目のAudaceでした。ありがとうございました。
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2024/10/30 更新
蛸のアランチーノ
気仙沼産戻り鰹 サルサフレッダ
有機卵とフォアグラのグラティナート 白トリュフの香り
カラスミのスパゲッティ アーリオ・オーリオ
手打ちタリアテッレ 才巻海老のトマトクリーム
茨城県産 つくば美豚の炭火焼き
ピスタチオのパンナコッタ
カッフェ
10月1回目にAudaceに行って帰宅した夜、別の友人から「Audace行きたい」とメッセージが来てその日のうちに予約しました。2daysメーカーズディナー直後、ビグブルマン奪還後初の訪問に。
前回も食感を楽しんだ蛸のアランチーノに始まり、戻り鰹ふたたび。前いただいた時はアフミカータのチーズと合わせて供され、藁焼きではない鰹に燻製感を与えるという再構築に驚いたものです。今回はサルサフレッダで、また全然違う味わい。旬の食材を何通りも楽しめるのはいいですね。クズマーノのエレガントなシャルドネをちびちびいただく。
続くはRegalo初訪問時もいただいたグラティナートをAudaceスタイルで。ココット提供で香りを独り占めするような背徳感含めて絶品。
プリモ、1皿目はシンプルなアーリオ・オーリオのからすみがけ。帆立とセルバチコ(だったはず)が入ることで甘味と穏やかな辛味がプラスされ、味わいも食感も奥行きがアップ。2皿目は意外とAudaceであまり食べてないクリームソースで、才巻海老と手打ちタリアテッレ。クリームでも重くなくて甲殻類の自然な旨味がちゃんと生きてるのが素敵。トリュフもたっぷり入ります。
セコンドはつくば美豚ですが今回はヒレで、こんなにしっとりと焼き上げられたこの部位を食べられることはなかなかない。巨大なアスパラガス(南半球から来たんだったかな?)とペコロスも端役とは言わせねえ、的な美味さです。
ギュギュっと濃いピスタッキオのパンナコッタとカッフェで〆。友人共々この日も大満足でした。ありがとうございました!
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