レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2011/08訪問 2011/09/23
2011/8 再訪
北上方面を通りかかった時に訪問するお店の定番となっており、どのケーキもハズレが無いので安心して選ぶことができます。
移転当初からするとロールケーキ、エンジェルリング、ギフト用生菓子など提供される洋菓子の種類が増え、ジェラートも提供するようになった為、ケーキコーナーの売り場が狭くなり、ケーキの種類が半減したような感じがします。
前回は詳しいレビューは行いませんでしたので、レビュー可能なメニューについて追記します。
・ジェラート
ダブル~トリプルで注文可能なジェラートです。
こちらのジェラートは提供当初はカップのみでの提供でしたが、ケーキのスポンジ生地をコーンのような形状にした入れ物も選択可能となりました。
スポンジ生地の為、ふにふにした感じで安定感がないと言う問題はありますが、面白いと思います。
いつもの如く、ソルベ&シャーベット専門なのでソルベを5種類程度しか食べておりませんが、どれも果実味たっぷりで砂糖が若干多めなのか、どろりとした仕上がりです。
感じ的には「キューティー トップス」の果汁の割合を極限まで高めた高級感のある限界シャーベットに近い感じかもしれません。
個人的な好みの問題ですが、ここまで果実味がしっかりしているなら、果実だけでも甘さが十分にあるので、ソルベとしての生成が可能なのであれば、砂糖は控えめの方が嬉しいかもしれません。
・紅茶全般
不味いとの意見もありましたが、マリアージュの茶葉を使っており、個人的には十分に美味しいと思います。
※アイスティーに若干の苦味を感じたのは確かですので、酒・ドリンクの評価を★★★★4.0→★★★☆3.5に下降修正しました。
空気を十分に含んだ沸騰したてのお湯を使っていないとか・・・
ティーポットがジャンピングに適した形状じゃないとか・・・
それなりの量を一度に入れていないとか・・・
紅茶を美味しく入れるポイントを幾つか外しており、ベストではないのは確かですが、ポットでの2杯提供を前提としておりますので、1杯目を入れた時点で茶葉がお湯に浸からないよう、茶漉し付きにするのは仕方がないと思います。
そこまで求めるのであれば、都市部では水道水が不味くて飲めたものではないし、ペットボトル入りの名水では空気を十分に含んでいないので、茶葉がジャンピングしないので適していないことになってしまいます。
マダムのお茶会で専門知識のある方がジャンピングに適した水、ティーポットとマリアージュの茶葉を使って、ある程度の人数分を入れた方が美味しいのは確かですが、500円ぐらいで飲める紅茶としては十分かなぁと・・・
一杯の紅茶にそれなりの対価を払う、給仕付きの紅茶専門店と云う訳ではないので・・・
多くのレビュアーの方が評価され、高い評価をされているようですので、総合評価、料理・味の評価上限★★★★4.0を★★★★☆4.5に変更させて頂きます。
なお、移転当初に見られた品物の引渡し、会計等でもたついている感じは、やっぱり開店当初の不慣れだったようで、現在は無くなりました。
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~2010/10訪問 移転リニューアルオープン
岩手県内で最も美味しいと噂されるケーキ屋さん。
岩手県内で最も美味しいケーキ屋さんであると噂されるお店で、店舗を見つけることができずに断念されていた方も多かったようですが、判り易い場所に移転され、リニューアルオープンされました。
駐車場は車が数十台停められるぐらい広く、店内はどこのホテルの結婚式場かと云わんばかりの華やかな内装です。
一階にはケーキ、パン、ジェラートの売り場があります。
ショーウィンドウにはそれらが綺麗に並んでおり、その種類は100種類以上あるようです。
※クリスマス前の数日間はジェラートが無くなったり、ケーキが10種類以下しかなかったりと制限が掛るようです。
来店するとどのスイーツも美味しそうで、毎度のことながら1つに決めることができず、2個以上選んでしまいます。
※一度でも来店しているとこの傾向は顕著となるでしょう。
二階には洋菓子(焼菓子、ショコラ、マカロン)の売り場とカフェコーナーがあり、一階で選んだスイーツと共に、珈琲、紅茶等のドリンクを戴くことができます。
華やかな感じのテーブル席、オープンテラス、そして奥には子供立ち入り禁止の照明が暗めで、高級感がありゆったりとしたソファー席があります。
写真撮影禁止、禁煙、ペット同伴禁止なのでゆったりと美味しいケーキを戴きながら、カフェを楽しむことができます。
写真撮影ができませんでしたので、詳細については記載することができませんが、ケーキは300円後半~400円半ばの物が多く、小ぶりながら綺麗です。
4個のケーキをシェアして戴きましたが、ショコラのムースも、ケーキのスポンジも、クリームも、表面にコーティングされたチョコレートも美味しかったです。
イートインコーナーでケーキを戴くとケーキの種類によっては、フルーツソースでデコレーションが施されたりと、持ち帰りにはない追加のサービスが施されることがあります。
イートインコーナーで食べていきたくなる嬉しいサービスです。
飲み物は珈琲と紅茶等があるようで、お冷も標準でレモン水がでてきます。
珈琲はエスプレッソのようですが普通に美味しく、ダブルも存在して、濃厚なスイーツに良く合います。
紅茶はマリアージュが季節限定の商品も含めて、かなりの種類類用意されており、美味しいです。
ポットでの提供となり、2杯戴くことができるので、お得感があります。
本場フランスで修業されて来たパティシエがいるとのことで、ケーキは岩手県内では頭2つ分ぐらい抜きん出た美味しさと美しさ、飲み物も美味しく、内装も綺麗で落ち着けます。
※全国上位ランクのケーキ店に来店したことがない為、総合評価、料理・味の評価上限を★★★★4.0に定めておりますが、現在の評価以上である可能性が高いです。
新しい店舗のレイアウトに慣れていないのか、レイアウトに何か問題があるのかは定かではありませんが、品物の引渡し、会計等でもたついている感じがあります。
こちらについては時間が解決してくれるものと考え、今回は評価対象から外しております。
値段も高くはないので、カフェとしてもケーキ屋としてもお薦めの1軒だと思います。
ジェラートとパンも美味しそうでしたが、今回は注文することができませんでしたので、次回来店した際には是非とも戴きたいと思います。
3位
1回
2012/05訪問 2012/05/03
雫石町にある隠れ家的カフェ&レストラン。
病院の待合室に置いてあった地方ローカルな某女性誌で、ペンションで経営する雰囲気が良く、料理の盛り付けが綺麗なカフェ&レストランが紹介されておりましたので、気になっての訪問です。
全国誌の岩手支社や放送局は利害関係があるのか、紹介されるお店にはめったに当たりがありませんが、地方ローカル誌で紹介されるお店の中には、大当たりの店も混じっているので馬鹿にはできません。
こちらの雫石スキー場&ゴルフ場のペンション街の一角にあるペンションが経営する隠れ家的なカフェ&レストランで、雫石スキー場への一本道を登っていく道の入口付近右手側にあります。
看板が小さく、ペンションは道路から少し入った林の中にひっそりと佇んでおり、気をつけて見ていないと通り過ぎてしまうので、注意が必要です。
お店の外観は避暑地によくありそうなペンションと言った感じで、木をふんだんに使った落ち着いた色合いで、林の中に溶け込むような印象を受けます。
店内はグランドピアノや暖炉が設置され、アートや花が飾られており、暗めで落ち着いた雰囲気です。
暗めの店内で美術館のようにアートや花を照らす、照明の配置の仕方や奥の部屋の窓から眺められる下草の手入れされた林の様子が印象的です。
ジャンルは3つしか設定できないので、「カフェ」、「欧風料理」、「旅館・オーベルジュ(その他)」となっておりますが、正確には「パスタ」のジャンルが追加されます。
ランチタイムは単体のパスタと月替わりのコースが2つ用意されており、魚がメインディッシュとなるLunch A(1500円)と肉(豚or鶏)となるLunch B(1400円)が提供されております。
2つのコースは月替わりとなっておりますが、デザートは日替わりであり、メインディッシュも毎日のようにソースや付け合わせが微妙に改善されて行き、月末頃に完成される感じです。
※2011/5下旬 固定コースの短角牛がメインディッシュとなるLunch Spesial(1900円)が追加されました。
※2011/6下旬 隠しメニューとして魚と肉両方のメインディッシュが付くコースが存在します。
※2012/5上旬 固定コースのLunch A、Lunch Bが1600円になりました。
今回は初訪問と言うことで、「Lunchi A」を注文しました。
こちらの料理は地元農家が栽培した無農薬の野菜が売りのようです。
・Lunchi A(1500円)
お昼のコース内容は毎月変わるようで、魚がメインディッシュとなるAコースは以下の内容でした。
・季節のスープ又は季節の前菜
「野菜の冷製スープ」でトマトの酸味やニンジンの甘さを活かし、種類は特定できませんでしたが、数種類の野菜がブレンドされているようです。
野菜の持つ素材の良さを生かしながら、一欠だけ添えられた紫バジルの香り、一滴だけ垂らされた青タバスコが上手く隠し味として機能しており、夏向けの涼しげで清涼感のあるスープに仕上がっています。
・旬のサラダ
「夏野菜のサラダ」でナス、トマト、キャベツ、オクラ、ルッコラ、エビ、ニンジンのジュレ?が添えられております。
ナスは火が通されていたりと芸が細かく、あくまで主役は地元の夏野菜ですが、微かに感じるオリーブオイルや塩が素材の良さを引き立てております。
葉っぱが虫食いだったのは無農薬野菜なのでご愛嬌と言うことで・・・
・主菜・魚
「白身魚のソテー&エビ春巻きの温野菜添え」とでも言うのでしょうか?、かなり盛り沢山です。
白身魚のソテーは白胡麻と刻み玉ねぎが添えられており、正体は判りませんが、隠し味にアジア系調味料が使われているような感じのするアジアンテイストな味付けです。
エビ春巻きは皮はパリッパリ、中にはプリプリのエビのすり身と何かが入っています。
美味いと言うよりは幸せと言った方が良いかもしれません。
ホタテは適度な熱の通り具合で、添えられたバジルが良い感じです。
温野菜はかぼちゃ、ししとう、パプリカ、ズッキーニが添えられております。
一口だけ添えられたポテトサラダとミニトマト、ほくほくしたジャガイモが美味しいです。
・雑穀ご飯
雑穀王国岩手と言われるだけあって、岩手に住んでいるとたまに食べることになりますが、こちらの雑穀ご飯は古代米か黒豆でも入っているのでしょうか?微かに甘みのある味付けです。
食感に変化があり食べていて楽しく、ヘルシーで食べるだけで健康になったような気がします。
・デザート
「ヨモギ豆乳プリンの黒蜜掛けブルーベリー添え」とでも言うのでしょうか?
滑らかな豆乳プリンに微かな苦味のあるヨモギが加えられ、黒蜜との相性が抜群です。
豆乳プリンや黒蜜にブルーベリーの組み合わせはどうか?と思っておりましたが、実食してみると酸味が良い感じに全体を引き締めており、味に破綻はありません。
・ドリンク(コーヒーor紅茶)
フェアトレードコーヒーらしいです。
苦味がちょっとだけ突出したバランス型で、ミルクが良く合います。
他のメニューが飛び抜けて美味しいので、それらからすると至って普通です。
肉や魚と言った食材に特別な物を使用されたり、高価なものを使用されている訳ではありませんが、比較的安価な値段設定ながら、すべてのメニューが手間暇を掛け、工夫されており、大変満足できる内容でした。
こちらのお店は家族経営されているようで、オーナーご夫婦とその息子さんと思われる3人でこじんまりと経営されているようです。
常連の方が沢山居られるようですので潰れてしまう心配はなさそうですし、これ以上注目されてしまうとお店や「隠れ家レストラン」として、利用されている方にご迷惑をお掛けすることにも成りかねませんので、本来の総合評価は★★★★4.0なのですが、無評価とさせて頂きます。
こちらのお店はフレンチベースと思われますが、隠し味が多国籍であり、他では余りお目にかかれない味付けであること、塩やオリーブオイル、隠し味の使い方が絶妙であること、提供可能な時期には地元農家の作った無農薬の野菜を使用しており、野菜が美味しく、野菜の美味しさを生かした味付けであることに魅力を感じます。
地元農家の作った無農薬野菜が手に入らなくなる季節には味が落ちてしまうと言った問題はありますが、夏場に訪問するなら岩手県内でもトップクラスの欧風料理(フレンチ及びイタリアン含む)のお店だと思います。
4位
1回
2012/09訪問 2012/11/05
盛岡城の石垣の直ぐそばにある鰻屋さん。
注文してからかなりの時間待たされることになりますが、ほっこりと柔らかく、香ばしい本格的な鰻を盛岡で唯一戴くことのできる鰻屋さんです。
本格的な鰻屋であるからのことですが、鰻がでてくるまで30分以上は確実に待たされることになりますので、時間潰し用の本でも用意しておくか、軽くつまみでも注文して、ちびちびと酒でも楽しむことを考えておいた方が良いかもしれません。
ちなみにこちらのお店で提供される魚介類は鮮度も良いですし、味付けも良いので、軽いつまみでも外れたことはありません。
今回鰻地焼きを頼もうとしたら終了しており、鰻白焼きや鰻タレ焼きは提供可能とのことでした。
提供されるまでの時間が45分も掛からなかったことから活鰻ではなく、既に串打ちをされていたのかもしれません。
盛岡市内には注文されてから活鰻を捌きだすような本格的な鰻屋は少なく、45分も待たされてしまうと遅いと怒り出す客が多いので、その様な客の要望を満たすために変更を余儀なくされてしまったのであれば悲しい限りです。
何度か通って感じたことですが、常連さん又はうるさそうな人と一見さんではサービスや提供内容に違いがあるような感じがします。
個人的にはサービスにはまったく不満を感じたことがないのですが、他のお客様へのサービスとに違いがあり、あれ?と思うことが何度かありました。
今回は、来店目的である「肝わさ」と「鰻地焼き」は品切れでしたので、「おこぜ揚」、「肝串」、「特うな重」、「日本酒」を注文しました。
・特うな重
身はほっこりとしており、箸でさっくりと切れるぐらい柔らかく、タレは元が美味しく、時間を掛けて丁寧に焼かれているのか、香りが香ばしくてとても美味しいです。
美味しすぎて夢中になって食べていたのか、山椒が邪魔と感じたのか最後まで山椒をかけることなく食べ終えてしまいました。
遥か昔、現在の場所に移転される前のお店で開店当初に食べた際には、ここまで美味しいとは感じなかったので、腕を上げられたのでしょう。
関東にある老舗と言われる鰻屋と比べてもほとんど遜色のない美味さで、岩手としてはレベルの高すぎるうな重だと思います。
・日本酒
意外と種類が少なく、セレクトもイマイチで値段が高めに感じました。
・それ以外
「おこぜ揚」、「肝串」ともに美味しかったです。
私のミスなのですが、職人の腕の良さが発揮されない料理を頼んだのは失敗だったかもしれません。
料理はあまり職人の腕の良さが発揮されないメニューばかりを頼んでしまいましたし、目的である料理を頼めなかったので、再度お伺いして評価するべきなのかもしれませんが、まずは特うな重のみで評価させて頂きます。
時期をみて再度来店する予定です。
1点この店に来店する際の注意事項です。
会計でカードを利用した場合、高級店では普通のことですが、サービス料として5%掛かります。
岩手はサービス料を請求する店が極端に少なく、店内のどこにも記載がなく、会計時にいきなり加算された金額を提示されてしまうと要らぬ誤解を招くことにもなりませんので、注意事項として、記載しておきます。
※2011/2上旬 カード利用時の注意書きがメニューに記載されておりました。
5位
1回
2012/11訪問 2013/07/07
2013/3/1より価格が見直しとなるようです。
じゃじゃ麺
ギガ盛り 700円→780円
メガ盛り 700円→780円
特盛700円→780円
大盛600円→680円
中盛500円→580円
小盛400円→480円
お持ち帰り(大盛二人前)800円→1000円
それなりに値上がり幅が大きかったので、CPを見直しさせて頂きます。
2011/11下旬 定期訪問
最近は麺切れにより夕方には閉店してしまっていることが多いようで、夜にお伺いする際は確認してから訪問することをお薦めします。
近所には大学が数軒あり、学生が多人数で押し掛けるとギガ盛りが大量にでてしまう日もあるようで、提供数の調整が難しいのだとか・・・
長年じゃじゃ麺を食べ続けておりますが、最近今までに見たことがなく、想定外の食べ方を見かけました。
女性2人連れの方でしたが、じゃじゃ麺に好みの調味料を加えた後、おもむろにレンゲと箸を使って、じゃじゃ麺を混ぜ始めました。
じゃじゃ麺屋でレンゲを用意するようになったのは最近のことですし、チータンが提供される段階になってから出てくるのが一般的なので、想定外過ぎる事態に目が点です。
レンゲを使うことで、じゃじゃ麺が混ぜ易くなっているようなので、「有」だと思いますが・・・
最初からレンゲ使ってよいなら、玉子をレンゲを使って黄身と白身に分離、黄身はじゃじゃ麺に絡め、白身はチータンに使う等々、チータンスープのじゃじゃ麺、レンゲと箸を使って食べる前提のじゃじゃ麺・・・
じゃじゃ麺の可能性が飛躍的に広がりそうです。
新たな層にじゃじゃ麺が広がることで、新しい変化が生まれる。
そんな懐の深さがあるところが、じゃじゃ麺の魅力だと思います。
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~2011/10 訪問 ん? これは・・・
矢巾町にあるじゃじゃ麺専門店。
盛岡じゃじゃ麺というジャンルにおいては、全国でも岩手県が一番優れていると考えておりますので、評価について過剰と思えるぐらいの高評価となっていることをお断りしておきます。
全国評価にしてしまうと、岩手県内だと最大評価でも3.0~4.0が妥当と思われるジャンルが多いですが、じゃじゃ麺については本場と言うこともあり、最大評価★★★★☆4.5まで付けても問題ないと考えております。
矢巾町で「拉麺たいぢ」と人気を二分していた分厚いチャーシュー入りな「チャーシュー麺」が人気だったラーメン店「西食堂」の後釜の更に後釜に入った「じゃじゃ麺専門店」です。
1年以上前に開店しており、雑誌で紹介されたり、テレビで何度か放送されていたと思われますが、こちらでは口コミが投稿されておりせんでしたので、訪問を見送っておりました。
今回、訪問してみたいと思えるだけの口コミと写真が投稿されたことをきっかけに訪問してみることにしました。
今回はいきなりですが、こちらのお店の最大サイズである「じゃじゃ麺(ギガ盛り)」と「チータン」を注文してみました。
・じゃじゃ麺(ギガ盛り)(700円)
超盛りなじゃじゃ麺です。
麺が細いからなのでしょうか、固めに茹でられているからなのでしょうか、一般的なじゃじゃ麺より茹で時間が若干短いようで、空いていれば注文から十分少々で提供されます。
こちらのお店のじゃじゃ麺の主な特徴ですが・・・
・麺が平細でウエーブが掛かっている
一般的なじゃじゃ麺は平太でストレート、麺を半分に包丁で切ってから茹でますが、こちらは平細でウェーブが掛かっており、麺を切らないでそのまま茹でるので長めです。
本家は茹で加減が柔らかめで、でろんでろんな感じですが、こちらは固めな茹で加減で、しっかりと湯切りもされており、麺にじゃじゃ麺独特のもちもち感があります。
こちらのお店の出発点が通販からということもあり、県外を相手にすることが多かったからなのでしょうか?
本家の麺は粘度があり過ぎて、急いで食べようとすると麺を手繰る時に箸を折ってしまうことが稀にありますし、食べ終わる頃には指が攣りそうになりますが、こちらの麺は麺同士の引っ掛かりがなく、食べ易いのも特徴かもしれません。
製麺所は本家と同じ「中野製麺」のようですが、麺の配合や仕上がりも違いますし、店主が仕上げようとしているイメージも違うようです。
製麺所は同じでも、ここまで仕上がりに違いがでてくるものなのですね。
・薬味に粉末海苔が存在
じゃじゃ麺老舗の一店「ぱんだ食堂」に存在する調味料です。
ジャンクなじゃじゃ麺にはあまり意味のない調味料ですが、こちらのあっさり系な味付けに良くあいます。
じゃじゃ麺に掛けても良し、チータンに掛けても良し、味にさらなる深みがでます。
・緑っぽく変色する生のニンニク使用
ニンニクは刺激の強い生ニンニクであることがじゃじゃ麺の必須事項です。
これが無いと腰砕けな味になります。
・チータン用の卵は赤玉子(地鶏)使用
最近、主流となってきているようで、有名店の基本です。
こちらではMサイズ(見た目ではLサイズに見えるのですが・・・)を使用されているようです。
LLサイズや3Lサイズは成鳥の卵となってしまい、白身の比率が高くなってしまうようで、あえて若鳥の生む黄身の比率が高い物を使用されているのだとか・・・
・じゃじゃ味噌はかなりのこだわり派
写真を見て頂ければ一目瞭然ですが、味噌がしっかりと加熱されており、香ばしく仕上がっております。
挽肉や椎茸がそれなりの量入っていることはチータンを戴いた時に確認できますが、特筆すべきは胡麻やくるみを初めとする他の材料が大量に練り込まれていることだと思います。
唯一の欠点は一般的なじゃじゃ味噌より固めの仕上がりとなっており、麺の湯切りもしっかりとされているので混ぜ難いという点かもしれません。
※ギガ盛りだと混ぜている時に野菜を落としてしまうと言う問題も・・・
本家の癖で、混ぜ易くする為、酢を大量に掛けてしまいそうですが、味のバランスがおかしくなるので注意が必要です。
・じゃじゃ味噌は追加可能
卓上にじゃじゃ味噌の入った壺が置いてあり、量の調整が可能です。
これも最近のじゃじゃ麺屋の基本です。
・ネギ&キュウリ多め
他店と比べて爆盛りで、鮮度も良いです。
キュウリは一般的なじゃじゃ麺より長めに切られており、しゃりしゃり感が良い感じです。
・中?以上は紅ショウガ2個付き
うん十年じゃじゃ麺を食べて来た人には、涙がでるぐらい嬉しいサービスです。
紅しょうがはおろしショウガと同様に数ではなく、じゃじゃ麺のサイズに合わせて量を調整されているようで、中以上から紅ショウガが2個以上になる確率が高いようです。
じゃじゃ麺を食べ終わったら、口直しに1枚、チータン時の皿洗いにもう1枚を使用・・・・
本家ですらいつの間にかやめてしまった、古き良き時代の思い出です。
・ラー油の香りが良い
胡麻油の香りが強めで、辛さ控えめです。
・特大、メガ、ギガは値段が一緒(700円)
非常に嬉しいサービスです。
ちなみに生麺での重さは普通(180g)、ギガ(360g)とのことです。
ギガにすると本家の大盛りより若干多いぐらいになります。
・じゃじゃ麺の食べ方の説明有(写真入り)
じゃじゃ麺初心者or観光客の為に写真入りな説明書きは必須です。
比較的あっさりめな旨味のあるの味付けで、本家とは違い、中毒性の高いジャンク的な要素の少ないじゃじゃ麺です。
薬味の調整次第ではコアなじゃじゃ麺中毒者も満足できるジャンクな味付けにすることも可能ですが、本家のように食べた後、半日~一日も舌が痺れてしまい、味覚がおかしくなるようなことはありません。
長年通信販売で県外の顧客を相手にしてきただけのことはあり、初めて食べる方でも美味しく食べられる構成に仕上がっていると思います。
・チータン(100円)
食べ終えた皿に卵を入れて作る卵スープです。
お湯が熱めなのか、お湯を入れる前に店側で卵の混ぜ具合や残った具の位置を調整してから、お湯を注ぐからなのか卵が良く煮えた仕上がりとなります。
本家は白身の比率が高い3Lの卵を使い、白身主体のどろりとした食感の半煮えタイプを売りとされておりますが、こちらは黄身の比率が高い若鳥の卵を使い、黄身主体の完煮えタイプを売りとされております。
卵のサイズが若干小さいので、卵の分量が寂しいように感じますが、解決する裏ワザが存在するようで、常連さんがチータンを作る様子を眺めていればヒントが見つかるかもしれません。
チータンが提供された後、通常であれば軽く混ぜてから味見をして、胡椒や塩、じゃじゃ味噌で味の調整をする必要があるはずなのですが、こちらのチータンはそのままでも美味しく飲めてしまいます。
ギガ盛りの大皿になみなみとお湯が注がれているにも関わらず、卵の量の不足、出汁の薄さや粉っぽさといった物を感じることがありませんし、じゃじゃ味噌を追加していないにも関わらず、十分に美味しいです。
じゃじゃ麺を食べ終わった皿でスープを作る為、じゃじゃ麺の味を引き継ぐことになりますので、一回食べただけでは何で美味しいのかを把握することができませんでしたが、今まで食べたチータンの中で一番美味しいと感じました。
じゃじゃ味噌による美味さなのか?、卵による違いなのか?、はたまた注ぐお湯に秘密があるのか?、使用している材料の良さによる総合的なものなのか?謎が多いチータンです。
どうやらコロンブスの卵的な今までのチータンにはなかった逆転の発想が取り入れられているようで、100円と言う値段に納得がいきました。
これは外せないと思うじゃじゃ麺老舗の良さやじゃじゃ麺の良さを残しつつも、新たなるじゃじゃ麺の美味しさを追求している良く出来たじゃじゃ麺だと思います。
店主がじゃじゃ麺が好きで好きで堪らなくて、始められたお店だと言うことがはっきりと感じられ、じゃじゃ麺は通い詰めたいつもの味や嗜好性がはっきりと分かれる食べ物なので、これがベストと言うことはできませんが、お薦めの1軒だと思います。
じゃじゃ麺屋を評価する場合は、どうしても自分の基準となっているじゃじゃ麺屋が有利になってしまうので、新規に評価するじゃじゃ麺屋を連続で3回食べてから、基準のお店と新規のお店を交互に食べ比べてみて評価するようにしております。
私的には何十年と通い続け、お世話になっている本家より美味しいと感じた、今一番お気に入りのじゃじゃ麺屋です。
繁盛店にならないと採算の取れない値段設定となっているようなので、早く繁盛店となって、末永くお店が続くことをお祈りしたいと思います。
6位
1回
2011/04訪問 2012/07/19
2009/4上旬 再訪
予定通りとなりますが、こちらの香りが良く、濃い珈琲のことが忘れられず、再訪しました。
今回は、「マンデリン・ピーベリー」、「ジンバブエ」、「モカ・マタリ'93」、「洋梨のタルト」を注文しました。
珈琲は香りが強く、かなり濃いめに淹れられています。
他のお店では店による香りの方向性があるものですが、こちらのお店は豆毎に特色を生かした香り付けがされております。
一杯一杯で香りの違いを楽しめるので、何杯飲んでも飽きることがありません。
「洋梨のタルト」は併設して洋菓子店も経営されているだけのことはあり、とても美味しいです。
提供直前に加えられた甘酸っぱいレモンのソースが技ありです。
40種類以上はあると思われる珈琲カップを眺めながら、くつろぎの一時を過ごすことができました。
前回は気が付きませんでしたが、珈琲を入れてくれる店員によって、若干ながらレベルの違いがあるようで、マスターが入れてくれる時は特に美味しいように感じられます。
濃いめで香りの良い珈琲が好みの人や店内の落ち着いた雰囲気を楽しみたい人には、お薦めの1軒だと思います。
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2009/2下旬 訪問
盛岡で人気の珈琲専門店。
支店「HATAYA demi」にて、香りの良い珈琲を戴いてから、いつかは本店にも御邪魔したいと考えておりましたが、念願が叶いやっと来店することが出来ました。
近くを通りかかった時に、急に美味しい珈琲が飲みたくなり、朧気な記憶を頼りに盛岡中央郵便局の裏手を探すことになりましたが、なかなか見つけることができず苦労しました。
どうにかお店を見つけることができ、入店すると年季の入った木の壁、落ち着いた照明、年代物のアンティーク、絵画、陶器、グラス、そして沢山の珈琲カップ、店内に漂う珈琲の香りといった統一感のある落ち着いた雰囲気に迎えられました。
まずは、ガトーショコラと支店でも気になっていた4番目のブレンドを注文しました。
支店でも思ったことですが、全体的に焙煎が強めなのか、苦みが強めで、珈琲を飲み終わっても、カップに香りが残るほど香りを強く感じます。
美味い一杯にこれ以外の種類の珈琲も飲んでみたくなります。
量の少ないデミタスカップということもあり、ついつい調子に乗って追加してしまい、気付いたときには「モカ・マタリ」、「ブラジルピーベリー」、「ハワイコナ'95」と合計4杯も飲んでおりました。
もう1杯飲みたいという誘惑に駆られながらも、お店を後にすることになりますが頼むことのできなかった珈琲がどんな味であるのか気になって仕方がありません。
また、数日も空けずに再度来店することになると思います。
7位
1回
2012/11訪問 2012/12/17
2010/8上旬 再訪
産休ということでしばらく休業されておりましたが、2010/8/3より営業を再開されております。
営業時間が~18:00に変更となりましたので、予約しておけば、会社帰りにお好みのパンを購入して帰れるようになりました。
休業される前は甘めのパンが多いという印象でしたが、再開後は惣菜パンやナッツやフルーツの入ったパンが多いと言う印象で、若干品揃えが変わったように感じます。
開店日は売り切れが予想されましたので、開店日から数日経った平日の夕方にお邪魔しましたが、営業を再開されたことが知れ渡っていないのか、かなりの種類のパンが残っておりました。
今回は「いちじくパン」、「じゃが芋とゴーダチーズのフォカッチャ」、「くるみブドウパン」を購入しました。
・いちじくパン(480円)
ドライいちじくとくるみの入ったパンです。
表面はパリパリ、中はパン生地がぎっしり、表面には焼き目がしっかりと入っており、所々にドライいちじくとくるみが顔を覗かせております。
中にはドライいちじくとくるみが入っており、ちょっと甘めとなっております。
珈琲や紅茶との相性が良く、朝食や昼食にお薦めです。
見た目は小さいですが、密度が濃いようで1/2個も食べると男性でもお腹いっぱいになります。
・じゃが芋とゴーダチーズのフォカッチャ(320円)
名前の通りのフォカッチャです。
季節によるものなのか、要冷蔵のサンド系がなくなり、「セミドライトマト&クリームチーズフォカッチャ」、「夏野菜のフォカッチャ」等々、フォカッチャが増えておりました。
じゃが芋のほっこり感とゴーダチーズの濃厚さが良い感じで、パン生地はもっちりして密度が濃く、1つ食べただけでそれなりにお腹一杯になります。
数種類のパンを戴きましたが、休業前と変わりがなく安心しました。
ここ以上に珈琲や紅茶に合うパンは岩手県内には存在せず、ここ以上に美味しいサンドイッチも岩手県内に存在せず、休業されている間、ずっとパン難民と化しておりましたが、これで一安心です。
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2009/10下旬 再訪 素材に拘った天然酵母パン
なかなかこちらのお店が開いている時間帯に近くを通らない為、ご無沙汰しておりましたが、我慢できずにこちらのお店目的での再訪です。
今回は「アプリコチーズ」、「あんパン」、「ひまわり&チーズベーグル」、「くるみブドウパン」を購入してみました。
・アプリコチーズ(160円)
蒸した干しアンズとクリームチーズの入ったパンです。
パンは表面がカリッと綺麗に焼けており、ほれぼれする焼き上がりです。
表面に数粒トッピングされている種が良いアクセントとなっております。
中に入っている濃厚な干しあんずとクリームチーズ、そしてパンの香ばしさのバランスが良く美味しいです。
中身がぎっしりで妙に得した気分になれるお薦めのパンです。
・くるみブドウパン(640円)
くるみと干しブドウがぎっしりと詰まったパンです。
パンは小麦とライ麦を使ったパンのようで、表面はパリパリ、中はパン生地がぎっしり、表面に残った粉と焼き目、所々にでている干しブドウが芸術的です。
中にはくるみと干しブドウがぎっしりと詰まっており、甘めとなっております。
珈琲や紅茶と組み合わせるとおやつ代わりとなってしまいそうですが、1/3個も食べると男性でもお腹いっぱいになる密度の濃いパンです。
値段は高めですが、お薦めのパンです。
・あんパン(160円)
奇妙なあんパンです。
パンは卵や乳製品不使用で、表面が固くカリっとした食感、上側の真中に散りばめられた黒ゴマの香ばしさが良い感じです。
中には県産小豆とてんさい糖で炊き上げた水分が少なく濃厚なあんこが入っております。
一般的なあんパンよりは和菓子に近いような印象を受けるパンで、美味しいのですが、妙に固くて大量に食べられません。
・ひまわり&チーズベーグル(200円)
ブラックペッパーの効いたチーズベーグルです。
パンは表面がカリッとしており、中もパン生地がぎっしりと詰まっております。
表面には香ばしく焦げ目のついたひまわりの種がぎっしり、チーズがトッピングされており、ブラックペッパーが少々掛っております。
ひまわりの種がぽろぽろと取れてきてちょっと食べ難かもしれませんが、小さいのだけどお腹いっぱいになるパンです。
どのパンも材料に拘りがあり、素朴な感じなのですが、美味しいです。
パン自体も美味しいのですが、素材が美味しい感じがします。
パンの見た目は小さいのですが、中身がぎっしりと詰まっていて、見た目よりお腹いっぱいになります。
全体的にパンが固めで2~3個も食べると顎が痛くなること、1日に出されるパンの種類、数が少なく、ほしい時にほしいパンを購入することができないのが問題と言えば問題ですが、お薦めのパン屋さんです。
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2009/8上旬 訪問
中津川に掛かる下ノ橋の近くにあるパン屋さん。
藤枝梅安 様にレビュー頂くまでは、地元にいながらまったく気づいていなかった隠れ家的なパン屋さんです。
本当に小さなお店でパンが置いてあるスペースが1畳ちょいぐらいというのには驚きました。
原材料やパンのメニューが毎月?発行される店頭のペーパーで公開されており、何日前までに予約を入れればよいのかは不明ですが、公開されている電話番号に電話することで、パンの予約が可能とのことです。
今回は初めての来店でしたが、ランチの予定がありましたので2品のみ購入してみました。
・SOYマヨポテトサンド(280円)
ポテトとコーンを豆腐マヨネーズで和えたサンドイッチです。
ライ麦パンの皮の硬さと中のパン生地の柔らかさの対比が良い感じで、キュウリのシャキシャキ感も良く、華やかさはないですが、素朴な感じで食感とバランスがよく美味しいです。
一見するとそんなに大きくないのですが、持ったときにずっしりと重く、実際に食べてみるとボリューム満点で、お腹が一杯になります。
中の具は素朴な物なのだけど、盛岡市内で食べたライ麦サンドの中で一番美味しかったような気がするのは気のせい?
・クロワッサン(180円)
よつ葉無塩バター使用のサクサクしたクロワッサンです。
香ばしく皮のカリカリ感が良い感じですが、個人的にはクロワッサンに求める皮の多層化によるサクサクした食感が不足しており、バランス的に好みから外れてしまっています。
意外と好みが判れるクロワッサンかもしれません。
まだ、たったの2種類しか食べておりませんが、見た目や食べた感じでは「ライ麦パン」、「田舎パン」、「イギリスパン」、「イングリッシュマフィン」、「ライ麦パンのサンド」といった素材の良さを生かした硬めで味のしっかりとしたパン、素朴な「菓子パン」が得意なパン屋さんという感じがしました。
土日祝日は中心街に近づかないようにしているので、営業時間の関係からなかなか来店する機会はありませんが、今後とも通ってみたいパン屋さんです。
ひとまず、「田舎パン」、「ベルリーナラントブロード」、「ゾンネンブルメンブロード」を食べるまでは何度か来店してみるつもりです。
総合評価については、今後数度通ってみてから評価したいと思います。
料理・味については、これ以上だろうということで、暫定的に評価しましたが、何度か通ってみれば今以上の評価になる可能性が高いと思われます。
8位
1回
2011/06訪問 2011/07/05
2009/12上旬 定期訪問
元が美味しいから言えることなのですが、パンを冷えたまま食べると固さが際立ち、美味しくないという意外な弱点が判明しました。
パンの温度が室温に戻ってからであれば美味しく戴けるので、今までの季節は気にならなかったことですが、冬の季節は食べる温度には気を付けた方が良いようです。
サンドイッチ系でパンの固さが気になっていたのは気のせいではなかったようで・・・
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2009/8下旬~11月上旬 定期訪問
定期訪問でお伺いして、実食したパンの感想を追加します。
・クリームチーズベリー(230円)
中にグランベリーとくるみとクリームチーズが入ったパンです。
パンを藤のかごから持ち上げてトレイに移そうとした時点で、パンとしては有り得ないずっしりとした重さに他のパンとは何かが違うことに気付かされます。
全体の数分の一を占める巨大なクリームチーズを核として、密度のあるパン生地が全体を覆い、グランベリー、くるみが散りばめられております。
これをパンと言ってしまって良いのかと言う疑問はありますが、クリームチーズと酸味のあるグランベリー、香ばしいくるみのバランスが良く、贅沢な美味しさです。
パンというよりはワインに合うつまみと言った方が良いかもしれません。
小さくて妙に値段が高いので、購入を躊躇してしまいがちですが、一度でも食べると納得できてしまいます。
間違いなく、この店のお薦めパン?の1つだと思います。
・プチロール
食パンの生地を使用したプチパンです。
適度に表面の皮がモチっとしており、パンらしい香りがします。
中はふわふわもちもちした食感で、パン生地は甘みがあり美味しく、何もつけなくても美味しく食べられます。
スタンダードなパンですが、この店のパンの真価を味わうことのできるお薦めのパンです。
・プチブール
フランスパンの生地を使用したプチパンです。
適度に表面の皮がパリパリしており、香ばしい香りがします。
中は他店にはないしっとりもっちりした食感で、パン生地が美味しく、変化があるので、何もつけなくても美味しく食べられるパンです。
大きさや形状が違うだけでバタールとはまた違った美味しさであることに驚きです。
スタンダードなパンですが、この店のパンの真価を味わうことのできるお薦めのパンです。
・ビーフシチューパン(秋・冬限定)
ビーフシチューの入った惣菜パンです。
この店には珍しい白い生地のパンで、もちもちの生地と濃厚なビーフシチューの組み合わせが良く、レンジで温めると美味しいです。
表面にはブロッコリーしか見えておりませんが、中には牛肉の大き目の角切り肉が2つ入っております。
こちらの惣菜パンは全体的に美味しいですが、こちらは惣菜パンの中でもお薦めのパンです。
・レーズン食パン
2種類のレーズンが入った食パンです。
カリフォルニアレーズンとサンタナレーズンの2種類がぎっしりと入っております。
レーズンも美味しいのですが、何よりも食パンのパン生地自体がもっちりとしており、密度が濃くて美味しいです。
・バタール
太めのフランスパンです。
表面の皮が適度にパリパリしていて、香ばしい焼き上がりです。
中は他店のフランスパンとは何かが違うしっとりもっちりした食感のフランスパンです。
当日が美味しいのは当たり前として、他店のフランスパンが翌日以降はパサパサして食べられたものではなくなるのに対して、こちらのフランスパンは翌日でも美味しく食べられたことに驚かされました。
外側がカリカリしていて、中がフワフワのフランスパンも美味しいですが、翌日の朝に食べることを考えるとこちらのバタールがお薦めです。
・ブランシュ
ドライトマトとフライドオニオン入りで、胡椒の効いたパンです。
固めのピリっとした辛さのあるパンで、ワインに良く合います。
・イングリッシュマフィン
周りにとうもろこしの粉がまぶしてある背が高めのマフィンです。
中はパン生地がぎっしり、もちっとしていて美味しいです。
・ガーリックフランス
ガーリックとバターの塗られたフランスパンです。
バターとガーリックの香りがして、味もよいのですが、元々フランスパンとしてはモチっとしている皮はガーリックフランスにはあまり適していないかもしれません。
数種類のパンを食べてみて、どのパンもレベルが高いことが確認できました。
売り切れるのが早いので、目的のパンがあるなら早めに来店した方が良いようです。
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岩手医大の近くにある人気のパン屋さん。
最近移転してきた人気のパン屋さんで、便利な場所に立地しており、混雑しております。
店内は木がふんだんに使われた洒落た雰囲気で、店内から透明なガラス越しにパンを作っている光景や焼いている光景を眺めることも可能です。
イートインコーナーもあるので、その場でパンと飲み物を購入して食べていくことも可能で、飲食前飲食後に手を洗う為の洒落た洗面台が設置されているのも好印象です。
今回はたまたま通りかかったら、気になっていたパン屋さんの看板を見つけて思わず来店してしまいましたが、パン2種類を店内で頂いただけですので、総合評価は控えさせて頂きます。
今回戴いたパンは・・・
・クロワッサン
香ばしさや皮のパリパリ感が良い感じのクロワッサンです。
個人的には皮がパリパリである層が多すぎて、パサパサ感が目立ってしまうので、バランス的に好みから外れてしまっています。
美味しいには美味しいのですが、意外と好みが判れるクロワッサンかもしれません。
・ライ麦サンド(パストラミビーフ、クリームチーズ、自家製ピクルス)
自家製ピクルスの酸味と歯ごたえが良い感じのライ麦サンドです。
ライ麦パンも美味しいし、使っている食材も良い物を使っているので十分に美味しいのですが、このパン屋さんの真価を味わえないメニューのような気がします。
お薦めは手の込んだ洋食風のお総菜パンやバケット、ベーグル、食パン、クリームチーズベリーのようですので、日を改めてこの店の真髄を味わいに再訪する予定です。
9位
1回
2011/10訪問 2011/12/27
2011/10下旬 再訪
毎年春秋には欠かさず訪問しておりますので、恒例の再訪です。
2011年は11/6(日)までの営業とのことです。
「イワナの塩焼き」と「イワナの刺身」が400円に値上げされましたが、2個100円のおにぎりは値段据置きなので、それでもCPの良さは抜群です。
岩手・宮城内陸地震で被害を受けて再開当初はイワナのサイズも小さかったですが、無事元の大きなサイズに戻ったようですので、安心しました。
今回訪問した際には「イワナごはん」がメニューより外れておりましたが、無くなってしまったのでしょうか?
付け合せにはかぼちゃの甘酢漬け、山菜(正体不明?)の和え物、カブ漬け、ゼンマイの胡麻和え、天然なめこおろしが提供されました。
かぼちゃの甘酢漬けは初見でしたが、ぱりぱりとした独特の食感で美味しかったです。
天然なめこおろしもとろっとして食感が良く、美味しかったです。
天然なめこは1袋100円で販売もしていたので、お土産に買って帰りました。
今回もイワナの塩焼き3匹、イワナの刺身1匹と食べ過ぎな感はありますが、大満足です。
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2009/5上旬 訪問
須川温泉までの道路はまだ開通しておりませんが、無事店を再開され、以前と変わりなく営業されていることを確認してきました。
地震の影響で養殖を継続することができず、飼っていたイワナを近くの川に放流するなど、再開するまでにはかなりの苦労があったようです。
イワナ屋さんに向かう途中の道路は波打っていたり、片側通行になっていたり、道路脇の崖が崩れていたりしますが、最低地上高を守っている車であれば、どうにかたどり着くことができます。
ニュースで岩手・宮城内陸地震の被災地として、画像が公開された落ちた橋もそのまま放置されており、お店に向かう途中の迂回路で見ることができます。
お店はほぼ完全に復活されたようで、以前お伺いした時から店内の様子、雰囲気、接客の心地よさも変わりありません。
「イワナごはん」がメニューに追加になったり、「イワナの刺身」の飾りが増えたり、イワナのサイズが放流してしまった為か若干小ぶりの物が多くなったかな?ぐらいの違いでした。
しばらくお伺いしていなかったので、昼食を頂いたばかりでしたが、イワナの塩焼き3匹、イワナの刺身1匹、イワナごはんを頂きました。
相変わらず、川魚が好きなら大満足と言える内容です。
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~2009/3下旬 評価
厳美渓から須川温泉に向かう国道342号線沿いにあるイワナ焼き専門店。
2009/3月現在、岩手・宮城内陸地震の影響で国道342号線は一関市須川温泉(秋田県境)~一関市厳美町真湯温泉口まで全面通行止めとなっておりますが、2008/8月中旬頃からイワナ屋さんは店舗での営業を再開されております。
※冬期休業中の為、現在は休業中です。(2009/4中旬頃?営業再開)
イワナの養殖魚店(市野々原養魚場)が営む、炭火を使った囲炉裏で焼かれるイワナ焼きの専門店で、須川温泉や真湯温泉や祭時温泉や矢びつ温泉に向かう観光客が昼食にちょっと腹ごしらえするのに寄って行かれる店です。
現在、以下の2つの温泉は営業を再開されております。
・祭時温泉 かみくら
日帰り入浴(8:00~19:00入館18:30まで 500円)も可能です。
・矢びつ温泉 瑞泉閣
日帰り入浴(10:00~14:00 700円)も可能です。
お薦めは・・・
・イワナの塩焼き(350円)
炭火を使った囲炉裏で観光地ではまず見かけることのない120~140gぐらいの大ぶりのイワナが絶えず焼かれており、串に刺される直前まで生きていた、活きの良いイワナが焼きたてで提供されます。
新聞紙を使った焼きの技で、乾燥しないようにほっくりと焼き上げてくれるので、とても美味しいです。
釣り人がその場で釣って調理して頂く、天然物のイワナには敵わないかもしれませんが、その次ぐらいには美味しいと思います。
個人的には岩手で一番美味しいイワナの塩焼きだと思います。
まず、来店したら2匹以上は必ず食べることになります。
・イワナの刺身(350円)
提供されてもまだ、口をぱくぱくしている活きの良い刺身と言うか活け造りです。
注文してから裁いてくれるので、最高に活きは良いです。
ワサビが粉ワサビ、醤油も普通の物であるのがちょっと残念ですが、コストパフォーマンスはかなり良いです。
・付け合わせ(無料)
何か頼むと付け合わせが付いてきます。
春であれば、ミズの実の醤油漬けや山菜、秋には運が良ければイワナの卵の醤油漬けを頂くことができます。
イワナの卵は10月頃であれば、肌色というかピンク色で筋子に近い物、11月中旬頃であれば、黄色でイクラに近い物になります。
これ以外の季節に行くと、漬物、紫蘇の実、からし菜、きんぴら、かぼちゃ、etcと色々でてきます。
どれも素朴な味で、自然な味付けが生かされており、とても美味しいです。
・おにぎり2個セット
素朴な味のおにぎりです。
2個100円とリーズナブルで、食事目的で来店するときは必ず頼みます。
大振りで活きの良い焼きたてのイワナ数匹とおにぎりでかなり満腹になれます。
川魚が大好きという方や素朴な田舎料理を食べたい方にはお薦めの1軒です。
盛岡の誇るスコッチウイスキー専門バー。
レビュー300件目を記念して、こちらのお店を紹介させて頂きます。
マスターが長年掛けて集められている二度と入手することのできない秘蔵コレクションを少しずつ提供されているスコッチウイスキー専門バーです。
本当にスコッチウイスキーが好きな方が通われ、秘密にされているお店なので、本来はこちらで紹介せずに、希少なスコッチウイスキーが少しでも消費されないように秘密にしておくべきなのかもしれません。
総合評価については本来★★★★☆4.5とするべきお店なのですが、注目を避ける為、あえて無評価とさせて頂きます。
私自身こちらのお店は知り合いに紹介されて実際に来店するまで、存在をまったく知りませんでした。
お店の前を通る機会は良くあったのですが、外見上からはそこら辺によくあるバーの1軒にしか見えず、完全に素通りしておりました。
店内に入ると雰囲気が一転し、薄暗く重厚感のある落ち着いた雰囲気となります。
落ち着いたお店の雰囲気に溶けこんだ物静かなマスターがおり、年配の男性がカウンターでゆったりと落ち着いて、静かにウイスキーを傾けるのに適していると思います。
店内には今では入手することができなくなってしまった旧ラベルのウイスキー(中には瓶詰めされてから20年以上経過している物も・・・)やイギリス向けのウイスキーや昔々に憧れであったウイスキーや人気があり過ぎて入手不可能と言われている限定物のウイスキーが整然と並んでおります。
コレクションされているスコッチウイスキーの詳細はHPで確認して頂くとして、200周年記念で発売された「ボウモア ビセンテナリー [1979] 43度」とか「ブラックボウモア [1964]ファーストエディション」とか幻と言って良いレベルのとんでもないボトルも混じっているようで・・・
比較的低価格で提供している入手困難なボトルについては、本当に飲みたい人にだけ提供できるようにそのウイスキーを知っており、銘柄を指定できる方のみへの提供となっているようです。
自分の飲みたいウイスキーについて、予習してから訪問するべきなのかもしれません。
こちらのお店には価格リストが存在しませんので、注文の際には予算を話しておいた方が良いのかもしれません。
特にマスターの秘蔵コレクションに手を出す場合は、ハーフショットで諭吉さんズな物も混じっているので覚悟が必要です。
ツマミはナッツと干しぶどうぐらいしかでてきませんので、料理・味については評価することができませんが、スコッチウイスキーのツマミとしては十分です。
マスターに選んで頂いたスコッチウイスキー初心者お薦め3杯と昔々学生時代に飲んだ思い出の2杯の合計5杯のスコッチウイスキーを戴きましたが、それぞれに香りと味わいに特色があり、大変満足できました。
※使った金額はマスターのコレクションの中で比較的安価なウイスキーに1~2杯、手を出してしまった場合の金額です。
残念なことに、私自身はスコッチウイスキーに特別な拘りがあるわけではないので、このお店の真価を理解できていないのかもしれませんが、店内の雰囲気とマスターのスコッチウイスキーが好きで好きで堪らなく、ウイスキーを提供し、ウイスキーについて語る時の幸せそうな表情に感動しました。
こちらのお店はスコッチウイスキーが好きで堪らない人、スコッチウイスキーについて愛好家としての会話が楽しいと思う人にはお薦めのお店です。
店内にはパソコンが2台設置されていることが気になっておりましたが、ウイスキーの入荷情報、ウイスキー関係の情報やオークションに掘り出し物がないかを日夜探されているようです。
安価な価格帯で提供しているウイスキーまで、近所の酒屋では入手できない物ばかり揃っており、ストックが枯渇しないことを不思議に思っておりましたが納得できました。
岩手県のような地方にあるからこそ、需要と供給のバランスを保つことができ、存在し続けることができる奇跡のようなお店かと思います。