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kekkojinさんのマイ★ベストレストラン 2008

デウスエクスマキなB食ガイド

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

八角 本店 (葭川公園、栄町、千葉中央 / 串焼き、ステーキ、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2008/10訪問 2008/11/06

八角@千葉中央〜ボトルじゃねぇアカ!

さすが千葉というべきか、大衆酒場の少ない街だと聞いていたが、とんでもない店が潜んでいるものだ。魔境といってもいいだろう。
所用で出かけたそこは古びた商店街の脇、路地の角にちょっとした大衆割烹のように佇んでいて、知らなければスルーしているところだが、正直他の店の情報もないので暖簾を潜る。そこにエラいワンダーランドが広がっていた。

店内はL字カウンターのほか、4人席と10人席がそれぞれ2つ。こう書くと広そうだが、フロアギッチギチにテーブルを詰め込んでいる。店内の雰囲気もありふれた居酒屋で5000円は飛びそうな雰囲気ながら、最初のオーダーからいきなり度肝を抜かれる。

まずはと頼んだ焼酎¥350!
品書きには焼酎¥350とある。事前情報を入れておいたので店の人が「なににします?」と聞いてきても、「いや焼酎…」なんてうろたえることはない。少々ビビリつつも「アカで」というと、こいつがドカン!
空いた角瓶に赤い液体! なんだか駄菓子屋のあんずの汁を詰め込んだみたいだ。カキ氷のイチゴシロップにもみえる。なんにせよ、アンナチュラルな色みに胸が躍る。
一緒に置かれているのは氷。トングのようなものはなし。男なら素手でいけってことか。グラスに氷を入れてアカを注ぐ・・・うわぁ、やっぱ駄菓子にしかみえないわ。
飲んでみると、仄かな甘さが実に飲みやすい。つーか旨っ、ナニコレ? いづみやの梅割とかそーゆー路線。ジャンキーで後引く感じ。
にしても気になるのが値段。まさか1ボトルで350円てことはあるまい。グラス1杯飲んでも全然減ってないぞ。1ボトルで何杯飲めて、どれくらいになるのか全く見当がつかない。とにかくなにをもって350円なのか、安いのか高いのかわからなくなってきた。不安からどうにもピッチが上がらない。でもまぁ後に判明するのだが。

焼き物が時間がかかりそうなので、大根サラダ¥460を頼むことに。
辺りを見回すとなにやらシソの葉のようなものから赤い梅肉のようなものが見える山盛りの皿が目に付く。あれなんだろうね?なんていってたら・・・
それ大根サラダかい!!?
のんきのような、千切りの山盛りを想像していたが、見事に裏切られた。それにしちゃ高いなぁと思っていたら、これはもう皿にテンコ盛り。赤いのは梅系のドレッシングでやや酸味があり、もちろん大根やレタス、シソに合うのだが、まぶされているナッツ、これがもう秀逸。火が通っていてカリッカリでとにかくヤヴァい。こんな量喰えるか!?と思ったら、チビチビとだが完食してしまった。

その間にもつ焼き¥160登場!かしらとたんを2本ずつ。
写真ではスケール間が出ていないと思うが、とにかくデカい。通常の2倍はあるかと。やきとんというよりマンガのお肉のイメージ。バーベキューに近い。
たんもコリッコリでよかったが、さらにそれの上を行ったのがかしら。このヴォリュームだからすっごい噛み応えあるのだが、肉汁とともに肉の甘みがジュワ~っと染み出して、かなりワイルドに肉食ってる感を満喫できる。しかも憎いのが、最初の一口のなる1段目に脂身が刺してあること。完全ノックアウトですわ。

モツといえばしろも頼んでみたが、コチラはソフトというよりビヨーンと伸びるような弾力が強く、やや硬め。なのでこのボリュームではちとしんどいか。
そんでもって手場先。
こちらは一般的な手場先ながら、ホックホックの鶏肉が堪能できた。
でも総じてここはかしらとかやきとんの肉肉しいのがあってるかと。

食べ物は以上なのだが、なんだ、少ねぇなと思われるだろう。いや、本当、デカいんだ。女性だったら4本も食べたらお腹一杯かもしんない。このときは体調があまりよくなかったので間食がてらに一休みの意味合いで、これに留めておいた。
といっても目で欲しくなってしまうのが人情。周りの客のオーダーが気になる。とりわけメニューの中で唯一値段が書いてないのが和牛サーロインステーキ。後ろの団体が頼んでいたが、炭火で表面が焼かれ、中がレア状態のが運ばれてきた。聞くところによると【参照ブログ】100g千円で大体いつ300gくらいのようだ。いつか絶対団体で来てやる!

入店した頃も空いてある席は余りなかったのだが、19時近くなると満席で、自分が座る10人席も椅子を10入れているがどうみても8人席。後から来た3人連れは現場系のガタイのイイ感じだったので、肩を寄せ合うを超えて立ち飲みで言われる半ばダークダックス状態だった。
こういう店の常で話が飛び火してきたり一品お裾分けしてくれたりなんて遣り取りが繰り広げられたのだが、その中でアノこと・・・つまりアカについての話になった。
この人らはどうも数回足を運んでいるようだが、なんとどれくらい減っていくらか、全然しらなかった。角瓶の窪みで何杯とかなんじゃないかなぁ~なんてテキトーなことをいっている。話が紛糾し妙に盛り上がったので、3人の中の親方クラスのオジチャンが店の女将さんに聞いてみた。
「角の1ブロックあるでしょ?この半分で1杯。1ボトルで2500円」
ええ!? 1ブロックの半分って結構のめるよ。1ボトル飲もうとしたらこのグラス10杯じゃ聞かないでしょ? どーたってるんだ??
当たったんだか外れたんだかよく分からないが、もうゲラゲラ大笑い。しかもこのアカがなんだかわかってないんだから始末に終えない。それも聞いてみると。
「ワイン」
とのこと。じゃぁシロってのは、なにも入れてない焼酎のみのことで、別に水だけを頼んで水割りにも出来るし、炭酸も頼むことが出来る。
変に盛り上がっているので面白がって女将さん、「最後の一杯だから」となんと黄色をサービスしてくれた。オッチャンらと回し飲みした。黄色の正体は梅割。な~るほど。

味もボリュームもそうだが、値段以上にこの店を満喫してしまった。なんかこういうのはアリなんだろうかと首を捻りたくなるが、ここは千葉。バーチーなのだ。こんな店、近くにあったら危険すぎる。それこそ、バーチが当たる。
とうわけで、お後がよろしいようで。うめぇ~~ごっそうさん!

  • アカ@八角
  • たん・かしら@八角
  • 大根サラダ@八角

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2位

やきとり たかはし (祖師ケ谷大蔵、成城学園前 / もつ焼き、串焼き)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2008/11訪問 2008/11/03

なんでもないようなことが幸せだったと思う

祖師ヶ谷大蔵といえば円谷プロがあることから駅前商店街がウルトラマン商店街なんて呼ばれているが、この商店街から一本入った路地こそ祖師谷のメインストリートだったりする。いやこの路地凄いんだ。名店揃い踏み。そんな中の一つでありコアでもあるこちら、たかはし!

見た目は大衆割烹のようで値段が気になる(外にメニューなし!)。ここは事前リサーチ済みの強み、どうどうと入りましょ。
縦に長い店内で、Lカウンターの背後はひと一人通れる程度。奥に座敷があるようだが、入口からはその広さまで分からない。カウンターの空いてる席に通されると、卓上にメニューがない。厨房にはオヤジさんが焼き台に固定状態で炭を操っている。奥の厨房と行き来する息子さん(という情報あり)も慌しく、声をかけられる状態にない。事前情報によると、一見には無愛想というから、ここは店にペースに預け、声がかかるのを待つことに。間もなくしてオヤジさんがTVの上に置かれていたメニューを差し出してくれた。「どうぞ~」なんてにこやかで、いわゆる頑固親父的風体ではない。
メニューの片面に串焼きメニュー。上段がやきとんで下段が野菜。屋号にはやきとりと冠されているが、昔は鶏も豚も全てやきとりだった。通りがいいからそのままにしているのだろう。裏面は飲み物で、ホッピー300円・レモンサワー200円なんて凡そ信じられない価格が踊る。実は中と外で表記が別で、焼酎は下町のナポレンこといいちこ。なんと乙類でいただくのだ。その分420円と値が張るから、生中の方が安かったりする。

キンキンに冷やされたグラスに氷が入る。氷り抜きも出来るようだが、一見はよしておいた方がよさそうだ。焼酎はグラスにナミナミ注がれるので、オヤジさんから「こぼさないでね~」なんていわれる。案の定チョビッと粗相してしまったが。。。

焼きはまず、上からあぶら・シロ・かしら各¥130!
ここは串モノALL130円と明朗会計。焼きでない生ピーマンとキュウリ1本漬けは頼むと串だけ1本置かれる。常連には人気のようで、みんなポリポリやっている。
で、ここの焼き物だが、シロはやや歯ごたえを残しつつ、ツルンとした喉越しで柔らかい。かしらはガッツリ度は低いものの、悪戯に硬くなく、ソフトな肉肉しさが味付けの薄めのタレとマッチして肉の甘みが口中に残る。あぶらは特出モノで、噛むと脂身独特の抵抗があり、その後ジュワ~っと油汁がスパークする。これがしつこさを感じさせず、歯に嫌な感じもないのだ。これは他所では味わったことないな~
普段はタレで頼むことはないが、塩も頼めないことはないものの、告げなければタレなのでここのデフォなのだろう。オヤジさんのタレで喰ってくれって無言のメッセージのようでこの日はオールたれでいってみた。とはいえここのタレは辛すぎず甘すぎずさらっとしていて肉の味わいを壊さない。オヤジさんの仕事は実に丁寧で見事だから全てを任せたくなってしまう。店の雰囲気も大衆酒場というよりちょっとした小料理屋のようで客層も紳士・ご婦人が多く、値段と比例しない感じもするが、成城の近くでコザッパリしながら落ち着く空間で大衆的な味が楽しめるのが魅力なのだろう。みな、この味・このオヤジさんに強く引かれているのを感じる。

次いで野菜モノを、ネギ・ペコロス・ジャガイモ。
ネギ系は焼くと甘みが出るのは当然だが、わかっていてもやっぱ旨い。とりわけペコロス【外部PDF】が秀逸。これは小玉のタマネギのことで、やや焼けすぎに見えなくもないが、苦味が全然なくて、甘みが強いペコロスの特性が十二分に味わえる。
ジャガイモは意外なメニューながら、ホクホク加減と甘み、そして絶妙な塩加減がなんともたまらない。これはデフォで塩となっている。

余りに野菜がHITなので、ぎんなんとナス。
ぎんなんは季節モノとあって、自分らが注文したら周囲の常連も「こっちも!」なんて頼んでいた。やや硬めの焼きだったが、独特の苦味と甘みが出ていてジャガイモとは違うギチッとしたホクホク感は自分の好物でもある。
ナスはデカい半身がやってきた。こちらはタレがたっぷりだが、なすの甘み(甘みばっかだな…でも焼いた野菜は甘みなんで許して)が閉じ込められていて、皮の焦げの苦味との絶妙なバランスがたまらない。

〆は肉ってことで、レバとアブラ。
オヤジさんが「野菜焼くの飽きたよ~」なんて常連と自分らで談笑してたからではないが、最後はHITだったアブラでいきたかった。やっぱアブラ旨いわ~…と浸る傍ら、このレバがまたHIT! レバ独特のまったりとしたしなやかな舌触りというより、滑らかな赤身の肉って感じで独特のソフトな甘みがある。こういうレバは味わったことない。

ペコロス・ジャガイモ・レバ・アブラと、ここならではといいたいような焼き物が絶品だったこともあるが、やはり職人気質のオヤジさんの仕事あってこそだと思った。店を後にして思ったのは、決して一見に厳しかったり愛想がないわけではなく(返事がないからオーダー入っているのか不安になるが、ちゃんと後でやさしく聞き返してくれるし)、仕事に集中するためのオヤジさんなりの間合いがあるのはモチロン、この店のペースに客が馴染むために、無言で間合いを示してくれているんだろう。
ちゅーわけで、なんともリーズナブルで小粋な名店だろう、旨いしとにかくスバラシイ!

  • あぶら・しろ・かしら@たかはし
  • レバー
  • ペコロス@たかはし

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3位

栄児 家庭料理 (新板橋、板橋区役所前、下板橋 / 四川料理、担々麺、餃子)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2008/09訪問 2008/10/30

栄児家庭料理@新板橋〜栄児さんお久しぶりです

住宅街の中、交差点脇にポツンと明かりの灯る、一見カフェ風のホロが可愛らしい外観が目を引く。入店すると左手が厨房で右手に小さなテーブル席。奥に大人数用の大テーブルが二つ。窓際のが8人くらいか。奥の奥のが10人以上座れるかと。だいたいこの席で2~4人連れが3組ほど座る形。よく相席になる店だと聞くが、蕎麦屋の相席のような感じではなく、ゆったりとした広さがある。
着席するや否や噂の丸藤女将がいきなりまくし立てる。「いつも予約しないと入れない」「今日初めて?ラッキーだったヨ」「コレ、ウチ載ってる本」「なにする?」「新作のサラダ。これオススメ」「あとナス。みんなコレ食べる」・・・こういう店は店のペースに身を任せるのが一番。あなたの色に染められまっせ。

まずはルービー¥500で乾杯。
青島と燕京があったので、珍しくビールをオーダーし飲み比べ。燕京は「えんきょう」と読むらしい。読みが分からず、指差してオーダーした。飲むなりハッピーカムカムってなぐあいにヨイショッと…ってそんなに陽気にさせてくれるわけではない。青島は飲みなれた味というか、軽くジャンキーな感じで燕京もの見比べてみないほどには変わらないっちゃそーだが、若干コクがある気がした。

言われるままにオーダーした新作サラダだが、これがもう食べて驚いた!
ただ野菜カットしたのに唐辛子乗せただけにあらず。この唐辛子はナッツ(ひまわりナッツぽかったかな…うろ覚え)と素揚げにされており、唐辛子がカラッとしていてそのまま食べられるのもスバラシイが、このナッツがもうカリッカリで、結構なボリュームながら箸が止まらなかった。
ところでこのサラダはいくらなのかよくわからない。メニューを見ると他のサラダは1000円オーバーで、小盛もあるようだ。ゲッ、これ小盛にしてもらうんだった。。。

続いて蒸しナス¥1300!
これまたデカいんだ。小盛必至でしょ。
俵型のナスに、ザーサイにネギなど香味野菜のみじん切りと麻(マー=花椒)を混ぜたのがこんもりと乗っている。箸で簡単に解れるナスと野菜のサクサク感に適度な辛さが乗っかって、これまた箸が止まらない。
ここの味のポイントは花椒で頼りすぎであるという意見を耳にするが、個人的には花椒よりも酢、それも恐らくは黒酢だろう、刺激的でなくまったりとしたコクのあるトロみが花椒や唐辛子の痺れの後にしばらく舌にまとわり着いて離れない。

この段階でかなりお腹に溜まってきてしまった。もうメインに行かないとヤバイ。
ひとまず小休止していると皿を下げに来た丸藤女将(ここまでも隙を見ては話しかけに来ていた)、平らげた皿を見て「まぁ~キレイに食べてくれて、唐辛子まで全部!」あまりサラダの唐辛子まで完食する輩はいないようだ。それはともかく、ここで辛いのが平気と思われてしまうと、この手の店は次のオーダーでうんと辛くされてしまう危険性があるので、そんなでもないことを必死にアピールしておく。まぁこういうところは二郎に通うと麺が増えるという困ったサービスを受けるのと一緒か。

で、やってきました麻婆豆腐¥1100!
ラー油多めに浸った豆腐。花椒もガッツリきいている。これもやはり基本となる味付けはさっきのナスといっしょ。酢がまったりと味を引く。系統としてはやはり楊と似ているとは思うが、楊はもっとラー油の海でサラッとしているのに対し、こちらはまだ豆腐も多く、キレイにまとまっている印象がある。

汁なし担々麺小¥550!
流石にハーフサイズにしてもらった。やはりベースの味付けは一緒で、丸藤女将の「まぜて食べてー」というムルギランチ的指導を無視しパーツごとに食べてみたが、これまでの料理の印象と変わらず。しかし、一旦混ぜてみると、なんで、なんで味変わるかー!?

なんか味気ないフツーの中華麺がなんでかシャキっとしてきて、もう、なんつーか説明不可能。味は一緒のはずなのに、辛さとまったり感と麺が渾然一体となって口中でよく分からない味に昇華する。うわぁっ、スゲー。こんなん初めて食べましたわ~

半ば放心状態で満腹の腹をさすっていると、すかさず丸藤女将、杏仁豆腐¥450を薦めてきた。
このオーダーは予定外だったが、単にぶった切ったそっけない形ながら、ミルクのまったりとした実にシンプルな味。よくある杏仁豆腐のかったるさがなく、食後の口をさっぱりさせることが出来た。

コイツはまた来ると踏んだのだろう、厨房あたりを見つめる自分らに対し丸藤女将は帰りしなも延々話しかけられた。「次から電話してね」と差し出されたカードを受取り店を後にした。
夕食としては贅沢してしまったが、たまに食べるならこういう店で食べたい。今回でだいたいの感じが分かったので、今度からは前菜は小盛で飛ばさず、汁なし担々麺をガッツリいただく作戦で行こう。
つーわけで、また絶対きます!旨しぃぃ!ごちそうさまでした~

  • 汁なし担々まぜまえ@栄児
  • 汁なし担々まぜあと@栄児
  • サラダ@栄児

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4位

スタミナカレーの店 バーグ 弥生町店 (伊勢佐木長者町、阪東橋、日ノ出町 / カレー、ステーキ、ハンバーグ)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2008/10訪問 2008/10/14

バーグ@横浜弥生町〜佐竹町に出来てちょーだい!

先日、いまさらになってしまったが本年初の野球観戦に浜スタに行った際に、念願のザ・B級グルメに滑り込んできた。スタミナカレーの店、バーグ弥生町店!
バーグは杉田(家系発祥の地!)を本店とし、ここ弥生町の他に戸部にもある横浜のカレーチェーン店。カレーのトッピングメニューの他、定食があるが、ざっとメニューを見ていただければわかるように、エビフライとかハンバーグとかカツだとか、かな〜り男の子な構成となっている。
野球が思いの他早く終了し、21:30閉まりに間に合いそうなので急行してみたら、伊勢佐木長者町駅を過ぎた先、大通り公園の脇に暗く寂しい中にポツンと明かりが灯っていた。

外観はチェーン然としたそれで、店内はカウンター席のほか、ファミレス型のテーブル席がかなりフロア面積を占めていた。もう終わりモードで先客はおらず、自分が入ってきたことに店員も気づかない様子。カウンターに着こうとするとテーブルに通された。注文すると先に会計とのこと。閉店間際対応だろう。ダルそうなバイトで、ローカルなチェーン店の夜独特の空気が漂って、このうらぶれた感じがたまらない。気づくと2人続けて後客がやってきた。地元民風のアンちゃんとくたびれた感じのサラリーマン。う〜ん、都市の夜光虫ですな〜
なんて思う間もなく、あっちゅー間にやってきた、スタミナカレー生玉子¥750!
カレーにしょうが焼きがぶっ掛けてあり、その上に生卵を乗せてあるだけ。いやホントそれだけ。味もそのまんま。以上。だってそれ以上ないもん。これがいいんだろ?ってな具合に、潔いメニュー。はい、おっしゃる通りです。カレー以上、しょうが焼き以上の味は臨んでおりません。それぞれ好きな味です。それが一緒に食べられるんです。まぁなんてステキ!
こういう食べ物は語れば語るほど核心から離れるが敢えて言うと、カレーはいわゆる日式でとろみのあるもの。しかしその中でもスパイシーさが前に出ていて、この手のカレーとしてはかなり辛い方。
しょうが焼きはつくり置きという事もあって、ちょっと肉の酸味的なものがあるが、これはこの店に求められるものを考えれば仕方ないし、この時間に来た自分が悪い。この値段としてはかなりの肉の量で、ガッツリ食べられるのが嬉しい。
こういうのはキタなく混ぜまくるのが流儀だろうと、玉子とグチャグチャにしてみたが、生玉子って富士丸でも思ったが、見た目結構キレイにまざらないのねぇ〜 でもやっぱ、グチャグチャにしてワシャワシャ食べないと旨くない。先の豚肉の酸とは違う、カレーからだろう独特の酸があって食べ易く感じた。思いの他量はそんなでもないこともあって、あっちゅー間に完食!
細かいことをいえばいくらでもあるだろうが、そんなこというヤツは来なくていいよってなもんで、これはもう無条件降伏でしょ。とにかくヤヴァ旨ッス!
こういうお店は是非東京にも来て欲しいところだが、それなら是非、台東区は御徒町の東、佐竹に来て欲しい! 店名がバーグだけに・・・(う〜ん年齢制限が必要なオッサンギャグが〆かい!?)ごちそうさま〜

  • 生!
  • スタミナカレーまぜまぜ@バーグ弥生町
  • バーグ弥生町外観

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5位

アイバンラーメン (芦花公園、八幡山、千歳烏山 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2008/04訪問 2008/10/16

アイバンラーメン@芦花公園〜アイバーンFO

久々のラーメンネタながら、サブタイトルが究極わかりづらい。元ネタわかった人にはなにか差し上げたい。
つーわけで、「いち」の跡地に降りたつは異邦人アイバン・オーキン!
いちの話は長くなるのでざっくりいうと、屋台ごと玄関に突っ込んだような店から、一般店舗にまで押し上げたあの気骨なお母さんがギブアップした物件である。移転当初は広い厨房という改善された環境にすっかり安心してしまい、自分の生活環境が変わったことも手伝ってすっかり足が遠のいていたら、なかなか思うような集客が見込めないのと豚骨ラーメンの仕込みの身体的限界から暖簾を下ろしてしまった。閉店の理由は人づてに聞いた話で信憑性の高い情報だったが、故に移転後訪問できなかったことが悔やまれてならなかった。
そういた背景の上でアイバンラーメンを訪れると、開店時間前に待ち客がいるほどの繁盛ぶりに少々複雑な感情を覚えた。
先頭は外人客4人ほど。知り合いだろうか。入店するとL字カウンターのみで10席ほどか。そう広くはないが、厨房が何もかにもステンレスなのだろう、シルバーに輝きピカピカ。なんでもバットで保存・調理してしまう感じがアメリカンしている。いわゆるラーメン屋然とした大きな寸胴があって…という厨房ではない。そこに客数には見合わないスタッフの数。アイバン氏はというと、パソコンをいじり店内BGM用にかけるiTunesを操作したり、外人客と談笑したりと・・・って全然仕事してないじゃん!若いスタッフにほぼ丸投げ。いや、その立ち居振る舞いがかなり面白いからいいんだけど。
かなり食べ物の方が心配になってしまったが、覚悟して待つことしばし、、、
塩ラーメン¥700!
おおっ、透明度の高いスープ。ビジュアルはかな〜りよい。鰹と煮干かな、その透明なスープに粒粒が散見できる。で、飲んでみると・・・うわっ、なんじゃこりゃ!? 予想外のあまりにもあまりにも繊細なスープ。しかし、ダシはかなりしっかり出ている。鶏メインらしいが、そのボディ感もさることながら、魚介が全く嫌味じゃないのにグイっと前に出てきている。わかりづらいようでしっかり味の出ているスープ。うわぁ、塩ラーメン好きのドストライクきたわ〜
麺はまるで本格長浜ラーメンを髣髴させるようなボキボキの極細麺。エッジの効いた食感に粉の味わいが後から押し寄せてくる。これ自家製というのだから恐れ入る。
具もしゃきっとしたネギに、味付け薄めで柔らかくもしっかりとした肉の味わいが閉じ込められたチャーシューもさることながら、嫌な味付けが一切ない穂先メンマがとにかく秀逸。このスープにこれあわせてくるかぁ!!
はっきりいって、かなり日本人な味のセンスである。余計な味付けのない、やもすれば日本人でさえ味気ないと判断されかねない線を、しっかりダシで勝負してきている。こういうアプローチでしっかりとしたものを食べたのはいつぐらいぶりだろうか。。。
反面、スパイシーレッドチリ麺¥700はというと、
ズバリ、ヌードル!
スープが殆どない分、チリソースの辛さと挽肉の甘みで押し切ったジャンキーさで満ち満ちている。麺のよさはラーメンのほうが生きてくるが、糸とうがらしはまぁ飾りとしても、ネギとの相性もよく、とにかく肉とのコンビネーションにつきる。
味的にはカップヌードルのチリトマトヌードルを髣髴とさせるものがあり、チリトマト好きとしては満足度は高いながら、不自然な嫌な味付けはなく、さっくり食べられる。
とはいえ、塩ラーメンのインパクトが強すぎた。あざみ野のあまからやがなくなり、千駄木の神名備で神名備そばがなくなった今、本当に好みの塩が食べられる貴重な店をキープできたことがなによりの喜びである。飄々と仕事をしない(失礼)ガイジンはどんな仕込をしているのか、いやはや見た感じではわからないものである。
ともあれ、いちとは全く別ベクトルながら、こうしてしっかりとした手作りの味が生まれる現場が残ったことは、嬉しい限りだ。つーわけで、旨すぎッス。ごちそうさまでした〜

  • 塩らーめん!
  • チリまぜ前@アイバン
  • チリまぜ@アイバン

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6位

鮎ラーメン 二子玉川本店 (二子玉川、二子新地 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2008/11訪問 2008/11/23

鮎ラーメン@二子玉川〜あゆは一夜干し

03年にオープンした当初、モロにストライクな塩スープの美しいビジュアルと、川魚を取り合わせるという斬新さに居てもたってもいられず急行したものだが、瞬く間に大行列店となり、足が遠ざかってしまった。というわけで、久々の鮎ラーメン!

高島屋裏手の商店街は往時の二子玉川の風景を想像させてくれる昔ながらの下町風情で、玉川高島屋SCや東急の新開発がまるで嘘のようだ。しかし人の流れは商店街側に向いておらず、今年、懸案だった温泉の出る銭湯も遂に廃業してしまった。
その銭湯の向かいにあるのが鮎ラーメン。大きな鮎の文字の暖簾が目を引く。このころスズキヤスオ(移転前)など店舗っぽくないインディなイメージのラーメン屋が現れた頃で、ここも屋台が店に突っ込んだというよりバラック的な雰囲気で、暗い店内を照らすのは電球の灯りのみ。店内は奥行きが殆どなく、カウンターもギチギチで6人座れるかって程度。会計は食後、外に常駐する店員と交わすシステム。
ここの店主は若くて相当の鮎マニアという(あゆの追っかけという意味でなく…ってあぁ、これいいたくなかった!)。出身地である岐阜の馬瀬川の天然鮎を1年分冷凍ストックしたものを使用しているらしい。店を閉じてしまったが、赤坂に以前、絶滅危惧種であるリュウキュウアユを食べさせる「リュウキュウアーユーを食べる会」をオープンさせたほどだ。
鮎は具にもスープにも用いられ、具の鮎の一夜干しを乗せる大きさで値段が変わる。1/4、1/2、丸ごと一匹から選べる。店主は厨房で常に鮎を焼いており、たぶん炭焼きだろう、パタパタと団扇の音と香ばしい香りが店内に満ち満ちている。

で、オーソドックスな鮎ラーメン(1/4)¥600!
一般的なラーメンで言うチャーシューのポジションに鮎があるので、透明度の高い黄金色のスープに鮎がとにかく目を引く。1/4といっても相当デカイ!
鮎ダシでしかも焼いた鮎が乗るというと生臭いイメージや小骨が気になるところだが、小骨は丁寧に処理されているし、スープからも焼き鮎からも生臭さは一切ない。この時点で仕事の確かさは窺えるが、鶏と鮎でとるというこのスープがここまで濁らせていないというのがとにかくスバラシイ。かといって薄いわけではなく、口当たりはマイルドで実にふくよかで、まったりとした甘みを感じる。塩ベースだと思うが、とがった味を全く感じない。人によってはかったるさを感じるかもしれないが、全然最後までグイグイ飲ませてくれる。
麺は細く、これまで見たことないほどの縮れっぷり。これではすぐグズグズになってしまいそうな気がするが、最後まで伸びる印象はない。これといって麺に味わいがあるわけではないが、このスープにはこれでいいと思う。
そして鮎! 川魚が基本的に好きではないのだが、この鮎はそんなに身がブリブリでもジューシーでもないのだけど、ホワンとふっくら焼きあがっていて、焼き焦げた部分の香ばしさも手伝って、尻尾まで一気に食べてしまう。これだけの具材なのに、スープを全く邪魔しないのには心底驚かされる。薬味のネギはこれでもかってほど細い。歯に挟まってしまうが、この味には日本そば的な薬味のポジションに近いものを感じる。

もう瞬殺とばかりに完食。味わいもあって量的に少なく感じがちだが、実際はそんなに少なくもないと思う。足りなければ限定の鮎のおにぎりもあるし、鮎姫ごはんってのもある。まぁ味的にガッツリ食べるものではないので、これでいいんではないだろうか。
人を外見で判断してはいけないが、店の雰囲気や店員のヤングっぷりからして、これだけの仕事はまったく想像できない。こういう味は手を抜くとモロバレっぽそうだが、初めて食べたときと全く印象が変わっていないのには驚かざるを得ない。一時の行列が嘘のように、空き席があるほどで、寧ろ並びのいっせいらーめんの方が賑わっていたし、博多濃麻呂などは行列が出来ていた。やっぱりこういう味は難しいのだろうか。
ともあれ、このままの手仕事をキープして欲しいものである。いやはや、しみじみ旨い!ごちそうさまでした~

  • 鮎ラーメン
  • 鮎ラーメン外観

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7位

ニューラーメンショップ 西川口店 (西川口 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2008/05訪問 2008/10/26

ニューラーメンショップ@西川口〜豚抜きもアリか!?

※評価たかすぎかもしれないが、街道沿い豚骨醤油ジャンキーのドツボにハマったので、その辺推し量っていただきたい。一般的には★3~4かと※

車通り沿いで黄色と赤の電飾ビカビカのいかにもな看板がラーショ好きをソソらせる外観。入口扉や窓ガラスにメニューなどベタベタ掲示されているのもそれっぽい。
店内は床と壁がコンクリート打ちっぱなし(笑)で、経年変化を感じさせるグレーがグッとくる。入って左手に長く延びるカウンターが続き、右手にテーブル席がいくつか。椅子のパイプが床をキイキイこすれる音がなんともタマラナイ。
カウンターが低めで、遮るものがないため、オヤジの料理風景がライブ感たっぷり。

ラーショの基本、ネギらーめん小脂多め¥550!
傾いて凹凸のある赤いカウンターに丼がゴツン!っときた。
見た目でドギモ抜かれた。なんと、チャーシューがない。ネギの奥を探ってもない。短冊状のいつものラーショネギの上に細切れのチャーシューがまぶしてあるだけである。もともとラーショはデフォの値段が安いが、にしてもここはらーめんが450円。これにネギ増しでチャーシューも付けたら550円では割が合わないかもしれない。これを安いか高いか人次第だと思うが、ラーショネギを堪能するメニューと考えて、低価格で抑える策としてはアリだと思う。
もうひとつの驚きとして、脂は背脂というより液状に近く層をなしているのだが、店内にも豚骨がそこそこ漂っているとは思っていたが、スープは結構ドロっている。飲んでみると閉店間際ということもあるだろうが、結構煮詰まっていて、下手な九州ラーメンより豚骨の味わいがかなり出ている。
丁寧にダシをとったというよりはかなり雑な感じながら、パンチがあって食べ進むと最後の方は飲むのがキツくなるくらい。でもこういう店ではありがたいガツン度で、このスープと適度な辛めのラーショネギと、あった適度な柔らかさとストレートめの麺、そして甘めのスープ、このコンビネーションは実にジャンク!

頭が多少クラクラするような感覚さえ覚え、心地よい満足感に満たされたまま店を後にした。
これならネギWにしてチャーシューいらなくてもいいとは想いつつも、ここのチャーシューの味も気になった。細切れのチャーシューだけでは判断できないが、かなりいい豚と見た。豚が食べたければネギチャーシューを頼めばいいのだし。今度トライしてみよう。
つーわけで、ラーショに求めるものがここにある気がした。旨い!ごちそうさん!!

  • ネギらーめん小脂多め
  • ニュラショー西川口外観

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8位

パン・ピジョン (鳩ケ谷 / パン)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2008/11訪問 2008/11/22

パン・ピジョン@鳩ヶ谷〜P2Gはトップビショッカー推奨

久々に鳩ヶ谷駅周辺まで来たが、電器屋やパチンコ屋が出来ていて、しかもデカくて度肝抜かれた。埼玉高速鉄道の駅はどれも小さい駅ばかりだったので、鳩ヶ谷がこんなターミナルになっているとは。
周囲はまだこれから宅地開発される土地が残り、整備途中の並木道が町の新しさを感じさせる。そんな道路沿いにこれまでの鳩ヶ谷のイメージにはない店が。ガーデニングっぽい植木が眩しい明るく可愛らしい外観。しかも続々と客がやってくる。徒歩から自転車から車までどんどんやってくる。クリームパンが人気とのことで、10時と15時に焼きあがるタイミングが激混みと聞いていたが、その間の時間なのになんだ、この賑わいは!?
店内はそんな広くなく、奥の厨房からパンをやいている香りが漂ってくる。ホットドックタイプではない、四角いパンにインされてるという噂の焼きそばパンなど、数十種類が並んでいる。目当てのシュークリームは一瞬ないのかと思ったら、チルド棚に陳列されていた。

で、買いました、シューアラクレーム¥170!
キャンディー状態で紙に包んである。
ゴツいハードシューなビジュアルのシュークリームがお目見え。かなりデカい。
開けてみると、噂どおり、クリームが2層になっている。
クリームパンのクリームも同様で、プリンも同じ内容になっているとのこと。上層が生クリームで、下層が焼いたカスタードクリーム。生の方は酸味がなく口当たりが実に滑らか。カスタードの方はまったりしっとりしていて、冷やされているとさっぱり感が心地いい。どちらも甘さが非常に抑えられていてモロ好み!
反面、シューの方がバター多めで噛むだけでバターのこってり感が口中に溢れる。普通のシュークリームと別の発想で、クリームで触感を楽しんで、シューで味を持たせている。うわぁ、こんなん喰ったことないですわ。

正直、バターがもうチッと控えめだとバランスいいかなぁと思ったが、久々にベタ甘じゃないスイーツに出会えたことがなにより嬉しかった。う~ん、これは手土産にもいいなぁ。これからも世話になりそうだ。
というわけで、美味しゅうございました。ごちそうさまでした~

  • シューアラクレーム中身
  • シューアラクレーム
  • 外観

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9位

らーめん 陸 (上町 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2008/11訪問 2008/11/10

陸@農大一高前〜農大のパチョレックことリック!

以前店の前を通ったときは昼ピークを過ぎた当たりで店内も空席が目立っていたが、この日は似たような時間帯にもかかわらず店内並びが出来ていた。
券売機には珍しく麺少な目ボタンが準備してある。しかも50円引きというのは嬉しい。麺の量は通常270gで、少なめは180gだそうな。1玉90g換算なのかな。
トッピングコールは注文時だが、トッピングの詳細表記はない。順番が来てカウンター上に食券を置いてしばし(トッピングはノーコール。ニンニクは卓上のツボ。これが開けると臭うんだ…)。周囲は場所柄か学生が目立つ。

そんなこんなで、塩つけめん少な目¥750!
つけ汁は茶濁していて見た目塩っぽくない。レポ未UPだが「ラーメン大」の系列の塩も見た目塩に見えないので、二郎系の塩はこんなんになりがちなのだろうか。
で、飲んでみると、おおっ、粘度がある! スープに粘度を感じる二郎系ははじめてだ。まったりとした舌触りで、味は全然二郎っぽくない。やや塩気が強いが、表面の油もやや多く飲み応えある。二郎云々というより、最近多い豚骨魚介とは違う、大勝軒系とも違うこってり目のスープは十分アリでしょ。
麺は太い縮れで、ごわっとしていると思いきや、かなりツルンとして腰もある。しかし密度の高い麺で、噛んだ感じはもっちもちではなくややボッツリしている。味わいが強くが食べ易くもあり、少な目の麺があっという間になくなっていく。
野菜は茹で過ぎず適度に柔らかめで、歯ごたえが残っているのも嬉しい。キャベツも多めで噛んだ甘みが楽しめる。そしてなんといってもここのウリである豚! 巻きチャーシューながら、厚めにカットされ味付けが殆ど感じず、噛むと柔らかく肉肉しい甘さが口中に溢れる。評判どうり、この豚は特に旨いわ~
スープ割をしてもらうと、さらに茶諾して器の底がまったく見えない。飲むと粘度がさらに増している。甘めのコクのある、しっかりとダシの出たスープだ。通常のラーメンでもこんなにしっかりとしたスープだのだろうか。旨いけど、なんだ?なんだ?と首をかしげながら完飲すると、やっぱし・・・あれが出てきた。器の底にちょっとだけ溜まる髄!! そう、正真正銘の豚骨スープなのだ!
なんでここまで驚くかというと、二郎系の味のキモは、麺に使う粉のオーションと並んで、豚を煮出して出るダシの味と聞いたことがある。店によったり亜流などでは、豚骨などの骨からとった一般的にイメージされるスープを使っているのかもしれないが、比重としては多くを生肉から出るスープに負っているというのだ。言われてみると、炊き出したスープのこってり感をあまり感じないし、いわゆるド乳化しているスープといえども、いわゆる豚骨ラーメンのようなコクとは異質に感じる。まぁ飽く迄トウシロウの邪推の域を出ないいい加減なものだが、ここ陸は九州ラーメンに通じるような豚骨スープの甘さやコクを感じる。それがこの髄をみて確信に変わったというわけ。

これは普通のらーめんも喰ってみなきゃという義務感が沸いてきたが、ともあれ、二郎でありながら独自路線を打ち出しているまさに正しいインスパイアの姿を見た気がした。

  • 麺UP@陸
  • 塩つけめん少なめ@陸
  • スープ割り@陸

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10位

千利庵 (乃木坂、六本木、広尾 / そば、うどん)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2008/10訪問 2008/10/21

千利庵@西麻布

小さな店だし、隠れ家的に利用している人も多いから、大々的にこんなところで取り上げるのも忍ばれるのだけど。

隠れ家といっても西麻布交差点スグ。渋谷~新橋バス停の目の前。間口も狭いが、店内もテーブル3卓、座敷に3卓程度。肴類の一品料理も充実していて、蕎麦類は卓上の品書きに示されているが、日本酒メニューとともに手書きの筆文字で壁にイロイロ貼られている。売り切れになると大将が逐一裏返しにしている。

この日は久保田¥840のアテに百合根の天ぷら¥840をチョイス。
以前もこちらでに百合根の天ぷらのを頂いたと記憶しているが、これがとにかくヤヴァイ! 食感的にはサツマイモの天ぷらのような、ホワンとしていながらモチッとしているのだが、なんとも仄甘く軽い! ここに来てこれ喰わな!ってくらいもう絶品。
ここは日本酒の種類はそう多くなく、八海山など定番を揃えるのみだが、日本酒が売りでないなら必要なだけでいいという潔さを感じる。久保田の冷で、冷たさの中にある甘みをチビリチビリと感じながら、別種の百合根の甘さを噛み締めていると、ホント、ここで寝てしまいたくなる。お通しの茎わさび(だったかな?)もネットリコリコリでこちらも忘れがたい。

2杯目の日本酒(なに頼んだか失念…もう夢見心地か!?)にあわせたのは、とろゆば¥630。
こちらはいわゆる湯葉刺しで、ピラピラ1枚ずつめくりながら、チビチビ舐めるように食べ進んだ。ザ・つまみって感じで、こういう店でダラダラ過ごすには最適な一品だろう。最後に残った豆乳のマッタリ感も捨てがたい。

さて、〆の蕎麦といこう。まずはもりそばせいろ¥630!
田舎と細打ちがあるが、細打ちのせいろでも断面は真四角よりやや平べったく、細打ちとしては太い部類に入るかと。食感はネッチリとして若干粘りがある。細かいそば粉がギッチギチに詰まったイメージで、色見も黄土色にくすんでいて、ポクポクとシャープな食感ではない。いわゆる細打ちの蕎麦をイメージすると、やもすると田舎的な食感に面食らうかもしれないが、じっくり食むと粉の味わいが口中に広がる。いわゆる喉越しのそばじゃないんだろうなぁ。
汁はやや辛めでややトロか。これというインパクトやクセはないが、ご近所の更科の辛口のような、さらっとしたタイプではない。この辺も蕎麦に合わせているんだと思う。

もうひとつは天下ごめんのせいろおかわり付き¥1365!
+315円でそばがWになるのだから頼まないわけには行かない。片方をうどんや田舎にするなど組み合わせは自在。
天下ごめんとは鴨汁に数種類の刻み野菜が入った、よく店の名前をつけるメニューのようなもの。こちらのひとつの名物になっている。エエトコ取りが仇になって器用貧乏になりがちな冠メニューにあって、やや警戒はしたのだが、これが見事HIT! 甘めでベタつくかと思いきや意外とさっぱりしていて嫌みないつけ汁だけに、そばをあわせてもそばの風味が負けない。これにまた野菜、特に茄子が実によくあう。熱で温まりややフニャっとした独特の食感が鴨汁の甘さに乗って箸を止めさせてくれない。そしてなんといっても鴨肉! ブロック上の実に小さく食べ応えのないものだが、揚げ玉状態で自然と口中に入っては食んだ心地よい弾力に、甘い脂がスパークする。

蕎麦湯は最初透明度の高いものでガッカリしたが、徐々に白濁し、最後はトロンと様変わり。せいろのつゆにも、天下ごめんの温かな甘い汁にもそばのざらついた粘度とともにマッチして幸せな〆を迎えさせてくれる。

この手の店に対して量が少なくて高いという意見を多く耳にする。そりゃ町の蕎麦屋と比せば確かに高いが、どっちがいいとかではなく、役割が違う。せいろが2千も3千もするわけではないし、これだけの味とサービスを提供するのだから、決して高いとは思わない。家で瓶ビール飲むより外で瓶ビール飲むほうが高いといってるのと同じな気がするのだが。多くのこうした蕎麦店と比べても決して高い部類には入らないと思う。

  • 天下ごめん!
  • 日本酒@千利庵
  • ゆりね天@千利庵

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