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riat-tairさんが投稿した寿司弘(愛媛/粟井)の口コミ詳細

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寿司弘粟井、柳原/寿司、海鮮、ふぐ

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.0
  • 昼の点数:4.5

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 3.0
1回目

2012/03 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

仕事っぷりに感心するばかり。【再訪・昼】

【再訪】
仕事ですぐ近くまで来て、商談が終わるとちょうど昼時。
これは行くしかないだろ~と思い贅沢な昼ごはん~^^

この間は完全におまかせ+追加だったのでお品書きも見ていなかったのですが、
見てみると面白いものを発見。
「松にぎり 800円」
「竹にぎり 1600円」
「梅にぎり 1800円」
え、コレ逆じゃないですか?と突っ込むと「わざと逆にしてるんですよ」とさらっと答えが返ってきました。
確かに大将の普通のものを出さないところや、
安くておいしく食べてもらいたいという心意気からすると納得^^

というか、一番手ごろなコースの松にぎり800円はいくらなんでも安すぎでしょう^^;
とりあえず真ん中の竹にぎりで、食べたいものがあれば別途追加で、ということでお願いしました。
竹にぎりが
カンパチ・イカ・エビ(尻尾)・ズワイ蟹の足・マグロの漬け・イクラ・ハマチ
夜と比べると若干色気はおとなしめかな?
とは言えここまで一つ一つ手の入ったものがこれだけ出てきてこの値段でいいのかなぁ~と逆に心配する内容w

まだまだ食べれます、と追加で前回天候が悪く良いものが入らなかったというアナゴを注文。
前回より一回り大きいアナゴでシャリが見えません^^
贅沢にも一口でほおばると口の中が幸せ空間w
そして余韻が少し長い。前より脂が乗ってるのかな?
いや昼からこんなもの食べてていいのか、自分?^^;

そして次を悩んでいると大将から
「今日は良いフグが入ってるんですよ」と勧められます。
前回でもかなりのものでしたが、
今日のは目の前の水槽で「今泳いでいるフグ」です。
そりゃ行くしかないでしょう~w

出てきてびっくり、寿司が踊っています!
ビクンッ、ビクンッと身が動き、たった今まで泳いでいた生命力を感じます。
これこそ「(命をおいしく)いただきます」と感謝して食べないといけないでしょう。

大将曰く「刺身だとこの厚みだったら普通6枚くらいにはするけどね」という厚みもあって、
歯ごたえがね、もう未知の世界ですよw
前はギュムギュムという擬音で表現しましたが、
今回はシャキッ、パキッって感じですよ!
乗っかってるキモの風味もいいですが、
さりげなくシソを小さく切ったものが間に挟まれていたりと見えないところでいろいろやってくれてるんですよねぇ^^
ちなみにこれはさばく都合と思いますが2貫でした。

この時点でもう腹の方は十分だったのですが、
お持ち帰り用にこの店の名物という「寿司弘巻き(太巻き)」を注文。
で、作っているのを見てるとおいしそうで、
帰るまで待ちきれないので先に切ってもらって少し食べちゃいましたw

「おお~」と思うくらいのムッチリ感。
ギュウギュウ固く詰め込んだ感じじゃなく、弾けんばかりのムッチリです。
なんと10種類ものネタが巻かれてあるんです^^
大将が修行していた数十年前、
自分の店が出せるときがきたらこれを出そうと開発していたらしいです。
名前のまま、寿司弘オールスター的なネタが勢ぞろいw
これだけ入れるとバランス崩れるんじゃないかと思いきや、
シャキシャキしながら少しネットリした山芋がアクセントになって全体をウマいことまとめてるんですねぇ~^^

持ち帰った後食べるときに手にいっぱい付いた海苔で気付いたのですがここの海苔はサラッと溶けます。
にぎりを食べているときは気付かなかったのですが、
よくよく思い出すと
軍艦等、形を作るためには必要だけれども、
食感的には邪魔となりえる存在を意識しなかった気がします。

・・・恐るべし。そしてそれを初回で見抜けぬ自分の不甲斐なさorz

にぎりと違い、コレなら味も落ちにくく日持ちするそうなので次の贈答シーズンにはコレ行ってみよっかな!


-----------------------------------------

まさにその一言。

ふとしたきっかけでこの店を知ることができたこと、
これは本当に運が良かった。

下調べをしてウラも取れたのでおそらくここはきっといい店だろうという期待が高まりながら、
場所が松山市街から遠く離れた場所なため、戻ってくるにも酒を飲むことが前提だと遠距離代行必須。(3500円ほどでした)
当初4人くらいで乗り合わせて負担を少なくしようと画策していたのですが
なかなか都合が合わず先延ばしになっていたので悶々としていました。

さすがにしびれを切らし、都合が合う二人でもいいや!と予約を二日後に取りました。
ここのところ天気が悪かったのですが特にこの日は夕方からかなりの大雪でした^^;

雨天決行ならぬ、雪天決行。
決めたからには絶対に行くという意気込みが通じたのか、
あれほど振っていた雪が完全に止んでいました。


さて、気合と期待を胸に店に着き車から降りて入口のガラス扉から店内をのぞくと・・・・
拍子抜けというか、あまりに普通の、なんの変哲もない田舎の寿司屋。
後ろに見える窓とか「ウチの実家の台所のサッシと一緒やんかー」って感じの、
ある意味親近感がわき過ぎるレトロな雰囲気が街の寿司屋のイメージとは対照的で、
期待が勝手に高まっていた上に、代行前提でここまできて
正直なところ「大丈夫なのか??」という不安を感じていました。このときは。


【つき出し】
もずくとタコワサ。
両方の底に温州みかんの輪切りが添えられています。
もずくにはツンとした酸味は無くやわらかな風味。
タコワサは柚子胡椒が効いていてピリッとして、コリコリした歯ごたえ。
みかんのせいか、ヌメヌメした感じはなくサッパリした感じです。
こういう合わせ方は初めてだったので「へぇ・・・」と感心しました。

【ヒラメの昆布締め】
いきなり昆布締めで、見た目も手が込んでいる。
「そのままで(醤油つけないで)食べて」、とのこと。
おっ?と思わせる不思議な風味で今まで食べたことのない感じがしました。

(この店ではほとんどの寿司が醤油つけずにそのままいただきます。)

【ズワイ蟹の足とカニみそ】
いきなり写真を取り忘れるという失態^^;
ウマそうと思ったらカメラより手が先に出てしまうのは愛嬌ということで・・・
カニみその濃厚な風味が、こんなの2番目に持ってきていいのか?
と思うくらいでして、気付けば当初の不安はどこへやら次への期待が高まります。

【ウニタコイクラ(順番違うかも)】
いやいやいや、、、なんだこれ!?
軍艦の海苔と一緒に薄切りしたタコを巻き、
その上にイクラが乗って、さらにタレが塗られてテラテラと輝いているウニが盛られている。

盆と正月、ついでにクリスマスまで一度に来た的な一瞬目を疑うシロモノ。
反則でしょう、どう見ても!
それぞれが自分の好物であるだけにズルいとしか言いようがない。
プチュっとイクラがはじけ、そのあとにウニの甘さがきて、
それらが抜けたと思ったらやわらか~いタコの旨みがやってくる。
・・・これで3品目、、ですよ?

【鮭といくら】
炙った鮭とイクラ。親子鮨とでもいうのかな?
香ばしい風味とイクラのはじける食感に、
チラっとマヨをわさびの代わりに入れることで脂感も乗り濃厚な風味に。

【カンパチの昆布締め】
クセがなくただただウマい。
写真で分かるどうか、ものすごい繊細な包丁仕事されてます。
細かく切れ目が入っていることでよく染みこんでいるというだけでなく、
この店でいろいろな寿司に使われている「柑橘」が絡みやすいようにしているのでしょうね。
写真にもところどころオレンジ色の粒々が見えると思います。


【ふぐ】
「こいつ、さっきまで泳いでたから」と言われながら出されたふぐ。
生命感あふれるギュムギュムした歯ごたえがまさに、さっきまで泳いでいたという言葉の通り。
いいのか、こんな贅沢をして・・・!?

【生エビ(しっぽ側)】
酒がすすみテンションも上がってくると、
お約束のように写真を撮り忘れているということを飲み込んだ後に気付くこのクセはなんとからないものか・・・
これも写真なし_| ̄|○

これはみかんソース以外はなんの変哲もない握りかと思いきや。

連れが気付いて教えてくれたのを良く見てみると、
しっぽの殻にピッと包丁で切れ目入れている。
おかげで先っぽまでスルッと食べれちゃう。

な ん だ こ れ は ?

どこまで仕事してるんだ一体・・・

【生エビ(頭側)】
これまた迫力のある握り。
エビ好きにはたまらないですよ、この見た目は。
身を食べた後、頭のミソをチューチューするとたまんない。

【ミズイカ(子)の握り】
見た目ミニチュアイカ飯。
とにかく芸が細かい。
たかが一貫にこんな手間かけていいのかなぁと、

【ミズイカ(親)の握り】
と思ってたらコレ。
軽くジャブ打っといて右ストレート。これがこの店のパターンかも。
これまた細かく細工されてるなぁと思いながら食べてみると
少しあっさり目だった子とは違う濃厚さと、
細かな切れ目に絡んだみかんの風味がふあっと口の中に広がる。

【いくら】
同じいくらでもウニタコイクラのときとは別のいくら。
「このイクラはとろけるよ~」と出されたそれは岩手県の久慈産。
当然放射能のチェックを受けいる安心できるものとのこと。
かなり大粒で見た目のインパクトもあるのだけれど、
ひと噛みするとジュワァァと口の中いっぱいにわき出てくるのは確かにとろけるという表現が合うかもしれない。

【うに】
エゾバフンウニ。
月並みな表現ですが、「あま~い」、「トロける」もうそれ以外は言いようがない。
雑味は一切なく、ウマさを残してスッと抜ける感じ。
先のイクラとこのウニだけは手を加えていない、
素材の勝負という感じでしたが、これもまたかなり高いレベル。

【中トロの炙り】
珍しく軍艦の中トロ。
大きな切り身だと高くなるので小さく軍艦にまとめたということかも?
食べたあとの余韻としてはこれが一番尾を引いたと思います。
焼けた香ばしさと脂の旨みは他の鮨から比べると少し異質なものかもしれません。
もうちょっとこの口の中の幸せを楽しみたいから次はもうちょっと後で・・・と思いながらも残酷なことに次の品がくるのです。

【まぐろの漬け】
先の中トロの炙りに負けないよく染みたねっとり濃厚な味。
仕事がネタのランクを大幅に上げてるなぁと感心します。

【紅鮭と新玉ねぎカルパッチョ風の握り】
回転寿司によくあるこの手の握りはどうも好きになれないのですが、ここは全然違う。
鮭もいい味ですが、玉ねぎがすごく甘かった。今年寒かったからなのかな?
そしてドレッシングが香ばしくていい感じ。

【エビ】
今度はゆでたエビです。
寿司屋ではゆでたエビは自分の好みのランクではかなり下の方なんですが、
ここではそのゆでたエビすらも自分好みになるという不思議。
軽く湯に通したくらいのしっとりした身でしっかり旨みがある。
たかがエビが(失礼)こんなにウマいなんて~と漏らしてしまう始末。

【あなご】
「ここんとこ海がしけってて今日は端っこの方しか用意できなかった」と言われながらだされたのですが、
自分にとってはそれでも十分おいしかったです。
身がふあふあで、かかっているタレが甘辛いのだけれど透明感がありスッキリした後味。
これで天気さえよければもっとすごいのがでてくるのかと思うと・・・困りますね。

【エンガワのこぶじめ】
柑橘効果によってエンガワの脂っぽいクセが全くなく、
旨みだけが残ったあっさりした握り。


とりあえずこれでひと段落。
あとは食べたいのがあったら言ってね~とのことだったので遠慮なく。

【たこ】
タコ大好きな自分としては言われなくても出てこなければ注文しようかと思っていました。
単品の握りとなってもその柔らかさが印象的。
ウニタコイクラので使うときノリのように巻くので柔らかめにゆでているそうです。
実際は柔らかいを通り越してふあふあしている感じに近いかな。

これ以外はすでに食べたもので特に好みのものを次々頼み、
途中で「よく食べるねぇ~3人前くらい食べてんじゃないの?(笑)」と言われたので、
「おいしいのでどんどん食べちゃうんですよ~」と返しておきましたが、
あれも食べたいこれも食べたい言っているともう1セット食べてしまいそうだったのは内緒にしておきました。

【たまご巻】
最後に「おいしいよっ」と勧められたのがこのたまご。
甘く冷やされていて、食後のデザートのような味でした。

【手巻き寿司】
「今日は海苔が良いから」とぼそっと言ったあと、
少し前に呼んでいた代行が来てバタバタと会計や帰る準備をしている中で、
ささっと握ってくれた山芋の手巻き寿司。
上から下までピシッとカッコよく巻かれた寿司はまるで花束のような見た目で、
渡す仕草もそれを意識したような風で少しカッコつけたあとに「どうぞ」と手渡しされました。

(ノリがいいのはアンタやないかーーーーい!)と心の中では突っ込んでいたのですが、
前振りが小さかったので「海苔」と「ノリ」をかけているのではないかという判断に自信が持てず、
口に出すか悩みに悩んで結局胸の奥にしまいました。
ツッコミ待ってたならごめんなさい(笑)

味は当然ここまできたら間違いないもの。
口の中がサッパリしていいシメになりました。


一番のポイント、他の寿司とは全く違うところは「柑橘」でしょう。
この柑橘の風味が魚の脂の臭みを消していて、
脂はのって旨みはあるのにスッキリしていて食べやすく、
後味が良いためにいくらでも食べれるようになっています。

今回は運悪く仕込の時期で切れているので、
みかんとレモンの合わせたものをかけて代用しているそうですが、
本来は「夏ミカン」を冷蔵庫で長期熟成し、
水分が抜けて実が小さくなり、中の果汁が濃厚になったものを絞っているそうです。
想像するだけでウマいのが分かるほどのものだけに味わえなかったことが残念^^;


でもなんで最初にこういうことをしたのですかと聞くと、
「魚の臭い苦手なんですよ(笑)」と一言。
ああ、なるほど・・・って寿司屋の大将がそれでいいんかいっ!と心の中でツッコミましたが、
魚の臭いが苦手な方にとってこれはうれしいでしょうね。

そしてウニとイクラ以外の全ての寿司がひと手間もふた手間もかけられていて、
全て驚かされるので次がでてくるのが楽しみでしかたない。

特別高級な素材ではないのでしょうが、
その細かな仕事で高級な店以上の感動を与えてくれました。

代行で帰るには少し街からは遠いですが、ぜひとも再訪したい店です。


※昼から夕方がメインの店とのことなので夜行くなら事前に予約しておいた方がよさそうです。

  • 驚愕のウニタコイクラ

  • 北条病院とローソンの間

  • ヒラメの昆布締め

  • 鮭とイクラ。親子寿司?

  • カンパチの昆布締め

  • ふぐ

  • 生エビ(頭側)

  • ミズイカ(子)

  • ミズイカ(親)

  • 久慈産のいくら

  • エゾバフンウニ

  • 中トロの炙り

  • マグロの漬け

  • 紅鮭と新玉ねぎカルパッチョ風の握り

  • エビ

  • アナゴ

  • エンガワの昆布締め

  • ふわっふわのタコ

  • タマゴ

  • ズワイ蟹の足(昼)

  • アナゴ

  • 目の前で泳いでいたフグ

  • 寿司弘巻き

  • メニュー(昼?)

  • カンパチとイカ

  • カンパチ包丁仕事

  • エビ(尻尾)

2012/03/06 更新

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