海に最も近く、コスパ最強の温泉旅館です。 : 愉海亭みやじま

　この日は今年最後の三連休でしたが、連休に入る直前に、コロナ新規感染者急増したことを受け、日本医師会がＧＯＴＯ事業の見直しに強く言及したことによって、政府が突如、ＧＯＴＯ事業の見直しを発表しました。それに伴い、この三連休に、どれだけの人が旅行などへ出かけるかが注目される最中に行ってきました。
　自家用車で向かいましたが、道中、旅館が立ち並ぶ道を通ると、県外ナンバーの車がたくさん駐車されており、ＧＯＴＯキャンペーンで、たくさんの観光客が訪れているみたいでした。（コロナウィルスがなければ、これだけ多くの観光客が宿泊にやってくるのは、とても良いことなんですがね）
　車を旅館の車寄せに着けると、従業員からすぐ近くのスペースに駐車して良いと言われ、離れた駐車場まで車を移動しなくてよいので助かりました。
　生憎、この日は午後から曇りのち雨の天候で、夕陽を眺めることは不可能な状態でした。
　ここ、愉海亭みやじまの最大のセールスポイントである、海に最も近い場所に面していることから、天候が良い日には、旅館内は勿論、屋上の展望露天風呂から真っ赤な夕陽を眺められることができるのですが、悪天候の日だとそれが叶わず、湯野浜温泉で過ごす楽しみが半減してしまいます。日が長い、春や夏以外に夕陽を眺めることは難しいのかもしれません。
　旅館のコロナ感染対策は十分で、検温こそ求められませんでしたが、入り口、エレベーター前、温泉入り口前などの共用スペースには必ず消毒液が配備されていました。（勿論、客室内にも配備されています）
　客室は、展望露天風呂がある最上階の角部屋でありました。生花も活けてありました。それほど広い部屋ではありませんでしたが、和室８畳のバストイレ、口縁付き、しかも、客室内の内湯には温泉の源泉が引かれているようで、コロナ禍で温泉に入ることをためらう人は、わざわざ温泉浴場へ行かなくても、客室内の風呂で温泉が楽しめます。
　夕方１６：３０を過ぎた頃でしたが、館内放送で、「１階レストランにて、ドリンクと玉こんにゃくのサービスを行いますので、どうぞご利用下さい」とのアナウンスを聞き、１階のレストランへ向かいました。
　どうやら一番乗りのようで、オレンジジュースと玉こんにゃくを受け取り、窓際の席へ座りました。飲み物は、ジュース以外にも、赤ワインや甘酒もあるみたいでした。
　天候の良い日だと、ここからも夕陽を楽しめそうでした。
　夕食は小宴会場を指定され、会場に入ると、先付けや鍋物等が予めセットされていました。食事を始めると、お造りや洋食の一品料理、サザエの焼き物、蟹の味噌汁、デザートの順で配膳されました。
　その合間に、オプションで注文したわっぱ煮を板前さんが火で熱した石を持ってきて、実演料理をしてくれました。
　高いプランではありませんでしたが、山形牛のすき焼きや蟹の釜めし、蟹みそ汁、サザエの焼き物などが出てきて、コスパがかなり高いと思いました。どの料理ももおいしかったです。
　わっぱ煮は、板前さんが調理を始める前に、「わっぱとはこの桶のことを言います。順次食材をこの桶に入れていき、熱した石を投じていきます」と説明し、石が桶に入ると、「ジュー！」とした音を立て、食材が煮え上がっていきました。野菜やえのきだけの他、ズワイガニや白身魚が多数入り、大きなどんぶりに配膳されました。別名、漁師料理とも呼ぶそうです。よく煮えていて、ダシも強く、とてもおいしかったです。
　みやじまには、温泉が３か所あり、展望露天風呂、大浴場、地下浴場とがあります。その際、自分が履くスリッパにマジックで部屋№を書いていくように指示がありました。
　まず、展望露天風呂は、思った以上に温度管理が十分になされていることもあり、それほど寒い思いをせずに済みましたが、秋冬は日本海から吹きつける風が強く、ヒートショックの観点からは、入浴をお勧めできません。日が落ちてから入ると、真っ暗で、波の音だけがクリアに聞こえて不気味でした。
　次に、地下浴場及びは広くはないのですが、温まりの良いお湯でした。
　最後に、展望風呂も温まりの良いお湯でしたが、如何せん脱衣所が狭いため、混雑時は三密になりそうでした。
　高級旅館ではないかもしれませんが、料理がおいしく、海に近く、リーズナブルな料金で海沿いの温泉旅館を楽しむことができるコスパ最強な旅館ですので、多くの人にお勧めできます。

2回目
　9月のシルバーウィークに2回目の訪問をしました。
　連休中ともあって、満室御礼の状態でした。この日は晴天が続き、旅館が売りとする、展望露天風呂からの夕陽を眺めることができそうでした。
　夕食前に、管内にある温泉巡りをしました。まずは、展望露天風呂からです。流石に夏を過ぎてしまったので、パンフレットに載っているような真っ赤な夕陽（パンフレットの者は、6，7月の位か？）には程遠いものでしたが、落ちていく夕日を眺めながら、露天風呂を楽しめました。個々の温泉は源泉かけ流しであり、大浴場の温泉に入ると、体が良く温まりました。
　夕食は、個室会場でした。程よいタイミングで料理が運ばれて、しょっつる鍋やのどぐろの塩焼きなどが出てきて、前回よりも圧倒的にグレードが高い料理でした。
まさか、高級魚ののどぐろが出てくるとは驚きました！
しょっつる鍋を始めて食べましたが、生臭いという印象はなく、鍋の汁が絶妙で、食べやすいしょっつる鍋となっていました。のどぐろは、脂がのっていて、とてもおいしかったです。
穴子のひつまぶしも、寿司屋のものと良い勝負でした。
とても満足のいくものでした。

　9月のシルバーウィークに2回目の訪問をしました。
　連休中ともあって、満室御礼の状態でした。この日は晴天が続き、旅館が売りとする、展望露天風呂からの夕陽を眺めることができそうでした。
　夕食前に、管内にある温泉巡りをしました。まずは、展望露天風呂からです。流石に夏を過ぎてしまったので、パンフレットに載っているような真っ赤な夕陽（パンフレットの者は、6，7月の位か？）には程遠いものでしたが、落ちていく夕日を眺めながら、露天風呂を楽しめました。個々の温泉は源泉かけ流しであり、大浴場の温泉に入ると、体が良く温まりました。
　夕食は、個室会場でした。程よいタイミングで料理が運ばれて、しょっつる鍋やのどぐろの塩焼きなどが出てきて、前回よりも圧倒的にグレードが高い料理でした。
まさか、高級魚ののどぐろが出てくるとは驚きました！
しょっつる鍋を始めて食べましたが、生臭いという印象はなく、鍋の汁が絶妙で、食べやすいしょっつる鍋となっていました。のどぐろは、脂がのっていて、とてもおいしかったです。
穴子のひつまぶしも、寿司屋のものと良い勝負でした。
とても満足のいくものでした。