「味ぽん for TKG」誕生。ミツカンが提案する新たな卵かけご飯の楽しみ方

2025/02/17

TABI LABO編集部

卵かけご飯（TKG）の味わいを一層引き立てるため、ミツカンが日本たまごかけごはん研究所と共同開発した新商品「味ぽん for TKG」が登場した。

2025年2月17日からスーパーマーケット「マルエツ」で先行販売される。

開発の背景—試食イベントでの高評価

本商品の開発のきっかけとなったのは、2024年に開催された「卵フェスin池袋2024」での試食イベントである。来場者の90%以上が「TKGとの相性が良い」と高評価を付けたことが、製品化の決め手となった。この反響を受け、ミツカンは既存の「味ぽん」をベースに、TKG専用の味わいへと改良を加えることを決定した。

さらに、SNS上では「TKG専用の味ぽんが欲しい」「ポン酢と卵の組み合わせが好き」といった声が多く寄せられた。こうした消費者のニーズを受け、ミツカンは「味ぽん for TKG」を開発し、市場投入に至った。

「味ぽん for TKG」の特徴

本製品は、従来の「味ぽん」に鯛だしを加えることで、TKGとの相性を最適化している。鯛の旨味が加わることで、卵とご飯の甘みがより引き立つ構成となっている。また、柑橘の爽やかな酸味が加わることで、味のバランスが取れた仕上がりになった。

通常の醤油やポン酢と比較して、酢の酸味が控えめであるため、朝食にも食べやすい設計となっている。これにより、TKGの味わいを深めるだけでなく、朝の食事をより軽やかに楽しむことができる。

市場動向と他社製品との比較

近年、TKG向けの調味料市場は拡大傾向にある。例えば、キッコーマンの「卵かけご飯専用しょうゆ」や、ヤマサの「卵かけご飯専用だし醤油」など、各社がこの分野に注目している。ミツカンの「味ぽん for TKG」は、これらの製品と一線を画し、ポン酢ベースという独自のアプローチを採用している点が特徴的である。

また、日本国内では「TKG専門店」の登場も増えており、卵の品質や調味料の組み合わせにこだわる動きが見られる。ミツカンの「味ぽん for TKG」は、こうした**「TKGの食文化の深化」に対応した商品として、今後の市場拡大に貢献する可能性が高い。